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平成29年度第1回新座市都市計画審議会会議録

ページID:0064014 更新日:2018年3月9日更新 印刷ページ表示

開催日時

平成29年12月20日(水曜日)午前10時から午前11時30分まで

開催場所

市役所第2庁舎5階 会議室5

出席者

委員

浅野喜光委員、石島陽子委員、岩崎努委員、金子和男委員、小池秀夫委員、助川昇委員、鈴木秀一委員、平松大佑委員、藤井敏信委員、三ツ矢美代子委員、峯田恵以委員、安島博幸委員、渡邉世一委員

事務局職員

新座市長 並木傑

都市整備部 部長 広瀬達夫、副部長兼まちづくり計画課長 上村勇治

まちづくり計画課 副課長兼区画整理係長 石田一成、都市計画係長 伊藤忍、主任 石川浩美、主任 瀬尾貴則

みどりと公園課 課長 井澤正則、専門員兼みどりの係長 高橋憲行、主査 田谷宏

会議資料

1 次第

2 諮問書の写し

3 新座市都市計画審議会名簿

4 平成29年度第1回都市計画審議会議事概要

5 平成29年度新座市都市計画概要

【議第1号関係】

6 資料1 新座都市計画生産緑地地区の変更(新座市決定)

7 資料2 新旧対照表

8 資料3 変更の概要書

9 資料4 変更概要図

10 資料5 生産緑地の概要等

11 資料6 総括図

【議第2号関係】

12 資料1 新座都市計画道路3・4・10放射7号線(栗原工区)の変更について

13 資料2 3・4・10放射7号線の位置図

14 資料3 新座都市計画道路の変更について(資料3-1計画書、資料3-2理由書、資料3-3新旧対照図、資料3-4新旧対照表)

15 カラー刷り 新座都市計画道路3・4・10放射7号線(栗原工区)の都市計画変更について

【議第3号関係】

16 資料1 新座都市計画大和田二・三丁目地区地区計画の変更について

17 資料2 建築基準法別表第2の項ずれについて

18 資料3 大和田二・三丁目地区の位置図

19 資料4 新座都市計画大和田二・三丁目地区地区計画(資料4-1計画書、資料4-2理由書、資料4-3新旧対照表)

20 カラー刷り 大和田二・三丁目地区地区計画の変更について

公開・非公開の別

公開(傍聴者0人)

その他必要事項

なし

審議の内容(審議経過、結論等)

1開会

事務局 本日の委員の出席は、13名中13名であり、過半数に達しているため、新座市都市計画審議会条例第6条の規定により、本日の会議は成立することを報告する。次第に沿って進めさせていただく。

2会長挨拶

開会に当たり、会長から挨拶があった。                                                                                                                                                                                         

3市長挨拶

市長から挨拶があった。 

4署名委員の指名

会長 新座市都市計画審議会規則第10条の規定に基づき、本日の署名委員を指名する。三ツ矢委員と峯田委員にお願いする。

5議事

会長 それでは、本日の諮問案件の議第1号についての説明をお願いする。

議第1号 新座都市計画生産緑地地区の変更(新座市決定)について(みどりと公園課長が説明)

会長 この案件について、御意見、ご質問があればお願いする。少しずつ農地が減っており、何かで歯止めができないか。新座市として、市域全体の緑地率等の方針があれば良いのだが。できれば、次の総合振興計画の見直しにおいて、新座市の環境をどう守るか等を検討してはどうかと思う。

事務局 都市農業では後継者がいないことが一番の問題である。生産緑地法が改正され、市の条例改正が待ち望まれているところだが、改正により、市民農園として貸借することが可能となる。土地区画整理事業等で整備しているところでも、ゲリラ豪雨等で、雨水が氾濫し浸水被害が起こっている。生産緑地が減り、保水能力が低下しているということが原因の一つである。雨水管を敷設しても、放流先の川が満水になっている状況であるため、そのような機能(保水能力)を残していくことが必要と考える。生産緑地法の改正の中には、生産緑地の道ずれ解除がないよう指定面積要件を500平方メートルから300平方メートルに緩和する内容が盛り込まれている。市として、今後検討・研究をしながら、市の緑地保全を進めていきたい。

