ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > くらし > 生涯学習・スポーツ > 図書館 > 新座市立図書館協議会 > 令和6年度第1回新座市立図書館協議会会議録

本文

令和6年度第1回新座市立図書館協議会会議録

ページID:202407231 更新日:2024年8月20日更新 印刷ページ表示

開催日時

令和6年7月23日(火曜日)
午前10時から午前11時まで

開催場所

中央図書館 2階 会議室兼視聴覚室

出席委員

坂本純子委員長、石川敬史副委員長、大宮明子委員、鈴木芳宗委員、櫻谷香代子委員、結城美千代委員、新保藤子委員、見世瑛子委員、浜田祐加委員(9名)

事務局職員

齋藤教育総務部長、金子教育総務部副部長、中央図書館:山崎館長、桜井副館長兼奉仕係長、島田専門員(司会)、相馬主任、木下(記録)、福祉の里図書館:原田館長

会議内容

1 開会
2 教育総務部長挨拶
3 委員長挨拶
4 職員紹介
5 議題
  ⑴ 令和5年度事業報告について
  ⑵ 令和6年度図書館予算及び事業計画について
  ⑶ その他
6 副委員長挨拶
7 閉会

 会議資料

1 令和5年度事業報告(資料1)
2 令和6年度図書館予算(資料2)
3 令和6年度事業計画(資料3)
4 図書館だより令和6年7月号
5 としょかんこどもだより令和6年夏号
6 ブックリスト令和6年夏号

公開・非公開の別

公開
(傍聴者0人) 

その他の必要事項

なし

審議の内容(審議経過、結論等)

1 開会

2 教育総務部長挨拶

3 委員長挨拶

4 職員紹介

5 議題

(1)令和5年度事業報告について
ア 事務局説明

資料1 →資料に沿って説明
・資料の所蔵数及び利用者数は前年度に比べ、ともに増加している。
・中央図書館の学習室利用者が増えており、本の貸出数には反映されていないが、来館者増加の一因であると考えている。
・利用者数が増加しているにも関わらず、貸出点数が減少している理由を詳しく調べると、特に0~12歳までの年代と30・40代の働き盛りの年代において、一人当たりの貸出数減少が目立つ。今後も発達段階に合わせた幅広い児童サービスの強化や様々な年代を対象とした多様な働きかけを行っていきたい。
・電子図書館の利用状況は登録者数、貸出件数、予約件数は増加している。約6,000タイトルを維持しており、県内でも高い水準のコンテンツ数を保っている。

イ 審議経過​

委員 事業報告の中で、音訳資料の音声デイジーの貸出が増加しているとあったが、前年度と比べて増加しているが、利用の増加があって所蔵を増やしたのか。また、資料の利用状況の表において、利用者数は昨年度と比べ増えており、特に分館が増えているようであるが、総貸出点数はそれほど伸びていないようである。一人あたりの貸出数が変わったのか等、そのあたりの理由が知りたい。

事務局 音訳資料については、特定の利用者のリクエストによる利用が多いため、それに伴い所蔵を増やし、利用が増えている。音訳資料は利用者のリクエストに応じ、視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ図書館」のデイジーデータを当館でCDにしたものを貸出ししている。非常に多くのリクエストをいただき、所蔵がない資料については、サピエ図書館にデータしかないものを当館で作成しているため、結果として、所蔵・貸出が増えている状況である。

事務局 分館の利用については、分館だけ見ると、利用者数、貸出点数ともに増加しているが、里の図書館は利用者については増えているものの、貸出点数は減少している。実際に利用者を見ていると、本は借りて帰らずに、館内で読み聞かせなどをするなど、長時間の滞在をする方が増えているおり、そういった点が資料の数値に表れているのではないかと思う。

委員 承知した。利用が滞在型の図書館に変化してきているのかもしれない。

委員 資料の内訳に「音訳テープ」とあるが、「デイジー」はテープの状態で貸し出すのか。

事務局 「デイジー」は、テープで貸出ししているわけではなく、CDの形態をした録音図書となる。この資料の資料区分では、「音訳テープ」の中に分類されている。

委員 承知した。前年度に比べ、「デイジー」の所蔵が大幅に増えているので、分かりやすくするため、「デイジー」の欄を新たに設けるなど、資料のまとめ方を工夫してもよいかもしれないと感じた。

委員 電子図書館の世代別利用状況は出ているか。電子図書館がどのくらいの世代に活用されているかがわかると、今後の拡充の方向が見えてくるかもしれないと思った。

事務局 電子図書館の利用が多い年齢層は、30~50代である。電子図書館にも絵本や児童書の所蔵はあるが、子どもの利用は少ない。

委員 例えば、子どもたちが夏休みの読書感想文の課題図書などを電子図書館で読むことができれば便利であると考えたが、学校現場ではこのような状況をどのように考えているか。

委員 夏休みの課題図書などは、学校で紙の本を数冊ずつそろえるようにしている。学校ではタブレットの使用を進める一方で、読書については、小学校の段階では、実際に手に取って触れて読むことができる紙の本が良いのではないかと教員間でも意見が出ており、小学校では紙の本の利用を進めているところである。

委員 承知した。子どもたちは、成長するにつれ、大人が使うように言わなくても進んでタブレットを使用するようになると思う。

 

