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平成24年度第2回新座市青少年問題協議会

ページID:0003802 更新日:2012年10月31日更新 印刷ページ表示

会議録

会議の名称

平成24年度 第2回 新座市青少年問題協議会

開催日時

平成24年10月31日(水曜日)
午前10時00分から
午後11時50分まで

開催場所

新座市役所本庁舎 第3・第4委員会室

出席委員

須田健治会長・関根由美子副会長・浅野寛子委員・佐藤重忠委員・芦野修委員・木村俊彦委員・金子廣志委員・渡辺憲司委員・長沼文彦委員・鈴木真一委員・榎本淳一委員・斉藤宗夫委員・荻野記代子委員・山口六男委員・長谷川栄委員・伊藤延世委員・須田邦彦委員
計17名

事務局職員

教育総務部 小山忠彦部長
生涯学習課 池田秋義課長・冨樫浩一主査・中森千明主事・藤田智美主事・古田土惠利主事

会議内容

別紙のとおり

会議資料

  • 次第
  • 資料
  • 意見具申テーマ案
  • 青少年問題協議会テーマ(案)【資料1】
  • 新座市子どもの放課後居場所づくり事業アンケート 結果報告
  • 青少年を取り巻く現状【参考資料】
  • 新座市青少年問題協議会 これまでの審議内容【資料2】
  • 青少年問題協議会スケジュール
  • 新座市子どもの放課後居場所づくり事業アンケート

公開・非公開の別

公開
(傍聴者 0人)

その他の必要事項

欠席委員
船津三樹男委員・山本志づ子委員・牛山孝儀委員
計3名

審議の内容(審議経過、結論等)

1 開会(司会:富樫主査)

2 挨拶(須田会長)

新任委員の紹介(9月24日付け人事異動に伴うもの)
新座警察署生活安全課長 海老原 芳雄 氏に替わり、同課長 鈴木 真一 氏が就任された。

3 議題(進行:須田会長)

(1) 意見具申テーマ(案)について

事務局

配付資料の確認後、これまでに11名の委員から提案いただいた14の意見具申テーマ(案)【資料1】について説明する。

会長

委員の皆様には、資料1のとおり大きく分けて5つのテーマ(案)を出していただいた。本日は、皆様に御意見をいただきながら、平成24・25年度のテーマを決定していただきたい。
なお、資料2にこれまで(平成14年度~平成23年度)の審議内容を掲載しているので、参考としていただきたい。
その他のテーマついて、提案者から補足があればお願いしたい。

委員

(青少年の交通マナーについては提案者欠席のためなし)

何か子どもたちに関する問題が起きても家庭・親の協力が少ないために、なかなか問題解決しない現状があること、基本的な生活習慣が身についていない子どもが多いことなどから、家庭生活を見直してほしいと思い、「基本的生活習慣を身につける」をテーマとして提案させていただいた。

会長

平成18・19年度に本協議会で心豊かな青少年を育むための「家庭教育」のあり方について議論いただき、新座市では、「新座っ子家庭教育7か条」を制定させていただいた。なお、「新座っ子家庭教育7か条」は、10月の就学時健診の際にお渡ししている。また、大人にも通用する内容になっている。
小さい頃の家庭における教育、生活習慣が重要である。今後は、家庭教育のあり方、親の務めというものにも着目していかなければ、本当の子どもたちの健全育成につながらない。

委員

そういう意味では、子どもたちの居場所を守っていくという「子どもの放課後居場所づくり事業」も重要だと思う。

委員

先日、西堀小の先生から今伺ったような話をお聞きした。先生は、保護者に毎日なるべく親子で会話する時間をつくってほしいと伝えても、「自分が疲れているから子どもには部屋でゲームをさせている。」と言われたそうだ。

