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平成27年3月17日(火曜日)
午後1時30分から午後3時まで
市役所本庁舎 2階 第3・第4会議室
加藤良明議長、荒井マサ子副議長、木村実、赤羽弘雄、平野茂、嶋村清治、坂本純子、杉本昌裕 全8名
教育長 金子廣志
教育総務部長 小山忠彦
教育総務部副部長兼生涯学習スポーツ課長 大熊正
生涯学習スポーツ課副課長兼スポーツ振興係長 栗山隆司
生涯学習スポーツ課主任 長瀬大輔
生涯学習スポーツ課主事 八巻麻美
生涯学習スポーツ課主事 川畑隼人
・ 次第資料
・ 平成26年度新座の教育
・ 平成26年度教育委員会の事務に関する点検評価報告書
・ 人権教育 No.24
・ 「にいざ元気アップ広場」チラシ
・ 「出張美術館in新座」チラシ
・ 「新座市子どもの放課後居場所づくり(ココフレンド)事業」チラシ
・ 「国指定天然記念物平林寺境内林」雑木林の伐採作業について
・ 市道41-01号線歩道整備予定地にある樹木の概略図
・ 新座市民会館指定管理者候補者選定スケジュール(案)
・ 社教情報 No.72
公開
(傍聴者0人)
欠席委員
小川園江、竹内勘次
午後1時30分開会
金子教育長
加藤議長
資料に基づき、説明する。
議長:市民会館が指定管理者になるとのことだが、これまでの料金や予約方法などに変更は予定されているのか。また、予約の窓口は指定管理業者になるのか。
事務局:現在、市議会に条例の改正案を提出しているところだが、減免制度や早期予約は継続する予定である。料金については今後、指定管理業者と相談する必要があるが、下がることはあっても上がることはないだろう。業者は選定委員会で決定される。予約については、市民会館と生涯学習スポーツ課の窓口で行う予定である。
委員:小中学校は減免や早期予約の対象ということでよろしいか。
事務局:現行の制度と基本的に同じである。
委員:指定管理業者への委託期間はどのくらいか。
事務局:3年を予定している。
委員:平林寺境内林の伐採についてだが、半僧門前の工事はいつまでを予定しているのか。
事務局:例年4月17日の半僧門大祭の際には、安全柵などは撤去される予定である。その後、半僧門前の石碑の移動や、伐根後の散策路の整備期間を考えると、平成27年の秋頃までかかると思われる。伐採した樹木は樹齢100年程度であり、幹の中心部が空洞化しているものもあった。以前、大門通りにまたがるような倒木もあったため、平林寺老師も安全のために伐採したいと意向が強かった。伐採にあたっては、平林寺境内林が国指定天然記念物であるので、文化庁の許可を得て実施している。
委員:高齢者いきいき広場が西堀小学校にあるが、にいざ元気アップ広場との関係はどのようになっているのか。
事務局:高齢者いきいき広場は、小学校の余裕教室を活用して、長寿支援課が実施している事業であり、現在は5か所で開設されている。地域の高齢者からは、より近い所で軽体操などを実施してほしいとの要望があった。スポーツ推進委員の協力を得て、平成26年度は10か所でにいざ元気アップ広場を開設し、評判も良かった。平成27年度はさらに10か所を増設する予定である。
委員:出張美術館in新座について、もう少し詳しく教えてほしい。
事務局:ほっとぷらざの3階から5階を使い、約100点の作品を展示した。通常の美術館などでは、ガラスケースや柵の向こうに作品が展示されるが、今回は触れるくらいの距離で見学することができた。土曜日は午後7時、日曜日は午後5時まで開場し、入場制限をした時間帯もあった。また、新座総合技術高校の生徒の協力も得て、展示解説や作品監視を担当してもらった。この事業は、平成25年度にも申請していたが不採用となり、平成26年度に再申請して採用となった。市の経費はほとんどかからなかったが、この事業は年に2会場しか実施しておらず、毎年誘致するのは難しい。平成27年度は寄居町で実施予定とのことである。
委員:新座市には美術館がないので、こういった事業は継続してほしい。
委員:高校生はデザインを専攻しており、美術史を勉強しているわけではなかった。初めて見る作品も多く、解説するためには、もう少し早めに資料等をもらって、勉強する時間が必要だった。ただ、ほっとぷらざという駅直結の会場で実施できたのはよかったと思う。
事務局:高校生の準備期間については、改善すべき点であった。
委員:高校生が参画するのは非常に良いことだと思う。
委員:平林寺境内林の伐採事業は、平成31年までが第1期ということか。
