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令和2年度第2回いじめ防止対策審議会会議録

ページID:0144055 更新日:2024年6月10日更新 印刷ページ表示

開催日時

令和3年3月9日(火曜日)
午後1時30分から午後3時15分まで

開催場所

新座市役所本庁舎 203会議室

出席委員

志村 悦子、坂本 広太、新井  雅、吉川 佳代子、綿井 雅康、井上 典子 全6名

事務局職員

教育相談センター室長    丹代  円

教育相談センター副室長  真田 朋美

会議内容

1 開会

2 あいさつ

3 自己紹介

4 協議

(1) 令和2年度第1回審議会議事録の承認             

(2) 新座市いじめ防止基本方針を踏まえた実効策等について新座市立小・中学校における令和2年度の状況        

(3) 新座市いじめ防止基本方針の改定(案)について

(4)いじめの根絶に係る取組(学校生活アンケート)について

(5) タブレット端末による学校生活アンケートの集計(案)について

(6)新座市いじめ問題対策連絡協議会における審議状況

(7) その他

5  閉会

公開・非公開の別

公開

その他の必要事項

なし

協議の内容

1 開会

2 あいさつ

3 自己紹介

4 協議

委員長 次第に沿って進行していく。まず前回の議事録について、事務局から説明していただく。

事務局 事務局から説明する。

委員長 何か質問等あるか。ないようなので、承認とする。

事務局 議事録については、市のホームページに掲載することになる。

委員長 次に、新座市いじめ防止基本方針を踏まえた実効策等及び新座市立小・中学校における令和2年度の状況について、事務局から説明していただく。

事務局 事務局から説明する。

委員長 何か質問等あるか。

委 員 今年は、中学1年生と小学2年生の男子が傾向として多い状況であるか。特定の学校が多い状況か。

事務局 中学1年生に関しては、違う小学校から集まってくる環境において、学級開きや入学式を控えた動きが省略されて、6月の学校再開を迎えている。1学期当初から、トラブルが多く挙がっている経緯がある。年度当初の状況が1年間影響していると考えられる。小学2年生に関しては、今までは小学校においても中・高学年に満遍なく多かった数値が低学年に偏っている状況が見られる。高学年になると自我が芽生えてきているので、トラブルが多くなることが自然な流れではないかととらえている。それが、今年の1学期の6月、7月に関しては、どの学校もとても静かな状況であった。今までは人間関係を築く中で互いの主張がぶつかり合うところが、様子を見ている段階で夏休みを迎えた状況であった。トラブルを起こすところまでに至らなかったこと、互いに様子を見ている状況で1年間が過ぎようとしているのではないかと考える。いじめ以外の不登校等についても、コミュニケーション不全が要因になっていることが多いのではないかと考えている。

委 員 学校を回っていて、そのような話をよく耳にしている。教室の中でも「密にしない」「分散する」という中で接触が少ない分、子どもたち同士のぶつかり合いができない。できないことがよいことかと考えると、そうでもない。上の学年では、何かを言われたり、ちょっかいを出されたりという「いじめ」は減っているが、実は内部で関われない児童がでているのではないだろうか。学校を回ると、静かである。普段のルールに加えて、「手を洗う」「間を空ける」等のルールが増えているので、コミュニケーションにおける素直な感情を出す場面がないと思われる。

事務局 市内では、小・中学校における認知件数の差が開いている状況である。小学校では2年生のほかにも、1年生、5年生あたりの数値は、特定の学校から特に多いという状況も見られる。

委 員 何か、その背景はあるのか。

事務局 学年として訴えが多いのか、確認はできていない。しかし、同じ児童が何度もいじめられるという状況ではなく、複数人が別々にいじめを訴え、全てが件数に挙がっているという状況が見られる。学校で1番多い認知件数は、32件である。1番少ないのが0件である。

委 員 0件をよしとしてよいかということである。

委員長 小学校では何件か。

事務局 小学校で1番多い学校は、16件である。2学期末で0件の学校は、8校ある。

委 員 基本的な調査項目は、どの学校も共通か。

事務局 アンケートとしては、市内共通である。さらに、学校独自で実施しているところもある。

委員長 3か月以上解消されていない3件は、どのような内容か。

事務局 3件とも、悪口やひやかし等である。そのうち2件は、前年度の学年で一度解消しているが、本年度再度同じことを訴えている件数である。1件は、本年度新たに挙がったものである。どの案件も保護者と連携を図りながら解消に向けて進めている。

