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平成25年度第4回新座市商工委員会会議録

ページID:0049645 更新日:2014年2月10日更新 印刷ページ表示

開催日時

平成26年2月10日(月曜日)
午後3時から午後5時まで

開催場所

市役所本庁舎 2階 第3・第4委員会室

出席委員

富山武司、滝本恭雪、石島陽子、金子和男、宮原忠、小泉哲也、羽染秀昭、高野重就、佐藤由美子、柏葉操、小宮山淳子 全11名

事務局職員

経済観光部副部長 高橋鉄也
経済振興課長 清水博文
同課副課長兼商工労政係長 高村俊晃
同課主任 小糸明子

会議内容

  1. 商工業振興における課題について
  2. その他
    ・地域支え合いボランティア事業の状況について

 会議資料

  1. 会議次第

  2. 商工委員会で抽出した商工業振興における課題について

  3. 小平市・西東京市チャレンジショップ

  4. 商店会アンケート回答結果(平成24年度及び平成25年度)

  5. 地域支え合いの仕組みの実施状況

公開・非公開の別

公開
(傍聴者 0人)

その他の必要事項

なし

審議の内容(審議経過、結論等)

司会 ただいまから、平成25年度第4回目の商工委員会を開催させていただきます。委員の皆様には公私ともお忙しいところ御出席を頂き誠にありがとうございます。
 本日の司会進行を務めさせていただきます、経済振興課長の清水と申します。よろしくお願いいたします。
 本日の出席状況でございますが、11名の委員の出席を頂いておりますので新座市商工委員会条例第6条第2項の規定により会議として成立していることを御報告いたします。
 それでは、議事に入りますが、開会に当たり、会長から御挨拶を頂きたいと思います。お願いいたします。

会長 (あいさつ)

司会 ありがとうございます。
 議事に入ります前に配布資料の確認をいたします。
 それでは、新座市商工委員会条例第5条第3項によりまして、会長に議事の進行をお願いいたします。

会長 当委員会においては、今年度、商工業振興策における課題を抽出する中で、「農商工連携」と「チャレンジショップ事業」に注目し、事例等を基に研究していくこととなりました。
 前回の委員会において、市内農業者の考えや他市のチャレンジショップ事業の概要について説明があり、「農商工連携」については、本市においては難しい現状もあるとの話がありました。
 また、「チャレンジショップ事業」については、空き店舗対策として効果が見込めるのではとのことから、更なる調査を進めることといたしました。
 そこで本日は、「チャレンジショップ事業」について、他市の状況を視察しているとのことでありますので、事務局から報告をお願いしたいと思います。
 そして、チャレンジショップに限らず、空き店舗対策についての更なる情報収集が必要であるかどうか等も含め、商工委員会としての提言の材料の一つとして取り上げてよいかどうかの意見をいただきたいと思います。
 それでは、会議事項「チャレンジショップ事業における事例について」、事務局から説明をお願いします。

事務局 (説明する。)

会長 会議事項「チャレンジショップ事業における事例について」、事務局から説明がありましたが、委員の皆さんの御意見をお願いします。

委員 小平市、西東京市で出店した店舗で、撤退した事業所はないとのことであったが、全体でどのくらい出店しているのか。

事務局 両市とも5~6年前から開始された事業で、小平市については毎年2件認定、西東京市は2件分、3件分の予算に対し、平成24年度も25年度も4件ずつ認定しています。

委員 商店会アンケートの見方を教えてほしい。会員数、非会員数とはどういうことか。

委員 すきっぷたうん商店会について説明すると、東北1、2丁目にある事業所の数を載せている。平成24年度は全体で324事業所、その中で商店会員が229、商店会員ではない事業所が95ということになっている。

会長 事業所のとらえ方は非常に難しい。

委員 生鮮3品を扱っている商店が少ないと感じる。

委員 すきっぷたうん商店会は、ほかの商店会のように個人のお店が集まって商店会を作ったというのとは違う。40年前に志木駅南口ができたとき、個人の商店がいくつかできた直後に大型店が出店してしまった。

会長 新座市はドーナツ型に商店街があった。市の中心に市役所と平林寺があり、そこを囲むように商店街がいくつかあった。今は大型店が競い合って出店している。以前は商工会に加入することが条件であったが、今は商工会に加入しない大型店が増えている。
 視察に行った小平市や西東京市も市の中に商店会がいくつかあると思うが、どういう基準で視察に行ってきたのか。

事務局 市のどの位置にある商店会かということではなく、チャレンジショップ事業の利用者に直接話を伺いたいという趣旨で、事業の事務局であるそれぞれの商工会に事業主を紹介していただきました。

