本文
令和5年5月26日(金曜日)
午前10時30分から午前11時30分まで
市役所本庁舎 3階 301会議室
浅野喜光委員、石島陽子委員、榎本賢治委員、西村淳治委員、金子和男委員、川原勝彦委員、島田久仁代委員、鈴木明子委員、野中弥生委員、羽生冬佳委員、三ツ矢美代子委員、峯田恵以委員、米橋結太委員
新座市長 並木傑
まちづくり未来部長 廣澤真吾
まちづくり未来部副部長兼交通政策課長 遠藤達雄
都市計画課長 谷口龍一
同課副課長 芳賀芳一
同課係長 加藤大樹
同課主査 北島真理子
同課主任 下室智之
次第
新座市都市計画審議会名簿
諮問書の写し
都市計画手続の流れについて
【議第1号関係】資料1-1 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針に関する見直し要領
【議第1号関係】資料1-2 理由書(整開保)
【議第1号関係】資料1-3 新旧対照表(整開保)
【議第2号関係】資料2-1 理由書(区域区分)
【議第2号関係】資料2-2 新旧対照表(区域区分)
公開(傍聴者0人)
欠席:なし
事務局 本日の委員の出席は13名中13名であり、過半数に達しているため、新座市都市計画審議会条例第6条の規定により、本日の会議は成立することを報告する。
次第に沿って進めさせていただく。
会長から挨拶があった。
市長から挨拶があった。
会長 新座市都市計画審議会規則第10条の規定に基づき、本日の署名委員を指名する。川原委員と島田委員にお願いする。
会 長 それでは、議事に入る。本日の二つの諮問案件については、関連性があるので、執行部から一括して説明をお願いする。
議第1号 新座都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更(諮問)
議題2号 新座都市計画区域区分の変更について(諮問)
(都市計画課の担当が説明)
会 長 この案件について、御意見、御質問があればお願いする。
委 員 都市計画区域の面積が2ヘクタール減ったということについて、計測方法の変更ということだが、具体的にどういうやり方からどのように変わって、その結果2ヘクタール減ったということか説明いただけるか。
事務局 面積については、電子データを活用した読み取り方法に変更したことで、精度が向上し、新座市については2ヘクタール減るといった結果になった旨、国土地理院から説明を受けている。これ以上の詳細については、現時点において確認できていない状況である。
委 員 2ヘクタール減るということは行政面積が少なくなるわけであるから、いろんなところに弊害が出てくるのではないかと思う。
市としてなぜ2ヘクタール減ったのかということを知っておくべきだと思う。
会 長 計測方法の変更により、という部分に詳細な説明がほしいということでよいか。
委 員 従来はこういう状況だったけども、最新の計測方法はこういうふうになったからより精度が高まって、2ヘクタール減ったのか。県内用地では新座市だけ2ヘクタール減ったのか。隣接している都市が増えているのか。その辺りの検証をしたいため、お聞きした。
事務局 確かに2ヘクタールという大きい面積であるので、市として、具体的にどのような計測方法の違いによってそういった差が生じたのかというところは、しっかり確認をさせていただければと思う。
会 長 ほかに御意見、御質問があるか。
委 員 資料1-3の3ページについて、県の都市づくりの基本理念でコンパクトなまちの実現という言葉があるが、新座市に置き換えたときに、コンパクトなまちづくりというのが何を示しているのか分かりづらいので、説明いただければと思う。
事務局 コンパクト化についてであるが、人口減少という大きな流れがある中で、人口が減ってくるとその地域地域で間が空いていってしまうということで、ある程度のコミュニティを維持するために、人を集めて公共施設なども集約させ、インフラにもお金がかかるのでそういったところも無駄がないように、国全体の方向性としてそういう考え方がある。新座市においては、実際にコンパクト化ということが位置付けられているので、都市計画マスタープランにどういった形で反映させているかというところもあるかと思う。基本的には、新座市はまだ先ほどの推計値を見ても、大きく人口が減るという状況はない。そのため、コンパクト化に関する具体的な政策というのは盛り込まれていないような状況である。
