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令和2年度第1回新座市立図書館協議会会議録

ページID:0095199 更新日:2020年11月4日更新 印刷ページ表示

開催日時

令和2年11月4日(水曜日)
午前10時から午前11時15分まで

開催場所

新座市役所第二庁舎1階 会議室1

出席委員

坂本純子委員長、原繁副委員長、大宮明子委員、石川敬史委員、高橋純子委員、福丸泰代委員、鈴木芳宗委員、佐久間幸代委員、櫻谷香代子委員、結城美千代委員(10名)

事務局職員

教育総務部渡辺部長、中央図書館:上原館長、山崎副館長、桜井係長(司会、記録)、福祉の里図書館:岡田館長、生涯学習センター:村田副館長

会議内容

1. 開会
2. 教育総務部長挨拶
3. 委員長挨拶
4. 議題
 ⑴ 生涯学習センター図書室の閉室について
 ⑵ 第4次新座市子ども読書活動推進計画について
 ⑶ 令和元年度事業報告について
 ⑷ 令和2年度図書館予算について
 ⑸ 令和2年度事業計画について
5. その他
6. 副委員長挨拶
7. 閉会

 会議資料

  1. 令和2年度図書館予算(資料1)
  2. 令和2年度事業計画(資料2)
  3. 図書館だより令和2年10月号、11月号(参考)
  4. としょかんこどもだより令和2年秋号(参考)
  5. 令和2年度「新座の教育」について(通知)

公開・非公開の別

公開
(傍聴者0人) 

その他の必要事項

なし

審議の内容(審議経過、結論等)

1 開会

2 教育総務部長挨拶

3 委員長挨拶

4 議題

⑴ 生涯学習センター図書室の閉室について

ア 事務局説明

事務局 にいざほっとぷらざについては、令和4年1月31日に建物賃貸借の契約期間の満了を迎え、市の財政状況などを踏まえ市において検討した結果、契約更新は行わず、契約期間満了をもって貸主である東武鉄道株式会社へ返却することとし、原状復旧工事や館内整理等の期間を考慮し令和3年3月31日をもって閉館する方向となった。
生涯学習センター図書室については、サービススポットとして、予約を受けた図書館資料の受渡しを東北コミュニティセンターで行うこととし、図書資料が検索等できる検索用コンピュータの設置も予定している。
東北出張所については、東北コミュニティセンターへ移転、男女共同参画推進プラザについては、市役所本庁舎へ機能を移転、ギャラリーについては、市役所第二庁舎1階の会議室を改修しその代替え施設とすることで調整を進めている。
今後、東北コミュニティセンターと三軒家公園の敷地を利用し新たな複合施設の建設を計画しているが、財政非常事態宣言が出されている状況においては直ちに計画を進めることは困難なことから、財政状況が好転した段階で改めて計画を進めていくこととしている。

イ 審議経過

委員 手続きの手順はどうなるか。

事務局 先の市議会の全員協議会で説明をしており、条例改正については、12月市議会に条例改正の議案を提出する予定である。

委員 東北コミュニティセンターに、どういうものを一部移転するのか。

事務局 当初は書架等の移設も検討したが、東北コミュニティセンターには東北出張所の移転もあるため狭く、書架の設置が難しいことから、東北コミュニティセンター職員による予約資料の受渡しと資料検索等ができる検索用コンピュータの設置となる。

委員 生涯学習センター図書室にある図書は、東北コミュニティセンターに移動するのか。

事務局 生涯学習センター図書室にある約5万冊の図書については、古くなった本等を整理し、中央図書館、福祉の里図書館や分室へ分散して配置させるものと、リサイクルブックとして市民や保育園等の団体に提供を行いできる限り利用していただく方向で考えている。その後、残った図書については処分せざるを得ない。

事務局 本来であれば、近隣の施設を借りて図書室を移設する案を並行して考えてきたが、志木駅周辺の賃借料は高額であり市の財政状況では移転は難しい。そのため、東北コミュニティセンター1階部分において、予約資料の受渡し業務を継続し、本は置かないが検索用コンピュータを設置し資料の検索予約ができるようにしたい。
将来的には、東北コミュニティセンターが老朽化しているため、東北コミュニティセンターを含めた一体的な敷地を活用した新たな複合施設を建設したいという市の施策があり、どのような施設が入るかはこれからの議論になる。財政状況が好転した場合は、図書機能が移転できるのか等、意見を踏まえながら検討していきたい。

