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埼玉県から水痘(みずぼうそう)の流行注意報が発令されました

ページID:0133942 更新日:2025年5月15日更新 印刷ページ表示

埼玉県から水痘(みずぼうそう)の流行注意報が発令されました

 令和7年5月14日に、埼玉県から「水痘(みずぼうそう)」の流行注意報が発令されました。

 これは、埼玉県感染症発生動向調査による県内医療機関からの水痘(みずぼうそう)の報告数が4月初旬から増加し、第19週(令和7年5月5日から5月11日まで)に、1医療機関当たり1.43人と、国の定める注意報の基準値である1人を超えたことによる発令です。

 水痘(みずぼうそう)はかゆみを伴う全身性の発疹や発熱が現れる感染症です。感染力が強く、接触感染・飛沫感染・空気感染のいずれでも広がります。妊婦など重症化しやすい方は、特に注意が必要です。
 感染が疑われるときは、事前に連絡した上で、速やかに医療機関を受診するとともに、家庭では、タオルや食器等の共用を避けるほか、マスク・手指衛生の徹底、換気などの対策に努めましょう。
 埼玉県ホームページ(水痘の流行注意報を発令します)

水痘(みずぼうそう)とは

どのような症状が出るの?

・水痘(みずぼうそう)は、水痘帯状疱疹ウイルスによっておこる感染症で、6~8割程度は9歳以下のお子さんに流行がみられる病気です。
・潜伏期間は、2週間程度(10~21日)です。発疹出現の1~2日前から、出現後4~5日(もしくはかさぶたになるまで)感染力があります。
・症状は、全身性でかゆみのある発疹、紅斑(皮膚の表面が赤くなること)や丘疹が現れて短期間で水疱(水ぶくれ)や膿胞(膿のたまった水ぶくれ)となり、痂皮化(かさぶたになること)して治癒するとされています。
数日にわたり次々と新しい発疹があらわれるので、様々な段階の発疹が同時にみられます。
・子どもでは、通常発疹が初発症状です。成人はより重症化しやすく、免疫機能が低下している場合の水痘では、生命の危険をともなうことがあるので注意が必要です。
・特に妊婦の感染は重症化しやすく、妊娠初期に感染した場合、胎児の先天異常(先天性水痘症候群)をおこし、分娩前5日~分娩後2日の感染によって新生児に致死的な重症水痘が生じることもあります。

予防するには?

1 スケジュールに沿ったワクチン接種

 1、2歳のお子さんは水痘ワクチンの定期予防接種の対象です。予防接種スケジュールに沿って接種を受けましょう。

2 マスクの着用等普段からの咳エチケットの励行 

 飛沫感染を防ぐため、普段からマスクの着用等咳エチケットを守ることを心掛けましょう。 

3 患者が使用したもの等に触れた後の手洗い 

 接触感染を防ぐには、手指などに付いたウイルスを流水・石けんによる手洗いで物理的に取り除くことが有効です。患者の水疱や患者が使用したものに触れた後は、傷口や鼻や口、目などの粘膜に触れる前に必ず手を洗いましょう。