委員 生産緑地地区に指定されているところは、市民農園にできるのか。

事務局 今はできないが、法律が改正されたので、条例を改正したら可能である。

委員 市外の人にも利用できるようになれば、需要も増えると思うし、観光という点からもプラスと考えるので、その方向で検討していただきたい。

会長 もし、観光に繋げる場合は、景観の点も考えていく必要がある。

委員 法律の改正により、条例の改正を行えば、生産緑地の指定面積要件を500平方メートルから300平方メートルに緩和することができるが、今後そのようになっていくのか。

事務局 条例の改正について、県内ではまだ改正した市町村はない。現在、県が各市町村に対し、アンケートを行っているが、希望する市が数市だけであり、指定内容や近隣の市の状況を見ながら検討していきたい。

会長 ほかに質問はあるか。ないようなので、お諮りする。議第1号 新座都市計画生産緑地地区の変更(新座市決定)について、諮問どおり決定してよいか。―(異議なし13人)―異議がないようなので、諮問どおり決定することを適当と認める。

会長 ここで、みどりと公園課の職員は退席させていただく。続いて、諮問案件の議第2号についての説明をお願いする。

議第2号 新座都市計画道路の変更(埼玉県決定)について(まちづくり計画課の担当が説明)

会長 この案件について、御意見、ご質問があればお願いする。

委員 説明会が4回開催されたということだが、オーバーパスにすることについて、市民から意見等があったか。

事務局 この説明会は9月23日、24日、26日、10月10日の4日間、計6回の説明会を行っているが、本日説明した内容は、その説明会の内容に沿ったもので、オーバーパスの説明に対しては、参加された住民の方からは特に驚く等の反応はなかった。市民の方が特に興味を持ったところは、この道路がいつ完成されるかということであった。

会長 ほかに質問はあるか。

委員 説明会では、道路沿いの方等どの位の範囲の方が呼ばれたのか。

事務局 説明会については、道路の端から30mの範囲の方を対象として、案内を行った。全体として257名の方が説明会に参加した。30mの方の中には、そこには住んでおらず、土地だけ所有している遠方にお住まいの方についても案内をしている。

委員 副道ができることで、新たに移転対象となる方がいると思うが、その方々は説明会に参加されたのか。今回、新たに駐車場が道路にかかるという方から相談があった。資料(新座都市計画道路3・4・10放射7号線(栗原工区)の都市計画変更について)の12ページの副道整備イメージ(参考)は分かりにくく、立体的なイメージ図等がなければ、意見も出しにくいのではいか。今後、日照の問題等具体的になってくる中で、このようになるとは想像できなかった等の意見がでてきそうだが、どのように感じているのか。

事務局 質問の順番が逆になるが、日照について、県が検討を行ったところ、日照に影響がでると想定されるのは4件とのことである。副道をつくることによって新たに道路にかかる方は3件で、そのうち1件の方から質問があったが、残りの2件の方が出席されたかについては把握していない。

委員 出席の有無については把握されていないということだが、欠席されていた場合、県はその方に対して説明に行くのか。

事務局 市では、該当者の出席の有無や県の対応等は把握していないため、改めて県へ該当者に対し、しっかりと説明をするよう要望する。

委員 副道の3箇所のうち、東久留米市側の副道は片側だけだが、副道ができない側に問題はないのか。

事務局 片側だけの副道については、副道がなくても通行できると県は考えているためである。県の事業だが、市においても事業に協力させていただく中で、本審議会の委員の方からいただいたご質問等についても、県へしっかり伝えていたいと考えている。

