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平成23年度第1回新座市立図書館協議会
平成23年7月14日(木曜日)
午後2時00分から午後4時00分まで
新座市立中央図書館2階会議室
竹内勘次委員長、梅田充子副委員長、鎌田喜子委員、清水靖夫委員、田中眞由美委員、原繁委員、小川裕岐子委員、吉越啓子委員、皆川美惠子委員、児玉裕子委員(10名)
金子廣志教育長、田部井利江教育総務部長、浅田宏館長、福祉の里高野光雄館長、生涯学習センター神谷清明館長、増田順子副館長、小堀塩子専門員兼奉仕係長、小泉鈴音主査(8名)
公開(傍聴者0人)
※委員による互選の結果、委員長に竹内委員、副委員長に梅田委員が就任した。
平成22年度事業報告について、主なものを御説明いたします。
まず資料の種類別所蔵状況ですが、昨年度に比べて全体で約2%の増加となります。市内の図書館、分館の書架が全て収容量に達した状態ですので、横ばい状態が続いております。次に資料の種類別利用状況ですが、昨年度に比べて全体で約1%の減少となります。減少した原因は、システム変更のため、ほっとぷらざ図書室の閉館日が昨年度より多かったことと、年々視聴覚資料のビデオテープ(貸出用DVD)の娯楽作品の購入が難しくなってきており、利用者とのニーズが合わなくなった結果、利用が落ち込んでいると考えられます。次に予約区分別利用者別予約受付統計ですが、WebOPAC(インターネット)での予約受付が全体の6割を占めています。また、検索用コンピュータ(貸出機能付)による館別貸出冊数では、常設館での利用が減少傾向ですが、分館での利用は増加傾向となっております。
WebOPAC(インターネット)での予約受付が全体の6割ということですが、一般的には予約をして、予約をしたものだけを借りていくのですか。
→はい。予約資料を受け取るだけで、書架までは行きません。そのため、利用は減る傾向となります。
書架まで行かないということは、本(書架数)を減らし椅子を増やした方がいいのではないでしょうか。来館する人は座って本を読めた方がよいのではないでしょうか。
→利用者には様々な考え方の方がいます。座って本を読みたいと思う方もいれば、書架には本がたくさん並んでないといけないと思う方もいます。しかしながら、御提案は参考になりますので、検討していきたいと思います。
WebOPAC(インターネット)で予約する年齢はわかりますか。
→統計では分かりませんが、若い人の方がインターネットの利用をしやすいので、年齢は若い傾向があると思います。
若者がどの程度本を読んでいるかを知りたいです。
→年齢別の貸出数は、今後統計に反映できるよう検討していきたいと思います。
平成23年度図書館予算書について、主なものを御説明いたします。
細々目02の図書館協議会費ですが、前年度は「第2次子ども読書活動推進計画」策定のため会議を4回開催しましたが、本年度は通常開催の2回となりますので、予算額が減っております。
細々目03の図書館資料整備の図書購入費が約220万円増額しておりますが、これは学級訪問時の貸出用児童書や5分館の古くなった児童書の入れ替え用児童書を購入するための予算です。細々目05の図書館講座、講習等費は講座の充実を図るために前年度より若干増額をいたしました。
細々目06の視聴覚ライブラリー運営費はほぼ半額となりました。今までビデオ編集機を借り上げていましたが、家庭でも簡単に編集ができるようになり利用が減ったため、借り上げを止めることにしましたので減額いたしました。
次に平成23年度事業計画について、主なものを御説明いたします。5月21日に新座市立図書館ボランティア・新座市子どもの読書応援サポーターの全体会議を行いました。6月は夏期開館時間を1時間延長いたしましたが、7月及び8月は節電のため午後6時までの開館となります。12月には第2回図書館協議会を予定していますが、随時変更がございますので御協力をお願いいたします。また、資料には掲載しませんでしたが、10月~11月に市内の事業所から雑誌を寄贈いただき、その雑誌カバーに広告を付ける「雑誌スポンサー事業」を予定しています。また、平成23年2月には読み聞かせ等、市内で読書推進活動を行うボランティアに対し、貸出数量及び期間を拡大した読書活動推進ボランティア利用者カードの発行を開始しました。
質疑なし
3月11日に起きた地震で、隣の市民会館の天井に不具合が生じました。そこで市民会館と図書館の耐震補強と改修工事ついて、意見をお聞きかせ願いたいです。リニューアルするのか、新たに作り直すのかは未定ですが、リニューアルする場合、2階の視聴覚室と会議室の活用、児童コーナーの間仕切り、現在車庫となっている場所の活用等を検討しています。質問、意見があればお願いします。
これを機に、人気のある本を手前に出す等の配置変えをしたらいかがでしょう。
視聴覚室と会議室を目的に応じ、広さを変えられるよう可動式の壁もいいと思います。
図書館の開架部分は癒される場所でないといけません。書庫を広くとり、開架部分は書架を減らし、座れる場所を多めにとるとよいです。
目的がなくても、本に触れることができるような展示の仕方がしてあり、ゆとりのある開架部分のレイアウトだとよいです。また学習する一人一人のブースがあり、コンピュータがもっとたくさんあるとよいです。
福祉の里図書館には電動書架がありますが、中央図書館にはないので設置できればよい。
書庫や車庫にはエアコンがありますか?
→事務室とつながっているので、現在は扉を開いた状態です。
電子化が進んでいく中で、何を保存するかが難しくなってきています。とりあえず保存しておくというのが大事なので、書庫は広くとり、エアコンを入れ環境もよくしたほうがよいです。
図書館の機能というのは時代とともに変化する部分があります。少子高齢化が進む今、社会に応じた図書館を考えなければならないと思います。
図書館の専門的な方にデザインしてもらうのもよいと思います。多目的に使用できる部屋も必要です。例えば、映画会を行い、終了後になぜこの映画を選んだのか等の意見交換ができる空間があればよいです。
リニューアルよりは建て替えがよいです。
改修だと耐用年数32年のままで延びませんが、建て替えなら耐用年数が60年に変わります。できれば建て替えがよいですね。
近隣の図書館の見学も検討してはいかがでしょうか。
見学に行くなら大学図書館ではなく総合図書館を勧めます。書架の配置は意味があるものです。図書館を維持していくには苦労を要します。
近隣では朝霞市立図書館がよいです。館内には畳のスペースがあり、立地も公園の中にあるので環境がよいです。
志木市立柳瀬川図書館もきれいです。
富士見市立図書館も蔵書は少ないですが、2階に学習室と教育委員会が入っています。