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第2次新座市健康づくり行動計画『アルコール』分野

ページID:0037116 更新日:2022年2月4日更新 印刷ページ表示

~いっしょのみんなも楽しめる お酒はやっぱり適量で~

第2次いきいき新座21プラン(第2次新座市健康づくり行動計画「アルコール」分野

目次

1 お酒と上手につきあうために(適量飲酒)

2 休肝日をつくりましょう

3 不適切な飲酒による体への影響 

4 妊娠中・授乳中/未成年者(20歳未満)/運転者は禁酒です

5 健康診査を定期的に受診しましょう(健診結果の見方のポイント)

6 アルコールに関する相談について 

7 11月10日~11月16日は、「アルコール関連問題啓発週間」です

1  お酒と上手につきあうために(適量飲酒)

 百薬の長ともいわれるお酒ですが、適量を超えると自分に有害であるだけでなく、他人にも迷惑です。お酒を楽しむためには、適度な飲酒量を知るとともに、休肝日を設けるなど節度ある適度な飲酒を心掛けることが大切です。

お酒の適量

 適正飲酒の10か条 (公益社団法人 アルコール健康医学協会より)

1 談笑し 楽しく飲むのが基本です

2 食べながら 適量範囲でゆっくりと

3 強い酒 薄めて飲むのがオススメです

4 つくろうよ 週に二日は休肝日

5 やめようよ きりなく長い飲み続け

6 許さない 他人(ひと)への無理強い・イッキ飲み

7 アルコール 薬と一緒は危険です

8 飲まないで 妊娠中と授乳期は

9 飲酒後の運動・入浴 要注意

10 肝臓など 定期検査を忘れずに

しない させない 許さない 未成年者飲酒・飲酒運転

 

2  休肝日をつくりましょう

 お酒を飲むと、胃や腸といった消化管の粘膜が荒れ、肝臓には中性脂肪が蓄積されます。荒れた消化器官や内臓が回復するためには、週2日の休息が必要です。この休息のことを休肝日といいます。

 休肝日をとる際のポイントは、連続して週5日飲酒し2日連続して休むのではなく、2、3日飲酒し1日休む、という習慣をつくることです。

3 不適切な飲酒による体への影響

急性影響

人格の変化 自制心を失い、暴力的になる/衝動的になる

酩酊による事故 機敏な動きができなくなる/転落・転倒・溺死が多い

飲酒運転による交通事故 運転能力・判断力がにぶくなる/飲酒運転は殺人行為

急性アルコール中毒 20代の若者と未成年者に多い/「イッキ飲み」は中枢神経を麻痺させ、死に至ることもある

血圧の急激な変化 自律神経に影響を与え、血圧を急激に上昇させたりする

乳幼児への影響 母乳にもアルコールが溶け込んで乳幼児にも害がおよぶ

慢性影響

喉(のど)・食道 口に近い器官ほどただれやすい/食道炎、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がんなどになる

肝臓 脂肪肝・肝炎・肝硬変になる/黄疸になる(皮膚や眼球が黄色くなる)

 胃壁がただれる/胃炎・胃かいようになる

小腸・大腸 栄養の吸収が悪くなる/カルシウムが不足する

 学習能力が低下する/集中力がなくなる/物忘れが激しくなる

心臓 心拍数が増え、負担が大きくなる/老化を促進する

体力の低下 疲れやすくなる

男性の性腺機能 いつの間にか勃起障害になる

女性の性腺機能 ホルモンバランスがくずれ、生理不順になる

胎児性アルコール症候群 妊娠中の飲酒が原因で発生する/知能発達の遅延の可能性が高くなる/大小さまざまな奇形をともなう

アルコール依存症 お酒にとらわれて、お酒なしではいられない生活になり、生活破たんを招いてしまう/早死にしやすい/家族をまきこんで家庭の破壊を加速する

未成年者(20歳未満)飲酒 アルコール依存症になりやすい/脳細胞の破壊を加速する

喫煙と飲酒 がんの発生を促進する/お酒を健康的に飲みたければ、喫煙しないこと

(公益社団法人 アルコール健康医学協会より)