委員 資料1の中で、所有者の意向とあるのは、どういう意味なのか。

事務局 住居併用の店舗などの場合、本当の空き店舗なのかどうかを見極める必要があるのではないかと考えています。小平市の事例で、新規出店した店主が、もっと商店会がにぎわうような施策をやってほしいと希望していますが、果たしてどの商店会もそのような希望があるのかどうか、事務系の会社が入ったとしても、商店会が本当に盛り上がるのかどうか等いろいろな観点から空き店舗の所有者ばかりではなく、商店会としてどのように考えているのか、意向を確認する必要があると思っています。

委員 県内の空き店舗対策に係る事例をいろいろ見ているが、あまりうまくいっていないというのが、自分の感想。新しく事業を興すことに対して、特に物販に対してはインターネット販売等が主流で、店舗を構えるという考えではなくなってきているのかと感じている。飲食店や美容院の出店希望の話は金融機関にも来ている。しかし物販の話は来ていない。金融機関が持っている情報を活用すれば、何か市の施策にも役立つのではないか。

委員 サービス業的なもの、その人でなければできないような飲食業や美容業などは店舗としての価値はあるが、商品を売るだけの店舗は大型店とインターネット販売に客をもっていかれてしまうのではないか。物販、小売業を個人の商売としてやっていくということはなかなか難しくなっているのではないか。

会長 空き店舗に数件、新しい店舗が入ったとして、商店街にとってどれだけの効果があるだろうか。最近はスーパーや百貨店よりもコンビニがいろいろなサービスを提供するようになっている。買い物難民を解消する一番身近な支援がコンビニだ。

委員 実際に商売をしている人の話を聞いていると本当に厳しいと感じる。地域が実際何を欲しているのかを把握することも必要。商店会アンケートの内容について、詳しく知りたい。

事務局 こちらのアンケートは毎年商店会長に送付し、商店会の会員数や、空き店舗数などを回答していただいているものです。数字上の結果は表のとおりとなっておりますが、空き店舗の状況(住居兼用、所有者の意向等)や商店会としての取組や意向など、詳細な内容はまだ把握しきれていない状況です。

会長 新座の空き店舗の現状を知りたい。商店街としてどう考えているのか。

委員 物販を空き店舗に入れても、今はコンビニの時代だし、大型店も商工会には入ってくれるが、会議などに出席してくれない。大型店は地元と交流を持たなくてよいという本部の考え方があるようだ。コンビニも同じだ。アトム通貨も加盟をお願いしているが、本部からの指示でだめだということで断られるケースが多い。コンビニはどんどん出店されるが、商工会員数は増えないのが現状。最初は商工会加入が条件だが、何年かすると本部からの指示でということで退会してしまうケースもある。

委員 西堀銀座商店街には八百屋さんがあるはずだが、アンケートではなくなっている。何年か前に商店街が火事になってしまってお店がいくつか燃えてしまった。現在も新たな店舗にはなっていない。買い物に行っても商店街だけでは用が足りず、別の店舗に行かなければならないので不便。そうなるとやっぱりスーパーに行ってしまう。コンビニも本部が商工会に加入するなというなら、私たちが本部に行って商工会加入を呼びかけることはできないのか。

委員 難しいのではないか。

会長 昔、外資系の会社にお祭りの協賛金を集めに行って断られた。本国でそういう制度がないからと。でも断られたらそれなりの対応をしていた。経済の論理、コスト削減だけで切り捨てていいものなのか。

委員 クロネコヤマトに町内会の勧誘に行った。本部の指示で入れないと言われたが、街灯は町内会のお金だと話したら、個人的に加入してくれた。

委員 新座駅の近くに住んでいるが、地元に商店街がない。コンビニは便利。1日に商品の入替えを4から5回やっている。コンビニは昔は若者を、今は高齢者をターゲットにしている。今は物販でコンビニには太刀打ちできないのではないか。商店街の人がどのような意向を持っているのか。どういう自助努力をしているのか、行政に何を求めているのか、それがわからなければここで議論しても仕方がないのではないか。

会長 空き店舗について、商工委員会として提言がしていければ。今の皆さんの話からは否定的な意見が多いが、そんな中でも何か隙間があるのではないか。若い人たちはどう考えているのか。後継者問題もある。ドイツではマイスター制度がよくできている。国も国民も親も子どももお客さんも子どもが後を継ぐのは当たり前と考えている。商店がどうやって生き残ろうとしているのか。
 調査は継続していただくことにして、今後のことも含めてどういう方向で考えていったらいいのか。新座市は空き店舗対策ですこやか広場ができた。何百万という予算をつぎ込んで作った。商店街で切実な問題は駐車場。各商店街が駐車場を持つための補助を出したりしている。埼玉県の白岡市を以前視察した。白岡市では長続きしなかったという話を聞いた。家賃補助期間はいいが、それを過ぎると駄目になってしまう。家賃補助だけでなく、今回の視察の報告からは商工会との交流が持てたなどの効果が聞こえてきた。農商工連携は新座市では難しいということだったが、空き店舗対策は切り込むならもっと切り込んだ方がいいのか。新座の特徴はつかまなければいけないと思う。

