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令和6年度第1回新座市地域自立支援協議会
新座市役所本庁舎5階 第一委員会室
坂本佳代子、川俣真吾、比良亜希子、高野通尚、仲山梨奈、津嶋喜代栄、奥山ひとみ、浅野照子、小野誠、中村竜志、石井勝美、小林則子、今野未来、榎本信廣、大野聡、佐野雅之、佐藤早登美、安田実子、石川達也(19名)
総合福祉部長伊藤佳史、障がい者福祉課長阿南啓吾、同課副課長兼給付係長加藤賢、同課副課長兼調査認定係長小山朋子、同課障がい者支援第1係長松柳宏志、同課障がい者支援第2係長岩元真哉、同課主任霜鳥順雄、同課主任金子聖、同課主任保健師及川美由記、同課主事大塚詩栞、同課主事中村友香梨
1 開会
2 挨拶
3 議題
⑴ 委員の委嘱について
⑵ 会長及び副会長の選任について
⑶ 相談支援部会からの報告
⑷ 子ども部会からの報告
⑸ 地域移行・定着支援部会からの報告
⑹ 地域生活支援部会からの報告
⑺ 基幹相談支援センターからの報告
⑻ その他
4閉会
公開 (傍聴者0人)(要約筆記者0人、手話通訳者0人、介助者1人)
欠席委員:坂根英子
委員20名のうち過半数を超える19名の出席があったため、新座市地域自立支援協議会(以下「協議会」という。)の会議の開催は成立する。
総合福祉部長から委嘱状の交付が行われた。
委員の賛成多数により、会長に坂本佳代子氏、副会長に川俣真吾氏が選任された。
部会長から、資料2に沿って相談支援部会の年間予定及び活動報告を行った。
委員: 今年度のテーマは「連携」である。4月の第1回相談支援部会では、地域移行・定着支援部会の部会長を招き、地域移行・定着支援部会の取組内容について説明いただいた。今後、不登校児への支援や児童発達支援センターとの連携についても取り組む予定である。また、今年度は基幹相談支援センター(以下「基幹」という。)とも連携しながら相談支援部会を運営していく予定である。基幹主催の研修を行っていき、相談支援専門員(以下「相談員」という。)のスキルアップ及び支援の質の向上を目指していきたい。
委員: 困難事例とはどのような事例か。
委員: 本人と保護者どちらも高齢化している家庭における生活環境の調整や、医療的ケアが必要な方への支援方法などが挙げられる。
委員: 精神障がい専門の訪問看護事業所が増えている。連携がより一層必要になってくると感じた。
部会長から、資料3に沿って子ども部会の年間予定及び活動報告を行った。
委員: 今年度のテーマは「ネットワークづくり」とした。令和6年度からは、子ども部会は全体部門、児童発達支援部門、保育所等訪問支援部門の3部門に分かれて実施する。
会長: 新座市で子ども部会を行っている中で思うところを教えてほしい。
委員: 顔が分かる関係が築けることはとても良いと感じている。また、事業所だけの集まりではなく、教育相談センター、家庭児童相談室、保健センター等も参加してもらっているので、活発な活動ができていると自負している。
委員: 令和6年5月の子ども部会でリーフレット作成に取り組んだとのことだが、サイズはどのようなものなのか。
委員: A4両面1枚で完結できるものとしたい。
部会長から、地域移行・定着支援部会の年間予定及び活動報告を行った。
委員: 地域移行・定着支援部会は、精神障がい者にも対応した地域包括ケアシステムの構築と、長期入院患者の退院支援の2点を中心に取り組んでいる部会である。今年度は年間8回実施の予定である。今後の活動の中で、相談員が関わることが多いと思う。引き続き相談員にも積極的に参加してほしい。また、「『地元で暮らそう』を支えるチーム新座」での活動の中で、15年間精神科病院に入院していた方が、退院し地域で生活するための支援を行い、現在は地域のグループホームで安定した生活を送っている。外にも近隣の精神科病院で長期入院している方は多くいる。令和6年1月、2月、4月に計8名の入院患者と面談を行った。今後は課題を明確化し、具体的な退院支援を行っていきたい。
委員: このような活動を行っていることについて、一般市民が知ることは難しい。障がい者の方たちのために活動していることが分かったため、それを周知していく方法について検討してほしい。
