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令和6年7月24日(水曜日)午前9時30分~11時
中央公民館 講義室
9名
金子教育長
金子教育長、小泉委員、脇田委員
野口教育総務課主事
齋藤教育総務部長、金子教育総務部副部長兼生涯学習スポーツ課長、森山教育総務課長、生田目中央公民館長、山崎中央図書館長、川端歴史民俗資料館長
杉原学校教育部長、河村学校教育部副部長兼学務課長、山崎教育支援課長、小俣教育相談センター室長
戸川教育総務課副課長兼総務係長
本日は猛暑の中、御参加いただき感謝申し上げる。この懇談会は皆様の声を教育行政に反映するという観点に立って、それぞれの中学校区ごとに年3回開催している。本日は第五中学校区及び第六中学校区を中心に開催する。皆様の教育に関する御意見を伺い、学校教育や社会教育に反映していきたい。教育関係に関して忌憚のない意見、要望、提言を出していただきたい。
新座市は昭和40年代から50年代にかけて人口が大幅に増加した。明治7年に片山小学校と大和田小学校、明治13年に西堀小学校が開校して、3校体制が昭和の時代まで続いた。その間は農村地域であり、人口の推移があまりなく、1万人弱の人口であった。東京のベットタウンとして開発が始まり、昭和45年に新座団地ができ、一時期は人口の増加率が日本一であった。人口の増加に伴い、学校が多数開校し、最大で小学校18校、中学校6校であった。大正小学校と新座小学校の児童数の減少により、大正小学校の校舎を新座小学校として平成16年に統合し、旧新座小学校は廃校となったため、現在は小学校が17校となっている。50年以上が経過し、校舎のいたるところが傷み始めてきている。
開校した時期が近い校舎が多く、同じように傷んでいるため、計画的に改修を進めていかなければならない状況である。今までは化粧直しのような大規模改修工事をしていた。外壁や教室の中はきれいにはなるが、躯体そのものに手を入れるのではないため、校舎の寿命が延びるわけではない。これからの工事では躯体に手を入れ、校舎の長寿命化を図りながらきれいにしていく工事を進めている。大規模改修工事では1校につき、8憶円ほどかかっていたが、今回の第二中学校の長寿命化工事では25億円ほどかかり、予算が3倍程度かかる計算になる。第二中学校を皮切りに第四小学校、池田小学校、東北小学校と工事を行っていく。大変費用の掛かる工事であるが、快適な教育環境を整備するためには必要な経費だと思っている。
本日のニュースで、水道の委託業者が不正アクセスを受けて、個人情報が流出した可能性があると報道されていた。新座市も委託していた業者である。学校においても、セキュリティを高めていかないと個人情報が流出し、子どもたちの個人の成績が外部に流出してしまう可能性がある。そのため、学校のネットワークの工事を去年の8月から9月にかけて行い、全ての情報をクラウドで管理することで、USBや自分のパソコンに情報を残すことのないフルクラウド化を行った。非常にセキュリティの高いシステムで、指紋認証や顔認証でクラウドにアクセスできるようにしているため、仮にパソコンの紛失や盗難があったとしても情報を引き出すことはできない状態である。
現在、子どもたちは1人1台のタブレット端末を持っており、学校のネットワークに一斉にアクセスしてもトラブルのない環境になっている。全国の学校が新座市と同じような状況ではなく、市町村によっては全生徒が同時にアクセスできないため、学年ごとにネットワークに接続するように調整している学校もあるが、新座市では全く問題なく動く環境づくりを行っている。同時に教員のICT環境も整備を進めている。
体育館へのエアコンの導入も進めている。令和5年度は全中学校にエアコンを導入した。小学校では、令和6年度に7校、令和7年度に9校の工事を実施し、すべての小学校にエアコンが設置されることになる。学校は災害時の防災拠点としての機能もあるため、早急なエアコンの設置が必要と考えている。また、新座市では、校舎のエアコンを早期に導入したことから、機能が古く、能力が芳しくないため、新しいエアコンの入替え作業も行っている。
