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第78回教育懇談会の概要

ページID:0082339 更新日:2019年10月24日更新 印刷ページ表示

日時

令和元年10月23日(水曜日) 午後1時30分から午後3時まで

会場

大和田公民館 研修室

参加者

16名

懇談会座長

金子教育長

出席委員

金子教育長、鈴木教育長職務代理者、宮瀧委員

司会進行

城間教育総務課主任

担当部課長

渡辺教育総務部長、鳥之海教育総務課長、斉藤生涯学習スポーツ課副課長、新井中央公民館長、上原中央図書館長

梅田学校教育部長、大井学校教育部副部長兼教育支援課長、鶴田学務課長、丹代教育相談センター室長

事務局

森山教育総務課副課長兼管理係長、戸川教育総務課総務係長

1 教育委員会教育長あいさつ

 本日は、御多忙の中御参会いただき感謝申し上げる。教育懇談会は年3回実施しており、本日は第二中学校区及び第四中学校区を対象に開催するところである。現在次年度予算編成の時期であり、皆様のお話を伺い教育行政に反映していきたいと考えている。限られた時間ではあるが、忌憚のない意見、要望、提言を出していただきたい。

2 新座市の教育についての説明(教育長)

 始めに施設設備についてであるが、新座市は急速に学校数が増加した市である。昭和30年代には小学校3校、中学校1校だったが、昭和40年代から50年代にかけての都市化の影響により学校数が増加し、小学校18校、中学校6校となった。その後、新座団地周辺の人口減により、新座小学校と大正小学校が合併して新座小学校となり、現在は小学校17校、中学校6校となっている。1年に3校増えた年もあり、設立した年代が近いため、同時期に、急速に施設の傷みが進んでいる状況である。一斉に大規模改修ができないため、計画的に進めている。急激な学校数の増加により、行き届かない部分も多いが、鋭意努力しているところである。昨年度大阪府において、地震により学校のブロック塀が倒れ、児童が亡くなるという痛ましい事故があり、全国総点検が行われた。新座市においても、地震の際、ブロック塀が倒れそうな場所がないか点検したところ、何十カ所もそのような場所が判明したため、急遽改修工事を進める必要が出てきた。改修工事はほぼ完了しているが、費用は1億5千5百万円程かかった。このように、緊急の経費が発生することもあるが、教育予算を確保し、施設設備を充実させるため、努力しているところである。池田小学校の給食室については、ドライ化するため改修工事を進めているところである。新座小学校の給食室についても、今年度改修の設計業務委託を行い、来年度改修予定となっている。場所の拡張や新しい機械設置のため、工事を進めている。新座小学校と第四中学校のプールのろ過装置については、1校500~600万円程かかる予定だが、入れ替えの方向で進めている。新座小学校の校庭を芝生化したことによる、芝生の管理等についても、引き続き予算化する予定である。エアコンについては、平成23年度に全校に設置したが、7年間が経過し、フィルター等内部の全面清掃を、3年間の計画で業者に委託し実施しているところである。清掃することで、冷えづらくなった場所も、初期の状態に戻ると思われる。新座小学校の屋上防水についても、来年度予算で計上している。雨漏りや不備のある場所等、学校運営に支障が出る箇所については、予算計上し早急に対応していきたいと考えている。

 ぱわーあっぷくらぶは、長く続く事業であり、月2回隔週土曜日に実施しているが、現在800人近い児童が参加しており、県内でも珍しい事業となっている。学校が土曜日休みになることにより始まった事業だが、現在はほとんどの市町村がやめてしまっている。新座市では依然として続けており、地域の方々に講師をお願いし、様々な講座が開催されている。放課後居場所づくり事業も残すところ4校となり、あと少しで全校設置となる。出来るだけ夏休み、冬休み等の長期休業中も朝から夕方まで児童をお預かりできるような体制を整えるため現在準備をしている。未実施の4校についても早急に設置したいと考えている。その他にも、教育委員会は市民総合大学や大学の公開講座、野火止用水クリーンキャンペーン等多くの事業に関わっている。また、片山地区の歴史民俗資料館の移転が計画されており、新座消防署の隣に、歴史民俗資料館と保健センターを建設する予定である。二つの施設を一つに併合し、一つの建物の中に二つの区割りを作り、二つの機能をまとめることで、国からの補助金が下りることとなる。

