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平成26年度第1回新座市青少年問題協議会(平成26年6月30日開催)

ページID:0036209 更新日:2015年7月1日更新 印刷ページ表示

開催日時

平成26年6月30日(月曜日)
午後2時から3時50分まで

開催場所

新座市役所本庁舎2階 第3・4委員会室

出席委員

関根由美子会長・山口六男副会長・野中弥生委員・工藤薫委員・金子廣志委員・

森田和憲委員・小泉隆行委員・広瀬正幸委員・長谷川栄委員・石井さなえ委員・

牛山孝儀委員・鈴木松江委員・須田邦彦委員

事務局職員

教育総務部  小山忠彦部長

生涯学習スポーツ課 谷口龍一副課長・富樫浩一主査・天倉美希主事

会議内容

1 開 会

2 挨 拶

3 議 題

⑴ 会長・副会長の選出について

⑵ 意見具申テーマについて

⑶ 今後のスケジュールについて

⑷ その他

4 閉 会

会議内容

1 次第資料

2 具申テーマ(案)

公開・非公開の別

公開
(傍聴者0人)

その他の必要事項

欠席委員 

浅野寛子委員・高邑朋矢委員・深澤一博委員・松原敬之委員・斉藤宗夫委員・清水洋子委員

審議の内容(審議経過、結論等)

1 開  会(司会:事務局)

 2 挨  拶(前副会長 関根由美子氏、新座警察署生活安全課長 小泉隆行氏)

 ・ 事務局から、会長の変更について、次のとおり説明を行う。

 (説明) 平成25年度に、「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備

       に関する法律」が公布されたことに伴い、地方青少年問題協議会法の改正により、地方青少年問題協議会

     の会長及び委員用件が廃止となった。これに伴い、新座市青少年問題協議会条例の会長要件を定めた第

     3条第2項を廃止するとともに、会長を委員の互選により選出するものとして、同条第1項及び第3項を本年

     3月議会において、改正した。

       この改正を踏まえ、今年度から市長は委員構成に含めないこととなった。

       なお、会議の内容は従来どおりであり、当会で協議し、市長に答申することとなる。

   ・ 委嘱状各委員への机上交付

 ・ 委員紹介

3 議  題

 ⑴ 会長・副会長の選出について

   会長不在のため、事務局にて進行を行う。

   委員から意見が出されなかったため、事務局案により協議し、全員一致で次のとおり決定した。

    会長:関根由美子委員(新座市青少年育成推進員会代表)

    副会長:山口六男委員(朝霞地区保護司会新座支部会長)

     なお、以降の進行については関根会長が行う。

   ⑵ 意見具申テーマについて

表1

発言者

内容

会長

 これまでは、最初に事務局から案を出していたが、新体制になって初めての会議なので、それぞれが青少年について普段から考えていることを教えてほしい。

 初めに、普段から中学生と関わっている森田委員から順番に、青少年を取り巻く現状も含めて意見をお願いしたい。

委員

 市内中学校全体の様子を見ると、一時期よりも落ち着いているように思えるが、一方で細かい部分に目を向けると、これまでと変わらず、ちょっとした規範の逸脱が見受けられる。

 また、いじめについては、社会的に見ても大きな問題となっていることもあり、法律に則って各学校で基本方針を立てて問題解決に取り組んでいるところである。市内では、毎月いじめの調査を行っている。深刻な状態まで至っているものはそれほどないように思うが、人間関係のトラブルは日常的に起こっており、生徒からの訴えや教師の観察により把握し、対応をしているところである。また、発達上の課題がある生徒もおり、集団に適応できず、トラブルに発展するケースもある。

 それから、ネットのトラブルについては、最近は見えづらくなってきており、中学校だけでなく小学校でも起きているようだが、表沙汰にならず、なかなか把握しづらくなっているのが現状である。

 それから、交通道徳の問題と言えるが、児童・生徒が加害者になる事故が数件起きており、自転車による事故が多い。

委員

 森田委員が発言したことが、主な青少年の現状としてあげられると思う。

 特にL I N Eなどのネット関係のトラブルについてはP T Aの研修会でも話題になり、今の時代、携帯電話を使わないことはなかなか難しいので、教師や保護者が勉強し、正しい使用方法を子どもに教えなくてはいけないということだった。