スポーツ施設では、総合運動公園の空調の工事を進めている。サブアリーナの工事が終わり、メインアリーナの工事を今年度行う。広い体育館のため、相当大きなエアコンを入れる必要があり、工事が1年近くかかってしまうため、大変御迷惑をかけるが、快適な環境作りのために御理解いただきたい。
陸上競技場は、日本陸上競技連盟の公認を得るために工事を進めている。今年度は使えない状況になるが、来年度からは日本陸上競技連盟の公認の陸上競技場として機能するようになる予定である。
生涯学習スポーツ課では子どもの居場所づくりとして、新座っ子ぱわーあっぷくらぶと子どもの放課後居場所づくり事業を行っている。新座っ子ぱわーあっぷくらぶは土曜日に小学校で28のクラブを開設し、そこで様々な体験活動や学びを進めている。子どもの放課後居場所づくり事業では、すべての学校で放課後授業が終わってから午後5時までお子さんをお預かりしている。
大人の学びとしては、にいざプラスカレッジを開設している。新座市にある3つの大学を活用し、講座を開設しているため、活用していただきたい。講座に参加するとボランティアをしなければならないということはなく、純粋に学習のために開設しているため、興味のある講座があればぜひ応募していただきたい。
コロナの影響により外出しないことが習慣化しているが、この夏休みに外に出て様々な施設に立ち寄ってほしい。新座中学校の前には去年新たにオープンした歴史民俗資料館があるので、夏休みにお子さんと立ち寄っていただきたい。駐車場があり、車での来館も可能なため、快適な空間で新座の歴史を学んでいただきたい。図書館では夏休み中も様々なイベントを行っており、お話会等を行っている。公民館では、部屋が空いているときは学習室を作り、勉強や読書をする子どもたちを受け入れている。今年の夏は非常に暑く、外での活動は厳しいため、施設を活用して室内で様々なことを学習していただきたい。
学校については、病休や産休に対応するため、臨時の教員を雇わなければいけない状況にあり、非常に教員不足である。PTAや地域の皆様で学校の教員に興味のある方や免許を持っているが失効してしまっている方がいましたら、免許の講習会等を案内できるため、学務課にお越しいただきたい。
働き方改革が進まない状況の中、学校現場は残業手当がつかないブラックな職場というイメージがあり、教員を志望する人が少なくなっている。競争率の低下によって、質が問われてくる時代になってきている。日本のような資源の少ない小国がG7に入るような国になった理由として、教育がある。昔は寺子屋があり、明治の初期から一村に1校学校を開校するようにしたため、すべての国民が教育を受ける環境ができ、識字率が高くなっている。教育の果たしてきた役割は非常に大きく、教員のなり手がいないと今後の日本の将来にかかわる問題だと思っているため、処遇改善も含めて進めていく必要がある大きな課題である。教育支援課では学力向上のために様々な努力をしているところであり、すぐに結果に表れるというものではないが、少しずつ子どもたちの状況は好転しているため、家庭と一緒になって子どもたちの学力の向上を進めていきたい。
最後に部活動の地域移行についてである。スポーツ庁は令和8年から部活動の地域移行を始めるとしている。本市でも様々な連絡調整を図って地域移行の進め方を協議しているところである。新座市陸上競技協会やスポーツ協会、民間のスポーツクラブ等と調整を行い、移行方法を検討している。まもなく大綱ができて、公表できるような状況になると思うが、今教育委員会内で様々な準備を進めている状況である。
子どものタブレットの入力技術に差がある。ブラインドタッチができる子どもが多い学校と人差し指で入力している子どもが多い学校があるため、技術の差をできるだけ少なくしてほしい。
教育支援課では各学校のタブレット端末の活用率を数字で出して、校長会を通して全員が使えるように推進しているところである。タブレットを使って便利になる授業とそうでない授業があるため、直接授業を行っている先生の判断を大事にしている。入力の技術については、特に検定を行っているわけではないが、自然と周りの子どもたちを見て入力が上手になっていくと考えている。タイピング能力の差が原因で学習面の差が出てしまうのであれば、先生が工夫してフォローできる形で進めているので、見守っていただければ幸いである。
