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平成29年3月28日(火曜日)午前10時から午前11時45分まで
市役所第2庁舎5階 会議室3
浅野喜光委員、石島陽子委員、金子和男委員、小池秀夫委員、助川昇委員、鈴木秀一委員、平松大佑委員、藤井敏信委員、三ツ矢美代子委員、峯田恵以委員、安島博幸委員
新座市長 並木傑
都市整備部 部長 竹之下力、副部長 久米田英之
まちづくり計画課 まちづくり計画課長 平野静香、副課長兼区画整理係長 橋野潤一、主任 瀬尾貴則
大和田二・三丁目地区土地区画整理事務所 参事兼所長 廣澤真吾、主任 山崎洋
1 次第
2 諮問書の写し
3 新座市都市計画審議会名簿
4 資料1 新座都市計画大和田二・三丁目地区地区計画の変更について
5 資料2 大和田二・三丁目地区の位置図
6 資料3 土地利用計画の変更
7 資料4 大和田二・三丁目地区地区計画 地区区分と方針等
8 資料5 建築物等に関する制限内容(地区整備計画)
9 資料6 各用途地域において建築可能な建築物
10 資料7 新座都市計画大和田二・三丁目地区地区計画(資料7-1計画書、資料7-2理由書及び資料7-3新旧対照表)
公開(傍聴者0人)
欠席委員 岩崎努委員、渡邉世一委員
事務局 本日の委員の出席は、13名中11名であり、過半数に達しているため、新座市都市計画審議会条例第6条の規定により、本日の会議は成立することを報告する。次第に沿って進めさせていただく。
開会に当たり、会長から挨拶があった。
(続いて、事務局から新しい委員を紹介し、市長は退席)
会長 新座市都市計画審議会規則第10条の規定に基づき、本日の署名委員を指名する。鈴木委員と平松委員にお願いする。
会長 それでは、本日の諮問案件の議第1号について事務局から説明をお願いする。議第1号 新座都市計画地区計画の変更(新座市決定)について(大和田二・三丁目地区土地区画整理事務所長が説明)
会長 この案件について、御意見、御質問があればお願いする。
委員 今回土地利用計画が変更されたことで工事費に影響はあったのか。
事務局 今回道路、公園等を変更したことによる工事費への大きな影響はない。
委員 清瀬市からの要望により、清瀬市との都県境の道路を拡幅することとなったとのことだが、当初の計画で清瀬市との調整はなされなかったのか。
事務局 当初から清瀬市と調整はしていたものの、当時清瀬市には道路を拡幅する考えはなかったが、今回清瀬市から道路を拡幅するとの意向を受け、道路計画を変更するに至った。
委員 そのような道路計画を変更するに至った経緯を踏まえると、道路の整備主体は清瀬市なのか。
事務局 今後の協議次第だが、原則として清瀬市が主体的に整備していくと考えられる。
委員 地区内では、橋梁を新設することで国道254号や英インターチェンジから車両が流入したり、物流施設や商業施設が建設されることで車両の交通量が増加することが想定されるが、車両の流れがどのようになるのか把握しているのか。
事務局 物流施設及び商業施設に往来する大型車両や乗用車の流れを把握するため、警察と協議した上で交通規制を行うことや商業施設に向かう乗用車のルート計画を作ることを検討している。また、セミ・トレーラー等の大型車が曲がれる隅切りを限定するなど、歩行者が大型車両の流れを予測しやすいような工夫も講じる。
委員 幅4メートル、延長164メートルの緑道は何のために新設するのか。
事務局 畑と隣接する物流施設との間の緩衝帯として設ける。
委員 緩衝帯としての緑道にとどまらず、公園まで緑道を歩いて行けるようにする等、本来の緑道の考え方を優先的に取り入れることは重要だと考える。
委員 橋梁はいつ頃完成するのか。
事務局 土地区画整理事業の完了時期と合わせて平成32年の完成を予定している。ただし、橋梁の完成よりも前に物流施設や商業施設が開業を予定しているため、開業後、橋梁が完成していない期間がある。
委員 野球場は移動するのか。
事務局 地区内の北端部に移動する。移動するに当たっては、野球場が使用できない期間がないようにする予定である。
委員 自転車道は、自転車専用通行帯を設けるのか、それとも自転車歩行者道を整備するのか。
事務局 地区内には大型車両が多く往来することが予想されるため、自転車専用通行帯ではなく、3メートルの歩道に歩行者と自転車が通れる自転車歩行者道の整備を予定している。
