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平成28年3月30日(水曜日)
午前10時から午前11時30分まで
市役所第二庁舎 4階 会議室2
加藤良明議長、荒井マサ子副議長、大場真、赤羽弘雄、坂本純子、石橋充美、嶋村清治 全7名
教育長 金子廣志
教育総務部長 大熊正
教育総務部副部長兼生涯学習スポーツ課長 渡辺哲也
生涯学習スポーツ課副課長 栗山隆司
生涯学習スポーツ課副課長兼生涯学習係長 谷口龍一
生涯学習スポーツ課主任 長瀬大輔
生涯学習スポーツ課主事 井ノ川惟
生涯学習スポーツ課主事 川畑隼人
・ 次第資料
・ 平成27年度生涯学習関連事業報告及び平成28年度生涯学習関連事業計画(案)について
・ (資料1)新座っ子ぱわーあっぷくらぶ文部科学大臣表彰
・ (資料2)睡足軒の国登録有形文化財(建造物)への新規登録
・ (資料3)嵯峨山遺跡第16地点発掘調査現地説明会
・ 「国指定天然記念物平林寺境内林」雑木林の伐採作業について
・ 平成27年度新座の教育
・ 平成27年度教育委員会の事務に関する点検評価報告書
・ 「新座市子どもの放課後居場所づくり(ココフレンド)事業」チラシ
・ 嵯峨山遺跡第16地点発掘調査現地説明会資料
・ 一般社団法人全国社会教育委員連合「社教連会報」
公開
(傍聴者0人)
欠席委員
小川園江、竹内勘次、杉本昌裕
午前10時開会
金子教育長
加藤議長
資料に基づき説明する。
委員:嵯峨山遺跡の現地説明会の実施について評価する。
このような体験を通じて子どもたちにも遺跡に触れてもらい、考古学へ目を向けられるような方策を今後も講じていただきたい。
事務局:説明会の実施に当たり、校長会を通じて各学校へ周知した。
3月という時期であったため、学校側も多忙であり、クラス単位での参加は難しかった。
遺跡を始めて見たというアンケート結果が多く、昔の人が住んでいた場所の雰囲気や土器に触れることができ、感慨深かったという御意見を頂いた。今後もこのような説明会を実施していきたいと考えている。
委員:歴史民俗資料館の有効活用や活性化について、更に検討すべきである。新座市民総合大学等他事業との連携も視野に入れてもよいと考える。
事務局:施設の老朽化や学芸員の不在、展示物の整理など、歴史民俗資料館の課題について認識している。
その中で、出前講座のメニューとして、歴史民俗資料館を活用した講座があり、同館を会場として展示物等について説明するとともに、保存している資料を小学校に持参し、過去と現在の生活を比較した講座を行っている。また、小学校2、3年生の社会科見学の会場としても活用されている。
また、市内文化財めぐりも好評であり、この分野に興味・関心がある方は多いものと捉えている。
いずれにしても、展示物が刷新されないのが課題であり、限られたスペースの中で施設の有効活用や活性化が図れるよう努めていく。
委員:平林寺境内林の伐採事業について、記録は行っているのか。
事務局:主に写真撮影による記録を行っている。動画による記録も実施したいと考えているので、今後、状況を検討しながら実施していきたい。
現状報告として、業平塚辺りの1.6ヘクタールについて、樹木が1メートル程度萌芽してきた。
また、伐採により日当たりが良くなり、新たな植生も見られ、自然全体の復元も実現できている。
委員:平林寺について、総門の修繕や境内林の伐採などを現在実施しているが、維持管理についてはどのように行っていくのか。
事務局:事業主体は平林寺である。その上で、境内林の伐採事業については、国(2分の1補助)、県(4分の1補助)及び市(8分の1補助)が補助を行っている。
今後も、市として協力していきたい。
委員:本年4月1日から市民会館は指定管理者が管理運営を行うが、これまでとの変更はあるのか。
事務局:管理運営面は従来どおりである。大きく変わる点としては、指定管理者による自主事業の実施が挙げられ、本市の文化力の向上に役立てるものとして期待している。
委員:伝統文化に関する講座について、学校で実施しようとする場合、講師として依頼が可能な方の一覧はあるか。
