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令和7年度第1回新座市立図書館協議会会議録

ページID:0163710 更新日:2025年8月24日更新 印刷ページ表示

開催日時

令和7年7月29日(火曜日)
午前10時から午前11時30分まで

開催場所

中央図書館 2階 会議室兼視聴覚室

出席委員

坂本純子委員長、石川敬史副委員長、鈴木芳宗委員、櫻谷香代子委員、新保藤子委員、見世瑛子委員、五味敬美委員、唐鎌安子委員、中島豊委員(9名)

事務局職員

金子教育長、齋藤教育総務部長、井口教育総務部副部長、中央図書館:山崎館長、桜井副館長兼奉仕係長、木下主査(司会)、窪寺主査(記録)、福祉の里図書館:原田館長

会議内容

1 開会
2 教育長挨拶
3 発令通知書交付
4 委員自己紹介
5 職員紹介
6 委員長及び副委員長選任
7 委員長及び副委員長挨拶
8 議題
  ⑴ 令和6年度事業報告について
  ⑵ 令和7年度図書館予算及び事業計画について
  ⑶ 諸報告
 9 閉会

 会議資料

1 令和6年度事業報告(資料1)
2 令和7年度図書館予算(資料2)
3 令和7年度事業計画(資料3)
4 新座市立中央図書館アンケート結果
5 図書館だより令和7年8月号
6 ブックリスト令和7年夏号
7 チラシ「ご利用ください!図書館のオンライン申請」  

公開・非公開の別

公開
(傍聴者1人) 

その他の必要事項

なし

審議の内容(審議経過、結論等)

1 開会

2 教育長挨拶

3 発令通知書交付

4 委員自己紹介

5 職員紹介

6 委員長及び副委員長選任

 図書館規則の規定に従い、委員の互選により決定。

 坂本委員を委員長に、石川委員を副委員長とする。

7 委員長及び副委員長挨拶

8 議題

(1)令和6年度事業報告について
ア 事務局説明

資料1 →資料に沿って説明

・資料の所蔵数は前年度に比べ、増加している。所蔵数に限界はあるが、書架配置の工夫、毎月の展示による移動などにより様々な種類の本が設置できるよう心掛けている。多様なニーズに応え魅力ある書架になるよう、新刊書の購入とともに基本図書の買い替えを実施している。                      

・利用者数は前年度に比べ、若干減少しているが、ビブリア(栗原5丁目図書サービススポット)及び東北コミュニティセンター(サービススポット)は増加している。

・中央図書館の学習室利用者が増えており、本の貸出数には反映されていないが、来館者は増加しているのではないかと考えている。

・利用者数に比べ、貸出点数がより減少している理由を詳しく調べると、特に0~6歳までの未就学児と中学生・高校生の年代において一人当たりの貸出数減少が目立つ。また、どの年代が減少しているかの調査については、60代が最も減少していた。今後も発達段階に合わせた幅広い児童サービスの強化や様々な年代を対象とした多様な働きかけを行っていきたい。

・予約数は前年度に比べてやや増加しており、インターネットからの予約が全体の8割以上を占めている。

・検索用コンピュータによる貸出冊数については、増加している館が見られる。対面による貸出日以外でも、公民館・コミュニティセンターが開館していれば検索用コンピュータで貸出可能である旨をさらに周知していきたい。

・電子図書館の登録者数は増加している。コンテンツ数はやや減少しているが、当年度期限が切れるコンテンツ数を補充する分の予算をつけて購入するとともに、利用状況を精査し、維持するタイトル数を随時見直しており、県内でも高い水準のコンテンツ数を保っている。

イ 審議経過​

委員 貸出用DVDと館内視聴用DVDについて、所蔵数と貸出数に乖離があるが、収集方針や選書方法についてはどうなっているか。長期的な視点が必要ではないか。また、電子図書館コンテンツについては、購入点数と期限切れになる点数を記録しておいた方が良いと考える。

事務局 DVDの館内視聴については、コロナ禍で利用の中止やサービス縮小後、現在も利用者があまり戻っていない状況であるため、今後、収集の仕方を検討する必要があると考えている。

委員 館内視聴ブースは何席あるのか。機器の入れ替えやメンテナンス等、視聴環境の維持にもコストがかかると思われる。若い人はインターネットの動画配信を利用する人も多いのではないか。また、学校へのDVD貸出などは行っているのか。

