本文
令和4年12月22日(木曜日)
午後3時00分から午後4時30分まで
市役所本庁舎 5階 全員協議会室
石島陽子委員、榎本賢治委員、風間康男委員、金子和男委員、川原勝彦委員、島田久仁代委員、鈴木明子委員、野中弥生委員、羽生冬佳委員、三ツ矢美代子委員、峯田恵以委員、米橋結太委員
新座市長 並木傑
まちづくり未来部長 山本実
まちづくり未来部副部長兼みどりと公園課長 久米田英之
まちづくり未来部副部長兼交通政策課長 遠藤達雄
都市計画課長 谷口龍一
同課副課長 伊藤忍
同課係長 加藤大樹
同課主任 北島真理子
同課主任 仁木雅宏
みどりと公園課専門員兼みどりの係長 葛西正光
次第
諮問書の写し
新座市都市計画審議会名簿
【議第1号関係】資料1-1 都市計画生産緑地地区の変更(新座市決定)
【議第1号関係】資料1-2 新旧対照表
【議第1号関係】資料1-3 変更概要書
【議第1号関係】資料1-4 変更概要図
【議第2号関係】資料2-1 新座市都市計画マスタープラン案
【議第2号関係】資料2-2 中間報告以降の修正箇所一覧
【議第2号関係】資料3-1 庁内改定委員会及び改定検討委員会における検討経過について
【議第2号関係】資料3-2 改定検討委員会で出された意見と対応
【議第2号関係】資料4-1 意見に対する市の考え方(パブコメ)
【議第2号関係】資料4-2 意見に対する市の考え方(議員)
公開(傍聴者1人)
欠席:浅野喜光委員
事務局 本日の委員の出席は13名中12名であり、過半数に達しているため、新座市都市計画審議会条例第6条の規定により、本日の会議は成立することを報告する。
市長から挨拶があった。
(続いて、事務局から新たに就任した委員を紹介した。)
事務局 次第に従い、会長の選出を行う。本年5月11日に、藤井前会長から委員の辞職申出があったことに伴い、現在、会長が不在となっている。
そこで、本日の会議で会長の選出を行うが、会長が決定するまでの間は、新座市長が会議の進行を行う。
市 長 会長の選出については、審議会条例第5条の規定に基づき、「会長は、学識経験者の委員の中から委員の選挙により定める。」こととなっている。
そこで、これまでの慣習に従い、推薦の形を取りたいと思うが、どなたか推薦のある方はいるか。
委 員 羽生委員を推薦する。
市 長 ほかに意見はあるか。ないようなので羽生委員に会長をお願いするということでよいか。
※異議なし
市 長 異議なしということで、羽生委員に会長をお願いしたいと思う。羽生委員は了承いただけるか。
羽生委員 了承する。
市 長 会長が決まったので、進行の任を解かせていただく。
会長から挨拶があった。
事務局 審議会条例第5条の規定により、会長から会長職務代理者を指名していただくこととなっている。羽生会長に御指名をお願いする。
会 長 それでは、私から会長職務代理者の指名をさせていただく。
会長職務代理者を引き続き、金子委員にお願いしたい。
金子委員 了承する。
会 長 会長職務代理者は金子委員にお願いする。
会 長 新座市都市計画審議会規則第10条の規定に基づき、本日の署名委員を指名する。石島委員と榎本委員にお願いする。
会 長 それでは、本日の諮問案件の議第1号についての説明をお願いする。
議第1号 新座都市計画生産緑地地区の変更(新座市決定)について(諮問)
(みどりと公園課長が説明)
会 長 この案件について、御意見、御質問があればお願いする。
委 員 これまでは、図面で削除するところを黄色で表示して、合わせて数字を記載していたと思うが、どうして今回のような表記に なったのか。
事務局 各地区の面積については、新旧対照表に記載しているため省略した。細かいことについては、資料1-3に記載している。
委 員 事務局の考えは理解するが、図面に記載されていた方が分かりやすいと思うが。
事務局 次回からは記載するようにする。
委 員 以前の資料のように作成してもらえると、数字の確認もできるので、是非お願いしたい。
事務局 分かりました。
会 長 他に、御意見、御質問等がないようなのでお諮りする。
※ 意見・質問なし
議第1号 新座都市計画生産緑地地区の変更(新座市決定)について、諮問どおり決定してよいか。
―(異議なし11人)―
会 長 異議がないようなので、諮問どおり決定することを適当と認める。
続きまして、議第2号についての説明をお願いする。