そのコンパクト化という中に、公共交通のアクセス性を高めて公共施設などにアクセスしやすいという状況を作ることもコンパクト化の一つとされている。そこで、都市計画マスタープランにはコンパクト化の考えとして、全体構想の公共交通に関する基本方針というものを作っており、その中の公共交通の利用の促進には、例えばいわゆるコミュニティバス等やデマンド交通など、そういったものの充実を図るというような政策を挙げさせていただいている。
委 員 人口が減るから公共施設を減らし、それを集約するという理解でまず一つよろしいか。
それから結局高齢化によるわけなので、ゾーンとゾーンを結ぶのににいバスなどの公共交通が必要になるということか。それが新座市の場合少し弱いと感じるので、そういう部分は強くしてくというような理解でよいか。
事務局 公共施設などの集約及び公共交通の考え方についてはそのとおりである。コンパクト化に関しては、国、県の方からも求められているが、いわゆる立地適正化計画を策定しなさいということも言われており、新座市においても今後、将来的な人口減少は避けられない部分もあると思うので、集約化の考えや、公共交通に関わる諸計画等もミックスさせ、そういった立地適正化計画等の策定も検討はしている状況である。
会 長 人口減少というキーワードは、どうしても日本全国を覆っているので今のような総論的な話がどうしても出てきてしまう。
人口減少及び高齢化に伴い、社会的な活動が変化していく中で、「コンパクト&ネットワーク」ということで、密度の低い社会を作っていくと費用ばかりかかってしまうので、効率的に土地を利用できるよう、公共部門だけでなく民間部門でも効率的にまちを作りましょうというのが大きな流れだが、それを都市内でどうやっていくかということなのだと思う。
新座市は立地としては都市側だが、一方でその中に農地や工業用地が複雑に入り乱れている状況で、どのように将来像を描くかということはかなり難しい問題であろうと思う。
人口についてはフレームで示す限りでは若干減少する見込みだが、消滅可能性都市と言われるようなものと比べればまだ減少していない方だという中で、これからの5年や10年でどうするかというのは少し難しいところである。
新座市と同じ状況にある、都市近郊といわれるような地域でどういう集約型の都市を作っていくかというのを互いに勉強しながら、近隣市町と連携しながらまちを作っていかざるを得ないのだと思う。
正直なところ、新座市は小さく、小さい市の中だけでさらにコンパクトと言われても難しい部分もあると思うので広域的に考えていく必要がある。さらに、交通や情報の交流を含めたネットワークという新たなインフラも新座市だけで担っていけるものではなく、他市との連携も課題に上がるであろうという意味では、この県の作る広域的なビジョンというものが重要性を増してきているのだと思う。
ただし、国がコンパクトというものを目指し、県がそれに応じてビジョンを作ったからそれに即して市がどう整合性をとっていくか、というトップダウンだけでなく、市からのボトムアップという形で、どのような意見を県に入れていければいいか、この場で是非御意見いただきたいと考えている。この課題は、皆様と共に長い目で考えていくべきものと思っている。
会 長 ほかに御意見、御質問があればお願いする。
※ 意見・質問なし
会 長 区域面積の2ヘクタール減少については、技術的なものであるので意見とはせず、詳細について事務局で確認し、報告することとする。
コンパクト化については意見としてあげるというよりはおそらく市として今後これを受けて具体的にどう市がまちづくりを行っていくかということだと思うので、おそらく県に上げるような意見にはならないかと思う。
それでは、お諮りする。
議第1号 新座都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更ついて、諮問どおり決定してよいか。
―(異議なし12人)―
異議がないようなので、諮問どおり決定することを適当と認める。
議第2号 新座都市計画区域区分の変更について、諮問どおり決定してよいか。
―(異議なし12人)―
異議がないようなので、諮問どおり決定することを適当と認める。本日の議事は全て終了したので、これより先は事務局にお願いして、議長の任を解かせていただく。
事務局 特になし
※午前11時30分閉会