事務局 ブースの数は、中央図書館、福祉の里図書館ともに3席である。インターネットの配信は有料のものが多いが、図書館は無料である。ニーズを把握するとともに維持コストも踏まえて今後の方針を検討していきたい。著作権の関係もあるため、学校への貸出は行っていない。

委員 電子図書館ではどのようなジャンルのコンテンツを購入しているのか。市民からのリクエストは受け付けているのか。

事務局 旅行などのガイドブック、料理のレシピ本、小説を多く購入している。電子書籍は紙の本とは出版される種類などが異なり、底本が古いもの多く、コンテンツが充実していないため、市民からのリクエストは受け付けていない。

(2)令和7年度図書館予算及び事業計画について

ア 事務局説明

資料2 →資料に沿って説明(主に大きく変更のあったものについて説明)

・任用更新に伴う時給単価等の増額により、会計年度任用職員報酬が前年比455万1千円の増額

・資料の回収業者変更による図書館資料回収委託料、市制施行55周年に合わせた新イベント実施による出演者謝礼金が増額

・総コンテンツ数の削減に伴う電子図書館使用料、ボランティア講座の再編成による講師謝礼金が減額

資料3 →資料に沿って説明

中央図書館から説明

・図書館職員が学校を訪問して本の紹介等を行う「学級訪問」について、今年度から学級数の制限をなくし実施する。

・9月に危機管理室と連携した防災の本と一次持ち出し品の展示、11月に55周年記念事業として弦楽四重奏と朗読を楽しむイベントを開催する。

・ボランティアの高齢化やコロナ禍でのボランティア活動の場の縮小が課題となっていたが、昨年度に実施した養成講座により新規ボランティアが13人委嘱された。今年度はスキルアップ講座を開催し、活動を実践する中で生まれた疑問等を解消し、子ども読書活動の更なる推進を目指す。

福祉の里図書館から説明

・絵本の読み聞かせや楽器の演奏を行う「あおぞらおはなし会」を、団地図書室でも実施する。

・7月の国政選挙に合わせ、図書館のPR ブースを1階に設置した。

・「夏休みめざせ読書王」として、55周年に合わせ55冊読むとゾウキリングッズがもらえるスタンプカードを発行した。

・夏休み期間の週末に、集会室を学生の自習室として開放する。

イ 審議経過​

委員 福祉の里図書館のスタンプカードは、里だけの事業か。里から遠い分館を利用している子からは利用できなくて悲しいとの声がある。中央図書館にも図書館ガチャがあり楽しみにしている子が多い。分館についてはどのように考えているか。検討してほしい。

事務局 まずは夏休みに里で試行し、今後も好評であれば今年度に限らず、継続や拡大しての展開を予定している。今回の対象期間は7月15日から8月31日までである。

委員 中央図書館で実施した「『聞かせ屋。けいたろう』さんがやってくる!」「赤ちゃんおはなし会」の参加人数は、子どもだけの数か。大人も含むのか。

事務局 親子の合計数である。

委員 「ハープで絵本の世界へ」は「親子の部」「大人の部」2部構成となっているのが良い。大人に対しても絵本を届けることが大切。絵本セラピーなどもある。

事務局 中央図書館でも「音で広がる絵本の世界」については午前は親子向け、午後は大人向けで実施する予定である。

委員 「ハープで絵本の世界へ」はどのようなイベントか。

事務局 読み聞かせをする人とハープの奏者を招き、BGM としてハープの演奏と、読み聞かせを行う。

(3)諸報告

ア 事務局説明

1点目、図書館DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進について、令和3年9月からにいざ電子図書館サービスを開始し、利用登録を電子申請でも受け付けている。令和6年9月27日からは、図書館の利用登録申請の電子申請受付も開始した。さらに令和7年8月1日からは、図書館の利用者カード再発行・登録内容変更についても電子申請による受付を開始する予定である。また、今年度中に、スマートフォン上での利用者カード番号(バーコード表示)も開始する予定となっている。各種講座の申込みについても、電子申請からも可能としており、受付開始日に電話や来館ができない利用者にも対応している。令和7年3月には中央図書館の利用者アンケートを電子申請で実施した。2点目、中央図書館の利用に関するアンケート集計結果について、令和7年3月に利用者アンケートを実施した。用紙の配布と電子申請の両方で受付を行い、回答数は、用紙による回答が46件、WEBからの回答は131件で、合計177件の回答数となった。様々な意見がある中で、電子図書館の利用方法や他のサービスについての要望も多くあり、広報の仕方等を考える必要があると感じている。