議第2号 新座市都市計画マスタープランの改定について(諮問)
(都市計画課の担当が説明)
会 長 この案件について、御意見、御質問があればお願いする。
委 員 電線地中化という文言が都市計画マスタープラン(以下「都市マス」という。)に記載されている。市議会の一般質問でも質問したが、無電柱化には様々な手法があるので、無電柱化に表現を変更した方がよいと考えているので、都市マスの中で、電線地中化となっている部分は、すべて無電柱化という表現に変更できないか。
次に、49ページにあるスマートシティ、スーパーシティについては、今後20年間で取り組むことについて、市議会で市長も進めていくというお話をしているが、今回、市街地検討ゾーンにおいて、馬場一・四丁目のところに、スマートシティの創出と記載している。
スマートシティの考え方として、その地域だけのものではなく、新座市全体、あるいは、データの共有を行い、利便性の向上等を図ることがスマートシティというイメージであって、この内容だと、この地域に限定してスマートシティを創出するというのは違うのではないかと考えている。
埼玉版のスーパーシティがあるが、これだと県も支援していて、グリーンフィールド、ブラウンフィールドという考え方があり、この表現だと埼玉県版のグリーンフィールドのイメージをしているのかなと思われる。その辺がよくわからない。
そして、地域別構想を見ると、118ページの地域づくりの方針に土地利用・都市機能の項目があるが、この項目にスマートシティの文言がない。全体構想ではスマートシティの記載があるが、もし、イメージしているのが埼玉版スーパーシティであるのであれば、この項目に記載しておいた方がよいと思うし、スマートシティとスーパーシティの考え方を整理しておいた方がよいのではないかと思う。
埼玉版スーパーシティに関していえば、今年の3月に県から報道発表されているように、具体的に市町村が事業化するのであれば窓口を作り、相談を受けるといったことを進めている。もし、埼玉版スーパーシティを行うのであれば、都市マスにしっかりと位置付けないと事業化できないのか、それとも、もう少し緩やかな表現でも支援が受けられるのか教えていただきたい。
事務局 電線地中化の件については、都市マスでは電線地中化と表記しているのに対し、前期基本計画では無電柱化と表記されており、整合が取れていない点は把握している。前期基本計画については、確定しておらず、今後修正する可能性があるため、その部分も含めて、全体的に関わる箇所については、無電柱化という表現を使う方向で修正を検討している。ただし、電線地中化の事業を実施しているところなど、電線地中化の表現の方が適切な箇所については、電線地中化の表現を残したいと考えている。
スマートシティの取組については、49ページに記載しているが、新たな市街地の整備に当たっては、スマートシティに関する要素を含められないかということで、視野に入れた検討という表現を用いて記載している。実際、新たな市街地整備を進める際に、埼玉県からスマートシティに関係する施策を取り込んでもらいたいという話もある。現状ではそれをイメージしている。埼玉版スーパーシティの話もあったが、特に埼玉版スーパーシティという形で取り組まなくても、新たな市街地整備を検討するには、スマートシティは必要な要素であると考えているため記載している。
市街地検討ゾーン以外の全体にも関わるべきところと思うが、スマートシティにしても、埼玉版スーパーシティにしても、都市マスでは、地域の位置付けまで行きつかなかったものである。スマートシティという表現は使用していないが、164ページの2効果的な都市づくりの推進の1最新技術を活用した都市づくりの推進というところに書かせていただいており、具体的なところまでは書いていないが、この部分が全体に関わっているところかなと考えている。これを更に、スマートシティ、スーパーシティに発展させていくかどうかまでは具体的に書けていないが、現状はこのような考えとなっている。
委 員 無電柱化の件については了解した。