 学校教育については、来年度は小学校、再来年度は中学校で、教科書が変更となり、新しい学習指導要領により進めていくことになる。英語や道徳が教科化されたり、教科書の中に掲載されているQRコードで、資料を読み取ったり等、教科書も変化する。このため、Ict関係の予算を計上し準備しているところである。既に、パソコンやタブレットは1人1台の時代を迎えており、諸外国では体制が整ってきているが、日本はかなり遅れている状態である。分からないことがあれば、日常生活ではスマートフォンですぐに検索できるが、学校においてはパソコンルームに行く必要があり、日常生活と学校生活が乖離している状況である。早急に整備しなくてはいけないため、予算整備をしている。可能であれば、教室で使用できるパソコンを毎年増やし、1人1台に近づけていきたいと考えている。

 本日は、各所属長がいるため、要望や質問等があれば寄せていただきたい。

3 懇談会の概要

市民

(1) 新開小学校は敷地内に坂道が多く、排水用の側溝に砂や泥、落ち葉が溜まっているが、側溝の金属の蓋が開けられないため、掃除ができず、台風19号の際も、水が溢れて坂道を水が下っていた。蓋が開けられれば、学校応援団等による掃除も可能になるため、開けやすくなるよう改善してほしい。

(2) 新開小学校の正門を入り、階段を上がった場所にある太陽の壁画について、台風の影響で色が落ちてしまったため、直してほしい。

(3) 台風19号の際、大和田ファミリープールの水が溢れそうになっていた。プールの水が溢れると、坂道の下の住宅が浸水しかねず危険なため、大雨の際の対処法を教えてほしい。

(4) 新開小学校の校庭の木が育ち過ぎ、道路に枝が出てしまっており、危険なため対応してほしい。

教育総務課長

(1) 排水の側溝清掃については、基本的には委託で順次行っているところであるが、予算の関係もあるので、すぐに対応できるかどうか確認する。学校応援団の方にも御協力いただけるとのありがたいお話も頂いたので、グレーチングが開けられるかどうかも併せて検討する。

(2) 太陽の壁画については、現地確認の上見積りを取り、対応可能であれば対応したいと思うが、予算が厳しいため、危険箇所や学校運営上支障が出てしまう箇所を優先的に着手せざるを得ない状況である。いずれにしても、現場確認をし、対応を図ってまいりたい。

(4) 校庭の樹木の剪定についても現場確認をする。こちらについても優先順位的な兼ね合いがあり、例えば、第四中学校の体育館に木の枝がかかり、真っ暗になってしまったケースや、民家に枝がかかってしまっているケース等を、優先的に実施しているという状況もある。現場確認し、対応したいと思う。

教育総務部長

(3) 台風19号の際に、大和田ファミリープールの水が溢れそうになっていた件については、教育委員会で把握しておらず申し訳ない。台風の前日と直後には見回りを行っている。基本的にはプールの水位が上昇すれば、プール層の中で排水し、更に溢れた場合は敷地内で排水するシステムになっているが、大和田地区は低地であり、洪水で雨水管そのものが溢れることも考えられるため、事前にプールの水を抜いておく等の措置が可能かどうか検討する。

市民

(1) 先程順次、給食室のエアコンの設置を進めているとの話があったが、東北小学校の給食室の現状についてお伝えする。調理室においては、調理中は埃や虫の侵入防止のため、午前中は窓を閉め切って作業し、午後の食器洗浄の際のみ窓を開けて作業しているとの話を聞いた。最近は夏場に気温が大変高くなり、調理員の体調管理の不安にもつながるため、早めにエアコンを設置してほしい。

(2) 東北小学校の多目的室のカーテンの一部が切れて、なくなってしまっているため、多目的室でスクリーンを使用する際は、カーテンの代わりに窓に布を貼る等の対応をしている。また、床や壁の剥離で子どもたちがひっかかる度に、用務員がボンドで貼る等の対応をしていると聞いた。東北小学校も昨年50周年を迎え、校舎全体が老朽化しているため、予算が可能な限り、早めに修復をしてほしい。

(3) 窓枠の立て付けが悪くなっていることにより、開閉が困難なだけでなく、台風15号の際は、雨風の影響により廊下が水浸しになり、階段をつたって、下の階に水がたれてしまったため、休み明けは拭き掃除から始まったと聞いた。窓枠にかけてあった体操服も濡れてしまったため、台風19号の際は、教員が事前に教室内に児童の荷物を非難させたとの話を聞いた。なお、壁や天井のひび割れがあったため、児童が心配していたが、現在のところ天井からの水漏れ等はないと学校から報告を受けた。