委員 厳しいとはいえ、新座市では商工会があって商店があるのだから、否定的な意見だけではなく、もっとがんばっているという話が聞けないのか。

委員 新座は国道があるから自動車のディーラーなど、車関係の事業者が多い。ディーラーではできない、祝日でも夜間でも、代車があるとかそれぞれが特色をつけて頑張っている。コンピューターを駆使した形の商売だったり。小さな店でもいろいろと考えている。

委員 親の代は畳だけで商売をしていたが、自分は畳だけでなくふすま、クロスと次々と展開して、今なんとかやっている。商店街でもスーパーやコンビニでは賄いきれない業態を作ってもいいのではないか。高齢者が集える場所を作るのなら、格安で場所を提供してもいいと言っている人がいた。今までどおりの商売ではコンビニには太刀打ちできない。いろいろと考えていかなければいけない。

会長 残存者利益という言葉がある。金持ちの趣味なら成り立つが、いかにうまく切り替えていくかというのが大事。

委員 商店街や商店同士で、私たちもお客さんを共有しなければいけないのではないかと考えている。メガネ屋さん、牛乳屋さん、テニスクラブ、同じ商店街ではないが、パン屋さんの4店舗が健康をキーワードにみんなで地道に努力している。今は4店舗のチラシを作って一軒一軒ポスティングをしている。1社ではできないけれど、何社か集まれば何かできるのではないかと思う。成果があるかどうかはわからないが、何か取り組むことから始めなければいけないと考えている。

会長 地道な努力は必要不可欠。そのためには若さと情熱がなければいけない。

委員 小さいお店が連なっているような商店街は小さな努力が必要だと思う。連携した取組を行う他の店から紹介されたお客様にサービスするなど、小さなことであっても双方にとってメリットだと考える。

委員 商店会の皆さんで会員のお店を利用し合いましょうと言っても、すきっぷたうん商店会では難しい。空き店舗への対策だけではなく、今現在頑張っている商店への支援も必要だと思う。

委員 「ぱど」という地域情報誌をよく目にする。近隣のお店の紹介をしている。このような情報誌はどうやって情報を掲載しているのか。既存のお店をアピールしていく方法も大事な視点だと思う。ぱどのシステムがどういったものなのか分らないが。民間の情報誌などを活用するのも一つの手ではないかと思う。

委員 自分で想像している以上に自分の店を知ってもらえていないと感じる。まず知ってもらうことが必要なのではないか。ぱどのような広告誌や折り込みに載せるのは方法だが、それをするにはお金がかかる。1社ではできないが、何社か集まればできるというのが商店街だと思う。商店街はお祭りをやったりイベントをやったりというのが本来の趣旨ではないと思う。商店同士のコミュニケーションが必要ではないかと思う。お互いの商店がどういったことをやっているのかを把握する必要があると考えている。

委員 当支店のある志木駅南口は人通りがとても多い。当支店にはATMだけの利用者も含め、1日で4,000名程度が来店している。商店街はお店とお客さんで構成されている。これだけ多くの方が行き交う場所なのだから、商店会がにぎわうチャンスもあると思う。

会長 一人ひとりの意見を聞くのはとても大切なことだ。

委員 前回の委員会の農商工連携の事例として取り上げられた、村上朝日製麺所の村野さんに確認したところ、にんじんうどんは登録商標は取っていないので、どこで作っても売っても構わないということだった。

委員 先月末にスーパーアリーナで開催された「彩の国ビジネスアリーナ2014」に市内の岩崎商店が人参茶を出店していた。多くのバイヤーが来場していた。こういった場でビジネスマッチングができたらいいと思う。

会長 続いて、会議事項その他「地域支え合いボランティア事業の状況について」事務局から説明をお願いする。

事務局 (説明する。)

会長 その他「地域支え合いボランティア事業の状況について」事務局からの説明が終わりました。他に事務局から何かありますか。

事務局 今後についてですが、今回は空き店舗対策の一つの切り口として「チャレンジショップ」を調査しましたが、今後の商工委員会の進め方を決めるに当たり、チャレンジショップにこだわらず、まず、空き店舗の状況、家主の意向や商店街が何を望んでいるのか等を調査し、その上で今後審議していただく内容を検討していきたいと考えています。商店会の空き店舗の調査を引き続き行ってよいか、委員の皆さんの御意見を伺いたいと思います。

会長 市内の商店会長の意向が必要ではないか。それを把握した上で今後議論を進めていきたいと思うがいかがか。

委員 異議なし。

会長 ほかに何かあるか。無いようであれば、これで平成25年度第4回目の商工委員会を終了する。ありがとうございました。


新座市商工委員会