 

4 妊娠期・授乳期/未成年者(20歳未満)/運転者は禁酒です

女性とアルコール

 男性に比べて女性は体が小さく、肝臓の大きさが小さいため、お酒を飲んだときの血中アルコール濃度が男性より高くなります。また、女性ホルモンにはアルコールの分解を抑える作用があるといわれています。女性にとっての適量は男性よりも少ないという認識をもちましょう。

妊娠中・授乳中は禁酒です

 妊娠中や授乳中に飲酒すると、アルコールは胎児や乳児の脳や体の発育に影響を及ぼす恐れがあります。妊娠中は胎盤を通じて胎児に、授乳中は母乳を通じて赤ちゃんにアルコールが運ばれます。

 妊娠中・授乳中ともに禁酒をしましょう。

未成年者(20歳未満)とアルコール

 未成年者(20歳未満)がお酒を飲んではいけない理由

 1 脳の神経細胞を破壊します

 2 性腺が委縮します

 3 アルコールを分解する酵素の働きが未発達です

 4 アルコール依存症になりやすくなります

 5 将来の可能性を奪ってしまうことがあります

 こうしたことから、未成年者(20歳未満)の飲酒は法律(未成年者飲酒禁止法)で禁じられています。

運転とアルコール

 「飲んだら乗るな・乗るなら飲むな」が鉄則です。たとえ少量のお酒でも体に影響を与え、運転能力、判断力などが低下して取り返しのつかない事故を引き起こしてしまいます。

 お酒を飲んで運転すると、動体視力の低下、視野狭窄、判断力の低下、集中力の低下、ハンドル操作やブレーキ動作の遅れ、平衡感覚の乱れ等の影響が現れます。

 法律により飲酒運転は禁止され、運転者だけでなく運転者に飲ませた人にもその責任が問われます。自分は大丈夫ではなく、少量であってもお酒を飲んだら絶対に車を運転してはいけません。

5 健康診査を定期的に受診しましょう(健診結果の見方のポイント)

 お酒を飲む人は定期的に肝機能等の検査を受け、その健康状態を確かめることが必要です。自分のアルコール量が適量であるかどうか知るために、肝臓だけでなく、すい臓や胃を含め、飲酒にかかわりのある臓器の検査や市の検(健)診等を受け、自分の健康を定期的にチェックするようにしましょう。

 健診結果で留意するとよい項目の例

血圧、血清脂質(中性脂肪、LDLコレステロール、HDLコレステロール)、血糖値、

肝機能(AST(GOT)、ALT(GPT)、ガンマ-GTP) 等

 

6 アルコールに関する相談について

 保健センターは、アルコールに関する問題でお悩みの方のご相談や情報提供を行っています。

 埼玉県 相談窓口「埼玉県ホームページへのリンク」

7  11月10日~11月16日は、「アルコール関連問題啓発週間」です

 平成26年6月に「アルコール健康障害対策基本法」が施行され、アルコールに関するさまざまな問題について、広く関心を持ってもらうために「アルコール関連問題啓発週間」が定められました。
多量飲酒などの「不適切な飲酒」で起こるのは、急性アルコール中毒やアルコール依存症だけではなく、生活習慣病や肝障害、食道がん等の体の問題、睡眠障害やうつ病等のこころの問題にもつながります。
また、未成年者(20歳未満)の飲酒は心や体に害を与え、妊婦の飲酒は胎児に悪影響を及ぼします。
他にも、家庭内暴力やDV、飲酒運転による事故など、家族への深刻な影響や重大な社会問題を生じさせるおそれがあります。
この機会に、アルコール健康障害の予防について考えてみませんか?

 

外部リンク

厚生労働省アルコール情報ページ

厚生労働省e-ヘルスネット(飲酒)

埼玉県 アルコール健康障害対策「埼玉県ホームページへのリンク」

公益社団法人アルコール健康医学協会