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令和3年度第1回いじめ防止対策審議会会議録

ページID:0144057 更新日:2024年6月10日更新 印刷ページ表示

開催日時

令和3年10月1日(金曜日)
午後1時30分から午後3時00分まで

開催場所

新座市役所本庁舎 401・402会議室

出席委員

志村 悦子、坂本 広太、新井  雅、吉川 佳代子、綿井 雅康、井上 典子 全6名

事務局職員

教育相談センター室長     真田 朋美

教育相談センター副室長  大久保 洸

会議内容

1 開会

2 あいさつ

3 自己紹介

4 協議

(1)新座市いじめ防止対策審議会条例について

(2)令和2年度第2回審議会議事録の承認             

(3)本年度の計画、審議内容等について

(4) 新座市いじめ防止基本方針を踏まえた実効策等について

(1)令和3年度児童生徒のいじめに係る状況調査書集計(認知数)

(2)令和3年度児童生徒のいじめに係る新状況調査書集計(男女別)

(5)令和2年度スマートフォン等の利用状況に関する調査結果

(6)家庭内でのSNSの利用に関するお願い

5  閉会

公開・非公開の別

公開

その他の必要事項

なし

協議の内容

1 開会

2 あいさつ

3 自己紹介

4 協議

委員長 次第に沿って進行していく。まず、新座市いじめ防止対策審議会条例について、事務局から説明していただく。

事務局 事務局から説明する。

委員長 何か意見、質問等あるか。ないようなので、承認とする。

 

 

委員長 続いて前回の議事録について、事務局から説明していただく。

事務局 事務局から説明する。

委 員 議事録で、次第が明確になるとよい。明記については事務局の判断に任せる。

事務局 例えば1行あけるなど見やすくするということでよいか。

委 員 そうである。委員長の発言で分けるか、見出しのようにするか、見やすいとよいと感じる。

委員長 内容面で訂正がなければ、これで承認とする。

 

 

委員長 次に、今年度の計画について、事務局から説明していただく。

事務局 事務局から説明する。

委員長 何か意見、質問等あるか。ないようなので、次に進める。

 

 

委員長 続いて、新座市いじめ防止基本方針を踏まえた実効策等について、事務局から説明していただく。

事務局 事務局から説明する。

委 員 これだけいじめに対する防止策を学校が取り組んでいる中で、外部から発見しづらいいじめの案件が多い。しかし資料を見ると、もっと陰湿で見えづらい無視等のいじめが多いと思っていたが、内容が把握しやすいいじめの案件が個人的には多いように感じる。ストレスが高くてそのようにせざるを得ない、攻撃的になってしまうのか。ここまで見えやすい状況があまりないように感じているがどうか。他市の状況も同じであるのか。

委 員 以前は多かった「悪口」「叩く」等が出ているが、気になるのは「SNSのいじめ」である。一方で「靴隠し」等、以前から多く出ているいじめが、新座市では多くあがっている。SNS上でお互いが陰湿な情報を流し合っていたり、流失すると大変な画像を送るように言われたりする上、関係ない児童生徒がそれを拡散する。出てきた時に驚くような事例もある中で、新座市は把握しやすい内容があり、この段階で未然に対応を図る必要がある。

委 員 児童生徒の「見て、見て」という感情から、出ているように感じる。注目してほしい欲求からくるものではないか。コロナ禍で保護者の関わりも変化し、学校の対応も新たな業務が多い中で起こっている「いじめ」もあるのではないかと感じる。

委 員 衝動性が高いいじめが多い。コロナ禍により学校で生活している時間が短く、接触する時間がとれない中で、以前よりすぐに行ういじめが増えてきているのではないか。新座市の傾向ではないのかもしれない。今までの状況がどうであるか。

事務局 今までは、冷やかしやからかい、悪口が小・中学校ともに多くなっており、本年度は叩かれたり蹴られたりする等、教員側が見ていて発見できたり、周囲で見ている友達がいたりするような事案が多い。一方、今までは学校で気付けず、保護者からの情報で認知する報告が複数件あった。本年度はそのような認知が少ないと感じている。

