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平成25年度第2回新座市青少年問題協議会

ページID:0023531 更新日:2013年11月1日更新 印刷ページ表示

開催日時

平成25年11月1日(金曜日)
午後2時から
午後4時5分まで

開催場所

新座市役所本庁舎2階 全員協議会室(東・西)

出席委員

須田健治会長・関根由美子副会長・浅野寛子委員・佐藤重忠委員・芦野修委員・木村俊彦委員・金子廣志委員・深澤一博委員・小松敏彦委員・寺島宏則委員・小泉隆行委員・広瀬正幸委員・斉藤宗夫委員・山本志づ子委員・前川美樹委員・牛山孝儀委員・山口六男委員・鈴木松江委員・須田邦彦委員 計19名

事務局職員

教育総務部 小山忠彦部長
生涯学習スポーツ課 池田秋義課長・谷口龍一副課長・富樫浩一主査・中森千明主任・藤田智美主事・古田土惠莉主事

会議内容

別紙のとおり

会議資料

  • 次第資料
  • 意見具申(案)
  • 名簿

公開・非公開の別

公開
(傍聴者 0人)

その他の必要事項

欠席委員

長谷川栄委員  1名

審議の内容(審議経過、結論等)

1 開会

(司会:古田土主事)午後2時開会

2 挨拶 

会長 須田健治
新座警察署生活安全課長 小泉隆行 氏

事務局から、人事異動や団体の役員改選に伴い、一部の委員の方に変更が生じているため紹介を行う。

  • 学校警察連絡協議会が、立教新座中学校・高等学校長 渡辺憲司氏から交代され、西武台高等学校長 深澤一博氏が就任された。
  • 新座警察署生活安全課長 鈴木真一氏が異動となり、小泉隆行氏が就任された。
    任期については、新座市青少年問題協議会条例第4条に基づき、前任者の残任期間となっていることから、平成26年3月31日までである。

3 議題

(進行:須田会長)

(1)「青少年を取り巻く犯罪から守るための方策について」意見具申(案)について

会長 :前回会議までの委員の皆様の意見を踏まえ、事務局で意見具申(案)を作成した。事務局から説明をお願いする。

事務局:次第資料のとおり、これまでの会議で「青少年を取り巻く犯罪から守る」というテーマが決定し、3つの方策案を作った。頂いた意見も一部抜粋して載せた。

事務局:意見具申(案)の「はじめに」、「1今日の青少年をめぐる現状と課題」について説明。

会長:ベースとなる現状を分析させていただいた。日本の子どもたちは、自分に誇りを持つことや社会に必要とされているという認識が低いという背景がある。もっと自分の存在を肯定して生きてほしい。
このような現状を踏まえ、新座市としてどのような提言をしていくのか、事務局から説明をお願いする。

事務局:意見具申(案)の(1)、(2)、(3)について説明。

会長:(1)は、中学生社会活動の日を設け、意識付けを行うというもの、そして地域とのふれあいのために、防災訓練を活用してもらうというものである。
(2)は、インターネットの使い方について学ぶことが急務であることから、講習会を開催するというものである。
(3)は、強調月間に合わせて講演会を行い、意識を高めてもらうというものである。
こういうものを盛り込んだらどうか、ここが分かりにくいなど意見があればいただきたい。

委員 :「1 今日の青少年をめぐる状況と課題」の終わりの3行「青少年から大人まで共に知識を養うことにより、社会が一体となって犯罪を起こさせないよう取り組むことを目指し」のところが大切であると思う。子どもから大人までを対象としている。
この具申案は、子どもに向けての提言が多いように感じる。
地域を巻き込んで、イベントに子どもが参加するのも良いと思う。しかし、クリーンキャンペーンなどは主催者がそれぞれ違うため、同じ日にまとめるのは各団体のやり方というものが確立されている関係で難しいと思う。
(3)は、前回会議では教員や教育委員会を対象としたものであったので、ズレがあるのではないか。事務局 青少年に限らず大人も巻き込んで事業を実施するという考えから、対象を広げた方が良いということでこちらの案とした。