(4) 来年度車いすの児童が入学予定と聞いた。多機能トイレが西側1階に1つあるが、学年が上がると上の階の教室になるので、多機能トイレが1階にしかないと、不便を感じることが予想されるので、可能であれば改築か増築等を行い、多機能トイレを各階に設置してほしい。

(5) 休職や退職により教員が不足しているとのことで、教頭や主幹教諭が代行で授業を行っている。また、英会話講師が辞めてしまったとの話も聞いた。学務課で対応していると聞いたが、現状と今後の見通しを聞きたい。

教育総務課長

(1) 給食室のエアコンについては、給食室の委託化に伴い、順次給食室の改修を行っている。次年度は新座小学校の改修をする予定だが、調理員の労働管理や衛生管理上の問題もあるため、大規模改修にあわせて、エアコン設置についても進めていきたい。

(2) 東北小学校の多目的室のカーテンについては、学校の配当予算での対応か、数十枚の購入となれば備品としての対応となるが、現在のところ学校から要望が出ていないため、現状を確認する。

(3) 台風19号において、市内23校中12校で雨漏りが確認された。雨漏りは、天井からたれてくるものや、窓から侵入してくるものがある。大規模改修でないと対応しきれない部分もあるため、現在各学校の施設調査をしており、大規模改修をした際の予算や、優先順位を立てる計画を来年度に予定している。可能なものについては、その都度対応していきたい。

(4) 多目的トイレについては、教育相談センターと連携しながら児童の状況について確認し、対応を検討してまいりたい。

教育長 

(5) 教員の不足について、教員代替は県費教職員であるが、配置については市の教育委員会が行っている。ハードな仕事やブラックスクール等と言われていることもあり、教員希望が減っている状況である。先日の教員同士のいじめのようなことが起こると、ますます教員志望が減るのではないかと懸念している。

学務課長

(5) 現在、他校でも病休や産休等により教員が不足している状況である。広報や知り合いのつてをたどる等、努力しているところだが、先程話があったとおり、教員の人気が落ちており、大学に問い合わせても希望者が減っている状況である。また、必要な免許を持っていないという場合もあり、代員を見つけることが困難な現状である。そのような中、少しずつではあるが、代員を見つけて面接を行っており、教員としての資質等をクリアできれば採用したいと考えている。この場での確約はできないが、順次面接を行っているので、今しばらくお待ちいただきたい。

学校教育部副部長兼教育支援課長

(5) 英会話講師については、教育支援課で対応しているところである。代員がつかず、御迷惑をお掛けしている。こちらについても、現在面接をしており、採用が決まり次第配置を進めていく予定である。確約できる段階ではないが、面接中のため今しばらくお待ちいただきたい。

 委員

(5) 本校の大学生についても、毎年100名以上の教員が小学校及び中学校の教壇に立つが、教員の希望者が減っている状況である。近年の学生は相対的に内弁慶志向が強く、海外留学制度があっても使用しない等、リスクを負ってまで冒険したくないという学生も多い。海外に行って、目覚めて帰り、人生が変わるという場合もあるので、ぜひ教員をはじめ御家庭でも若いうちはチャレンジをするよう働き掛けていただきたい。10~15年前、教員は狭き門だったが、現在は門戸が開いてきているため、教員を目指している学生については良い状況となっている。学力が伴い、意欲があれば教員になれるので、指導していただきたい。

市民

 (1) 今年度東野小学校の敷地の西側ブロック塀とともに改修した西門が、通りに対して少し奥まっていて見通しが悪く、街灯が届かないため、日没後、特に学童保育の迎えや下校に危険を感じている。地域住民からも、暗いところから急に親子自転車が飛び出して来て驚いたとの話を聞いた。門の傍に電灯があると児童の安全が守られると思う。

 (2) 調理室のエアコンについて、食品の常温保存の温度は25度であり、空調のない調理室は非常に高温になるため、夏の食の安全に気を遣うとの話を聞いた。児童の安全と調理員の健康を守るためにも、エアコン設置を早めにお願いしたい。