事務局:事業全体としては15年で、1期5年を3期に渡って実施する予定である。平成26年度は約1.6ヘクタールの伐採を行い、樹齢60~70年の樹木が多かった。平成27年度はこもれび通りに近い場所を伐採する予定である。毎年約1,000万円の事業費がかかるが、その2分の1を文化庁、4分の1を県、8分の1を市が補助金として出している。
議長:林の手入れをする際は、間伐というイメージがあるが、平林寺境内林は、一面を伐採してしまったように見える。
事務局:平林寺境内林は国指定天然記念物であるので、伐採の計画段階から文化庁の調査官、県の文化財担当者、林業や野鳥の専門家などが意見を出し合い、保存管理計画を策定した上で、毎年の伐採を実施していく。今回は、親木を残した傘伐という手法で伐採しており、雑木林の再生のために、実生から植樹と、伐採樹木の萌芽更新の両方を試している。
議長:これまでも毎年手入れをし続けるべきだったのだろう。伐採後も手入れが必要になると思われるので、継続が大事である。
事務局:伐採後も下草刈りなどが重要となる。
委員:伐採の記録はどのように行っているか。樹木の伐採を見たことがある子どもも少ないと思うので、映像教材として役立つと思う。子ども達の興味をひくことも大事だ。
事務局:現在は写真での記録を残している。平林寺も独自のウェブサイトを持っており、そこでの公開にも前向きである。
委員:ぜひ記録を充実させて、教材として活用してほしい。
委員:1月27日に南部地区社会教育関係委員・職員基礎研修会に参加させてもらったが、そこで公民館活動について取上げられていた。華々しいイベントばかりが目立ってしまうが、地道な公民館活動が少ない印象である。今後の計画があれば教えてほしい。
事務局:市内には公民館とコミュニティセンターが併せて8館あり、公民館運営審議会において、重点目標などが定められている。細かな事業については、各館に企画立案が任されている。
委員:もう少し公民館の活動をアピールしてほしい。利用者の年齢層も高齢化しているのではないか。
事務局:新座市の公民館は、県内では活発な方であると思う。ただ、利用者の年齢層も高くなり、サークル数も微減している。
委員:他市町村では、事業案を利用者から募集し、そこに予算を充てている所があると聞くが、新座市ではどうか。
事務局:市民からの意見募集は、第五中学校区で家庭教育に関するものを実施したことがあるが、現在は提案型の事業はない。
委員:公民館活動に若者の参加を見込めると思うので、企画委員会のような、提案を受付ける仕組みがあるとよい。実際に必要となる予算としては、講師謝礼金程度ではないのか。
委員:公民館を利用しているが、企画委員会は実施していない所がある。子育てに関するイベントは人気があるので、公民館活動がもっと活発になればよいと思う。
議長:庁舎や市民会館、小中学校の耐震化は懸案事項となっていたが、公民館はどうなのか。公共施設は災害時の避難場所として、しっかりとした建物であってほしい。
委員:中央公民館が老朽化しているとの話や、他施設の統合・建替えの話も聞いたことがある。
事務局:公民館は耐震性の基準は満たしており、先だって新座市災害時初動マニュアルが策定された際にも、一時避難場所として扱われている。中央公民館については、隣接する保健センターの狭あい化が問題となり、複合施設としての建替え案が出たこともあったが、現在は進行していない。
委員:小学生が郷土学習で歴史民俗資料館を利用することがあるが、イベントの報告だけでなく、日常的な入場者数や小学校の受入数などの資料やデータも提示してほしい。「小学生向け歴史講座」などもあるとよいと思う。
事務局:新たな事業案として、参考にさせていただく。
委員:ふるさと新座館を見ていると、夕方、小学生がロビーに集まっている様子を目にする。子ども達にとって、大事な居場所になっているが、公民館によっては歓迎しない所もあるのではないか。
事務局:公民館を子どもの居場所として活用する提案は、市議会議員からも質問をいただいたことがあり、時間を限ってボランティアを配置できないかとの提案だった。教育長からも答弁させていただいたが、公民館としては子どもの来場を歓迎している。
委員:市内には児童センターの数が少なく、遠くに住んでいる子どもは、放課後に行くことができない。近くの公民館を居場所として認識して貰うためにも、ボランティアの配置はよいことだ思う。
委員:大和田公民館では、午後8時くらいまで、ロビーで勉強したり、話したりする子ども達がおり、館長がそれを許していた。栗原公民館でも、勉強やゲームをする子が集まっていた。児童センターはどうか。
委員:児童センターは市の規定で閉館時間が定められており、指定管理業者の判断で、夜遅くまで開けておくことはできない。
・ 赤羽委員:自衛隊朝霞駐屯地脇の県道への街灯設置について
・ 木村委員:小学校の施設開放団体の規程について
午後3時閉会