会長:保護者や児童を対象とするだけでなく、教員も入れていく。
新座市は県内で一番ボランティア団体が多い。意識を高めるために統一した日にしたが、クリーンキャンペーンなどの活動は、各学校で定着しているし、参加人数も増えているので、あえて統一して行う必要はないのではないかと私も思う。
市内には現在8箇所の防災拠点があり、救出器材等を置く倉庫を設置している。各拠点で昨年から防災訓練も行っている。
ほかに御意見はどうか。

委員:前回会議までの意見を盛り込んだ意見具申(案)を作ってもらったと思うが、各地区でやっているものは地域の実情があるため、まとめるのは難しいと思う。
各地域でどのようなことをやっているのかもう少し丁寧に見てもらった方が良い。学校全体で取り組むのは余裕がないためとても難しい。
防災訓練は生徒がたくさん来てもできないと思う。
規模を大きくしないで、生徒が細かく地域に分かれて携われるスタイルが良いと思う。
保険やコーディネートなど、ここに入っていけるシステムを作ってほしい。
部活を休んで地域の活動に出ても良いと学校が認可したりすることも必要である。いきなりあれやれこれやれと言っても現場の負担が大きくて難しいと思う。

会長:どのような経験・体験が犯罪をしない子どもになるのかということである。クリーンキャンペーンだけで手一杯という学校もあると思う。
子ども自身が強くなっていく必要がある。
そのために必要な経験は何か。家庭と地域の協力が必要である。地域がやっているものの中で、どういうものがやりやすいのか御指摘のとおり検討が必要だと思う。

委員:地域に貢献する活動に参加することはとても良いことだと思うが、そういう活動は学校が用意しているので、準備が必要だと思った。

会長:学校ではAED講習をやっているのか。

委員:教員はやっているが、生徒向けにはやっていない。

委員:この夏ジュニアリーダーでAED講習を行った。小学生もいたので、簡単な内容になったが、10名以上の中学生グループならAED講習は受講可能だそうである。

会長:中学生が、例えば200名その防災訓練に来たとしても班分けをして各拠点に分かれて参加してもらえれば、参加人数が多いため不可ということはないと思う。

委員:社会が一体となって子どもを育てようということだと感じた。諸団体も含めて子どもたちを守ることが必要である。⑴はその点が薄い。(3)に唯一入っている程度である。青少年市民会議のような人たちがもう少し何かできないかと提言する必要があると思う。
そういう市内のいろいろな団体を巻き込んで、コンビニに深夜青少年が溜まっているというような状況に対応していく必要がある。
ボランティアをするというのも良いと思う。しかしボランティア手帳を作る必要性が分からない。
クリーンキャンペーンなどは、参加したくても他の行事があって参加できない子もいる。やりたくてもやれない子がいると思うので、手帳はどうかと思った。

委員:世界的に見て今の日本の子どもたちは自尊感情が低い。また、自分に自信や誇りが持てず、社会の一員であるという意識も薄い。
ボランティア活動は、きっかけとして大人が作っていく必要があるが、最後は自分で取り組んでいくことになる。活動が積み重なっていくと誇りや自信が持てると思う。ボランティア手帳は、それを形にして蓄積していくことができるのではないかと思い、提言した。
第六中学校や第四中学校は、生徒手帳に「ボランティア」の欄があり、自分で記録できるようになっている。クリーンキャンペーン以外でも自分でボランティア活動をして、手帳に記録できるので、励みになるのではないかと思う。

