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平成28年度第2回新座市青少年問題協議会(平成28年10月19日開催)

ページID:0052607 更新日:2016年11月8日更新 印刷ページ表示

開催日時

平成28年10月19日(水曜日)
午後2時から午後3時35分まで

開催場所

新座市役所 本庁舎2階 第3・第4委員会室

出席委員

関根由美子会長・山口六男副会長・鈴木明子委員・佐藤重忠委員・石島陽子委員・木村俊彦委員・金子廣志委員・田村和昭委員・土屋修委員・広瀬正幸委員・斉藤宗夫委員・加藤恵委員・牛山孝儀委員・鈴木松江委員・須田邦彦委員

事務局職員

教育総務部  大熊正部長

生涯学習スポーツ課 渡辺哲也副部長兼課長・栗山隆司副課長・

               富樫浩一主査・藤田智美主任・天倉美希主事

会議内容

1 開 会

2 挨 拶

3 議 題

⑴ 意見具申テーマについて

⑵ その他

4 閉 会

会議資料

1 次第

2 新座市青少年問題協議会名簿

公開・非公開の別

公開
(傍聴者0人)

その他の必要事項

欠席委員 

高橋厚裕委員・飯塚隆委員・長谷川栄委員・並木信子委員

審議の内容(審議経過、結論等)

1 開  会(司会:事務局)

2 挨  拶(関根会長、土屋新座警察署生活安全課長)

3 議  題

 ⑴  意見具申テーマについて

表1

発言者

内容

事務局

 資料について説明。

会長

 提案された青少年問題協議会テーマについて委員の皆様から御意見をいただきたい。

 発表された意見の中から集約していければよいと思う。

 資料7の「合宿通学」については、以前に市内の小学校で数日間実施していたと思うのだが、評判がよかったと聞いている。

委員

 栄小学校で実施した。栄公民館に宿泊し、そこから学校に通学していた。

 文部科学省の補助事業として、補助金を受けて実施したものである。それ以降は単独事業としては行っていない。

会長

 参加者の話を聞くと、参加したことによって子どもたちは随分成長したということであった。

 今回再び新聞に掲載されたということで、また実施してみたいと思った。

委員

 イベント実施に掲載されているが、私も映画「みんなの学校」の実行委員を務めた。

 特に今年は、相模原で障がい者の施設において大量殺人が発生した。障がいを持っている人は生きている意味がないという理由で多くの障がい者が殺されたり、怪我を負わされたりした。