学校間格差が出てしまうため、市で検定等の実施を検討してはどうか。基準を定めることによって子どもたちもやる気が出るのではないか。学校によっては独自の検定制度を作っているところもある。今はゲーム感覚でタイピングできるソフトがあり、インストールすれば子どもたちも使えるため、今後検討していきたい。
給食の補助に入った時に、牛乳を全く飲まずにストローを差して飲んだふりをして、丸ごと捨てている子どもがいて悲しくなった。保護者がおいしそうに食べるのを見て、子どもたちの好き嫌いが減る可能性があるため、低学年のうちに給食の試食会を兼ねて、保護者が一緒に給食を食べてはどうか。
好き嫌いによって給食を残すことはあると思う。周りの子がおいしそうに飲んでいる状態を見て徐々に飲めるようになってくれることが大事だと考えている。
給食の試食会については各学校で行っており、食数を増やさないために校外学習等に行っているタイミングで試食会を行うため、保護者だけで試食会を行う形が多いが、今の御意見を校長会等で共有し、子どもたちの食育に保護者の皆様も関わっていける環境を構築していきたいと思う。
教師のデジタル教科書について、どの教科が使えるようになっているのか。子どもたちのデジタル教科書は、今後どうなっていくのか。現在はランドセルが非常に重く、辛そうである。また、全教科をデジタル教科書にする必要性やデジタル教科書のメリット、全体的な見通しを教えていただきたい。
明日、来年度から中学校で使用する教科書の採択会議がある。その会議に向けて勉強会を行ったが、今の教科書はきれいで紙の質もよく、保存しておきたいものばかりである。見た目はよくなっているが、昔に比べて分厚く重くなっているため、時代に合っていないと思う。
教師用の指導書については、小学校はほぼ全ての教科で使用可能である。中学校は現在国語、数学、英語が使用可能だ。また、児童・生徒用については、英語が使用可能で、算数と数学は半数の学校で使用をして、有効性を検証している。現在、子どもたちは紙の教科書とノートの代わりとして端末を使い授業を受けており、デジタル教科書を導入すると教科書もノートも端末で見ることになるため、画面上の見やすさなどを考慮して、現在の形で授業を行っている。今後デジタル教科書が便利になっていくと考えられるため、状況を見ながら子どものデジタル教科書の導入を検討していく。
子ども用の教科書をデジタル化するのは時代の流れだと思う。アメリカの小学校では、教科書は全てデジタル化している。学校に行く際のリュックサックは非常に軽い。日本も数年後にはデジタル化すると思う。また、今の教科書にはQRコードが記載されており、QRコードを読み取ると様々な資料が見られるようになり、非常に学習に役立っている。
水泳の授業を民間に委託した際のメリットやデメリットを教えていただきたい。
プールは塩素を使うため施設が傷みやすく、ランニングコストがかなりかかる。実際に腐食が進み小さな穴が開くことがある。加えて低温やけどのリスクが常にあるため民間に切り替えていこうとしている。今のところ民間に委託した学校では非常に好評である。メリットとしては、(1)夏場でなくてもプールの授業ができる、(2)泳力においては、能力別にグループ分けをして、きめ細やかな指導ができる、(3)先生にとっても負担軽減になっているということが挙げられる。今の夏場のプールはお湯のような状態であり、昔のようにプールに入って涼むということはできなくなっている。プールサイドに座っているだけで低温やけどするような状態であり、気候の変化に対応する必要があるため、十分に検討して事故の起こらないようにしていきたい。
新座中学校が60周年ということだが、30周年の時に作成した記念誌の内容に一部誤りがあったため、今回は間違えないようにしてほしい。
今回、同様の記念誌を作成するかは把握していないが、御意見は新座中学校にお伝えしたい。
部活動の民間委託について、新座市の現状はどうなっているのか。
