ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > しごと・産業 > 産業振興 > 商業・工業 > 新座市商工委員会 > 平成26年度第1回新座市商工委員会会議録

本文

平成26年度第1回新座市商工委員会会議録

ページID:0049644 更新日:2014年5月27日更新 印刷ページ表示

開催日時

平成26年5月27日(火曜日)
午後10時から正午まで

開催場所

市役所本庁舎 2階 全員協議会室

出席委員

富山武司、佐藤周造、滝本恭雪、石島陽子、金子和男、並木重和、宮原忠、岡村眞智子、加藤貴幸、高野重就、北嶋茂敏、佐藤由美子、柏葉操、小宮山淳子、並木實 全15名

事務局職員

経済観光部長 下田浩
同部副部長 高橋鉄也
経済振興課長 清水博文
同課副課長兼農業支援係長 鳥之海輝幸
同課商工労政係長 伊藤好治
同課主任 小糸明子

会議内容

  1. 平成26年度の予算概要(商工業振興に関する予算)について
  2. 商工業振興における課題について
  3. その他

 会議資料

  1. 会議次第

  2. 新座市商工委員会委員名簿

  3. 新座市商工委員会条例

  4. 平成26年度一般会計事業別予算説明書(労働費・商工費)

  5. 中小企業融資実行実績(平成24年度及び25年度)

  6. 平成26年度新座市商店会アンケート

  7. 平成26年度新座市商店会アンケート結果

  8. 平成25年度新座市地域支え合いボランティア事業成果表

  9. アトム通貨実績

  10. にいざ農産物直売所発見マップ

公開・非公開の別

公開
(傍聴者 0人)

その他の必要事項

なし

審議の内容(審議経過、結論等)

司会 ただいまから、平成26年度第1回目の商工委員会を開催させていただきます。委員の皆様には公私ともお忙しいところ御出席を頂き誠にありがとうございます。
  本日の出席状況でございますが、15名の委員の出席を頂いておりますので新座市商工委員会条例第6条第2項の規定により会議として成立していることを御報告いたします。
 続きまして、商工委員会委員に変更がございましたので御紹介いたします。

委員 (あいさつ)

司会 新たに1名の委員をお迎えいたしましたので、資料として商工委員会委員の名簿を配布させていただきましたので、御確認をお願い申し上げます。
 次に本年4月1日付け人事異動に伴いまして一部事務局職員に異動がございましたので紹介をさせていただきたいと存じます。
 (あいさつ)
 続きまして、開会に当たり、会長から御挨拶を頂きたいと思います。お願いいたします。

会長 (あいさつ)

司会 ありがとうございます。
 議事に入ります前に配布資料の確認をいたします。
 それでは、新座市商工委員会条例第5条第3項によりまして、会長に議事の進行をお願いいたします。

会長 それでは、会議事項「⑴平成26年度の予算概要(商工業振興に関する予算)について」、事務局から説明をお願いします。

事務局 (説明する。)

会長 会議事項「⑴平成26年度の予算概要(商工業振興に関する予算)について」、事務局から説明がありましたが、御質問があればお願いします。

委員 なし

会長 それでは、会議事項「⑵商工業振興における課題について」、事務局から説明をお願いします。

事務局 (説明する。)

会長 何か補足説明はあるか。

事務局 例年実施していた商店会アンケートは空き店舗数のみのものでしたが、今年度は商工委員会での検討項目を踏まえ、空き店舗対策として何か検討しているものはあるか等、ちょっと踏み込んだ内容を商店会長にお聞きしています。
 今回のアンケートではどこの商店会も空き店舗対策としての検討策がないと回答していますが、現状維持が精一杯だという背景があるのではないかと思われます。アンケートの結果から、空き店舗でも居住者がいる場合は店舗として活用することは難しいと思われますが、居住者がいない店舗が29件あるので、これらの店舗がテナントとして貸す意思があるのか等、所有者の意向が現時点では分からないので、そういったことも今後調査していけるのではないかと考えています。

会長 前回の委員会の中で、まず商店会の実態を知る必要があるのではないかという意見があったことから、今回商店会長に対するアンケートを実施した。今までの調査は空き店舗数など、数だけの報告だったが、今回は会長の意見なども含まれており、興味深い結果となっている。この結果からも、後継者不在が廃業に追い込まれる大きな要因になっていることが伺える。
 会議事項「⑵商工業振興における課題について」、御質問があればお願いします。

委員 すきっぷたうん商店会の会員、非会員数が外の商店会と比較して数が多すぎるように思えるが、これで正しいのか。

事務局 アンケートでこのような回答を頂いています。

委員 会員数の202は先日総会を行ったばかりなので、間違いない。非会員数については、正直正確な数字を把握することは難しい。空き店舗はあまり目立たない。もしあったとしてもすぐに別の店舗が入る。