委員長 具体的にどのように解消に向けて進めているのか。保護者からの申し出により認知したところから始まると考える。

事務局 該当児童生徒に話を聞き、全ての加害、被害の保護者に話をして期間を区切りながら様子を見ていくようにしている。

委員長 3か月経って、被害児童より「まだ、いじめがある」となれば、継続するということか。

事務局 そうである。保護者より解消と言っていただいても、学校として年度を越えて様子を見守る必要があると判断した場合は、新年度の学級編制に留意していくことを前提に、解消しないとする場合もある。

委員長 内容として、新型コロナウイルスに関する内容は1件挙がっているが、一般的な嫌がらせや悪口が多く挙がっている。新型コロナウイルスの影響でストレス等からいじめにつながるのではないかと思われる。また、年齢や自我の発達等より、いじめがあるのではないかと考えられる。

委員長 他に質問はあるか。ないようなので、次に進める。新座市いじめ防止基本方針の改定(案)について事務局より説明がある。

事務局 事務局より説明する。

委 員 「児童生徒理解・支援シート(ハートフル・シート)」が網掛けになっているが、新規内容であるか。

事務局 「児童生徒支援シート」の名称から変更している。本市では、独自で小中連携の申し送りシートとして、長年ハートフル・シートの作成を行ってきている。国より、家庭とともに話合いを深めながら児童生徒をサポートしていくシートを作成する通知があり、本市では今までのハートフル・シートの名称を継続した形で作成することで共通理解を図っている。そのため国からの名称に合わせ、「児童生徒理解・支援シート」に変更したものである。

事務局 あわせて、他のページにも名称の変更がある。埼玉県教育委員会作成の資料である「NewI’s」は、その後に平成30年度に「I’s2019」が発行されているため、変更したものである。

委 員 こどもと親の相談員は、小学校の配置か。また、さわやか相談員は、中学校の配置か。

事務局 そうである。

委 員 オの「新型コロナウイルス感染症に関するいじめの防止」の項目が、とてもよい。

事務局 当初は「新型コロナウイルス」のみの表記であったが、協議会の委員よりそれ以外の感染症も含む表記が望ましいと意見があり、「新型コロナウイルス等」に変更した経緯がある。

委員長 他に質問はあるか。ないようなので、次に進める。いじめの根絶に係る取組(学校生活アンケート)について事務局より説明がある。

事務局 事務局より説明する。

委員長 意見、質問等はあるか。

委 員 低学年のアンケートで「友達から」とは、児童から見て友達の範囲はどのようなとらえであるのか。

委員長 上の学年の児童であると、友達になるのか。

事務局 上の学年の児童は、「友達ではない」と答える。低学年では、学級の児童を友達ととらえていることが見受けられる。

委 員 そうすると、「友達から」という表記は、誰でもよいということになるのか。

委員長 低学年の4番「ともだちから、たたかれたり、けられたりしている」は上の学年の児童からであった場合、どう考えるのか、友達ではないから答えないということになってしまうのではないか。

事務局 よって、中・高学年用では、「友達」という言葉を使っていない。低学年用のみ使っている言葉である。

委 員 書いてあった方が分かりやすくなるということか。

委員長 「学校内でのこと」という前提があるが、低学年では、保護者からたたかれた等も含めてしまうのではないかという印象がある。

委 員 「友達から」という言葉がなかった時に、理解するのが難しいか。1年生が例えば「仲間外れにされている」という質問を見た時に「はい」「いいえ」と回答できるかという基準はどうか。

事務局 低学年の児童が認知している周囲の児童は、広いようで意外と限定的である。同じ学級の友達でも、名前を覚えるまでに時間を要する。自分の身近なところに視点を当てて考えるためには「友達から」という言葉が必要であるととらえている

委 員 ○○さんではない、もう少し広い範囲で考えてよいとするには「友達から」があった方がよいと感じる。

委 員 実際にアンケートする時には、先生は全く関わらないのか。質問が出た際には答えられるのか。

事務局 低学年では特に、項目ごとに読み上げて実施している。

委 員 いじめ防止基本方針の変更点と関連して、記名式で書く学校もあるということでよいか。

事務局 検討しているのが、原則本市では無記名を大切にしてきているので、変更があったとしてもこの点は大事にしていきたい。しかし、子どもたちが自ら、記名式で先生に伝えたい場面があると考える。毎月月末に実施しているアンケートの他に、相談室等に置いていつでも書いて相談できる体制を整えていきたいという思いがある。教員側から記名式を配布するのではなく、子どもたちがいつでも手に取ることができる環境づくりを想定している。