委員

子どもの放課後居場所づくり事業(愛称:ココフレンド)の経過についてお聞きしたい。

事務局

子どもの放課後居場所づくり事業は、第4次新座市基本構想総合振興計画前期基本計画において、特に力を入れている事業となっている。
東野小及び石神小をモデル校として本年6月28日から開始し、実施校の1年生から6年生までの全児童が対象となっている。放課後に子どもたちが、安全で安心して活動できる居場所づくりを目的として事業を推進しているところである。
活動内容は、小学校の教室、校庭、体育館等を活用し、勉強や遊び、体験活動等を行っている。
また、保護者や地域の方の協力により、安全管理や見守りを行っている。
登録人数は、東野小323名、在籍児童数に対して46%の登録率。石神小208名、在籍児童数に対して41%の登録率となっている。傾向としては、低学年の登録が多い。
日々の参加状況は、事業開始当初から7月上旬頃までは80名を超える日もあったが、夏休みに入ると参加者は減少した。
懇談会や学校行事のある日は、参加者が増加する傾向があった。
課題は、活動教室の確保、人材の確保、学校や教員、保護者の本事業に対する理解・協力である。
先日ココフレンド登録児童の保護者を対象としたアンケートを実施した。ココフレンド事業をより充実させ、来年度以降、開設校を増やして事業の拡大をしていきたいと考えているため、改善点などを見出すために実施した。10月26日現在のアンケート集計結果を資料(P4~12)に載せさせていただいたので、参照いただければと思う。配付528枚、回収358枚、回収率67.7%であった。 「今後もぜひ続けてほしい」「実施校が増えるとよい」「子どもに趣味や興味の範囲が広がったようだ」等の肯定的な意見が多く寄せられる一方、「月に1回でもイベントを企画してほしい」「子どもがココフレンドに行きたい、行って良かったと思えるような工夫をしてほしい」という御意見もいただいた。

会長

高学年になると自分で遊べたり、塾に行ったりするため、ココフレンドに参加するのは低学年が多いようだ。

委員

テーマ案を見ていて思ったが、「青少年」は幼児から成人前までと範囲が広い。どこに焦点を当てるのかが難しいところである。
新座市で今必要としていることは何かと考えた時、思春期に差し掛かった中高生をどのように社会参加させるかが大事ではないかと思う。他地域でも言えることだが、社会と自分との接点が弱いために、中高生が自分で活動したいと思っても、なかなか手立てが見いだせず、行動に結びつかない。
そこで、本協議会で社会とのつながりが持てるよう環境づくりを行ってはどうか。活動を通して自信や誇りを持つことができ、将来的にはコミュニティの形成に役立つのではないかと思う。
青少年が集う場所も少ないため、思うように行動できない現状である。公民館で行われている講座も青少年が参加しやすいものは少ない。
社会参加しようとする青年を育てることに力を入れてはどうか。

会長

テーマ案で言うとどれに当たるのか。

委員

ボランティア活動も社会参加の一形態であると思うので、「地域ボランティアの充実」に当たると思う。

委員

子どもの放課後居場所づくり事業は小学生中心だが、中高生の放課後の居場所づくりはどうするべきかと考えた時に、そこには仕事や役割があり、楽しめる場所であるべきではないかと思う。仮にボランティアセンターというようなものがあって、活動できる場所があればよいのではないかと思う。

委員

親に連れられて地域に参加するのは小学校低学年まで、それ以降は学校に入ってしまい、地域に出てこない。
最近の子どもたちは忙しくてないないづくしである。時間がない。居場所がない。大人とのつながりがない。学校と親だけで対処するには無理がある。子どもたちは役割があればやれる。
町内会のイベント等にも中高生が企画段階から積極的に参加してもよいと思う。
旧新座小で行っているイベントに、以前から第四中の生徒会が関わってくれているが、中学生と地域の方の間に大学生ボランティアが入ってくれて、つながりやすくなっている。
やりたい気持ちを生かしてボランティア活動につなげてあげたい。
子どもたちも「生徒会の仕事」として参加しないと部活動中心になってしまう。ボランティアセンターも基礎を作ってあげないと難しい。

委員

ココフレンドスタッフは高齢化している。夏休み等の長期休みに、週に何回かで構わないので、中高生に手伝ってもらうことができたらと思っている。小学生のお手本にもなるため、中高生の活動の場をココフレンドにも作ってほしい。

委員

成人式実行委員会では、8月から委員が自主的に集まり、協議をしているが、そのような姿を見ていると、若者はすごくエネルギーを持っていると思う。若者の力をコミュニティの中で発揮できるチャンネルを作れば、もっと地域も活性し、人とのつながりが濃厚になっていくと思う。
接点を作っていくような働きかけを本協議会のようなところでやっていったらよいと思う。

委員

青少年だけでやるというのは難しいので、市内にあるたくさんのボランティア団体に青少年が関わっていけたらと思う。大人との接点が持て、コミュニケーションも取れるので、社会に出ていく力が身につく。
インターネット、いじめ、犯罪なども学校ではシビアな問題となっている。学校だけの問題ではなく、地域全体で考えていく問題であると思う。

委員

ココフレンドは来年度も実施し、事業を拡大していく方向であるようなので、子どもの放課後居場所づくり事業は今回のテーマでなくてもよいのではないかと思う。
今回は、青少年の犯罪や交通マナーについて検討する必要があるのではないかと思う。