委員 ふるさと新座商店会は何店舗で設立されたのか。

事務局 23事業所です。

委員 店舗オーナーから空き店舗について相談を受けた時に、金融機関としては採算面を見る。貸店舗にした方がいいのか、売った方がいいのか。人の往来が少ない立地の場合、商業系ではなく、住居系を案内することも多くなる。人の往来が少ないから空き店舗になってしまうのか、空き店舗が多いから人の往来が減ってしまうのか、悪循環になってしまうと、そこから抜け出すためには何か起爆剤が必要だと思う。

委員 このアンケート結果からは、どの商店会もネガティブな感じを受ける。商店会が盛り上がっていれば会員になりたいと思うはず。青年部は商店会内だけでなく、ほかの商店会や大学などと横の連携を図っていければと考えている。商店会としての魅力をどう出すかが課題だと思う。

会長 さんままつりのような商店会独自のイベントが必要だ。

委員 栄四丁目商店会が開催しているさんままつりのように、あのくらいの規模があれば人が集まるのだろう。規模が小さい商店会は難しいのだろう。

委員 市内に大型店舗ができて商店会に空き店舗ができた。商工委員会で空き店舗対策について検討しているというのに、商店会長の反応があまりに薄いと感じる。店の繁栄がどこにあるのか、店づくりは経営者がやること、その人が人づくりをする。そうすればおのずと人が集まる。商店会にはいろいろな形で市がバックアップしているのだから、商店会としてもっと考えたり、頑張るべきだと思う。大型店舗があるからといって自分の店が廃業しても仕方がないという考えはおかしいと思う。商店ががんばろうという気持ちを持つためにはどうしたらいいのか。

委員 自動車業界にも後継者不足はある。ほかの店と差をつけるなどして頑張っている。自動車業界も発展、継続していくのは厳しい。現在野球の交流戦が行われているが、千葉ロッテマリーンズが作成しているポスターが面白い。ほかの球団に対し、皮肉を込めた内容のポスターを作っている。そういったものを商店に取り入れることができたら面白いのではないかと考えていたら、すでに実施している商店街があって、テレビでその取組を見た。このポスター見たさに、全国から商店街に人が集まってくるようだ。

委員 ガソリンスタンドも景気は良くない。うちも改装するが景気がいいわけではなく、これから生き残るための手段だ。後継者のための道をつくっている。商店会でも駅が近いとか、便が良ければ成り立つのではないか。便が悪いところには人は行きずらい。人が減れば空き店舗になり、悪循環になってしまう。東久留米団地は建て替えをしたが、きれいになりすぎて家賃が高いから入居者が少ない。西堀銀座商店会は駐車場もないし、商店会の一番目立つ所が住宅になってしまった。そうなると商店会としてにぎわいを取り戻すのは難しいのではないか。商店会をみんなで良くしようと考えても、難しいところが多いのが現状ではないか。

会長 かつて市内には30以上の商店会があった。商店会そのものが減り、今はその商店会の中に空き店舗が増えた。そこには経営者の高齢化、大型店の出店という原因がある。

委員 消費者の要望にスーパーがこたえてくれるから、商店会に行かなくてもいいと思ってしまう。商店はスーパー以上の特色を出さなければ成り立たないのではないかと思う。

委員 規模の小さい商店会が心配。基盤のある商店会は何か策があるかも知れないが、基盤のない商店会は難しい。市内には、住宅ができて、その住宅街に自然発生的にできた商店会が多いが、そういう商店会は規模が小さい。今はその近所に大型店が出店しているケースがほとんどだ。ふるさと新座商店会はこれから繁栄するかもしれないが、市内のほとんどの商店会がそうではないと思う。

委員 今商売をしている人もほとんどが後継者がおらず、自分の代で終わらせようと考えている商店主が多いと思う。発展の余地がある地域はこれからどんどん繁栄するだろうが、そうでない商店会の商店主はほとんどが高齢で、商店会を盛り上げようという気持よりも、自分が食べていければいいぐらいの気持ちでいると思う。

会長 ドイツのマイスター制度は良くできている。日本は商店主の子どもの多くがサラリーマンになってしまう。後継者養成が課題であり、いろいろな勉強会や研修会を実施し、支援をしてきている。起業する人に対する資金面での支援なども必要ではないか。

委員 商工会でも起業家に対する支援は勉強会などを通して実施している。資金面で金融機関が援助してくれるのであれば心強いのではないか。

会長 新座市ではまず、空き店舗対策としてすこやか広場を作った。他市では創業支援として期間限定で家賃補助をしているという事例を見た。以前の商工委員会で農商工連携も検討したが、農商工連携は難しいと判断した。事務局から何かあるか。

事務局 前回の当委員会において、商店の認知度が低いという意見がありましたが、農業では農産物直売所マップを作っています。紙媒体だけでなく、電子媒体も含めて商業版のこういった情報発信ができたらどうかと考えています。