スマートシティ、スーパーシティについては、例えば、馬場一・四丁目地区については、今までは、12号線の新駅を作って、新駅周辺を市街化区域に編入して土地区画整理事業を行っていくという話があった。埼玉版スーパーシティのところでは、インターチェンジから5キロメートル圏内であるとか、都市計画道路の3キロメートル圏内であれば、埼玉版スーパーシティの条件に合うまちづくりは支援すると言っているので、12号線延伸活動は進めなければいけないが、12号線延伸とは別にチャンスだと思っていて、埼玉版スーパーシティに応募するかどうかは置いといて、埼玉版スー パーシティ等の検討を進める上でも、しっかりと都市マスに位置付けておかないといけないのか、それとも、説明があったように位置付けなくても緩やかな表現でも認められるのか確認したい。
事務局 埼玉版スーパーシティにエントリーするかどうかについては決定していないが、このような大掛かりな市街地整備、特に地下鉄12号線周辺地区は、埼玉版スーパーシティにエントリーして進めていくという選択肢は十分にありえるかと思う。都市マスに位置付ける必要があるかどうかについては、都市マスに位置付けが無いからといって、エントリーが出来ないというわけではない。この点は県に確認している。確かに、都市マスに位置付けておけばという御意見もあるかと思うが、今の段階では、具体的な表現の書き込みは難しいと考えていることから、案に記載した表現とさせていただいている。今後、スマートシティに関係するものと連携することは、新たなまちづくりする上では必要な要素となると思う。
会 長 今、御指摘の箇所は、45ページにはスマートシティを行う地域が特定されて記載されているにも関わらず、118ページにはスマートシティに関する記述が無い点、スマートシティは新たな市街地を形成するときには、踏み込んでいかないといけない施策であることは確かであるが、既成市街地をどれくらい行うのか位置付けるのは難しいとは思う。今後進める上でも、エリアを区 切って行うのかという位置付けを本当にこのエリアで行うのかという検討と市全体のまちづくりとして、どうやってIctを取り入れてスマートシティ化していくのかという点をどこに記載すればよいのか、再度検討してもらいたい。全体見渡していただいて、他に単語がないかも含めて、適切な箇所に今の考えを記載していただければと思う。
事務局 了解した。
委 員 歩道について、電線地中化した方が安全というのは理解する。危険な箇所を子どもたちが通学路に指定されていて、トラックなどの大型車両に引かれそうになりながら通っていたり、ガードレールの中に電柱が立っていて、1人通過するのがギリギリの幅員しかないところがあって、その脇をトラックなどの大型車両が通過している等、市内には危険な箇所がたくさんあると思う。
また、自転車が危険だと思う。歩道は通れないけど、自動車の通行が多くて車道に出られない。結局、Sdgsに繋がると思うが、歩いて行くとか自転車を利用しようとする発想にはならない。歩行者や自転車利用者が利用できるような環境整備を市の方で努力していただきたい。
車いす利用者が歩道の段差があるところや傾斜しているところで転倒するケースを目撃したことがある。このため、車道を走行するケースがある。車イス利用者等への配慮が必要ではないか。
横断歩道について、横断歩道が設置されていたが、急に無くなるということがある。近くに新しい信号ができたので撤去したのだろうと思う。しかしながら、警察の範疇だと思うが、横断歩道に関しては、都市計画の中では、とても重要だと考えているので、警察と前向きに協議していただき、横断歩道を無くす場合は相当な検討が必要だと考えている。
事務局 交通安全に関する部分は都市計画と関係があるものと考えている。都市マスでは、安全対策の面では、 66ページに交通安全の関係が記載されている。例えば、歩行者や自転車利用者に対する安全性の確保、車いす利用者に対しては、ユニバーサルデザインやバリアフリーに配慮した整備を行うと記載させていただいている。また、道路に関わるところなので、58ページにも、御指摘いただいた部分について、2歩行者・自転車に配慮した人にやさしい安全な道路づくりにも記載させていただいているところである。
都市マスに基づいて、道路整備計画も策定されていくことになり、この計画の中で、今後対策を図っていくことになる。
委 員 保護者や町内会が道路状況を点検した結果、道路の危険な箇所を集計した資料を作成しているので、この情報も拾い上げてもらいたい。
事務局 各地域の方が点検したものを拾い上げる部分については、総合計画にも市民からの情報提供による維持管理を行うことが位置付けされている。しかし、都市マスの案には、この部分の記載が無かった。御指摘いただいたが、58ページに市民からの情報提供に基づく維持管理を記載する必要があるものと考えている。
