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HPVワクチンの種類について

ページID:0130741 更新日:2024年9月24日更新 印刷ページ表示

 ※ まずはこちらのページをご覧ください
​    HPVワクチンに関する情報をまとめた目次ページを表示します。 

    → HPV(子宮頸がん予防)ワクチン接種について

3つのHPVワクチンの違いについて

 HPV(ヒトパピローマウイルス)は、子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっているウイルスです。
 HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。

 現在、日本国内で使用できるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類があります。

ワクチンで予防できるHPVの種類(遺伝子型)
  6型 11型 16型 18型 31型 33型 45型 52型 58型
サーバリックス              
ガーダシル          
シルガード9


 HPV16型と18型は子宮頸がんの原因の50~70%、 HPV31型、33型、45型、52型、58型まで含めると子宮頸がんの原因の80~90%を占めています。
 また、HPV6型と11型は、外陰部や膣にやっかいなイボができる尖圭コンジローマや再発性喉頭乳頭種(再発性呼吸器乳頭種)などの感染症の原因となります。

 * 200種類以上あるHPVの型のうち、子宮頸がんの原因となる型は少なくとも15種類あることが分かっています。
   ワクチン接種で、子宮頸がんの原因となるすべてのウイルスの感染を予防できるわけではありません。
   20歳を過ぎたら、定期的に子宮頸がん検診を受け、早期発見することが大切です

接種間隔の違いについて

 HPVワクチンは、一定の間隔をあけて、同じワクチンを2回または3回接種します。
 ワクチンの種類により接種回数などが異なりますので、医療機関の医師と相談のうえ接種するワクチンを決めてください。
​ (接種開始から接種完了までには、原則6か月を要しますので、計画的に接種してください。)

 HPVワクチンの標準的な接種スケジュールは以下の図のようになります。

  HPVワクチンの一般的な接種スケジュール
 3種類いずれも、1年以内に接種を終わらせることが望ましいとされています。
 ※1  1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
 ※2、3 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
 ※4、5 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。

 
 なお、これまでに、サーバリックスまたはガーダシルを1回または2回接種した場合は、原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めします。
 ただし、医師と相談のうえ、残りの接種をシルガードで完了することも可能です。(注1)
 この場合にも公費で接種することができます。

 また、サーバリックスとガーダシルを混合して接種することはできませんので、1回目に接種したワクチンと同じ種類のワクチンを2回目・3回目も接種してください。2回目以降に1回目と異なるワクチンを接種した場合は、2回目以降は助成の対象とはなりません。(注2)

  (注1) サーバリックスまたはガーダシルを接種したあとにシルガードを接種することに対する効果やリスクについての科学的知見は限定されています。
 (注2) ワクチンの互換性に関する安全性、免疫原性、有効性のデータがないため、別のワクチンを接種することはできませんので注意してください。