会長 農産物直売所マップを初めて見た。農業ではこういうことに取り組んでいると初めて知った。今後どういった方向に持っていったらいいと思うか。

委員 建設経済常任委員会の視察で、兵庫県尼崎の商店街を見てきた。新座市の商店会とは規模が違うが、国の補助を受けていろいろなことに取り組んでいる。その商店街で商店街を紹介する冊子を作っている。一つの商店の特徴、物が生み出されるまでの物語が載っていて、大学生や若いコンサルタントのアイディアから生まれたとのこと。

会長 個々ではできないけど、何件か集まればできることはある。行政もその方が支援しやすいだろう。

委員 アンケートの結果は商店会の将来に対し悲観的な印象を受ける。商店会は地域にとっても大事な存在だと思う。ちょっと前に四条名店会の商店主数人と話す機会があった。ほとんどの商店主が後継者はおらず、自分の代で終わらせると話していた。若い方相手にインターネットを使うような何かを検討したらと提案したが、そこまでの気力はないようだった。

委員 消費者の立場からするとスーパーのように車で行けるところが便利。一か所ですべて終わるところがありがたい。

会長 消費者のニーズにどう対応するか。商店会ができないのならスーパーがやる。コンビニだってやるかもしれない。このまま放っておけば商店会は衰退するだけだ。それでいいのか。

委員 身近に商店会がないからイメージが沸かないが、高齢のオーナーに空き店舗対策を何かやらないかといっても無理ではないか。直売所マップを初めて見た。このようなものを作っていることを知らなかった。最近は飲食店が何軒か集まって、来場者がいろいろなものを食べたうえで、一番おいしいと思ったものに投票して順位を決めるというようなイベントをいろいろなところでやっている。そういったイベントはどうなのか。

会長 以前は商店会で朝市を開催していた。農家に協力してもらって野菜を出してもらい、そこに人を呼ぶというような取組。今は朝市はどこもやっていないのか。

事務局 栄のいなげやで月1回開催しています。食品だけではなく、衣料品等も扱っており、40年以上続いていると聞いています。

委員 商店会を残す方策をこの委員会で考えるのかをまず考えるべきではないか。以前とは購買行動が変わってきた。商店会に生鮮品を買いに行かなければ毎日行く必要はない。商店側からすれば毎日来る人がいなくなれば客が大幅に減る。飲食、サービス業といった自分の腕を使ってサービスを提供できるお店はこれからも残れるだろうが、物販は大手にはかなわないだろう。物販が中心の商店会の今後は厳しいだろう。

委員 都内の八百屋で息子がバーをやっているという人がいる。梅酒や野菜を使ったカクテルがおいしいと、とても人気がある。花屋とバーという組み合わせもある。娘が自宅でネイルサロンを自宅でやっている。商店をやっている人の子どもが何かをやりたいという時に市として資金だけでなく、勉強会などの支援をしてもいいのではないか。

委員 青年部としてもいろいろお手伝いしていきたいと考え、今年は起業家、後継者育成のための勉強会を開催する予定だ。商工会でも起業家のための勉強会を実施している。みんなで頑張っていけたらいいと思う。

委員 起業して頑張っている人も新座にはいるはず。技術力はあるだろうが、事業化するかは見極めができず、金融機関として資金援助ができなかったケースがある。そこに皆さんの支援があれば何かできたのではないかと思う。

会長 次の委員会に向け事務局に調査してほしいことや、意見などはあるか。

委員 空き店舗のアンケートの中で地図上に印を付けてとあるが、この情報を金融機関に開示していただけないか。

事務局 相手の了解を取っていないので、今は開示することはできません。

委員 出店要望がある方との相談に対応するため、その情報があるとありがたいと考えた。

事務局 埼玉県のホームページに県内の空き店舗情報が載っています。情報のマッチングをするような取組も一つの方策になるのではないかと事務局として考えています。

委員 各商店会に生鮮食品を売っているお店があるのかとか、この商店会にはどんな商店があるのかといった、商店会の特色や、構成しているお店が分かるような資料が欲しい。

事務局 現時点では詳細に調べていませんが、各商店会から毎年会員名簿は提出していただいているので、どのような商店があるのかというような資料は作成できます。

会長 続いて、会議事項その他「地域支え合いボランティア事業の状況及びアトム通貨の実績について」事務局から説明をお願いする。

事務局 (説明する。)

委員 ボランティア数が徐々に増えている。商工会でもアトム通貨の認知度を更に上げたいと考え、努力している。

事務局 商店会の中でも一定の規模がなければ活性化は難しいという意見を頂きました。商店会に対する支援だけでなく、個別の商店の支援についても考えていかなければいけないと感じました。先ほど尼崎の例がありましたが、尼崎でしか作れないものを考え、全国に発信するという取組をしています。新座も新座ブランドをそのようにしていければいいと思います。今後も皆様の意見を頂きながら方策を考えていきたいと思います。

会長 外に御意見、御質問が無いようであれば、議長の座を降ろさせていただき、本日の商工委員会を閉会といたします。
 長時間の審議ありがとうございました。

司会 ありがとうございました。以上をもちまして、本日の商工委員会を終了いたします。


新座市商工委員会