教育総務課長

 (1) 電灯の設置は可能と思われるため、現場確認をして対応を図る。

 (2) 給食室のエアコン設置は高額なため、順次進めていくことを御理解いただきたい。

教育長

(2) 調理室は食品を扱う場所なので、食中毒等が起きないよう、万全を期すため、引き続き財政部に予算要望を伝えていく。

市民

 (1) 2年前に大和田小学校のわくわくルームの絨毯をきれいにしたが、再度臭いが発生している。衛生面も考え、フローリングにしてほしい。

 (2) 大和田小学校近くのセブンイレブン周辺で、児童の見守りをしてもらっている近隣の方が高齢化しているため、継続が難しいとの話があり、可能であれば交通指導員を配置してほしい。

 (3) 給食の食器が劣化しており、子どもたちが雑に扱わなくても割れてしまったりすることがあるという話を聞いた。全ての交換が難しくても、取り替えられるものがあれば取り替えてほしい。

教育総務課長

 (1) 大和田小学校のわくわくルームの絨毯については、学校からも要望を頂いており、12月補正で予算要望する予定となっている。財政部の査定があるので、本日教育懇談会でも意見があった旨を伝える。絨毯は年数が経過すると汚れてしまうため、床にフローリング床材等を貼る等検討していきたい。

教育総務部長

 (2) 交通指導員の配置については、交通防犯課の管轄となるため、本日頂いた御意見を交通防犯課に伝える。

教育長

(3) 給食の箸が老朽化し、ささくれ立ってきているため、全部の箸を入れ替えるため予算計上している。磁気食器のふちには、色がついており、割れるとすぐに分かるようになっており、破損した際はすぐに交換することとなっている。ストックがなければ補充することとなっている。

学校教育部長

 (3) 大和田小学校については、平成15年頃調理業務を民間委託に変えた際に、アルマイトの食器から磁気食器に変更した。磁気食器は重いが、見た目がよく、食べやすく、落とした際も細かく割れないため、破片が飛び散らないといった利点があり導入してきた。現在、23校中15校が磁気食器を使用している。現在は、磁気食器よりも軽いPen食器を使用している学校が増えてきている。磁気食器の破損による不足分については、学校に調査し、その都度補充しているところである。10年経過したため、現在箸を全て取り替えようとしているが、大幅な金額増となるので、財政部と話し合いながら、進めているところである。食器が不足した学校については、その都度補充をするため、全ての食器の交換についてはしばらくお待ちいただきたい。

教育長

 (3) 給食の食器は、初めアルマイトを使用していた。アルマイトは、熱くて持つことができないため、犬食いをしてしまうという問題もあり、その後樹脂製の食器が出てきた。樹脂製の食器はカレーライス等に使用すると、色が落ちなくなることや、熱いものを入れると環境ホルモンが出てしまうという問題が出たため、家庭で使用するような磁気食器を導入した。ただし、磁気食器は重く、欠けてしまうため、現在はペン食器を導入しているところである。Pen食器は高価だが、色がつかず、熱いものを入れても環境ホルモンが出ないことが実験で明らかになってきたため、現在はペン食器に変更しつつある。磁器食器は重いことと欠けてしまうことが難点ではあるが、家庭で使用している食器と同様のものであり、現在磁器食器を使用している学校は、今しばらく使用していただきたい。今後は、順次Pen食器に変更するため、お待ちいただきたい。

市民

(1) 台風15号の際雨漏りを防ぐため、第四中学校の屋上に上がるドアに目張りをして水が入らないようにしたが、水が漏れてくるという話があった。

(2) 第四中学校のテニスコートが、一番下の層まで出てしまっており、学校から教育委員会に要望したが、見積り以降進んでいないとの話だったため、確認したい。また、校庭に穴が開いているため、可能であれば埋めていただきたい。

(3) 校庭の柳瀬川の土手側に雑草が多く生えているため、対応してほしい。

(4) 以前、第四中学校の体育館が暗いため、LEDに変更していただけるという話があったが、その後変更したか確認したい。

(5) 交通安全母の会で、自転車マナー教室を行っており、中学校にも案内は来るが、中学生が保護者と一緒に参加することは、難しい部分がある。中学生の自転車マナーが特に気にかかるため、可能であれば1年に1回中学校でも自転車教室を実施すると、交通安全の啓発になるのではないか。

教育総務課長

(1) 台風15号の際に、第四中学校から御要望を頂いているが、間に合っていない部分も多々ある。大規模改修等すぐに対応できない部分もあるが、再度確認して対応に当たっていく。

(2) テニスコートと校庭の水溜まりについては、予算要望をしているところではあるが、財政上厳しい状況である。校庭については、全面的に改修したいところだが、予算の都合上部分的な対応に終始してしまっている。体育の授業等に影響が出ないよう、随時学校から御要望を頂き、その都度部分的な対応になってしまうかもしれないが、対応を図っていきたい。