教育委員会で検討を進めている。少子化の影響でチームスポーツの学校ごとでの出場が難しくなっている。また、昔は部活動が全員参加であったが、今は5割ほどしか部活動に入っておらず、スポーツクラブに所属している子どもが多い。新座市は中学校を2校ずつ3つのグループにして、進めていこうと考えている。部活動を行う場所や時間、各部活動での割振り、運営の主体、それにかかる費用、子どもたちの参加方法等考えることが非常に多い。ユニフォームや道具を買う際には部費等を払っているが、指導者の給料は支払っていないため、そのあたりの経費が生じてくることも考えなければならない。現在とは大きく変わることになるため、令和8年に向けて準備を進めているところである。
働き方改革が進められているが、子どもが主体であることを忘れてほしくない。熊本市は外部指導者の費用を確保して対応していくという方針を出していたが部活動は学校ごとに実態に差があると考えているため、教育委員会でも把握して子どもたちの未来のために進んでほしい。
水泳の授業を民間委託すると、室内プールになるため、天気に左右されないのはとてもありがたい。しかし、各学年4回ほどしか授業がなく、水泳の授業の目的が分からない。泳力をつけることが目的の場合、4回では少ないのではないか。昔は夏休みにプールに入っていたがその時代とは違うため、もう少し回数を増やしてほしい。
デジタル教科書について、子どもたちの身体的な部分をケアすることも大切であるが、デジタル化が進む中でランドセルが軽くなり、プールの回数や部活動の頻度が減少し、子どもたちの体力の低下が懸念される。身体が健康でないと精神も健康にならないと考えているため、不登校になりやすくなってしまうのではないか。体力づくりと並行してデジタル化を行っていく必要がある。
プールの授業の回数は委託している業者のスケジュールとの兼ね合いもあるが、委託前は一学年5回×2時間を計画しており、実際には天候の関係で4回くらいになってしまうため、委託時は各学年4回としている。委託のメリットは、インストラクターから質の高い指導が受けられることである。泳力については全員が向上するとは限らないが、水泳の一番の趣旨である水に関わる安全の確保は最低限保障できると思う。
荷物の問題は、教科書を子どもたちの判断で持ち帰れるように学校にお願いしている。一方で、コロナ禍に子どもたちの体力が低下したというデータもある。安全を確保できるように最低限の体力をつける活動を学校で工夫して行っているところであり、水泳の指導回数の増加や重い荷物を持っての通学を毎日することにより、体力がつくかどうかを含めて、しっかりと検証をして指導していく。
水泳の民間委託によってできなくなることとして着衣泳がある。水が汚れてしまうためプールの最後の日に行っていたが、委託先では行うことができない。今後、着衣泳の講習会を開いて体験してもらう機会が必要になる可能性がある。学校での水泳指導は水に慣れることが目的であり、スイミングスクールでの水泳指導とそれぞれ役割を持つことが重要と考える。
着衣泳は絶対にやってほしい。近くに川があり、6月くらいから川に入ることがあるので、着衣泳を行って注意していかないと何があるかわからない。危ないからという理由で子どもから遠ざけていくのではなく、対策できるようにしてほしい。
部活の民間移行について、文化部の民間委託はどうなるのか。
文化部についても運動部と同様に地域移行を進める方向で進めている。
公民館等が中心となって、講座が開かれるという形になると思う。
教えてくれる専門の方がいるのか。時間帯としては厳しいのではないか。
民間委託の運営主体となる株式会社やNPO法人等の団体に全部担っていただき、人材指導者の派遣を含めて配置してもらうという形を取らないと難しい。そのため、運営主体をどこが担ってくれるかということが一つの課題である。
体育館のエアコンについて、災害が発生し、停電した場合エアコンの使用はできるのか。
自家発電のセットは設置されているが、防災拠点として運営ができる最低限の電力を確保する趣旨でつけている。そのため、電気が止まってしまった場合はエアコンが使用できなくなる。
通常はキュービクルを通して学校に電気を通すが、体育館には直接線を引き込んでいるため、復旧は保証できないが、なるべく早めに体育館の方が復旧していくと考えられる。今後防災について危機管理室等と調整を行いながら進めていきたい。