委員 今後のスケジュールでは、平成29年度から平成30年度に用地測量が予定されているが、その後は用地交渉に入っていくということか。

事務局 資料(新座都市計画道路3・4・10放射7号線(栗原工区)の都市計画変更について)の15ページに今後のスケジュール(予定)を掲載しているが、来年の2月に埼玉県の都市計画審議会に諮り、その後事業認可を取得して、平成30年に用地測量事前説明会の開催、用地測量を実施して、順次、交渉に入っていきたいということである。

委員 今回の説明は、新座市の部分だけのスケジュールになっているが、東京都側とのスケジュールの擦り合わせ等、路線としての見通しを教えていただきたい。

(スクリーンに広域都市計画道路網図を映して説明)

事務局 放射7号線の全体としては、東京都練馬区の北園交差点から、新座市栗原、東久留米市、新座市新堀、所沢市、狭山市を通り、日高方面に抜ける道路となっている。現在、事業着手している路線は黒で着色している。新堀地区(黒・点線)については、昨年12月に事業着手しており、現在、用地買収を進めているところである。北園交差点から西側についても幅員25mで事業着手しており、練馬区と西東京市との境から調布保谷線との区間(黒・実線)については、平成27年8月に開通している。栗原工区(青・点線)については、今回の説明会の中で、西東京市側の残りの路線(赤・点線)と同時期に事業認可を取得して6年から9年後に完成を目指すとのことである。北園交差点から練馬区と西東京市との境の区間(黒・点線)については、東京オリンピックまでに開通する予定で事業を進めている。新堀工区で着手している路線(黒・点線)については、清瀬市側(黒・点線)と同時期の開通を目指している。新堀工区の残りの部分(青・点線)については、東久留米市側(赤・点線)の事業着手の状況をみながら、着手していく予定である。放射7号線以外の都市計画道路について、東久留米志木線の新座市側(黒・実線及び点線)については、本年12月15日に開通している。東久留米市側の未開通区間(黒・点線)については、来年9月を目途に開通する予定である。ひばりヶ丘駅北口線(黒・点線)と駅前広場については、平成31年3月に開通する予定であり、駅のバリアフリー化については、来年の夏に完成させる予定である。駅から放射7号線(栗原工区)へのアクセスのため、ひばりヶ丘片山線の未着手区間(青・点線)についても、放射7号線(栗原工区)の整備状況をみながら、着手していく予定である。保谷秋津線(未着手区間)の新座市側(青・点線)と東京都側(赤・点線)については、事業認可取得に向けた説明会を開催しており、今後事業認可を取得し着手していく予定である。保谷朝霞線について、(接続先の)東京都側は調布保谷線という路線(黒・実線)で平成27年8月に開通している。新座市側(青・点線)は、現在幅員20mで都市計画決定されているが、今後幅員を27mに変更するため、本年11月に埼玉県が説明会を開催しており、今後3年間かけて路線測量等を行い、変更手続きを行う予定である。保谷朝霞線が完成すると約4,440mが国道254号バイパスまで繋がることになる。新座市の南部の都市計画道路の状況については、以上である。東京都の都市計画道路事業は全て東京都が費用を負担するが、埼玉県施行の都市計画道路事業の場合は、地元の市町村が20%負担することになっており、新座市としても財政状況が厳しい。ただし、市の南部の都市計画道路は相当整備されていくため、東京都へのアクセスは格段に良くなることが見込まれる。

委員 放射7号線の新堀工区でオオタカの巣が見つかったと聞いており、巣が見つかると工事が遅れるという話をよく聞くが、どうか。

事務局 新堀工区内には、憩いの森として、市が地権者から借りている土地があるが、路線測量中にオオタカが飛来していることが発見された。希少とされているオオタカは、法律上、営巣期に観察しなければならないとされており、オオタカは春に営巣するため、今年と来年の春に2回調査を行う。ただし、林自体を伐採しなければ問題ないとのことなので、林は買収するが、地権者の協力を得ながら、県が整備するまでは林として存続させる予定とのことである。

会長 都市計画の計画性のつけが出ているとも言えるが仕方がない。今後、空き家の増加、人口の減少等別の観点がでてくると思うが、うまくバランスをとりながら行っていくしかない。