 地域福祉の中でも、障がいとどのように向き合ったらいいのかわからない。理念はあっても、具体的な展開がわからない。

 やはり、小さい頃から地域、学校を含め、共に生きるという共生社会を作ることが大きなテーマではないかと思う。

会長

 私もこの映画は視聴したが、大変感動する映画であった。

 大人よりも子どもたちに見せたい映画であった。

委員

 子どもの貧困対策ということで提案させていただいた。

 貧困は親の責任であるという誤解があるため、ただ困っているということだけではなく、なぜ困っているのか理解することを前提に支援しないといけない。

 貧困に対する考え方の共通認識を持った上で、地域の中で「子ども食堂」や「学習支援」を立ち上げようとすると守秘義務の壁が出てくる。

 貧困のテーマで子どもを集めると、集まってくる子どもたちは、貧困であるということで差別を受ける可能性がある。

 「子ども食堂」を開く場合は、「誰でも来ていいですよ。」という体制を取りつつ、貧困の子どもたちを支援しなくてはいけないため、行政との連携が必要となってくる。

 行政も大きなNPO法人であれば別であるが、地域の小さな団体と取り組もうとすると、守秘義務の関係で連携が難しいと思う。

 また、異なる団体で同じ人を支援している事例が見られるが、守秘義務のため双方で打合せができず手間取ってしまうことがある。

 地域で「子ども食堂」や「学習支援」を実施する場合に、サポート体制がきちんとできていれば、地域でも実施しやすいのではないかという提案である。

会長

 各地域では、高齢者に対する会食会を開いたりしているが、そこに子どもたちが入ることができればよいのではないか。

委員

 町内会によっては、試験的に交流会食会ということで、高齢者の会食会において、小学生にも声をかけている所がある。

副会長

 貧困と守秘義務についての壁というものが大きいと感じた。

 違う立場で同じ人を支援しているという問題は多い。

 しかし、この問題については、なかなか解消できないのではないか。

委員

 「子ども食堂」のようなものを、児童センターで2回実施している。

 1回目は、連携して集めたもので、2回目は、個人的に集めたものである。

 個人的な関係の中で集めようとすると、なかなか対象者が集まらない。

 本当に必要な人に、必要なものを届けるという体制の整備が必要である。

委員

 埼玉県にアスポート事業があるが、現在市町村に移管されていると思う。市町村によっては、そこで食事を提供している所もある。

 本市は、学習支援は実施しているが、食事の提供はしていない。

委員

 アスポートも地域との連携を望んでいる。しかし、どのように連携していいかわからず、団体として連携することができず、個人の連携になってしまっている。

 もう少し地域で連携して行えるものが増えれば、「こども食堂」と「学習支援」の連携もできるのではないか。

委員

 アスポートを実施しているNPOの方と、立教大学で子どもの貧困に造詣の深い教授との間で、市内のネットワークを作りましょうということで、9月に勉強会が行われた。

 地域の中で、関心を持たれている方が増えているなと感じた。

 そこに行政がどのように関わっていくのか、難しい問題である。

委員

 アスポートには、本校も大変助かっている。

 アスポートの中に知り合いがいるので話を聞いたが、要保護家庭のみということであり、壁がある。

 アスポートとしても、行政で行っている要対協(要保護児童対策地域協議会)に出席をしたいが、守秘義務の関係で出席できない。

 要保護家庭だけではなく、対象を広げてくれたら助かる。

 学習支援と言っているが、実際は生活支援につながっている。

会長

 中学校の現場で見ていてそのように感じるのか。

委員

 そのとおりである。

 実際、アスポートがなければ、不登校になったり、夜間徘徊につながる可能性が高い。

 アスポートの目があるので非常に助かっている。立教大学に集まって、学習するだけではなく、家庭訪問もしてくれる。

会長

 第二中と第四中以外の学校はどうしているのか。

委員

 殿山亀寿苑でも行っている。

委員

 アスポート事業は、福祉で行っている事業である。

 要保護児童を対象として行っており、教育委員会には情報が伝わりにくい。

 しかし、教育相談センターの職員を派遣し、学習している所を見たことがある。

委員

 市議会でアスポート事業について、事業拡大の趣旨の質問をした。

 支援を受ける子どもたちには、レベルの違いがあるので、効果を上げるためには、学生がマンツーマンで接するといったような支援も必要であるが、そのような拡大については、財政的な問題や学生の協力がないとできないという答弁であった。

委員

 最初は大変であるが、軌道に乗ってくると、支援を受けていた生徒が、逆に支援する側になる可能性がある。

 大学生だけに頼るには限界があるように思う。地域の中でまずは食事だけでも提供したいという人が現れ、その環境の中で、学習する場が形成され、お互いに教え合うという関係が成立してくれば、それほど大人数で面倒を見る必要はなくなる。その様な運営が地域でできればよいと思う。

 ココフレンドは、とても上手に運営できていると思うので、 ココフレンドの様な形で運営できればよいと思う。

委員

 教育委員会は、子どもたちを経済的な観点から区分けする考え方はせず、各学校ごとに「成績の振るわない子をどうするか。」という観点に立った対策を行ってきた。

 現在、アスポート事業については、要保護児童を対象としていることから、教育委員会として事業を拡大していくのは難しいので、福祉の事業として進めていくべきであると考える。

 高齢者施設に子どもたちを引率したときのことであるが、家族の訪問頻度が低い高齢者には、小学生の訪問がすごく励みとなっており、児童が帰校する時に、高齢者が子どもたちの手を握って離さないというような光景が見られた。

 その時、ある小学生が、「私は今まですごくちっぽけな存在だと思っていた。だけど、こんなに私を必要としてくれる人がいる。」と言った言葉が印象に残っている。

 日本の子どもたちには、このように自分ことを認めてもらえる又は評価してもらえる機会が欧米諸国やアジアの国々に比べて少ないのでなないかと思う。

 そこで、ボランティア手帳のようなものを作成し、子どもたちに配布し、それを活用してもらうことで、自分自身の励みにしてもらえればよいのではないかと思い、提案させていただいた。

会長

 高齢者を対象とした元気アップ広場という体操教室においても、来室するとシールを貼っているが、すごく喜んでいる。

 高齢者はそれを励みに、体操教室への参加を楽しみにしているので、子どもたちも喜ぶのではないか。

委員

 私もボランティア活動ということで提案させていただいた。

 ボランティアする側とお願いする側を効率よく橋渡しする組織ができればよいと思う。

 都内には、ボランティアセンターというものがあり、ボランティア活動のコーディネートをしてくれる場所がある。

 本市にもそのような場所ができれば、個人でも動けるようになるのではないか。

会長

 社会福祉協議会では、成人向けのボランティアセンターはあるが、子ども向けのものはない。

委員

 埼玉県社会福祉協議会が、夏休みのプログラム(彩の国ボランティア体験訪問)を実施している。

委員

 以前、教育委員会の視察で秋田県大館市を訪問したが、子ども向けのプログラムを多く用意し、ボランティア手帳のようなものを配布して、効果を上げているようである。

委員

 ボランティア手帳は、第四中でも作成している。多くの生徒がイベントとしてのボランティア活動に参加しているが、中には内申点を稼ぐために参加している生徒もいる。

 そうではなく、日常的につながりのあるものがよい。地域の中でも、同世代でのつながりが多くなっている。

 世代を超えたつながりがないと、支え合いや感謝されるといった状況は生まれにくい。

委員

 中学校では、卒業近くになると高齢者施設に行き、車椅子を押したりといった、体験活動を行っている。

委員

 平成16、17年度にボランティアに関する意見具申を行ったが、そこから各学校において、福祉的な体験やボランティアに関するプログラムが広がっていき、その1つとして行っているのではないか。