 携帯電話を持たせなくても、パソコンで同じようなことができるので、注意して見るようにしているが、なかなか見えない部分もあるため、それが怖いと思う。

委員

 自転車のマナーについては、小学校で交通安全教室をしているかと思うが、なかなか身についていないのが現状かと思う。

 また、正しいネット、S N Sの使い方については、まず大人が学んで子どもに教えていかなくてはならないと思う。

 私は知らない子どもでも声をかけるようにしているが、地域で声を掛け合いながら、家庭だけでは育てられない部分を地域の力で育てていけたらと思う。

委員

 携帯電話のことについて意見が出されていたが、今は学校からの連絡も携帯電話やL I N Eで行っているようであるが、どうか。私の孫は携帯電話を持たせないようにしていたが、部活の連絡もL I N Eで行うようで、携帯電話を持たないわけにはいかなくなったそうだ。

 また、クラスの連絡網についてであるが、個人情報保護の関係から、現在はクラス全員の連絡先でなく、自分が連絡する人だけの連絡先しか書かれていないということを聞いたが、現状を知りたい。個人情報は大事だが、クラスにどんな子がいるのかを把握できないのは困る。運動会でも写真を撮ってはいけないこととしている学校があると何かで聞いたこともある。

 子どもたちを地域で守っていくことが大切なので、できる範囲で情報の共有をしたいと思っており、以上のようなことの現状について知りたい。

委員

 新しいメディアに対する防御策が、ほとんど取られていない。携帯電話に代わってスマートフォンが普及してきているが、携帯電話では見られなかった動画なども、規制なしに見ることができてしまう。そこで必要になってくるのが、自分を制する力であり、その力をどこでどう育てるかがこれからの大きな課題だと思う。今は、自分に自信がない、誇りが持てない、志が持てない、という状況の子どもが多く、それが自分を制する力を弱めているのではないかと思う。

委員

 児童相談所では、虐待の相談が増えており、家庭になんらかの問題があることが多い。

 ここ1年で目立つのが、中学生以上の子どもの親子関係の不調や、補導である。長年虐待を受けてきた子どもが中学生くらいになると、力も強くなり、自分自身で行動することができるようになる。それが、家出や家庭内暴力に繋がる。

 家出のきっかけは、先ほどから意見に出ているL I N Eであることも多い。L I N Eで外部の人とつながり、影響を受けて行動に出るようである。

委員

 私はコミュニティスクールで子どもに関わる機会が多いが、保護者に問題があることが見えてくることがある。そうなると、地域がどこまで関わってよいかという壁に当たるが、地域のお祭りや行事を通して関わっていくようにしている。

 自転車の二人乗りをしている子、遅くまで遊んでいる子などには声掛けをするようにしているが、そのような子はごく一部分であり、自分の状況や思いを表に出すことができない子も多いと思う。そういったことにどう対応していくか、皆さんの意見をもらえればありがたい。

委員

 中学生の自転車事故が多い。現在は小学生に対し自転車教室をしているが、今後は中学生を対象にした教室の実施を検討していかなくてはならない。

 また、心の声掛け運動をしているが、あいさつが返ってこない。家庭でどう教育をしているのか疑問である。

 夜、公園で遊んでいる子は、中学生が多い。家庭では心配しないのか。そういうところも学校で教育してほしい。

 ただし、言えば言うほど反発する。

 小学生は1、2か月はまっすぐ歩いているが、そのうち広がって歩くようになる。夏休みの事故に注意してほしい。

委員

 先日、優しさや思いやりの気持ちは、大学生になると育てることができなくなるということを耳にした。家庭だけでなく、学校等が協力して、そういった気持ちを養っていかなくてはならないと思う。

 また、いじめに対する指導はされていると思うが、現実をみると、なかなかなくなっていない。どんなことがあってもくじけない、自分の命を守ることができる強い心をどうやったら養えるかを考えていかなくてはならない。

委員

 子どもの問題は、ほとんど親の問題になってしまうと思っている。いろいろな情報が入ってきても、個人情報保護法との兼ね合いから、なかなか行動に移すことができなくなってきており、歯がゆい。