委員 生涯学習センター図書室の貸出冊数は、新座市の図書館における貸出冊数の全体の中で中央図書館より多く、貸出冊数がこれだけある図書室を閉鎖するということで、市の中での意志決定のプロセスはどのような流れになっていたのか。
生涯学習センター図書室の設置条例は、図書館法上における図書館ではない場合、条例改正というのはどのようなところで審議され議論され議会に提出されるのか。
来年度の予算について、生涯学習センター図書室が閉鎖されることにより、図書費や図書館の運営費が削減されるというのはあってはならない。図書を移動したり、施設を代替したりと人手が必要になってくる。来年度の予算編成では、令和2年度予算を維持してほしい。

事務局 経過については、生涯学習センターの賃借期限について市の財政非常事態宣言前から、令和4年1月31日以降、生涯学習センターの賃借を続けるか、代替施設に機能を移すのかを市として議論をしてきた。生涯学習センターの賃借料が年間5千万円以上と高額であり、新型コロナウイルス感染症の影響を市の財政が受けたことで、市の財政面に考慮し契約更新をせず閉鎖という方向で定め、市の教育委員会と市議会の全員協議会で報告し事務を進めている。
条例改正について、生涯学習センター図書室については、生涯学習センター条例に一部記載があり、生涯学習センター条例の廃止の手続を進めることになる。市の教育委員会の会議に条例改正の案を提出し議論し、議決後、12月市議会に廃止の条例改正案を提出し、市議会で審議され議決されれば正式に生涯学習センター廃止が決定という流れになる。
来年度の予算については現在編成中であるが、財政非常事態宣言を受けて、様々な行政サービスの見直しを図りゼロベースの検討をしている。図書費については、閉鎖に向けた手続、代替え施設のサービスの予算の確保はしっかりしていきたいと考えている。生涯学習センター図書室で購入していた図書費、運営費については削減の予定である。今後、様々な物品購入にかかる図書館運営費については、影響を受けざるを得ないが必要な経費は確保していきたい。

委員 貸出冊数が多い施設である生涯学習センター図書室は、図書館として必要な施設である。市民や利用者の方々には丁寧な説明が必要である。

事務局 承知した。

委員 多くの方に利用されて活用されていた施設であるのでかなり影響は多い。移転先の東北コミュニティセンターは小さな施設であるため職員の負担があるので、プラスの人員配置をしなければ受け止めきれないのでは。
代替施設の建設計画については、財政非常事態宣言があり見込みは薄いと感じる。
今後、図書館だけではなく市民の活動を含めた図書の運用に予算をあて、市民の協力を得ながら色々なところで小さな図書館、文庫の活動の復活、市民のボランティアの活動でみんなが本を読める環境が広がるように新たなアイデアで盛り返していく必要があると感じる。

⑵ 第4次新座市子ども読書活動推進計画について

ア 事務局説明

事務局 令和3年度から令和7年度を計画期間とする「第4次新座市子ども読書活動推進計画」を今年度策定を予定していたが、上位計画である「第5次新座市総合計画」の策定が先送りとなったため、本計画も先送りする。計画策定の先送りから生じる計画空白期間については、引き続き「第3次新座市子ども読書活動推進計画」に基づき推進する。

イ 審議経過

委員 計画は続けていくことが大切である。図書館として子ども読書推進をどのように進めていくのかがポイントである。「第3次新座市子ども読書活動推進計画」を延長していくことについて、計画期間の変更等きちんと説明する必要がある。

事務局 「第4次新座市子ども読書活動推進計画」の策定までの期間は、「第3次新座市子ども読書活動推進計画」を延長して推進することを市民向けに広報したい。

委員 「第5次新座市総合計画」の計画の目途はどのくらいか。

事務局 「第5次新座市総合計画」の計画については、一年の先送りは決定しており、市の財政緊急非常事態宣言を受けて、さらに一年の先送りが検討されているため、「第4次新座市子ども読書活動推進計画」についても、一年もしくは二年先への先送りの検討をしていく必要がある。

委員 二年の空白期間はどうするのか。

事務局 「第5次新座市総合計画」については、新たな計画までの期間は、延長もしくは簡易的な短期計画を策定する等、空白期間を作らない方向で検討を進めおり、「第4次新座市子ども読書活動推進計画」についても、空白期間が生じないよう「第3次新座市子ども読書活動推進計画」を延長して推進する手続を進めていく。

委員 「第4次新座市子ども読書活動推進計画」の暫定的な計画を図書館協議会委員に提示してもらえるか。

事務局 「第5次新座市総合計画」の方針が決定後に、「第4次新座市子ども読書活動推進計画」についても方向を定め、内容について図書館協議会で議論する時間が無いかもしれないが、どのような方向で進めるかを報告し意見を伺いたい。 

委員 埼玉県内の自治体の策定状況についてはどのようになっているのか。

委員 埼玉県内の子ども読書活動推進計画については、策定率は上がってきている。仮に策定しないとなると新座市に子ども読書活動推進計画が無くなってしまうので、「第3次新座市子ども読書活動推進計画」を延長して推進していくことについての手続きは必要である。