事務局 東京都の調布保谷線は幅員36mで両側に9mの歩道を設置しているが、防災道路という意味合いもあり、災害があった場合には、そこに一時非難するという形で、調布保谷線から保谷朝霞線に繋がっている。東京都は埼玉県に避難するために、道路を繋いでいるという側面もあり、放射7号線の整備も急いでいるようだ。 

会 長 日本では、防災の問題は深刻である。ほかに質問がないか。ないようなので、お諮りする。議第2号 新座都市計画道路の変更(埼玉県決定)について、諮問どおり決定してよいか。―(異議なし13人)―異議がないようなので、諮問どおり決定することを適当と認める。

(市長は次の公務のため退席)

会長 続いて、諮問案件の議第3号についての説明をお願いする。

議第3号 新座都市計画地区計画の変更(新座市決定)について(まちづくり計画課の担当が説明)

会長 この案件について、御意見、ご質問があればお願いする。

委員 田園住居地域は具体的にどんな地域か、説明をお願いしたい。

(スクリーンに田園住居地域の用途規制を映して説明)

事務局 現在、用途地域は、住居系は7つ、商業系は2つ、工業系は3つ、合計12の地域が設けられている。田園住居地域は7つの住居系の用途地域に追加される形である。規制内容としては、農業の利用の促進を図り、これと調和した低層住宅の良好な環境を保護するもので、建築できるものは、現在の第一種低層住居専用地域で建てられるものに追加して、農業の利便増進に必要な店舗や飲食店で面積が500平方メートル以内のもの、農産物の生産・集荷・処理・貯蔵に供するもの等が建てられるようになる。

会長 市街化区域内で農業をする場合は、生産緑地に指定することになるが、それだけでは、農業ができない人が出てくると全部宅地になってしまう。今回の法の考え方は、市街化区域内で農地や緑地を残しやすくするもので、現状の問題に対応する側面もあると考える。新座市においても大事な概念だと思う。まちの特徴を出すために利用しても良いと思う。ほかに質問がないか。ないようなので、お諮りする。議第3号 新座都市計画地区計画の変更(新座市決定)について、諮問どおり決定してよいか。―(異議なし13人)―異議がないようなので、諮問どおり決定することを適当と認める。

会長 本日の議事は全て終了したので、これより先は事務局にお願いして、議長を解任させていただく。

6その他

委員 道路計画については、東京都民のためという点もあり、県からおりてきた話を新座市としてはどうすることもできない部分もあるとか思うが、個人的には、道路をつくるということは、国土を減らしていると思っている。渋滞が嫌なら車に乗らなければいいし、極端に言えば、利便性のある小さな車に替える等社会が変わっていけばいいと思う。国土に関しては、二度と耕せない場所をつくり続けていると感じている。県からの道路計画について、新座市としては、長いものにまかれないレジスタンス的なことを考えても良いと思う。それが難しい場合には、百歩譲り、道路をつくるときには、緑地化も一緒に進めることをセットで考えてもらいたい。生産緑地については、減ってしまうことは仕方がないが、生産緑地でなくなった後の問題が大事だと思う。例えば、(農業従事者が)亡くなった場合には、宅地として売られたり、道路になるというパターンがあると思う。住宅をつくる場合には、雨水が敷地内で浸透するよう浸透桝の設置等がなされ、法的にはクリアしているかもしれないが、実際に建売住宅をみると全部アスファルト敷きになっており、コンクリートのたたきの上の雨水は道路に流れるという現実と法的なギャップが大きいと感じている。道路にするならば、雨水を道路の側溝に落として川へ流すという構造ではなく、浸透アスファルト等にして道路内で浸透できるよう、現実的な面も視野に入れて考えてほしい。

事務局 貴重なご意見をいただいたので、今後、肝に銘じながら事業を進めていきたい。

7閉会

午前11時30分閉会


新座市都市計画審議会