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令和6年度「市内3大学学生と市長との懇談会」の概要

ページID:0152444 更新日:2024年11月25日更新 印刷ページ表示

開催日時

  令和6年11月11日(月曜日) 午後4時30分から午後6時10分まで

開催場所

  跡見学園女子大学新座キャンパス4号館コモンルーム

参加学生

  12名(跡見学園女子大学4名、十文字学園女子大学5名、立教大学3名)

テーマ

  若い世代が住んでみたい、ずっと住み続けたいと思える新座市の実現に向けた取組について

懇談会の概要 

1 各大学発表・質疑

(1) 跡見学園女子大学

提案
大学生から住み始めて、子どもと一緒に住み続けられる新座市へ

大学生への提案1

避暑地としての妙音沢~自然を活かした、夏イベント~

 

イベント1

夏の風物詩を楽しむ

イベント2

自然、生き物観察

イベント3

散策

大学生への提案2

住まい体験

~空き屋を活用し、実際に1週間住めるお試しプラン~

子育て世代への

提案1

送迎保育ステーションの設立と病児保育事業の拡大

子育て世代への

提案2

大学生主催の子ども向けイベント企画

市長

・ 妙音沢は特別緑地保全地区に指定されており、散策によいと考える。提案いただいた内容は、整備計画を策定して実行していく際の参考にさせていただく。
・ 新座市には現在空家バンクに登録された空家はないが、今後、登録があれば福祉等の拠点として活用することを検討している団体があると聞いている。今後も動きを注視していく。
・ 送迎保育ステーションについては、保護者に園の状況を見てもらう、子どもの様子について保育士と顔を合わせて確認するなど、直接のやり取りが大切と考えており、導入する予定はない。病後児保育については、現在既に2園が対応している。
・ 子どもたちが部活を体験してもらうプログラムは非常に有意義だと感じる。是非実現してほしいと思う。

教育長

・ 妙音沢の活用、大学の施設の活用について興味深く聞いた。
・ 教育委員会では、こども大学にいざを実施している。十文字学園女子大学だけでなく、跡見学園女子大学や立教大学にもお願い出来ればより広い地域の子どもたちが参加できる機会ができるのではないかと思う。
・ 大学生の皆さんに、積極的にココフレンドなどの事業にかかわってもらえれば、子どもたちにとっても、皆さんにとってもいい経験になるのではないか。

他大学の学生から

・ 自身がココフレンド出身のため、当時大学生との関わりがあったら楽しかっただろうなと感じた。

・ サークルの活用について詳しく
 →・ 競技ダンスに子どもたちを招待し、ダンスを学ぶ/見学する
  ・ お茶をたてる体験

・ SNSでの周知について、新座市以前に、埼玉県に来ようと考える人が少ないと感じている。どういった話題作りが出来るのか、具体的なイメージについて教えてほしい。
 →・ 長瀞の流しそうめんのように、大きな話題を呼ぶイベントをしていけたらと思う。
(市長) 最近テレビでも関越自動車道の横断幕が取り上げられたが、その他のPRにも積極的に取り組んでいくために、学生の皆さんからよいアイディアをいただけたらと思う。

(2) 立教大学

提案
「子育て応援シティ」施策

前提

職員が地域に出ていく組織文化づくり

事業1

施設整備の基準となる「子育て支援規格」の制定

事業2

アクセスしやすい窓口を目指した出張所機能の拡充

事業3

「若者が利用したい子育て支援サービス」の展開

市長

・ 職員が地域に出ていく組織文化づくりについて、にいざhitoゼミという職員研修の中で新入職員を各町内会に派遣するフィールドワーク研修を実施しており、地域の皆様の声を聴く機会となっているのではないかと思う。
・ 少子化のため、国等からの様々な角度からの支援が検討されているところである。新座市では他市と比べ産婦人科が充実しており、さらに、公園の整備や、公共施設の機能の充実等が図られている。
・ 出張所機能の拡充については、出張所を増やすというよりも、インターネットを使用した申請や相談の充実により市役所や出張所に行かなくても手続ができるようなDXの推進を図るべきと考えている。