委員:第六中学校は、ボランティア活動をはじめ、様々な活動を通して貢献した生徒に校長の顔をモチーフにした校長賞シ
ールを渡している。

会長:職員採用面接でもボランティア活動が評価につながると言われているようである。私であれば他に何もできないくらい部活動を一生懸命やったという子の方が良いと思う。
できる人が・できることを・できる時に・できる範囲でやることが大切である。
良心に従ってやってほしいものである。社会的に売りだからという邪な考えでやらないでほしい。
観光関係で手伝ってくれた学生ボランティアも単位がもらえるから来たという学生が多かったのも事実である。
ボランティアの経験を通して、社会貢献をするという意識につながることが良い

委員:東日本大震災後、第二中学校の卒業生がいち早く志木駅前で募金活動をしていた。このような子どもたちを育てるにはどうすれば良いか。

会長:クリーンキャンペーンのように、きっかけを与える機会を設けることも必要だと思う。

委員:小学生だと単独では活動できない。何かの機会に参加できるのは良いと思う。その機会にいろいろな情報を与えてられることが大切だと思う。

委員:ボランティア手帳もきっかけとなれば良いと思う。
内申書を意識した中学生もいる。中学3年生は夏のクリーンキャンペーンに参加すれば内申書に間に合うため、参加するという子もいる。
職場体験もとても良いと思う。中学生は地域の人との付き合いがなかなかない。職場体験は社会参加するきっかけとなる。

委員:中学生の職場体験は全国的に行われている。長いところでは5日間、新座市では事前訪問も含めて4日間実施している。無償で働くのでボランティアになっていると思う。

委員:県の社会福祉協議会でボランティア体験を行っているが、中学生は参加しているか。

委員:機会があればチラシ等を配布しており、何人か参加している。

委員:最近の中学生は集中力が欠けている。授業中寝ている生徒もいる。わからないまま授業が進んでいくから余計に分からなくなる。
好きなことをやると集中力がついてくる。ものづくりをするのも良いと思う。たむろしている話も出ていたが、そういうのを止めさせるにはどうしたら良いか。

委員:保護司でも講演会をやったりしているが、参加者がなかなか集まらず、呼びかけが大変な状況である。大講演会という形よりは、ミニ講演会程度で出前講座のような形でやってはどうかと思う。
ミニ集会を重ねていけば、犯罪抑止力になるのではと思う。
ボランティア活動も草の根運動としてやっていくと良いのではと思う。

会長:今日の新聞だったか、小学校に中学生が行って、6年生に中学校の説明をするという記事があった。

委員:第三中学校の生徒が合唱祭の後に第四小学校を訪問して、合唱を披露したりしている。中学生が小学生に教える際に、小学生は中学生をすごいなと思う機会になる。
第六中学校と石神小学校でもやって行こうかと思っている。

委員:第三中学校のサマースクールは良かったと聞いている。

委員:朝霞地区では、保護観察になる子は減っている。一時期は200名を超えていたが、今は定員割れの状況である。数年前、私は一人で14名受け持っていた。保護観察になる子が減っていることもあり、新座市は安心かなと思っている。新座警察も頑張ってくれていると思う。

委員:県内・全国共に犯罪の数は減っている。平成15年・16年がピークであった。近年、新座・朝霞地区では、集団の事件はほとんどない。

委員:子どもの自尊感情を育てるのに職場体験は良いと思う。子どもたちにも評判が良い。ボランティアに位置付けても良いと思う。
社会福祉協議会でやっているものにも積極的に参加できると良い。
インターネット絡みで悪い大人とかかわるケースが増えている。児童相談所でも扱うケースが多い。集団よりも家にこもって悪いことをするように変わってきている。
子ども安全見守り講座は、聞いてさえもらえれば役に立つと思う。どうしたら聞いてもらえるか。

会長:先日、三鷹で出会い系サイトで知り合って、交際を断られたために殺害したという事件があった。極端な行動をとってしまう大変な社会になった。
市内には中学生が4,000名いる。少しでも手立てを考え、この子たちを立派に育てたい。