委員

 イベントの提案をさせていただいた。

 例年行われている教育シンポジウムにおいてだが、小・中学生が演奏を行っている。しかし、時間に限りもあるので数校しか出場できない。

 しかし、合唱であれば、多くの学校が出場し、発表の場を提供できるのではないかということで提案させていただいた。

委員

 小・中学校音楽祭は実施しているが、一般公開はしていない。

 各学校の活動をお見せする機会は、有るようで少ない。

 楽器の運搬に予算が必要であるといった問題もあるが、中学生は金管バンドで素晴らしい演奏を行っているので、皆さんにも披露することができれば、中学生自身にとっても、励みになるのではないか。

委員

 金管バンドは、イベントに出演しないのか。

委員

 第二中では、立教大学の学園祭や地域とともに実施している二中フェスタ等いくつかのイベントに出演している。

 二中フェスタでは、東野小学校、東北小学校、大和田小学校も参加している。

会長

 定期演奏会は、何校か一緒にできないのか。

委員

 内容や楽器の運搬等を考えると難しいと思う。

委員

 ボランティア活動等は、実際に子どもたちが参加するのであれば、有効ではないかと思うが、日常的にできそうな感じはあるのか。イベント的なものは参加すると思うが、その辺はどうか。

委員

 私の地域では、地元の中学校の生徒会にイベントを手伝ってもらっている。最初の頃に参加した生徒は、既に大学生になっている。これは大事なことだと考えているが、現在の中学生は部活等で忙しいため、出て来られない。

 ボランティア活動をしたいという子どもたちはいるが、学校の認知がないと、土、日曜日に個人的に参加することは難しいと聞いている。生徒会活動ということであれば、参加しやすいということである。

 学校や教育委員会として何とかならないか。

委員

 私も施設の子どもたちとボランティア活動に参加したことがあるが、子どもたちも実際にボランティア活動の場に行けば、「おもしろかった。」や「楽しかった。」という反応が見られる。

会長

 ボランティア手帳を配るのであれば、小さな頃から興味を持ってもらうことが大切なので、 対象は小学生まででよいと思う。

委員

 高齢者施設に行きたいと言う子どもは多くいる。

 しかし、行く手立てがないのである。その時に、ボランティアセンターのような施設があればいいのではないか。

 また、私が、ボランティア手帳を強く推しているのは、リーダーとか意識の高い児童は、自然と社会貢献という高い意識を持ったまま成長していく。

 しかし、そうではない児童の意識を高めていく手立ての1つとして、何か仕掛けがあれば、動き出せるのではないか。

委員

 高齢者とのふれあいについての話が興味深い。

 保護者としても、高齢者との間に壁を作ってしまっている。

 子どもたちに変わってほしいと思うのであれば、自分たちから変わるべきではないかと感じた。

委員

 東野小学校の高齢者いきいき広場では、小学生との交流もできる。小学生は、一年のうち、いつでも来場してよいことになっているが、決まった時期にしか来場していないのが現状である。

 もっと日常的に交流ができることを知ることが大切であるので、連携を図るべきである。

委員

 日程を見ると、次回会議には意見具申テーマを決定しないといけないと思うので、予算やボランティアの受入れ体制等をある程度具体的に詰めていければと思う。

委員

 子どもたちは、ボランティア活動の方法を教われば、イベント的なものだけではなく、日常的なボランティア活動に積極的に取り組むようになると思う。

委員

 北海道では、中学生が、一人暮らしの高齢者宅で雪かきをした後に登校することが日常化していると聞いた。

 イベントとしてのボランティア活動も、きっかけとしてはよいが、やはり日常的にならないといけない。

会長

 地域の話し合いの中でも、ゴミ出しボランティアの話がよく出る。なかなか実現していないが、方法を考えれば、取り組むことができるのではないか。

委員

 毎回、本協議会で意見具申をしているが、やはり提言が実現しなければいけないのではないか。

会長

 同じような提言が多くなっているが、他市の状況も調査してみたいと思う。

次回には、テーマ(案)を決定したいと思う。

⑵ その他

   次回の会議は、来年2月を予定している。

 

4 閉  会(山口副会長)

 

 

 

 


新座市青少年問題協議会