委員 地区計画のD地区について、道路境界線からの後退距離として、B地区で定める5メートルではなく、1メートルと定めているのはなぜか。
事務局 都市計画道路志木大和田線や区画道路に面する部分の一部に飲食店の出店が予定されていることに配慮したためである。
委員 地区計画の建築物等の用途の制限の中にある寄宿舎という言葉の定義は、一般的にはイメージしにくいため、より具体的な言葉に変更することは可能なのか。
事務局 地区整備計画の中で記載を変更することは可能だが、本地区計画は一部を建築制限条例化していることもあり、建築基準法で用いられている用語に合わせている。
委員 本地区は、物流施設や商業施設の立地が予定されているが、B地区以外で定めている25メートルの建築物の高さの最高限度が企業進出の足かせにならないのか。
事務局 本市では、商業地域と低層住居専用地域以外では高度地区を指定しているが、本地区では、具体的な土地利用計画を踏まえて高さ制限を行うため、高度地区ではなく、地区計画による高さ制限を定めている。B地区内にはマルチテナント型物流倉庫が建設される予定であることから、倉庫の高さについて企業へのヒアリングを行った上で、35メートルの高さ制限を決定した。一方、その他の地区内では、具体的な土地利用が定まっていないため、25メートルの高さ制限としているが、具体的な土地利用が定まれば、必要に応じて高さ制限を変更することも考えられる。
委員 地区内では、主に工業系・商業系の土地利用がなされるということだが、一定規模以上であれば住宅も建築することが可能であることから、スプロール化を憂慮している。今一度、どういう土地利用になるのか説明していただきたい。
事務局 物流施設としては、マルチテナント型物流倉庫や企業に貸与する倉庫といった物流倉庫を、商業施設としては、ホームセンターのカインズホーム、スーパーマーケットのベイシアや飲食店等が建設される予定であることに加え、駅からのアクセス性も良いため、製造業の工場等の立地も考えられる。
委員 地区内の道路に街路樹は整備されるのか。
事務局 都市計画道路の一部を除いて、街路樹の整備は考えていないが、大型物流倉庫等の立地が予定されている敷地面積が3,000平方メートル以上の土地については、埼玉県の条例が適用され、敷地面積の一定面積の緑化が図られる。
委員 子ども達が地区内から近隣の学校へ安全に通学できるようにするため、交通安全対策は検討されているのか。
事務局 基本的にはソフト面での対策になるが、歩行者が地区内の大型車両の流れを予測できるようにするため、進出企業に車両のルート計画を立ててもらうこと等を考えている。また、今後、市民安全課と連携して更なる交通安全対策を検討していく。
委員 地区内には丁字路が多くあるが、交通安全上問題はないのか。とりわけ、今回の道路の変更で、2つの丁字路が近接する箇所があるので、慎重に安全対策を講じてほしい。
事務局 特に本事業でということではないが、区画道路の交差点を検討する際、丁字路にするか十字路にするかの議論があったが、警察との協議の中で、可能であれば車両に一旦停止を促すことのできる丁字路にしてほしいとの意見があったため、丁字路にしたという経緯がある。
委員 歩道、右折専用レーン及び左折専用レーンを整備する道路を教えてほしい。
事務局 (該当する道路を資料3を用いて説明)
委員 今後、土地利用計画に大きな変更はないのか。
事務局 相当数の地権者の方々からの意向がない限り、原則として大きな変更は予定していない。
委員 緑化については、企業任せにすると、緑化面積の大部分を屋上緑化に算入されてしまう可能性もあるので、道路に面する部分に高木を植樹する等、企業に要望してほしい。
事務局 今後も進出する企業にはできるだけ緑化面積に屋上緑化を算入しないよう求めていきたい。
会長 ほかに御意見、御質問はないか。ないようなので、諮問案件をお諮りする。議第1号 新座都市計画地区計画の変更(新座市決定)について諮問どおり決定してよいか。―(異議なし10人、異議あり1人)―多数決で諮問どおり決定することを適当と認める。
会長 本日の議事は全て終了したので、これより先は事務局にお願いして、議長を解任させていただく。
事務局 (4月1日付けの人事異動による事務局の変更について報告)
午前11時45分閉会