事務局 資料は、一部抜粋したものである。

委 員 このようないじめが、増えてきているのかもしれない。教員はそのような芽を摘んでいくことが予防につながり、効果的であると思う。

事務局 他には、複数人で一人に対するいじめが増えてきているように感じている。コロナ禍の一人になることに対する不安が強く、「いじめ」という形での仲間意識が多くなっているようにも思われる。

委員長 コロナ禍により、小学校1、2年生は入学して思うように友達関係が作れなかった状況が窺える。2年生で多いのは気になる。

委員長 特に2年生はコミュニケーションが取れないまま、入学してきている。

事務局 昨年は、県としても小学校2年生が多いと聞いている。しかし、本市は高学年につれて減っている県の傾向に対し、令和3年度の結果をみると高学年が多い状況がある。

委 員 これは、各小学校に偏って数値が計上されているのか。全体的に数値として挙がっているのか。

事務局 概ね、どの学校でもいじめの認知がされている。認知していない学校の方が少ない。

委 員 1つの学校に3件も4件も挙がっているということはないのか。

事務局 そうである。難しいのは認知件数の学校間の差があるという状況で、小・中学校間でも同じことが言える。

委 員 件数でみると、学校規模が見えない。児童生徒数が多ければ当然件数も多くなるので、件数が全てということではない。

事務局 積極的な認知をしている学校は、低学年で挙がってくる件数も多い。

委 員 軽微ないじめが許されていくと、次へ次へと発展していくので、未然に防止する必要がある。

委 員 認知件数に関連して学校でアンケートを実施すると、「いじめられた」という内容が多く出る。「いじめたことがあるか」とすると出てこない。そのようなことはないはずであるが、加害、被害の数が合わない。自分が「いじめを受けた」という気持ちが強く残っているが、「いじめた」については、本人はそのように思っていない。よって、人に対して傷つける行為であるという指導をしていくことが必要であり、この段階できめ細やかにしていかないと、いじめはなくならない。

事務局 認知した後に指導に入る事案が多い。その前にも、日常的に起こさない指導が必要である。

委 員 加害側は、背景は深いのではないかと感じる。家庭の状況等、背景にある感情が友達に出てしまうことが非常に多いため、学校は指導とあるが、おそらくその裏には支援すべきことが隠れているのではないかと感じている。背景にも、カウンセラー等を含めて関わってもらえると有難い。

事務局 加害者には、加害者なりの理由がある場合はあることも留めておきたい。

委 員 そのようにせざるを得ない状況が、あるかもしれない。心が安定していれば抑えられるが、何かしらにより心がザワザワしていると我慢しきれなくなる。つい抑えられないということにより起きてしまったいじめが多いように感じる。

委 員 どちらかというと被害側の心理的ケアを手厚くすると思うが、加害側はその場が過ぎると忘れられてしまう。後でもう1回大きなことをおこしてしまうこともある。説教で終わらず、心のケアが必要である。

委 員 その後の行動、家庭を含めた背景を見ていく。加害側ほど、時間をかけて聞いてあげる必要がある。

委 員 別の視点で、令和2年度に比べると休校期間があったこともあるが、件数的には増えている。令和3年度との比較において、例えば令和元年度にさかのぼって比較するとどのような状況であるのか。例年の経過と比較すると、小学校の認知件数51件は多いと捉えてよいのか。

委員長 平成30年度12月末は、90件程である。4月から12月で100件程度であると、比較対象になる。

委 員 令和3年度は、平成30年度と比較すると同じくらいである。

委 員 内容は変わってきているのかもしれないが、件数は同じくらいであり、令和2年度が少なかったと捉えることができる。

委員長 12月末まででいうと、解消件数も50件くらいである。今回は、まだ解消までには至っていない。

事務局 3か月経過をみるため、これから解消していくことになる。

委 員 中学校に関しては、令和2年度と令和3年度で件数的には同じような状況である。昨年の段階では第1学年にとっては、新しい中学校生活であり、且つコロナ禍で大変な状況であった。

委 員 第1学年のはじめは、よく小・中学校のギャップと言うが、色々な小学校から集まってきて中学校の中である程度のグループによる力比べのようなものがあり、段々落ち着いてくる。現在の第2学年は、男子の認知件数がほとんどない。4月から休校であったので、本来4月当初にあった人間関係の力比べがなく、9月頃になって、現在は落ち着いたという状況ではないという状況がうかがえる。