他大学の学生から

 ・ 子どもを新座に通わせようと思えるような施策の構想はあるか。
  →・ 私立の学校より公立のほうが魅力的だと思ってもらえるよう、英語教育の充実等の施策を打ち立てる必要があると思う。

 ・ 出張所の拡充について、どこに設置することを考えているか
  →・ 電車での通勤通学者は駅前、車を軸に考えるのであればバイパスや県道沿いに駐車場も含め出張所を作っていけたら利便性が高いと考える。

 

(3) 十文字学園女子大学

提案
新座がかなえる私たちの未来~若者が夢と希望をもてる地域を目指して~

提案1

駅の周辺に都市機能が集中したコンパクトなまちづくり

提案2

仕事があるまち

提案3

安全・安心な地域

提案4

「つながり」を生み出す「まちの駅」

提案5

「グランピングのまち」新座

提案6

子ども議会・若者議会

提案7

新座市シティプロモーション2.0

市長

・ 現在、総合計画や都市マスタープランを始めとした新座市の未来について考えているところであるため、提案内容全般が参考になった。

・ 1点気になった点は、新座市では、対面で行われる都市の機能について拡充することよりも、DXによりインターネットを使用した申請や相談の充実を図っている。対面での市役所の拡充よりも、DXによる内容の拡充を図ってほしかった。

他大学の学生から

・ コンパクトシティにしてしまうことによる、主要地域(駅等)災害の対応についてアイディアがあれば教えてほしい。
  → (市長)どのエリアにいても地域ごとに防災倉庫や避難所を用意している。集中しても十分な備えはあるし、集中だけではなくリスクについては分散させ、地域で十分に備える、という考えでいる。

・ 子どもの政治参画について、具体的なアイディアを教えてほしい。
   →・ 流山市の子ども会議(ファシリテーターは大学生)のような事業が出来たら面白いと考えている。

2 懇談要旨

跡見学園女子大学学長

3大学とも、既存の施設や設備などを活かした堅実な発想であった。もちろんその重要性も認知しておるところではあるが、もう少しデジタル化を踏まえながら、若い方の目線で自由かつ大胆な提案でも面白かったのではないかと感じた。

市長

日本では少子高齢化が問題となっており、新座市も例外ではない。国際社会で日本が生き抜くために企業は積極的に女性の社会進出のサポート、外国人人材の活用を行い、働く側はグローバル化に対応できる思考力と語学力を見につける必要があると感じている。皆さんもそんな力をつけた人になっていってほしい。本日は、様々な御提案に感謝する。

教育長

職員が地域に出て、市民のニーズを直接捉えることの大切さを感じた。新座市には公民館・コミュニティセンターが8館あるため、うまく要望等を拾う場になればと思う。その例として、現在スマートフォンを持っていてもうまく使えない方についてどうフォローするかが問題になっており、公民館では、高校生がお年寄りの方々にスマートフォンの使い方を教えるという取組みを行っている。こうした取組みを様々な場所で、また、高校生だけでなく大学生の方にも関わってもらうことで、デジタル・デバイドの解消につながるのではと思う。
災害に強いまちについて、新座市は比較的台地が多く、地理的に地震などの災害に強い地盤である。また、新座市は市街化調整区域も多く、これから整備していくことのできる地域も多い。提案を踏まえ、これからの都市としての可能性を活かし、新しいまちづくりを進めることができるのではないかと思う。
また、教育の面では、私立学校に劣らない質を確保するべく、電子黒板の導入や回線の充実などのICT環境の整備を進めている。
いずれの提案も参考にして、新座市の教育を進めていきたい。

 

懇談会の会場の様子 懇談会の会場の様子


市内3大学学生と市長との懇談会
市内3大学学生と市長との懇談会 報告