(3) 柳瀬川添いの雑草については、シートを貼ってしまうとグラウンドとして使用できなくなってしまうため、小まめな除草が必要となるが、夏場は雑草の伸びる速度が大変速く、追い付かない部分もある。現場確認をし、対応を図っていく。

(4) 第四中学校の体育館については、以前体育館の外に繁茂して影を作っていたキンモクセイを伐採して明るさを確保したところだが、LED化については予算確保に努めていくので、お時間を頂きたい。

教育長

 (4) 以前、第四中学校は雨漏りがひどかったため、体育館の屋根をふき替えたが、その際はLEDが普及していない時代だった。急速な変化により、先日改修した13校については、床の張替えとあわせて、LEDを入れたところである。LEDの学校と比較すると薄暗く感じると思う。もう少しお時間を頂き、LED化していきたいと考えている。水銀灯は明るくなるまでに時間がかかることや、LEDの方がランニングコストも良いことから、変更する方向で教育委員会としても鋭意努力していきたい。

学校教育部副部長兼教育支援課長

 (5) 自転車の安全指導については、自転車免許講習を、小学校4年生を対象に、新座警察署と連携して行っている。中学校においては、部活動の遠征や職場体験の際等に自転車を使用すると考えられ、移動に際しては、担任や顧問が指導していると思われる。きれいに整列して移動している学校を見かけることもあるが、指導に差もあるかと思われるため、本日頂いた御意見を持ち帰り、全体に対する啓発として検討してまいりたい。

教育長

 (5) 可能であれば、中学校においても1年に1回自転車マナー教室を実施するとよい。機会があれば、各校長に話をしたいと思う。

市民

 (1) 教育委員会に質問する内容か不明だが、防衛道路において、交通量が増え、渋滞し始めている。第四中学校の方の道路が抜け道になり、交通量が増えており、今後交通事故等が懸念される状態になると思う。来年老人福祉センターが開設され、にいバスが通るとの話も聞いたため、対策を考えてほしい。

 (2) 新座小学校の芝生化の話があったが、今後どのように拡大していくのか、具体的に聞きたい。

教育総務部長

 (1) 大和田二・三丁目の開発により、全体的な交通の流れに変化があったと思われ、土日も渋滞していることが多い。現在、所沢市から柳瀬川を渡り新座市に入る場所に橋を建設しており、橋の建設後は、所沢方面から来た車が英橋を通らずに、手前で新座市に入るという流れができると思われる。今後、区画整理事業が終了し、橋が完成すると交通の流れができると思われる。交通量の増加に伴う交通渋滞ついては、交通防犯課とも連携して安全対策を図っていきたい。

教育総務課長

 (2) 学校への芝生の導入にあたっては、県の補助金等を活用しているところである。現在市内では、東野小学校、栄小学校と新座小学校で芝生化をしている状況だが、芝の管理は難しいところがあり、芝を入れてから3年間は補助金がつくが、それ以降はつかなくなるため、学校や開放団体の負担が出てくる。新座小学校の芝生については、芝生を入れたことによって、校庭の水はけ等に影響が出ているという話もあり、集水マス等を設置した経緯もあるが、芝生の1,000平米程の面積は現状維持で考えている。

市民

(1) 運動会の開催時期の検討をしていただきたい。新座市は5月下旬と9月中旬開催の学校があるが、5月は夏の気候で、練習中に児童が熱中症等で運ばれたという事例もある。また、9月は台風の影響を受け、ここ数年は順調に開催できていない状況である。他の行事との兼ね合いもあると思われるが、開催時期の検討をお願いしたい。

(2) 学童に通う児童の中に、特別支援学級の児童がいるが、日常の授業等での様子や接し方について、学校と話がしたいとの話を、学童の指導員から聞いた。ココフレンドが増えてありがたいが、学校とココフレンド、学童の連携を強化し、学童の職員が、気軽に校長や教職員に児童の様子を相談できる場ができたらよいと思う。