(2)令和6年度図書館予算及び事業計画について
ア 事務局説明 

資料2及び3→資料に沿って説明

・令和6年度図書館予算の主な増額は、今年度、図書館ボランティアを新規募集するための子どもの読書応援講座を実施するため、講師謝礼金が増額となっている。
・7月に新座市図書館ボランティア会議を5年ぶりに会場で開催した。新型コロナウイルス感染防止のため、令和2年度から休止し、昨年度は書面での開催となっていた。ボランティアの方の減少や高齢化等、現状及び今後の課題について新たな認識を得る機会となった。
・学級訪問については、今年度、ボランティアの御協力をいただき実施する予定である。協力いただけるボランティアを対象としたブックトーク勉強会を9月に実施する。
・毎年好評の夏の科学遊び講座と夏のワークショップ事業は、今年度から受付方法に電子申請を追加し、抽選とした。
・コロナ禍で中止となっていた「おはなし会マラソン」を同様に休止していた「おたのしみ会」事業として再開する。月替わりでボランティア団体が次の団体にリレーする形で、第3日曜日に午前中に実施する。
・福祉の里図書館で5月に児玉ひろみ先生の読み聞かせ講座(中級編)を昨年度の初級編に引き続き実施し、好評であった。
・11月に新座総合技術高校とのコラボレーション企画を実施する。利用が少ない年代にアプローチできればと考えている。

イ 審議経過

委員 コロナ禍が明けて、にぎやかな事業計画が戻ってきたと感じている。

委員 子どもの読書離れを感じることが多い。子どもが本に接する機会を増やすよう努力していく必要があると思う。

委員 タブレットが普及しているが、学校では、読む力が弱いと思われる子ほど、紙の本に戻ってきているように感じている。貸出数としての減少はあるかもしれないが、この事業計画にあるように地道な活動を続けていことで、貸出数の増加などにつながると思う。

委員 幼児教育の場でも、本を利用していない人たちへのサポートが必要であると感じている。図書館の利用率を増やすには電子メディアをうまく活用して事業等をお知らせするなど、告知の方法次第で変わると思う。それにより、来館者数が増えて貸出数も伸びていくのではないか。

委員 とても良い事業計画であると思う。地域でも子どもたちの活字離れを感じている。本があまり好きでない子には、マンガやアニメなどをきっかけにして読書につなげられるようにできればよいと思う。そのような子どもたちに図書館を利用してもらうためには、簡単な言葉で本を紹介していくことが必要であると感じている。

委員 子どもたちは学校図書室には来るが、本は借りて帰らない子が多いと聞いている。また、小学生になっても、基本的な数の数え方がわからない子もいるようで驚いている。ボランティア活動を通じて、「かぞえうた」など紹介し、役立ててもらえるようにしたい。

委員 学級訪問が再開し、申込みをしたところである。図書館だよりに色々な事業が掲載されているので、もっと学校でも広めていきたい。

委員 図書館で色々な取組みをしてもらい、今の子どもたちは幸せであると思う。図書館だよりには毎月色々なイベント等の紹介があり宣伝されているが、学校ではそれを子どもたちに紹介できておらず反省している。2学期以降は、子どもたちには、校内放送を活用して周知し、保護者向けにもPRできるようにしていきたい。

委員 新規事業として、子どもの読書応援講座が数か月にわたり開催されるとのことで、良い判断であると感じた。この講座について、記録に残すなど、例えば講座に参加できなかった方たちにも発信するといった、幅広い方に展開できることを期待している。また、学習室の利用者が増えているとの報告があったが、利用が多いのは中高生であると思うので、例えば受験勉強を頑張る中高生向けに背中を押してあげられるような本の紹介を学習室内に掲示するなど、本を媒介とした仕掛けが必要であると思う。

事務局 学習室利用者向けに、学習室隣の以前自動販売機が設置されていた場所が空きスペースになっているので、そちらを活用して書架を設置できないか考えているところである。

 

​​ ⑶ その他
ア 事務局説明

・電子申請による図書館利用者カード発行等について、市のDX推進に伴い、今年の9月から図書館利用カードを電子申請で行うことが可能となり、準備を進めているところである。すでに電子図書館の利用申請や講座等の申込みは電子申請により実施しているところである。今後も電子申請で行えるものを拡大し、様々なサービスにつなげていきたい。

イ 審議経過

委員 図書カードの申請まで、電子申請で行えるようになれば、大変便利であると思う。他市では、スマートフォンにQRコ―ドを表示してカードの代わりができる図書館もあるようだ。新座市では、そのような機能になるのではなく、カードの新規作成手続きが電子申請で行えるようになって、カード自体はこれまで通り、プラスチックのままとなることでよろしいか。

事務局 その通りである。

委員 本日の会議で、図書館が社会教育の場であることを改めて感じた。また、自分自身は電子でなく、紙の本が好きで、周囲でもそのような方が多いと感じている。紙の本を読むということは、実際の大きさや重さ、手触りなどを感じながら、身体性を伴う行為である。様々な面でデジタル化が進んでいるが、今後も本を媒介としたコミュニケーションやつながりづくりが必要とされていると感じる。

 

6 副委員長挨拶

7 閉会 

事務局 次回の会議は、令和7年2月の予定である。12月頃に日程調整の連絡をさせていただくので、よろしくお願いしたい。


新座市立図書館協議会