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水痘(みずぼうそう)ワクチン予防接種について
新座・朝霞・志木・和光市の委託医療機関に予約し、接種を受けてください。
母子健康手帳は必ず持っていきましょう。予診票は個別通知をしていますが、転入等で通知が届いていない方は、委託医療機関にも用意してあります。
※ 委託医療機関などについては、健康応援ガイドを参照、又は保健センターへ問い合わせください。
※ 既に水痘に罹患したことがある方は、接種対象外となります。また、任意接種として既に水痘ワクチンの接種を受けたことがある方は、既に接種した回数分の接種を受けたものとみなします。
対象者及び回数
接種日現在、本市に住民登録のある1歳から3歳に至るまでのお子さん(1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日まで)
回数及び間隔
標準的な接種期間は、生後12か月から生後15か月に至るまでに初回接種を行い、追加接種は初回接種終了後6か月から12か月までの間隔をおいて1回行います。
<初回>1回
<追加>初回接種終了後、3か月以上(標準接種期間は、6か月から12か月)おいて、1回
※ 既に水痘に罹患したことがある方は、接種対象外となります。
※ 任意接種として、既に水痘ワクチンの接種を受けたことがある方は、既に接種した回数分の接種を受けたものとみなします。
水痘(みずぼうそう)について
水痘とは、いわゆる「みずぼうそう」のことで、水痘帯状疱疹ウイルスというウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。水痘は主に小児の病気で、9歳以下での発症が90%以上を占めると言われています。成人での水痘の発症も稀に見られます。
ウイルスの主な経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染により広がり、その潜伏期間は感染から2週間程度と言われています。発疹の発現する前から発熱が認められ、典型的な症例では、発疹は紅斑(皮膚の表面が赤くなること)から始まり、その後3~4日は水疱、膿疱(粘度のある液体が含まれる水疱)を経て痂皮化(かさぶたになること)して治癒するとされています。発疹は身体の被覆部分に多い傾向がありますが、頭髪部にも現れます。
水痘ウイルスは回復後も長く体内に持続感染する性質があり、なにかのきっかけで体の免疫機能が低下すると再活性化し、帯状疱疹となって現れます。水痘は普通に子どもがかかったとき、合併症はまれですが、経過は軽い人から重い人(重症の発疹や脳炎等の合併症)まであります。白血病や悪性腫瘍、大量のステロイド剤を使用しているお子さんなどは免疫機能が低下しているため、症状が重くなります。
ワクチン接種を受けても約20%は、後に水痘にかかることがありますが、もしかかっても軽くすむとされています。水痘患者に接触した場合、3日以内にワクチンを接種すれば発症を予防できるとされ、院内感染の防止にも使用されています。
健康小児、成人では副作用はほとんど認められませんが、時に発熱、発疹が見られ、まれに局所の発赤、はれ、しこりが見られることがあります。
Q&A
水痘をワクチンで予防することは可能ですか?
水痘ワクチンの1回の接種により重症の水痘をほぼ100%予防でき、2回の接種により軽症の水痘も含めてその発症を予防できると考えられています。
既に水痘にかかったことのある者は、水痘ワクチンの定期接種を受ける必要がありますか?
水痘にかかったことのある方は、水痘に対する免疫を獲得していると考えられるので、水痘の定期接種の対象外となります。
既に水痘ワクチンを接種したことがありますが、定期接種はどのように受ければよいですか?
既に任意接種として接種した水痘ワクチンについては、定期接種を受けたものとみなしてそれ以降の定期接種を受けていただくこととなります。
具体的には、
- 1歳以降に3月以上の間隔をおいて2回接種を行っている方
既に定期接種は終了しているものとみなされ、定期接種の対象とはなりません。 - 1歳以降に1回の接種を行っている方
1回の定期接種を行っているものとみなされます。1歳から3歳に至るまでの間にある(1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日まで)場合は、過去の接種から3月以上の間隔をおいて1回の接種を行います。 - 1歳以降に2回接種を行っているが、その接種間隔が3月未満である方
1回の定期接種を行っているものとみなされます(3月以上の間隔をおいていないため、2回の定期接種を行っているものとはみなされません)。1歳から3歳に至るまでの間にある(1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日まで)場合は、過去の1回目の接種から3月以上(2回目の接種から27日以上)の間隔をおいて1回の接種を行います。
水痘ワクチンを必要な回数以上に間違って接種してしまいました。健康被害が発生する可能性はありますか?
水痘ワクチンの必要な回数以上の接種については、医学的知見が充実しているとは言えませんが、現時点では、特別な健康被害が発生するというような報告はありません。ただし、通常のワクチン接種による副反応と同等のリスクはあると考えられます。