 優しい子どもを育てるには、野菜や花を育てるなどの体験をさせたほうが良いと思う。体験を通して、自然とそのような心を身につけさせるのが良い。

 また、教育相談センターに通っている子については、皆元気に見えるが、なかなか復帰できない子が見受けられる。できるだけ早い段階での復帰を望んでいる。

副会長

 保護司としての立場から言わせていただく。少年犯罪は一時期多かったが、大分少なくなってきている。学校での教育方針によって変化してきている。

 スマートフォンについても本当は持たせたくないが、部活等の連絡がL I N Eで行われたりするので、仕方がなく持たせたりしている。

 どうしたら自立をして、良い悪いの判断ができるようになるのか、いろいろな友だちとの付合いも必要である。

 具申案については、脱法薬物や覚せい剤の問題、中学生が関心があるスマートフォンについて等、毎回同じようなことではあるが、その方針で行ければ良いと思う。

会長

 子どもが小さいうちは、必死に育てるが、中学生・高校生になると、母親がパートを始めたりして、子どもとの関わりが希薄になってしまう傾向があるようだ。中学生であっても、親が家にいないことは寂しいことであり、その寂しさが非行につながることもある。子どもの居場所づくりや、家庭の在り方について、今後協議すべき問題になると思う。

 また、日頃警察とともにパトロールをしているが、公共施設が子どものたまり場になっていることがある。子どもが数人集まって遅い時間までゲームをしており、大人が帰るよう声をかけても帰ろうとしない。学校や市、防犯協会等の協力も得ながら、そういったことへの対処方法を考えていければいいと思う。

 これまでの発言の中では、携帯電話、自転車についてのマナー等、様々な問題が出されたが、事務局からは何か案などはあるか。

事務局

 資料により、意見具申テーマ案についての説明を行う。

会長

 事務局案については、先ほど皆さんから出していただいた意見と多くの点で関連している。後ほど、これも含めてもう一度意見具申テーマについて意見をいただきたい。

 その前に、先ほど意見の中にあった、連絡網の現状について、教えてほしい。

委員

 子ども同士で、部活動のことについてL I N Eやインターネットを使ってやりとりをすることはあるかもしれないが、学校からの公式な連絡は、今でも連絡網を使って電話連絡をすることにしていると思う。

会長

 部活動についての連絡が入ることを理由に、携帯電話をやむを得ず持たせるということがあるようだが、これについてはどうか。

委員

 学校が、携帯電話を持つことを奨励するようなやり方はしていないと思う。

委員

 子どもたち同士でL I N Eで連絡を取り合うことは非常に増えている。ただ、そのようなネットワークを使って公の情報を流すことはしていない。

委員

 連絡網の作り方は、学校によって違う。個人情報についてかなり気を付けている学校は、先ほどの話にあったように、自分が連絡する人の番号だけを配布しているようだが、クラス全員分の連絡先を配布している学校もある。ただし、住所が入っているものは配布していない。

会長

 はじめに、保護者から連絡網についての意見をいただいてから作成するのか。

委員

 私の学校は、P T Aからの要望もあり、クラス全員の連絡網を配布している。どうしても連絡網に番号を掲載したくないという方がいれば、それも可能だと思う。

会長

 町内会はどうか。ある町内会は、町内会員全ての名前、住所、電話番号を把握していると聞いたことがある。

委員

 私の町内会では、平成23年度から、希望者にのみ名簿を配布しているが、名簿に掲載するのは苗字だけで、電話番号は掲載しないなど、人それぞれに希望がある。今では、全員の個人情報を把握している町内会は少ないのではないか。

会長

 警察では1件1件の家の情報を把握していたと思うが、今でもそうか。

委員

 今でもそうである。

委員

 私が加入している町内会も、名簿には名前と電話番号だけが記載されており、中には名前しか掲載していない人もいる。個人情報は大事だが、町内会では必要な場合もある。

委員

 人によっては町内会に入っていても、勝手に名簿に名前を載せてほしくないと言う人はいる。充分に気をつけなくてはならない。

会長

 昔は電話連絡が主な手段だったので子どもがどんな友だちと付き合っているか把握できたが、携帯電話が普及した今、それがなかなか難しい。子どもたちを守る意味でも、連絡網はクラス全体のものを作ったほうが良いかもしれない。

 それから、子どもたちの問題行動についてだが、自分の子どもが問題行動を起こすということを、親はどこまで把握しているのだろうか。学校では、子どものことについて親に報告をしているのか。それとも、親が相談に来るまで特に対応しないのか。