委 員 いじめ防止基本方針の変更点は、そのようなとらえでよいか。

事務局 そうである。原則、無記名であるが、子どもたちがいつでも取ることができる方法も考えられる。

委 員 結果は、児童生徒にフィードバックしているのか。

事務局 無記名であるので個人が特定されないが、全体指導に生かすということはある。アンケートの結果を踏まえて話をすることはあるが、結果状況をそのまま子どもたちに伝えることはしていない。

委 員 ただちにいじめかと考えると、その程度や本人の受け止め方により異なる。「お金をちょうだい」と言われても、「嫌だ」と断ればいじめではない。

事務局 実態調査においても、いじめと「そう思う」「そう思わない」が分かれている状況である。

委 員 いじめを抽出する目的であれば、語尾に「嫌な気持ちになった」が加われば確実にいじめになる。そこまでの項目はない。「仲間外れにされて、とても苦しんでいる」であれば、いじめになる。しかし、無視されても「別に平気である」ととらえる児童もいる。それでは、いじめにはならない。

委 員 そのような児童は「いいえ」と回答するのではないか。

委 員 無視はされている事実があれば、「はい」になる。

事務局 当初のアンケートを作る際の元になった調査を確認すると、このような聞き方をして「はい」となった時に、その背景にいじめがあるという調査があり、そこからこのような表現で事実を聞いていくとなっている。実際にあったかよりも、この学級にいじめがあるという視点を持つことが大切である。発見の視点をしっかりと持つためのアンケートでもある。そのため、あえて心情的な面は表記していない。

委 員 毎月実施しているアンケートか。

事務局 毎月実施している。

委 員 毎月、例えば「机を離されている」に2回、3回と丸を付けてきた児童生徒がいると配慮が必要であると、担任が察知することができる。そのような資料の使い方になる。1回丸がついたから確認するものではなく、積み重ねたり、数の増減を確認したりするためのアンケートである。子どもが追い詰められて訴えたい時には、先ほどあったように自分でとって提出する方法を選択する。毎月実施していると、隣の児童生徒の回答が見える状況等で書いていると思われるので、全体的な学級の雰囲気や学校内の問題の把握のためのアンケートだと把握している。そのような状況であれば、この内容ぐらいが子どもは書きやすい。

事務局 新座としても長年取り組んでくると、当初の教員の視点をしっかりと持つことや把握のために取り組んでいることについて、薄れていく。いつの間にか、ここに書いているから「いじめ」がある、またはここに書いていないから「いじめ」がないという考えも出てくる。今回改定に当たって、改めて何のためにアンケートがあるのか、教員として学級を見るための視点を培っていくためのものであることを伝えていきたい。

委 員 教員側もだんだん慣れてくると、確認までに時間がかかったり、この前も同じことがあったと判断してしまったりがある。見る側の研修等も必要である。

委 員 資料にある件数は、アンケート調査の件数とは別であるか。

事務局 アンケートから様子を見ていく中で認知した件数、保護者からの連絡により認知した件数等、アンケートに限らず全てが調査上に挙がってきている。

委 員 アンケートで「はい」と答えても、直ちにいじめ1件とはせず、確認しているということであるか。

事務局 そうである。アンケートは無記名で、個人が特定できないので、状況把握でつかんでいく状況である。

委 員 「学校生活のアンケート」という題であるが、内容はいじめを想起させる項目である。広くすることは難しいか。具体的な項目もあれば、内容として抜けている項目もある。

事務局 確かに、抜けている項目もある。学校によっては、この簡易なアンケートの他に、さらに詳細に状況を把握するためのアンケートを実施しているところがある。

委 員 それでは、項目がとても多くなる。

事務局 それを毎月実施するのは、大変なことである。

委 員 市内共通アンケートや学校独自のアンケートは、基本的に学級で一斉に実施しているのか。子どもの立場で考えると、自由記述の欄に書いている児童生徒がいると、周囲から分かってしまう。安心して回答できる状況かどうかが、とても大事であると思う。その工夫について聞きたい。中には家に帰って書いて知られずに提出できるようにする方法もあれば、タブレット端末を活用した取組があると匿名性をふまえた上で行うと安心して回答できる。他の人に見られている環境では、素直な気持ちが書けないように感じる。どのような状況で回答するかが、とても大切な部分である。また、アンケートをとった後にどのように生かすかがとても大事である。子どもからすると回答して、教員が受け止めて理解してもらえているか、自分を守るために動いてくれているか等、子どもに伝わるようにしないといけない。回答しても何も動いてくれないという状況では、SOSを書いてくれないことにつながる。書いた後の教員の意識がとても大事であり、子どもにとってSOSを出してよかったと思えるアンケートであってほしいと感じている。