委 員 第3学年の第1学期は多少、認知件数が挙がってくると思われるが、全く挙がっていない。コロナ禍により自宅で過ごしていた状況があるのかもしれない。

委員長 中学校は、第3学年くらいになると受験のストレス等は出てこないのか。

委 員 後半だと思う。前半は部活動をやっていて大会もあるので、発散できる。11月、12月あたりから決まらない不安等からトラブルになることもある。

事務局 参考に、令和2年度1年間で中学校80件認知件数があったが、うち中学校第1学年は59件、第2学年は18件、第3学年は3件となっていた。現在、1学年ずつ進級している状況である。ほぼ、昨年度第1学年であったことがわかる。このことから、今年度8月までは順調に友達関係が築けているのではないかと思う。

委 員 昨年度8月末までで、第6学年が全体で1件、それが中学校第1学年にあがると件数が増えている。年度末あたりまでに、解消件数が増えていくと、新しい中学校の社会の中で乗り越えてきたという結果にも読み取れる。

 

委員長 次に、令和2年度スマートフォン等の利用状況に関する調査結果について、事務局から説明していただく。

事務局 事務局より説明する。

委員長 何か意見、質問等あるか。

委 員 SNSについて調べると、一般的にどのような位置づけなのかと思う。便利に使っている人はどのように活用しているのか。プラスの面について理解が難しい。写真を掲載している人が多い中、通常の活動を全て疎外してしまうような、やらないというメッセージにとれる注意喚起も見られる。有益だという意見を知りたい。子どもだから注意となるのだろうか。

委 員 このSNSを子ども達の身近になっている中で、心配されることは2つある。1つ目は、投稿してしまうことで知らないうちに加害者となってしまうことがあることである。もう1つは、使いすぎて生活のリズムが乱れてしまうとか、ゲームやアプリ等でいじめにつながるなどの使い過ぎによる弊害があると思う。個人情報を載せると、どこでどのように出てくるかわからない。事実、公式○○といったページへの掲載と、子どもが個人的に掲載するページの違いにおいて、特定されて自分が狙われることがあるといった危険性について説明してあげる必要がある。資料にあるように、ストーカー被害に遭ったり、データがいつまでも残ってしまったりすることから、中学生でインターネット上にあげたものが大人になっても危険にさらされること等、掲載についての注意だけではなく、その危険性を指導する必要がある。一度載せたら消えないということを伝える必要がある。

委 員 リスクが高いが、なぜやるのだろうか。

委 員 例えば、YouTube等に載せるとお金が手に入る。そこにつながっているような気になってしまう。

委 員 きちんと使い方がわかっていれば、手紙等の注意喚起を見なくても正しい使い方ができている。ここがいつまでも解決しない原因ではないかと思う。

委 員 このいじめ防止対策審議委員会の観点として、スマートフォン等を持っている実態を把握し、教育委員会や県全体の中でソーシャルネットワークの利用方法をどのように対策をとっておくべきかということが必要である。学校教育や教育委員会が個人のスマートフォンの利用についてどこまで言ってよいのか。中学校では10年以上前から講座等を開いて、マナーについては徹底してきたと思う。小学校からこれほど所持するようになってくると、興味関心は小さい子ほど強く、衝動性も高いので、やってみたい気持ちになってしまう。生徒指導全体としてどこまで関わるのか。「子どもはSNSをやってはいけません」というのは、商業活動に対して制限をかけることになる。しかし、家庭においてもフィルタリングをかけていない場合もある。学校教育は全く無関係とはいえないが、どこまでスマートフォン利用に関して介入が必要なのかと思う。

事務局 通知文では、「家庭内でのSNS」という内容で出している。ネット上のいじめの対応では、保護者の方が責任をもってという内容でふれている。子どもたちでは制限できない部分があり、保護者の方に届ける内容でもある。学校がどこまで介入できるのか、買い与えているのは学校ではなく家庭であるので難しさがある。現在、PTAが中心となって家庭への啓発資料「○○中学校区の携帯電話の取扱い」等を作成している中学校区もある。しかし、この内容がどこまで届いているか確認できていない。

