令和7年10月18日に開催された第23回新座市長とタウンミーティングでの報告・意見

令和7年10月18日（土曜日）に、栗原公民館で開催された新座市長とのタウンミーティングで、市民の皆さんから頂いたご意見やご提言の一部を紹介します。

懇談の概要

意見

障がいのある人が、自分たちに必要な情報を一括してわかるような案内がほしい。現状、インターネットで調べたり、人づてに聞いたりした個別の情報を頼りにせざるを得ない。障がい種別に応じて、どこにどんな施設や団体があるか、福祉制度の一覧がまとめて載っている紙を、市役所か社会福祉協議会に用意してほしい。

回答

障がいのある人に向けて制度や必要な情報をまとめた「障がい者福祉の手引き」はあるが分厚く、参照するのが難しいという現状について理解した。一目で制度や施設が参照しやすいものを作ることについて、また、一括してサービスをご案内できる環境を整えていけるよう、現在の制度を確認するとともに、今後について検討していきたい。

意見

新座駅周辺の開発に比べ、南部地域（栗原・野寺・池田・片山地域）の行政サービスが充実していないように感じる。自分たちの払った税金が自分たちの住む地域に還元されているという実感がほしい。財源を地域差なくバランスよく使ってほしい。具体的なサービスとして、にいバスの経路の拡大、図書館の建設、三角公園等の整備等を通じて南部地域の充実をお願いしたい。南部地域は住民が多いエリアである。

回答

栗原地域などは、市制施行時に人口が急増した地域であり、今でも増えている。当時は、区画整理や都市整備の考え方が十分でなかったため、ここで、道路等のインフラや、福祉、医療サービスを充実させていく必要があると感じている。立地適正化計画や公共施設再配置計画を策定しているが、公民館や集会所など既存の公共施設を拠点としながら機能を集約したコンパクトなまちづくりの視点も重要である。また、南部地域では保谷志木線、保谷朝霞線などの都市計画道路の整備も進めており、周辺の様相も変わっていく。この道路整備に絡めた公共施設再配置の検討のほか、道場二丁目の区画整理や12号線の延伸に伴うまちづくり、スマートICの設置などの検討や保谷朝霞線の整備など、南部地域でのまちづくりも色々と進められている。市民の皆様が利便性を享受できるような環境にしていきたいと思っているのでご安心いただきたい。

意見

市で行っているがん検診について。乳がん検診はあるのに、数年前から前立腺がんの検診の補助がなくなってしまった。男性の死亡原因のがん1位が前立腺がんであるという報告も見た。ぜひ検診の復活をお願いしたい。西東京市では喉頭がんの検診もある。

回答

市のがん検診については、厚生労働省の指針に基づいて、2年に一度（年１回の検診もあり）としている。無償ではなく、多少の負担を頂くという方向も含め、課題として捉えたい。

意見

野火止八丁目の生産緑地の開発についての意見である。相続に伴い、生産緑地となっていた土地が売りに出され、スーパーマーケットと駐車場になると聞いている。この周辺は入り組んだ道のため、現在すでに交通の問題が生じている。ここにスーパーマーケットが建つと交通が更に混乱することが予想される。市へ相談してみても、警察と住民で話し合ってルール作りをしたらどうかという回答であった。
また、生産緑地というものが形骸的にならないよう、駐車場などではなく、質の高い緑地を求めるが、これについては法律内では業者次第とのことである。2点とも、行政が責任をもって積極的に介入し、市民にとってよりよい環境づくりを目指していくことが望ましいと考える。現在、（立地適正化）計画を策定中であると聞いたが、市の介入を含め、その計画に当該用地の開発を位置付けることができないか。

回答

交通安全対策について、開発前提の話になってしまうが、開発時に周辺の安全対策も入ってくる。計画を見てからの検討となることをご了承いただきたい。道路拡幅等により安全な環境となるよう対応していきたい。
また、大規模開発にのっとった緑地面積が法令で規定されているので、十分に確保されているか市としてしっかりとチェックしていく。法に逸脱していれば市としてしっかりと指導等対応できるが、そうでなければなかなか介入は難しいことを御理解いただきたい。
計画への介入の手法の位置付けについて、私有財産への公的介入は難しいものと考える。

意見

防災無線が豪雨時には聞き取りにくいことがあり、有償配布でも構わないので防災ラジオを再度配布してほしい。また、情報弱者への配慮も検討してほしい。

回答

御意見のとおり、豪雨などにより防災無線が聞き取りにくいことがある。以前の防災ラジオはSNSや市ホームページで確認出来るようになったことを背景に廃止となった。すぐには実現が難しいが、有償でもよいという御意見を踏まえつつ、今後検討していく。

意見

　コミュニティバスについて、税務署などの関係で近隣4市へ赴くことが多い。そのため、4市で相互に運行する循環バスを整備してほしい。

回答

　4市で運営していくというのは新しい考え方である。人員不足等により運営会社が名乗り出ないのではないかという懸念はあるが、検討したい。

意見

市役所第二庁舎のコンビニ前のスペースにお昼前後に行くと、お弁当を職員が食べていて、市民が座るところがない。壁際の長机も、展示期間中はその資料を置いてしまって使用できないこともある。職員がお昼を食べるなとは言わないが、もう少しバスを待つために来た高齢者等の必要な人が座れるような配置にしてほしい。具体的には、長机を増やすと同じテーブルを共有するときに気まずくならず、空席がなくなるかと思う。

回答

地下一階に職員用の飲食スペースはあり多くの職員はそちらに行っていると思うが、足りていない場合に御指摘の場所で食べていると考えられる。第二庁舎横のオープンテラスなども活用出来ればと思う。配置について、今すぐには出来ないが、時間を頂いて対応したい。