会長

子どもの自転車事故が多いので、交通マナーの向上は課題ではあるが、本協議会がというよりも専門的な知識等を持つところが取り組む方がよいのではないかと思う。

委員

先月、6年生を対象に企業による携帯安全教室が無償で実施された。
携帯電話は沈黙の臓器と言われる。子どもの操作能力は親の知る範囲を超えるため、脱法ハーブや薬物についてもだが、専門家が学校に入って、疑似体験を含めて教えていってほしいと思っている。

会長

中学生によるなりすまし犯罪が全国で増えている。どのようにモラル、良識を身に付けさせるか課題となっている。

委員

地域にいながら地域から一番遠いのが中高生といえる。学校の存在が子どもには大きいため、学校と地域がいかにつながるかが大切である。
地域に子どもたちが入ると老人は喜ぶ。
子どもたちは、「ありがとう」と感謝されることをあまり経験していない。地域のおおらかさというか、親とは違う大人との接点は大切だと思う。自分が役に立っているという体験も大切である。
学校が安心して子どもたちを地域に出せる仕組みがあればと思う。

会長

これまで出た御意見から、(1)地域ボランティアと中高生との関わり、(2)いじめ・犯罪・マナーといった青少年問題の2つに絞られると思う。

委員

面として広がりあることを考えるとボランティア活動等を中高生のうちに体験させるのがいいのではないかと思うので、地域ボランティアの体験版を実施してはどうか。一度接点を持たせると大学生や大人になった時に役立つ。

委員

過去に審議し、具現化した事業は、これから進めていこうとするもののヒントとなりそうである。事業化したものを教えてほしい。

委員

実現したものは多数ある。現在も続いているものを挙げると、例えば、新座っ子ぱわーあっぷクラブだが、700名弱の子どもが土曜日に参加している。このような大規模なクラブが長い間続いているのは県内でもまれである。また、講師のほとんどが地域の方であるのという点が素晴らしい。
学校中心のボランティア活動では、野火止用水クリーンキャンペーンがある。今年は1,600名ほどの参加があった。第二中・第六中が中心となって展開した。親子、近隣事業者も参加し、学校中心から地域ぐるみでの活動となった。
学校農園・教育林での教育活動も実施しているが、これも本協議会で協議され、実施されたものである。

委員

テーマを1つに絞らず、2つをまとめてやってはどうか。

委員

少年補導件数は減ってきている。今年の1月から9月までで少年の検挙は139名。喫煙、深夜徘徊等の不良行為での補導は799名であった。
犯罪についての知識を共有していく場が必要である。高齢者が振り込め詐欺被害に遭うが、子どもから高齢者に注意喚起してもらうことで被害防止につながる。
青少年を犯罪被害から守るためには、地域との関わりが大切である。

会長

子どもたちを犯罪から守る、犯罪を起こさせないために、地域がしっかりと支えていく。ボランティアに参加してもらう。
大きなテーマとしては青少年の健全育成を図るということだが、そのためには今ある課題を解決することがいいのではないかということで、「青少年を取り巻く犯罪から守る」を方策として、地域のボランティア活動への参加、受け皿づくり、交通事故防止の意識啓発、インターネット等の正しい使い方などを総合的に含めて、犯罪を起こさせない、犯罪から守る意識啓発をしてはどうかということでよろしいか。

委員

このテーマが一番好ましいと思う。

会長

具体的な事業については、これから考えていきたいと思う。

委員

保護司会で犯罪予防活動として市のイベント時に啓発活動を実施しようということになった。具体的な内容については今後検討していく予定である。

会長

町内会においても若者の参加が課題となっているため、本協議会の審議内容は、大変有意義なものとなっている。

委員

青少年を取り巻く環境、犯罪という観点から、この方策でよいと思う。

会長

では、平成24・25年度は「青少年を取り巻く犯罪から守る」をテーマとさせていただく。
次回会議から具体的な方策等について、お考えいただきたい。

その他(事務局説明)

次回会議日程について

1月下旬開催予定

・報告事項について(関根副会長)

県青少年健全育成審議会の会議に出席した。

子どもが安易に刺青を彫り、後悔しているケースが増えている。38都道府県で条例による彫り師への罰則を定めている中、埼玉県、東京都、千葉県では罰則を設けていない。埼玉県も条例等で彫り師への罰則を設けてほしい。また、子どもたちが安易に刺青を彫らないよう学校からの指導も実施してほしいと思ったため、御報告させていただく。

5 閉会(関根副会長)


新座市青少年問題協議会