イ 審議経過​

委員 今年度中に、DX(デジタルトランスフォーメーション)の整備が完了するということか。

事務局  まずは8月1日から再発行・登録内容変更が電子申請で可能となり、年度内にはスマートフォンでのバーコード表示も可能とする予定。図書館ホームページにログインするとバーコード表示が可能となる。和光市がすでに実施している。物理的なプラスチックカードの使用についてはまだ当面継続する予定である。プラスチックカードの廃止については全面的な切り替えは難しく、段階的になる。全国的に見ても、まだプラスチックカードを発行している図書館が多い。

委員 全国的に、スマートフォンでの利用が広がっている。プラスチックカードがないところも多い。また、個人情報の問題もあると思うが、マイナンバーカードとの連携についてはどう考えているか。

委員 利用者アンケートでも、LINE連携やアプリなど要望の声は多い。

事務局 連携についてはシステム改修も必要になる。マイナンバーカードの場合は、紛失や落とし物の不安もある。LINE連携についても費用がかかるため、多角的に見て検討していきたいと考えている。

委員 福祉の里図書館の「あおぞらおはなし会」は雨天時に順延となるのか。

事務局 雨天の場合は、協力をいただく喫茶ココの店内で実施予定である。楽器の音を出すことも可能である。

委員 楽しそうな事業なので、学校でも真似したいと思った。

委員 市外在住であるが、新座市の図書館は色々な事業を実施していてすごいと思う。本屋に行くと絵本コンシェルジュがいるところもある。アンケートで、職員に調べものを相談することについて知られていないようなので、もったいないと感じた。

委員 様々な事業を多く実施していて驚いている。所属団体が協力している新座っ子ぱわーあっぷくらぶでも、図書館にも協力してもらって何かやってみたいと思った。現在は図書館との協力はなく、活動は2時間で、主に工作をしており、時間が余れば、読み聞かせや紙芝居をしている。

委員 図書館で「おすすめの本の紹介」や「団体貸出」について協力可能である

委員 学校でも活字離れが進んでいると感じている。夏休みの読書感想文でもAIを使ったものが提出されてしまう。紙媒体、活字が学力に関係すると感じている。図書館での中学生の職場体験実習もコロナが明けたので再開したい。

委員 子どもから高齢者まで、おはなし会を実施しているが、高齢者は面倒のようでアンケートも答えたがらない方が多い。〇×式で、答えやすいものが良いと思う。清瀬市は図書館が減ってしまったが、駅前図書館は飲食可能である。子どものスペースもあるが、子どもがいない。汚すことが不安でコーヒーを飲んでいる人も少ないようである。新座のアンケートで飲食スペースがほしいという声があったが、本を汚してしまう恐れがある。リラックスを図書館に求めるにはどうすればよいか考えていきたい。

委員 三軒屋公園の意見交換会でも、コーヒーを飲みながら本を読みたいという意見があったが、図書館をあまり利用していない方の意見だと思った。

委員 アンケートで図書館に期待することとして、「あらゆる世代で付加価値を見出せるような図書館」という意見が心に残った。子どもの読書応援講座で、新たにボランティアが13人増えたのはすごいことだと思う。里の図書館は地の利を活かして交流の場になっている。人と人との交流ができる場と感じている。図書館員のレファレンス力を活かした本の問合せなどについて、利用率が低下している世代にも積極的にアプローチしてほしい。

委員 本が欲しいとき、まずAmazonを見て、次に図書館のホームページで検索している。今後も活字が遠い人間にも、図書館に親しみをもてるようアプローチしてほしい。また、幼稚園、保育園向けに図書館のオンライン申請を㏚してほしい。

委員 図書館のきめ細かい活動に感心する。新たにできる三軒屋公園の複合施設に期待している。アンケートで希望があったが、中央図書館では実施ができない部分は、新施設で色々実現したい。アンケートの回答者のフィードバックをいかにできるかが図書館の広報、PRにもつながると思う。新たな施設については、5年後をイメージしながら図書館のサービス計画を策定するとよいと思う。市の目指す図書館像を明確にしてほしい。

事務局 アンケート結果は、図書館ホームページに公開しているが、さらに周知していきたい。次回の会議は令和8年2月の予定である。12月頃に日程調整の連絡をさせていただくのでよろしくお願いしたい。

9 閉会 


新座市立図書館協議会