事務局 横断歩道の設置は警察の範ちゅうである。横断歩道が撤去された理由は、おそらく、以前あった横断歩道の近くに信号が設置されたことなどにより、撤去されたものと思われるが、注意喚起及び周知徹底を図りたいと思う。具体的な場所が分かれば、看板を設置する等の対応させていただきたいと思う。
会 長 交通対策と都市計画は関係が深いが、説明にあったとおり、個別の施策の中で、どう具体化していくのかという部分に関係すると思うので、都市マスでどこまで記載できるのかというのは難しい問題と考える。ただし、全体を通して、歩行者や自転車利用者の安全性に配慮したまちづくり、道づくりを進めると記載されているので、施策の具体化については、都市マスがオーソライズされた後に、市民の意見を丁寧に拾いながら施策決定していくものと考えている。
委 員 65ページの2快適な居住環境づくりの1居住環境の改善で、「居住者の高齢化や人口減少が進んでいる住宅団地では、民間主体による若い世代と高齢者が共生する団地コミュニティの再生に向けた総合的な取組に際し、必要に応じて都市計画法に基づく都市施設の廃止、居住環境の維持・改善に向けた地域地区の見直しや地区計画制度の活用を検討します。」とある。
この項目は、新座団地のことを想定していると思われるが、この文中に都市計画法に基づく都市施設の廃止となると、新座団地の建て替えというのが話題になっているので、市として具体的に何を考えているのか教えていただきたい。
事務局 都市施設の廃止に関しては、新座団地を想定している。都市施設の廃止という文言は分かりにくいとは思うが、新座団地は一団地の住宅施設という都市計画が設定されており、これを廃止するという意味である。建設当初は、団地が立てやすい計画にはなっていたが、建て替えを検討していく上で、一団地の住宅施設を継続したまま検討するとなると、住宅戸数や店舗数など用途や規模が限定されている中では、新たなまちづくりを展開しにくい状況にある。
今後、どのようにまちづくりが展開されていくのか分からない状況にあるが、都市施設の廃止を行う方が、地域の意見を取り入れた形でのまちづくりが進めやすいのではないかと考えているため、一団地の住宅施設の廃止をするという意味で、都市施設の廃止と記載したものである。
事務局 今の回答に補足すると、新座団地は一団地の住宅施設の指定しているため、様々な制限がかけられているところである。この指定を外すことによって、住環境が良くなるということであれば、例えば、Urや地域住民から御相談があれば、その内容に応じた都市施設の廃止等を行うという意味であり、Urや住民と相談することなく、市が廃止するという表現ではないということで受け取ってもらえればと思う。
委 員 Urだけからの申出だけで、都市施設の廃止を行うことはあるのか。
事務局 Ur側が住民の意見を聞かないで相談に来るのは考えにくい。Urと市だけで都市計画変更ができることではないというのは御理解いただきたい。Urも丁寧な進め方をすると思う。
会 長 今の説明内容が、この表現だと伝わりにくいので、再度検討してもらいたい。
委 員 12号線のまちづくり構想で、新座スマートIC周辺に、パークアンドライドの考え方があったと思う。都市マスに記載されていないが無くなったのか。
事務局 パークアンドライドについては、今後、個別具体の計画で検討するもので、都市マスは方針を示すものであるため記載していない。
委 員 パブリックコメントで出された意見については、文書で回答しているのか。
事務局 すでに個別に文書で回答している。
委 員 送付した回答に対して、意見等はあったのか。
事務局 送付した回答に対して、意見はなかった。また、市のホームページでも公表している。
会 長 他に御意見はあるか。
※ 意見・質問なし
会 長 お諮りする。いくつか御意見があったので、議第2号 都市計画マスタープランの改定については、継続審議としたいと思うがよろしいか。
―(異議なし11人)―
会 長 それでは、継続審議とすることを認める。
今日の議事はすべて終了したので、事務局に進行を戻したいと思う。
事務局 ただいま、議題2号 都市計画マスタープランの改定については、継続審議ということになったので、次回の都市計画審議会は、令和5年1月25日(水曜日)15時から行いたい。
※午後4時30分閉会