委員

 課題のある子どもの親は、子どもにあまり関心がないことが多い。問題行動を起こす子どもは割合的には多くないが、その分目立ってしまう。

会長

 他に、意見具申テーマも含め、意見はあるか。

委員

 意見具申テーマは、事務局案2つのうち1つに絞るということか。

事務局

 あくまでも案なので、一つの例として捉えていただければと思う。

会長

 参考に、子どもの放課後居場所づくり事業として実施しているココフレンドについて、事務局から概要を説明してほしい。

事務局

 ココフレンドについての説明を行う。

会長

 私も関わっているが、子どもの居場所づくりはとても大切であり、今後はぜひ全校で実施できたらと思っている。

 自転車のマナーについての話があったが、警察ではどの程度の取り締まりをしているのか。

委員

 自転車の取締りの担当課はないが、主に地域課が、無灯火や二人乗りをしている人に声をかけ、レッドカードを公布している。改めて、交通の担当課でチラシ配りをしている。

会長

 現在、自転車通学を許可されているのは第六中学校の一部の生徒だけか。

委員

 そうである。

会長

 これまで、マナーの点で問題が起こったことはあるか。

委員

 先生方も厳しく見てくださってはいるが、やはり並列走行など、改善されていない部分もある。小学校では、自転車教室があるが、中学校でも実施してもらえるとありがたい。

会長

 ぜひ、中学校でもやっていただきたい。

委員

 埼玉県のほうにも、そういった声が入ってくるそうである。今後検討されるのではないかと思う。

会長

 他に何かあるか。

委員

 意見具申テーマであれば、事務局案の「(1) 青少年の居場所づくりの充実について」が良い。子ども子育て支援制度が来年から始まるが、それに向けたアンケートの結果が出ている。その中では、小学生を持つ親から、放課後の居場所づくりに力を入れてほしいという意見が多かった。私は体を動かす活動をすることがとても良いと考えており、そのような活動を通して、優しさや思いやりを持つことができ、人を傷つけることもなくなるのではないかと思う。世田谷のプレイパークなど、先進例はたくさんあるので、参考にしたい。また、自己肯定感を養うことで、いじめに屈しない子どもを育てていきたいと思う。

会長

 私は世田谷のプレイパークに視察に行ったが、かなり高度な知識や技術が必要だと思う。確かに、新座市にも同じようなものができれば、とてもありがたい。

 広報を見ると、新座では子育て一つをとっても本当に多くのイベントが開催されているが、横のつながりがなく、まとまりがないように感じる。お互いにつながり合っていけば、もっと新座をP Rできるようになると思う。

委員

 先ほどココフレンドの説明があったが、実際どの程度の登録があるのか。

事務局

 登録人数が一番多い東野小学校で、350名ほどであり、一番少ない第四小学校で170名ほどである。また、アンケートで参加の頻度を調べたが、だいたい学期に1回とか1週間に1回程度利用している児童が多かった。それから日々の参加人数であるが、だいたい20~40名前後である。

 保護者会や懇談会の間だけの参加など、学校行事がある時には参加者が多くなる傾向がある。

委員

 正確な数字を持っているが、平成26年度の東野ココフレンドの登録児童数が311人である。これはあくまで登録児童数であるので日々の参加人数は30人前後である。同じく石神ココフレンドが252人、東北ココフレンドが289人、新堀ココフレンドが182人、四小ココフレンドが159人、野寺ココフレンドが201人となっている。

 最初に始めた東野小学校と石神小学校の人数の推移を見てみると、若干増えている。

委員

 ココフレンドに関わっていただいている地域の方や、ボランティアの方々の人数は把握しているのか。

事 務 局

 ココフレンドの関わっていただいているスタッフは、有償のボランティアなので、事務局で把握している。

委員

 放課後児童保育室に通っている子どもも多くいる。また、最初にココフレンドに参加し、ココフレンドが終わったら、放課後児童保育室に行く子どももいる。ココフレンドと放課後児童保育室の二重に登録している子どももいる。

 最初は、いろいろな面で混乱しないかと心配であったが、どうであったのか。

事 務 局

 新堀小学校では、ココフレンドのスタッフルームと放課後児童保育室が隣接しているため、特に1年生が混乱をきたしたということがあったようだが、それ以外は特に混乱したという話は聞いていない。

会長

 まだ、いろいろな意見があると思うが、事務局から第2回の会議も含めてスケジュールを説明してほしい。

 

⑶スケジュール

事 務 局

 資料により、⑶スケジュールについての説明を行う。

今日出していただいた案以外に、いろいろな案をお持ちだと思うので、アンケート形式でテーマ案と具体的な施策について、提出をいただきたい。

委員

 本日、事務局が提案した居場所づくりであるが、今行っているココフレンドは、小学生のための居場所づくりである。当会は青少年のための協議会なので、中学生や高校生も含めた居場所づくりを作ることができればよいと思う。

 

 ⑷その他

  ・振込依頼書を提出されていない人は、提出していただきたい。

 

4 閉  会(山口副会長)

 


新座市青少年問題協議会