事務局:ボランティアバンクの制度を活用していただきたい。
市民がボランティアとして講師を実施するものであり、多方面の分野で講師の登録がある。
平成28年度版のボランティアバンクガイドを4月中に作成し、配布予定である。
委員:丸沼芸術の森コレクション展について、平成28年度以降も例年実施となるのか。
事務局:当該事業は朝霞市、志木市、和光市及び新座市の四市合同で実施するものであり、朝霞市丸沼芸術の森の美術品を四市で展示しようとするものである。
状況等を検討しながら、定期的に開催できればと考えている。
委員:睡足軒が国の登録有形文化財(建造物)に指定されるとのことだが、移設の際、家屋に手を加えていることは登録に当たっての妨げにはならないのか。
事務局:御意見のとおり、睡足軒の移設に当たっては、修繕等を行っている。
しかしながら、今回の登録に当たって大きな評価を受けているのは、その骨組にある。
当時の飛騨高山地方の建築様式を現代に伝えるものであり、大半の部材をそのままに新座へ移設している。富山県にある同様の建築物で、状態の良いものは、国宝となっている。
睡足軒については、茶室にするために松永安左エ門によって手を加えられたことも、この度の評価への重要な要素となっている。
茅葺屋根の修繕についても計画的に実施したいと考えており、今後の課題と認識している。
委員:グローバル化が進む現在において、嵯峨山遺跡や睡足軒など、まずは自国の歴史や文化をしっかりと理解してから海外へと目を向けてもよいものであると考える。
今後においても、遺跡等を地域の子どもたちに触れさせる機会を提供するよう努めていただきたい。
委員:嵯峨山遺跡の現地説明会について、開催を知らなかった方がいたと聞いた。どのような周知を行ったのか。
事務局:広報にいざへの掲載、市ホームページへの掲載及び近隣住宅へのチラシ配布を行った。
アンケート結果によると、広報にいざを見て参加した方が多かった。
また、ホームページを見て市外から参加した方もいた。
委員:市内3大学に多くの留学生がいることを考慮し、国際交流の観点からも日本の歴史や文化を留学生に伝える取組を実施すべきだと考える。
事務局:他の自治体における事例を参考としながら、本市においても検討したい。
委員:2020年にオリンピック・パラリンピック競技大会の開催が決定したが、機運の醸成に併せ、市のPRのためにも、市内のガイド等について英語資料を充実させるべきであると考える。この資料を見れば新座市のことが分かるというものがあるとよい。
海外の方は日本の歴史や文化に大変興味があるので、より一層理解が深まり、PRの一助にもなると考える。
委員:子どもたちが新座市への愛着を深めるためにも、遠足では市内を散策するのもよいのではないか。
また、野火止小学校では読み聞かせボランティアによる紙芝居の朗読が実施されているが、この中で、新座市の民話についての紙芝居があったとのことであり、こうしたことをきっかけとして子どもたちは情報を得て、興味に発展し、結果として新座市を好きになるものと考える。
市内には観光や文化に役立てる多くの資源があると認識しているので、これらに触れる機会を創出し、そこから自ら学びを深め、やがて海外の方達に説明やアピールができるようになればよい。
委員:自らが住んでいる市のことを学習することは大変重要であると考えるが、市内には17の小学校があり、それぞれ地域や環境が異なる中で、社会科見学の場所等統一した学習内容を実施することは難しいものと考える。
しかしながら、まずは市内のことを子どもたちにも知ってもらいたいと考えるので、授業で使用する副読本を含め、対応については検討すべきであると考える。
委員:市ホームページに動画は掲載できないのか。
平林寺境内林の再生に向けた樹木の伐採や遺跡の発掘など、動画があれば、市民等が理解しやすいのではないかと考える。
事務局:動画の掲載は可能であると思うが、あまり行われていないのが現状である。
今後の課題であると認識している。
社会教育委員への委嘱についての依頼
午前11時30分閉会