会長: 周知は大切であると感じている。町内会等を回って周知していくことや、市内の祭り等でブースを設ける等はどうか。
委員: 我々も相談会等を開いているが、こちら側が構えると相談に行きづらいという声を聞く。
会長: 民生委員や児童委員が地域での生活を支えていると思う。例えば、民生委員や児童委員の会合時に時間をいただき、部会の活動について説明をさせてもらうことは可能か。
委員: 事務局を通してもらえれば可能なのではないかと考える。
会長: 検討していきたいと思う。
部会長から、資料4に沿って地域生活支援部会の年間予定及び活動報告を行った。
委員: 障がい者の重度化、高齢化、親亡き後の課題解決に向け、地域生活支援拠点等事業の整備行うことを当面の目標としている。実行性のある事業となるよう取り組み、緊急にならないための地域づくりを目指している。
委員: 昨年度実施された地域生活支援拠点等事業説明会にも参加したが、多くの事業所が参加されていた。行政だけでなく、民間事業所も含め、地域が連携して市民をサポートしていく事業で、これだけの事業所が説明会に参加しているのは心強いと感じた。事業所によってできる支援内容は異なるが、皆さんとつながりながら支援をしていきたい。
事務局: 事業の実施主体は市となるが、実効性のあるものとしていくために、市だけでは障がい者の方に寄り添った事業とすることは困難である。各部会でアイデア等をいただき、実際に支援を行っている方々の意見を反映することで、障がい当事者の方のための、より良い事業となると考えているため、御協力賜りたい。
委員: 官民一体となって作り上げていくことで、実行性のあるものになると思う。また、当事者の方に一番近い支援者が、当事者のみなさんの思いを酌み取り、行政に伝えていくことも大きな役割だと考えている。
委員: この事業については登録が必要とのことだが、どのような登録が必要であり、どのように当事者に周知していくのか。
事務局: 障がい児者の登録について、対象の障がい児者の方又はその保護者から、登録申請書を提出してもらう必要がある。その際に緊急連絡先等や、どのような支援が必要な方かをまとめた「あんしんシート」の作成を相談員又は基幹にお願いする。周知方法については、広報にいざや市ホームページへの掲載を考えている。必要な方に届かなければ、実効性のあるものとは言えないと思うので、その他の周知方法についても検討していく。部会からも意見をいただきたい。
安田基幹担当から、資料5に沿って基幹の年間予定及び活動報告を行った。
基幹: 新座市の基幹は市と共に作り上げていったものである。市内の基幹はにいざ生活支援センターとえんの2か所である。令和6年度の取組について、今年度も初任者研修の運営支援を行った。相談員の人材確保と人材育成を行っているが、初任者だけでなく現任者のスキルアップも図りたいと考える。ベテランの相談員が初任者や経験の浅い相談員に教えることで、互いに気付き、学び合える環境を構築していきたい。さらに、今年度から相談支援部会の運営にも携わることになったため、相談支援部会の内容の充実も図りたい。
委員: 感想となるが、相談員の役割が多いことに驚いた。普段は子どもに関することで相談員と関わっていて、その部分しか見えていなかったが、障がい児から障がい者まで、しかもその方々を取り巻く環境や、老後のことまでも含め、相談員がトータル的に支援方法をコーディネートしていることを知ることができ、とてもよい機会となった。
委員: ごちゃまぜカフェは誰が参加できるのか。広報にいざに掲載等の周知はしているのか。
基幹: その名のとおり、障がいの有無に関係なく、誰でも気軽に参加でき、つながることができる集いである。どのように周知していくかは未定のため、ごちゃまぜカフェを立ち上げた方と共に検討していきたいと思う。
委員: 可能であればぜひ広報にいざ等に掲載してほしい。困難を抱えている方たちがつながるよいきっかけになる。町内会では高齢者の方たちの食事会等の集まりがある。地域の方たちが参加する催し物の中でごちゃまぜカフェについて周知していくと良いのではないかと感じた。
なし