学校に入ってくる電気は高圧の電気で、キュービクルという設備で降圧し、学校内に電気を流している。この方法の場合、電気の復旧が少し遅れてしまう。ライフラインである家庭用の電気が先に復旧するため、体育館にも家庭用の電気を引き込んでいる。校舎より先に体育館が復旧すると思うが、電気が止まった際にエアコンを動かすための電力を確保することは難しいと思う。
学童について、小学4年生までが学童で午後7時まで預けられるのに対して、小学5年生以降はココフレンドで午後5時までしか預けられない。迎えに行くことができず、子ども一人では不安である。可能であれば学童で小学6年生まで受け入れることはできないか。もしくはココフレンドを午後7時ごろまで延ばすことはできないか。
学童はこども未来部、ココフレンドは教育委員会の管轄になる。一体化等については連携をしていかないといけないと思っている。
この時点では6年生まで受け入れるとは回答できないが、こういった話があるということは担当の部署にも伝えさせていただく。今後の課題でもあるので十分に認識をしていきたい。
給食の牛乳を残すことについて、先生によって違いはあるが自分の子どものクラスでは、コップを持ってきて飲める分だけ牛乳を入れるという形をとっており、すごくよかった。先生同士でお互いのやり方を知らないことが多いが、保護者は知っていることが多い。
苦手なことに対して、克服することは大事だが、無理強いをして嫌になってしまうよりは、お互いに称えあっていくという方向性も取り入れてもらいたい。
部活動の地域移行について、子どもたちからきっかけを奪わないようにしてほしい。例えば、吹奏楽は、自分の家に楽器はないが、学校にあるから楽器を使うことができ、それをきっかけに大人になっても関わる可能性がある。
夏休みの宿題について、子どもが紙に書きたいと言っていた。すべてクロームブックを使うのではなく、鉛筆で書くことや紙をめくって本を読むことも大切だと思う。子ども全員の意見を取り入れるのは難しいと思うが、一つの意見として参考にしていただきたい。
また、先生からの一言が子どもにとってはプラスの影響に繋がることがあるため、負担になる業務だとしても全部はなくさないでほしい。
栗原の緑地公園について、滑り台が一度なくなり、再度新しく滑り台が設置されたが、6歳くらいまでの子どもが使う小さな滑り台であった。小さな滑り台を見て、中学生の子どもが自分たちは公園で遊んではいけないという風に捉えている。中学生が3、4人集まっていると中学生がたむろしていると言われてしまうことがあるが、大人の勝手な考えを前提にしてしまうと子どもがいざっていうときに大人を信じられなくなってしまう。
また、大和田まで行けばみんなで遊べる公共施設があるが、栗原からそこまで行くためのバスが通っておらず、自転車では危険が多いため、可能であれば子どもが集まれるような施設が近くにほしい。
給食に関して、先生ごとの個性はあってしかるべきではあるが、教育委員会としてある程度の共通の認識を示しながら進めていかないといけないと考えている。学校によってはビデオで撮影し、研修会で給食の配膳方法等を共有している学校も増えてきている。こどもまんなか社会といわれる今、子ども中心に物事を考えていく必要がある。日本の子どもたちは褒められることよりも叱られる方が圧倒的に多く、自己肯定感や自尊感情、自分を大事にする気持ちがとても低い。子ども一人一人の良さや可能性をみんなで見つめながら学校教育や家庭、社会でも育てていくことが何よりも大切だと思うため、教育委員会もその姿勢で進めていけたらと考えている。
学校教育は教師だけでなく、保護者の方や地域の方で成り立っていると感じる。新座中学校の60周年記念式典に参加したが、とても素晴らしかった。子どもたちが作った作品が夕方4時ごろから新座中学校の正門の右側に設置してあるので、見ていただきたい。子どもたちの成長のために地域の方や保護者の方の力を貸していただきたいと思う。
本日は大変お忙しい中御参加いただき、感謝申し上げる。本日は限られた時間であるため、十分に話せないところもあったかと思うが、頂いた御意見は子どもたちの未来のために今後の教育行政に活かしていきたい。