委 員 その意味では学校内において管理職に上がり、部会等で毎月報告があるか。

事務局 そのような取組になっている。

委 員 外的な取組がないと、担任で止まってしまい何も対応できなかった等があるかもしれない。

事務局 形骸化しているおそれがある。全国的な調査において、いじめをどのように発見したのかという統計調査がある。「担任が発見」「アンケート調査」など、学校の取組における発見が多い状況の中、本市では「保護者からの直接の相談」がとても多い。先ほどからいただいている意見の内容が実際に起こっているのではないかと心配している。いじめ0件の学校についてもそうであるが、見る目を養っていかなければならないという危機感を持っている。

委 員 いじめを告発するアンケートではないため、難しい。告発したつもりで「はい」と回答する場合があれば、そのようなアンケートではないと考えて答える場合もある。教員も雰囲気をつかむためととらえていたものが、無記名とはいえ、告発しているつもりで回答しているとなると、アンケートがもつ意味が果たして皆が同じ認識であるかということになる。

事務局 来年度より、無記名式と記名式の両方において新しい取組をする方向で進めているため、児童生徒への周知については4月のスタート時に大切にしていきたい。

委 員 毎月、月初めの教育相談部会において、前月の結果はどうであったか振り返ることが大切である。教員はその際にあげなければいけないという気持ちになり、必ず目を通すことになる。「はい」の数値が増えている等のやりとりをしっかり実施することで、教員間でそのような動きが定着する。その取組が、子どもたちにとってもSOSを出すと助けてくれるということを感じることができる。それがないままに過ぎてしまうと、提出したが何も解決しないという状況になる。毎月しっかりとチェックする体制を学校としてつくることが大事である。告発する状況であっても、少し感じている状況であっても全てが吸い上げられて、組織の中において動いていることを教員が感じることが必要である。このことで、皆でいじめに取り組んでいる姿勢につながる。そのためのアンケートであるとも感じている。

委 員 いじめは、これを通して教員の見る目を意識高くすることも大切であるが、教員に見えないように行うのが「いじめ」であるので、子どもたちの声や視点をしっかり拾わないと、全体像の把握が難しくなる。教員の視点、保護者の視点、児童生徒の視点や声の三者をどれだけすくってあげるかが必要であると思う。やはりアンケートについては、子どもたちがSOSを出せる環境で記入できるかが大事である。書いた結果、教員が対応してくれた、受け止めてくれた等の実感を持てるようにならないと、形骸化していく。その中でもよいと思うのは、「いじわるをされている友達がいるか」という内容が書けるところである。いじめられている子どもは訴えることが難しい場合があるか、周囲で見ている子どもが気付くこともある。気になっていじめられているように見える友達がいるということを、回答して教員に伝えられる項目があるのがよい。このような部分を含めて安心して回答できるようになっていけるとよい。

委 員 いじめの把握だけでは、「いじめにあっている、辛い思いをしている友達がいる」だけでもよいのではないか。

委 員 本当は2項目だけでもよいか、やはり難しいのではないか。

委 員 このアンケートとは別に、学校生活に関する基本的な調査は、新座市では実施しているか。

事務局 学校による。

委 員 その中で他の学校の取組では、「何でも先生に相談する」「相談できる先生がいる」等がある。本アンケートに入れるのは難しいが、困った時に「先生、あのね」と話せる両輪があるとよい。子どもの目から見て、何でも相談できるかどうか、確認が必要である。

事務局 その通りである。低学年では7番、中・高学年では10番に今の内容の項目を入れて、子どもたちが相談できる環境があると感じているかとどうかを把握することを大事にしていきたいと考えている。

委 員 例えば、「学校は楽しいですか」「勉強はついていけていますか」について「はい」「いいえ」と答える方が、生活アンケートのように感じる。

委 員 年に1回ぐらいはそのような調査があってもよいと思う。

委 員 これは、「いじめに関するアンケート」にした方がよいのではないか。

事務局 いじめと言葉を出していないところに、本市の思いがある。

委 員 項目については、いじめにふれている。

委 員 自身の経験では、いじめアンケートと生活アンケートと言っていた。いじめアンケートはこのような項目で毎月1回実施していた。もう一つは学校生活アンケートで、「学校は楽しいですか」や、もう少し心理的な内容にまでふれるアンケートを年1回2学期に実施していた。これは記名式であったので、集計して把握していた。後は、学校評価のアンケートも実施していた。このような両面があると両輪になっていく。

