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場所 : | 新座市大和田三丁目 |
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面積 : | 約3,700平米 |
主な時代 : | 縄文時代、平安時代 |
調査の目的 : | 土木工事等に先立ち、記録保存を行う。 |
調査期間 : | 平成29年9月から平成30年1月まで |
解説 : 地面の下から見つかる遺構は、単独で存在するものばかりではなく、複数の遺構が折り重なるように見つかることがよくあります。これを「切り合い」と言い、仮にAという住居を壊してBという住居が作られていれば、Bの方が新しいという判断ができます。また、同じ場所で住居の建替えが行われることもあります。
この写真の中では、4~5軒の住居跡が切り合っております。
解説 : 上記の切り合う遺構の一つとして、平安時代の竪穴住居跡が見つかりました。方形でカマド(写真の右側)が作られています。
解説 : 小さな礫が敷き詰められ、硬くしまった道のような遺構が見つかりました。側溝等の設備も確認されないため、東山道武蔵路のような幹線道路ではなく、集落の生活道路のようなものだったかもしれません。
なお、写真の中で土の柱のように見えるものは、遺構の一部ではなく、遺物の出土位置を記録するために掘り残している箇所になります。
※ 調査成果の詳細につきましては、『大和田カミ遺跡群発掘調査報告書1』をご覧ください。