委員:(2)はとても大事だと思う。新座市のフィルタリング率は、県と比べてとても低い。それなのに携帯電話の所持率は県よりも高い状況であり、非常に危ない。
保護者会でも話しているが、契約するのは保護者であり、保護者がリスクも含めて責任を持ってほしい。携帯電話を学校に持ってこないよう伝えている。

委員:(2)の講習会が土曜日授業や学校公開日に限定されると実施が難しい。

委員:公民館講座で実施し、保護者に呼び掛けたりするのはどうか。

委員:もちろん良いと思う。

委員:実施方法を考えなければならない。

委員:インターネットの使い方よりも人格を否定する大人が多い。青少年問題協議会は、非行・犯罪抑止を目指すが、目に見えるものはまだ良いと思う。目に見えない引きこもりや不登校の問題も盛り込んでもらいたい。

委員:LINEをきっかけに不登校になった子を知っている。リアルな友人関係が成立していないのが原因である。連帯感、友人関係を築くきっかけとしてボランティアが使われたらと思う。

会長:何事も良い面と悪い面とあるが、最終的には自分である。社会性をいろいろな訓練の中で見つけて行くことが理想だと思うが、不得手な子が不登校になったりすることもあると思う。
少しでも良い方策をと思う。

委員:LINE、Facebookなどいろいろあるが、子どもは知っていても大人がついていけていない。大人がメリット・デメリットを理解していないと指導できないので、呼びかけが大切だと思う。

委員:インターネットの利用方法を改めて知ってもらう方策は受け身かなと思う。中学生がまずインターネットの正しい利用について学び、それを小学生に教え、オープン講座という形で保護者にも見てもらうというのはどうか。

会長:余計な知恵をつけてしまうという心配があるのではないか。

委員:直接効果のあるインターネットに特化してしまっても良いのではないかと思う。
青少年問題協議会としては、直接インターネット犯罪の予防ができるような内容で良いのではないか。
できるだけ多くの人を、特に保護者を巻き込んで実施する方が良いと思う。
ネームバリューのある人を呼んだりして、いかに保護者が参加できる環境づくりができるかだと思う。

委員:私学校長連で携帯電話を持たせるのをやめさせようかという話が出ている。時代に逆行しているが、かなり悪い状況である。
公立ではあまりそのような話は聞かないが、LINEやFacebookの問題がかなり大きい。学校で講師を呼んで数回講習も実施している。
ボランティア活動よりもこちらを推した方が良い。

会長:次回会議で最終的に決定したい。

副会長:先日サイバー犯罪の研修に行ってきた。本当に大変な状況であることがわかった。
子どもの裸の写真が撮られてこんな被害があった等、リアルな話であった。
県警からも保護者に対し、その怖さをどんどん発信してもらえたらと思う。
いじめ非行防止の研修で聞いた家庭裁判所の調査官OBのお話を少しさせていただく。大人の一言が子どもを非行少年にしてしまうというお話である。
その少年が小学生の時に集金袋がなくなった。そしてお前が盗ったんだろうと先生たちに疑われ、その少年はどうせ俺なんてという気持ちになったそうである。その話を聞いた調査官OBは、大人としてお前に謝ると言って、少年に謝ったところ、その少年は涙したそうである。

会長:次回会議が最終となるので、よろしくお願いする。

(2)その他

(事務局説明)

次回会議日程について

次回会議の日程が決定次第、通知を送付させていただく。
次回会議で意見具申案を完成いただくこととなる。御協力をお願いしたい。

青少年健全育成啓発ちらし展について

本日11月1日(金曜日)から29日(金曜日)まで市役所市民ギャラリー2(2階渡り廊下)において、新座市青少年市民会議「青少年健全育成啓発ちらし展」として新座総合技術高等学校デザイン専攻科生徒の皆さんの作品を展示しているので、御覧いただきたい。

5 閉  会

(関根副会長)午後4時5分閉会

新座市青少年問題協議会