事務局 この後の中学校用の説明において、答えにくさの配慮等についても検討されているので、そこで御意見をいただきたい。

委員長 中学校用以降について、事務局から説明していただく。

事務局 事務局から説明する。

委 員 家庭用についても、定期的に提出をお願いするのか。

事務局 5月、9月、1月の年3回実施するものである。

委 員 保護者用も無記名であるか。

事務局 無記名であるため、児童生徒用とともに自由に手に取れるように置き、状況に応じて記名式についても対応できるようにしていきたい。

事務局 保護者用チェックリストについては、学校に直接電話がくることがある。チェックリストを実施した結果、電話にて相談いただくというメリットもある。

委員長 次に学校生活アンケート(電子回答)について、事務局から説明していただく。

事務局 事務局から説明する。

委員長 メリット、デメリットについて、意見等はあるか。

事務局 個人が特定されるものは実施ができないため、無記名式が原則である。記名式については紙面での実施になる。後は、キーボード入力において何年生から実施が可能であるかという面がある。

委 員 子どもたちが自由に、自分の時間を使って入力できるということか。

事務局 運用の仕方である。自由にしておいた方が入力しやすい面もあれば、時間設定する方が機材が使いやすいのかもしれない。

委 員 色々と考えて我慢ができないという児童生徒がいた場合、自由な時間にいつでも入れられる方が訴えやすい。その場合はこれに頼らず、すぐに別に相談できるのかもしれない。どのようなケースに対応できるのか考えて運用の仕方等を考える必要がある。秘密性を保つためには、「○月○日の○時に入力する」と指定したほうがよい。

委 員 紙面による教室での実施は、無記名であっても欠席者等で回答者が分かってしまう。しかし、タブレット端末によりいつまでに入力とすると、全員答えているか分からない。同じ児童生徒が入力してしまう可能性がある。

委 員 先ほど実践した際には、「あなたは、回答しています」と出ていた。

事務局 アンケート自体に、一人1回という制限をかけている。

委 員 再度参加しなおすと、答えられてしまう。個人を特定しない状況では何度も答えられる難しさがある。答えない児童生徒が誰なのか、教室であれば答えられるが、把握ができない。一方では、集計が楽で教員の負担軽減ができる。逆に匿名性が高くなればなるほど、信頼性の部分が難しくなる。

委 員 電子回答は、子どもが書いている様子や書き方が把握できない。教員が集計しながら把握するが、結果だけ出てくるのはどうかと考える。

委 員 表面的な調査になってしまう気がしている。現場の教員の声を聞いていくとよい。

委 員 負担が少ない分、使ってみるのが大切ではないか。その結果、紙面での方が様子が分かる等、どちらかを比較して判断できると思う。

委 員 記名式を電子回答で実施できるのがよいのではないか。紙面では、調査を取りに行かなければならないので、記名式の方がいつでも回答できると考える。

事務局 市のシステム上、記名式では個人情報保護条例により実施ができない。

委 員 記名ではなく、出席番号もできないのか。

事務局 それについても、個人が特定されるものであり、実施できない状況である。今回実施していただいた様式については、事前に確認して許可をいただいている。

委 員 ログインが個人のアカウントでも、特定されないのか。

事務局 それについても、確認済みである。

委 員 子どもの方が技が進んでいるので難しい。

委 員 全てを電子回答にするのは、どうかと考える。紙面では欄外に書いてくる場合がある。そこにポイントがあると思う。また、回答しない児童生徒も出てくると考える。

委員長 教室では、現在の紙面での回答と変わらないので、持ち帰って家で自由に書くことができるとよい。そのあたりが協議の必要性があると思われる。

委員長 次に、新座市いじめ問題対策連絡協議会における審議状況ついて、事務局から説明をいただく。

事務局 事務局から説明する。

委員長 何か質問等あるか。

委 員 1つだけ戻ってよいか。学校生活アンケートのところで、題について学校生活なのかいじめなのかと協議があった。題の下に、「みなさんが安心して学校生活を送れるように」という文が書かれている。ここについて下線を引いて強調し、学校が楽しい等の把握ではなく、学校が安心できるかどうかのアンケートであることを伝えることができる。強調することで、題に「いじめ」という言葉を使わなくても、その内容につながるアンケートとはっきりさせることができる。「安心して学校生活を送れるように」を強調すると、趣旨が絞られると考える。

委員長 他に意見等はあるか。ないようなので、協議は以上とする。

 

5 閉会

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