⑶  令和元年度事業報告について
⑷  令和2年度図書館予算について
⑸  令和2年度事業計画について


ア 事務局説明

事務局 令和元年度事業報告、令和2年度図書館予算、令和2年度事業計画について
→資料1・資料2 →資料に沿って説明

5 その他

委員 コロナ禍の状況下で、再開後の利用について昨年度と比べてどのような状況か。

事務局 6月分利用状況の平均値で比較すると、中央図書館の貸出者数については、令和元年度は、土日385.1人、平日239.5人、令和2年度は、土日279.5人、平日192.3人で土日は27%の減、平日は20%の減となった。
貸出数については、令和元年度は、土日1,431冊、平日762.5冊、令和2年度は、土日1,186.5冊、平日730.4冊で土日は17%の減、平日は4%の減となった。
予約数については、令和元年度は、土日155.2件、平日127.5件、令和2年度は、土日192.3人、平日170.6件で土日は18%の増、平日は34%の増となった。
福祉の里図書館の貸出者数については、令和元年度は、土日192.2人、平日112.9人、令和2年度は、土日100.3人、平日84.8人で土日は48%の減、平日は25%の減となった。
貸出数については、令和元年度は、土日696.0冊、平日362.4冊、令和2年度は、土日441.5冊、平日387.3冊で土日は37%の減、平日は7%の増となった。
予約数については、令和元年度は、土日64.2件、平日47.9件、令和2年度は、土日102.3人、平日65.8件で土日は59%の増、平日は37%の増となった。予約数は増加したが、貸出者数と貸出数は減少した。

委員 新型コロナウイルス感染拡大の影響や今後の状況によるが、家に居なければということを強いられている市民の皆さんのために、図書館で積極的に借りることができると情報発信して、できる限り図書館というツールを最大限活用していただけるような体制をとり、次年度予算の獲得に向けて利用率の向上をはかっていただきたい。

委員 現在の状況では利用率が減ることは仕方がない。予約数が増えているということを活用し、在宅でも繋がれる図書館をという方向性で運用できる部分があれば良いと感じる。図書館ホームページでイベントの様子を動画で配信し、事前に資料を用意し、要望があれば郵送するなど、集まらずに在宅でも図書館のイベントに参加が出来るようにしてはどうか。イベントの動画を配信することで市民の方にも図書館の活動を知ってもらうきっかけにもなる。
学校では、今年の社会科見学について、色々な企業をあたりリモートで工場見学を行うことになった。オンライン関係の環境が揃っていないと難しいところがあるが、インターネットで予約をしている方は図書館ホームページを見ているはずなので、図書館ホームページを活用しながら広げていく、ツールにしていくことがこれからの時代に必要ではないかと感じた。

委員 図書の配送や社会科見学の受入れに感謝している。
「第4次新座市子ども読書活動推進計画」が先送りになったが、出来ることから足もとのことから積み重ねていただきたい。
生涯学習センター図書室の閉室について、集会所の活用や新しく移動図書館のようなものを活用して志木駅周辺の市民の方の生涯学習に貢献していただきたい。

委員 学校図書室についても利用が減っている状況である。生涯学習センター図書室が閉室になることは、子ども達が一番利用していた図書室でありとても残念である。代わりとなるサービスを受けられる場所の提供をお願いしたい。
他市の小学校では、玄関近くに市の図書館の書架があり、二週間に一度位の移動サービスがあり、休み時間の間に貸出や返却、予約ができるサービスがあった。本に触れる機会があり市立図書館が身近な存在であった。学校図書室の蔵書は1万冊ほどで限りがあるため、市立図書館にある多くの蔵書に触れる機会があればと感じる。予算は無いかもしれないが、もっと身近に本を借りられるようなサービスを考えていただきたい。

委員 市の財政難で補助金が減額となっている。生涯学習センター図書室が閉室ということで、図書室が併設されていない公民館の本棚の蔵書を増やすことと学校図書室の図書の充実をお願いしたい。

委員 生涯学習センター図書室の閉室については、利用率が高い施設であるため、市民の方に納得のいく丁寧な説明が必要である。コロナ禍おいて、図書館革命として良い機会とプラスに捉え、一般市民が図書館に対して意見を言う機会が無いので、一般市民からアイデアを募るのはどうか。

委員 各公民館図書室に新しい本が入った場合、もっと宣伝をしてはどうか。

委員 市の予算が無い中、違った視点でボランティアを募集してはどうか。積極的に活躍していただくなど市民の出番が必要なのではと感じた。ボランティアの活用をお願いしたい

6 副委員長挨拶

7 閉会

次回の図書館協議会については、令和3年2月を予定している。12月頃に改めて調整させていただくので、よろしくお願いしたい。


新座市立図書館協議会