教育長

 (1) 大規模改修のタイミングで、秋に実施出来なかったため、春に変更したことにより、現在春実施の学校が増えている。5月下旬は、暑さにまだ慣れていないため熱中症の心配があることから、児童の席にテントを設置する学校が増えている。運動会が、村上げてのイベントという形から、子ども達の学習の発表の場へと変化してきている。東京都では、午前中で運動会を終了するという学校も多い。午後2時過ぎまで、グランドの日差しのもとで実施することは、命の危険も及ぶため、午前中で終了することもやむを得ないと考えられる。10月や11月実施という案もあるが、学習に集中する時期も必要である。今後は、春又は秋開催で、種目を変更しながら、短時間実施の形に変わっていくのではないかと思われる。なお、学校行事の実施時期については、各学校で決定しており、教育委員会から指示をしていないため、それぞれの学校で、校長と話し合い、検討いただければと思う。

教育相談センター室長

 (2) 児童生徒の支援は、学校とココフレンド、学童で、連携して進めなければいけないと考える。現在、ケース会議という、児童への配慮について、関係者が一つの場で協議する場がある。各立場の方だけで考えるのではなく、保護者も一緒に考えていただく必要がある。難しいところもあるかと思うが、管理職に直接打診してみるというのも一つの手ではないかと考えている。また、年度当初や年度途中に、学童の指導員が学校に来て、児童の安全面や支援方法、連携内容について打合せをしているところである。学童だけで悩まず、まず学校や保護者に声を掛けていただくことがよいと考える。

教育長

 (2) 現在、各学校に特別支援教育支援員を40人程配置しており、肢体不自由の児童生徒には支援員を配置している。学童は、限られた予算で運営しているため、支援員を配置する余力はないと思われる。ただし、学校との連絡調整は図ったほうがよいと思うので、教育委員会からも学校にお伝えしていきたいと思う。現在、特別支援学校の児童生徒数が増えていると聞くが、特別支援学級についても、全校に開設していない状況である。教室の確保等が必要になるため物理的に難しい学校もあるが、開設できる学校には開設し、地元の学校に通学できるよう進めているところである。ココフレンドと学校の連携会議は、2か月に1回程、教育委員会において実施しており、学童の代表の方も出席いただき、情報交換できる場となっている。それぞれの学校の中でも、連携会議の実施が可能かどうかについて、会議で議題にしていきたい。

市民

 (1) 第二中学校のプール西門側の遊歩道の外壁の下に、10cm程隙間があり、かがむとプールが見通せる状態になっている。また、西門側のプールが生活道路になっており、用務員が目隠し等で工夫していると聞いた。配慮を検討いただきたい。

(2) 第二中学校の正門から入って左側のソフトボール部のグランドを工事したことで、水はけがよくなったと学校から聞いた。奥の野球部のグランドの工事についても検討いただきたい。

教育総務課長

 (1) 第二中学校のプールについては、来年度プールの授業が始まる前に、板を張る等、覗けないよう対応を検討する。

 (2) グランドについては、全面的な改修が難しいが、野球部のグランドについても、プレーをする際に支障がないよう対応を図りたい。

教育長

 (1) 北本市の一部の学校においては、学校プールの使用をやめ、民間のスイミングスクールの施設を利用してプールの授業を行うという試みを始めた。温水プールのため、年間を通してプールの授業が実施できる。また、バスの送迎も可能になり、プロのインストラクターが指導することで、全ての子どもが泳げるようにすることを目的にしているとのことである。新座市においても、大学のプールや民間のスイミングスクールがあるため、今後研究していきたい。

4 教育委員の感想

委員

 本日は長時間にわたり、貴重な御意見を頂き、ありがとうございました。前回のこちらの地区の教育懇談会では、ご家庭でぜひ読書をすすめていただきたいとお伝えしたところだが、今回は、テレビを子どもと一緒に観ていただくようお願いしたい。近年は、昔と比較するとテレビを観ない子どもが増えているが、テレビの時代劇やクイズ番組等を観ることで、自然と知識を身に着けることも可能になるため、保護者にはぜひ子どもと一緒にテレビを観る時間を増やしていただくようお願いしたい。

5 委員あいさつ

 本日は大変お忙しい中御参加いただき、ありがとうございました。多方面にわたり御意見を頂き、保護者の皆様や地域の皆様には、子どもたちのことを考え、学校の内外についてよく見てくださっていることに頭が下がる思いである。今回出された要望は予算を伴うものが多いため、全ての御要望にお応えしたい気持ちはあるが、難しい現状を御理解いただくとともに、少しでも実現できるよう、教育委員会で財政部と交渉していただきたい。限られた時間ではあったが、本日皆様から頂いた御意見等を教育行政に活かしていきたい。本日は貴重なお時間を頂きありがとうございます。


教育懇談会