委 員 とても難しいことである。学校に持ってこないという指導はできるが、家庭で使わないという指導はできない。非行・問題行動防止の部分については、SNS等の中にも含まれる。審議会で話すべき「いじめ」に焦点を絞っていかなければならない。小学生、中学生、保護者の他にも、幼児の保護者もスマートフォンを持って子育てをしている。非常に問題になっていると見たことがある。本当はもう少し小さいうちからスマートフォン等の使い方を連携していかなければならない。小学校でいきなり言ってもできず、中学校で言うのはもう遅い。学校教育だけではなく、保育の方からもつないでいかなければならない。ここでは、いじめにつながるSNS上の課題に絞っていく必要があると考える。

委員長 いじめは限定してLINEが多いのか。あとはオンラインゲームの課金等のトラブルなのか。

委 員  Tik Tokも会話できる。

事務局 本市で多く挙がっているのは、LINEである。

委員長 新座市では、今のところ把握している中では、LINEが多い。

事務局 LINEグループからはずされたり、別グループを作られて仲間に入れなかったりがある。また、タイムラインにおいて、誰でも見られるところに投稿される等の怖さがある。

委 員 いじめ防止の観点で見た時に、このような使い方は要注意であるというところが注意喚起できるとよい。

委 員 基本的に契約しているのは保護者であるので、買い与えた時に子どもに保護者がお金を出している間はいつ見られてもよいようにしておくことを約束することが必要である。

事務局 いじめの認知件数の中において、投稿までには至っていないが、資料にあるような投稿につながれば発展することが危惧される内容も発生している。今まではこのような認知はなかったことから、所持率の増加に伴って、中学生に出ているような事案が今後低年齢化してくることが予想される。今後注視していかなければならない。

委 員 実際このようなスマートフォンの利用に関しては、家庭との連携が不可欠であると感じる。SNS利用のお願いや、利用にあたっての家庭への情報発信は年間をとおして学校はやっているのか。

事務局 文書の配布は、よくある。

委 員 警察等が来校し、児童生徒が持って帰ることがある。

委 員 非行防止に係る講演会が、学校は必ず1回以上はやることになっている。また、防犯教室や県教委からの資料、警察からの地域発信の資料も出ている。発信は多いと思う。携帯電話会社によるマナー教室は、児童生徒向けや保護者会向けで実施することもある。しかし、保護者会の場合は全員の出席は難しい。

委 員 プリント配布だけでは不足があるので、全員への周知は難しさがある。スマートフォンやギガスクールにおいて様々なツールが出てきて今後も開発されることが推測される。機器を使った生活の流れ自体は止められないが、逆にどのように上手に活用していくようになるかが大切である。子どもたちも学ぶべきであり、保護者との連携も必要である。そのような時代に入ってきたと感じている。使い方によってはとても便利である。様々な人とつながることができ、情報発信ができる上、新たな情報を得て活動等に発展できる。使い方次第で利点がある。子どもたちのなりたい職業ランキングでは、かつてはなかったユーチューバーが入っている状況は、憧れをもつ子どもも出てくるだろう。しかし、使い方や利用方法によっては身の危険が潜んでいるということを学校や家庭でいかに見ていけるかということがある。LINE相談もあることから、電話よりもSOSが発信しやすいと出ている点からも、利用の仕方や活用の仕方が重要ではないかと思う。

委 員 以前はネットいじめの話で、「このような言葉遣いは、いじめ等のトラブルになりやすい」「このような書き方をしたら、誤解を招く」等、意図せず相手を攻撃してしまうといったパターンを紹介しているのを目にしたことがある。悪意があっていじめるのはツールが異なるだけでどれも同じだが、ネットならではの内容に関しては周知することが必要である。

委 員 道徳の授業等で取り扱うことはないのか。このような言い方は「人を傷つける」「これとこれではどちらの言い方がよいか」といった内容をSNS等と具体的には言わないにしても、小さいうちから身に付けるとよい。

委 員 オンラインで行う時と対面の時では、明らかに異なる。文字だけが出る場合と、音声言語は違うと感じる。

委員長 何か意見、質問等あるか。ないようなので、協議は以上とする。

 

5 閉会

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