第2次新座市健康づくり行動計画『たばこ』分野
~ざいさん(財産)は きれいな空気ときれいな肺~
※第2次いきいき新座21プラン(第2次新座市健康づくり行動計画・「たばこ」分野)
目次
1 禁煙しませんか?
2 受動喫煙の防止について
3 Copd(慢性閉塞性肺疾患)について
4 肺がん検診のすすめ
5 たばこに関する相談について
6 路上喫煙禁止について
7 県の認証を受けている市内全面禁煙・空間分煙実施施設一覧
1 禁煙しませんか?
あなたは、「今年こそ禁煙しようかな」、「たばこをやめたいけどやめられない・・・」と悩んでいませんか?
禁煙が難しいのは、たばこに含まれるニコチンへの薬物依存である「身体的依存」と、喫煙習慣による「心理的依存」の2つを同時に克服していかなくてはならないからです。2つの依存を同時に克服することが禁煙成功への近道ですが、自分の意志だけで禁煙するのはとても大変なことです。家族や友人の協力や、禁煙補助剤、医療機関(禁煙外来等)などを活用しながら取り組みましょう。
数時間の禁煙でも、身体には良い効果があります。続けていくうちにあなたも身体の変化を実感できるはずです。この機会に、ぜひ禁煙に取り組んでみませんか?
保健センターも、医療機関(禁煙外来等)の案内等の情報提供を行っています。ご相談ください。
※埼玉県庁ホームページ内「そろそろ卒煙(禁煙)しませんか?」にも、禁煙に役立つ情報が掲載されています。ぜひご覧ください。
2 受動喫煙の防止について
たばこの煙には約4000種類の化学物質、約200種類の有害物質、60種類以上の発がん物質が含まれています。喫煙する人が吸っている煙だけではなく、たばこから立ち昇る煙、また喫煙者が吐き出す煙にも、ニコチンやタールはもちろん、多くの有害物質が含まれています。本人は喫煙しなくても、身の回りのたばこの煙を吸わされてしまうことを受動喫煙と言います。
受動喫煙の影響としては、肺がんや虚血性心疾患のリスクが高くなることが分かっています。さらに、子どもの呼吸器疾患や中耳炎、乳幼児突然死症候群を引き起こすことが指摘されています。また、妊婦やその周囲の人の喫煙によって低体重児や早産のリスクが高くなることが分かっています。(出典:厚生労働省e-ヘルスネットより一部抜粋)
みんなが受動喫煙に関する知識を持ち、「望まない受動喫煙」をなくすために互いの健康に配慮できるようマナー向上に努めましょう。
【受動喫煙防止ロゴマーク】
「世界禁煙デー」及び「禁煙週間」
毎年5月31日は、喫煙しないことが一般的な社会習慣になることを目指し、世界保健機関(WHO)が定めた「世界禁煙デー」です。また、世界禁煙デーに始まる一週間(5月31日から6月6日)を「禁煙週間」と定めています。
これを機会に喫煙について考えてみましょう。
「5月31日は世界禁煙デーです」(埼玉県健康長寿課 喫煙対策等について)
3 Copd(慢性閉塞性肺疾患)について
「Copd(慢性閉塞性肺疾患)」とは、主として長期の喫煙によってもたらされる肺の炎症性疾患で、咳・痰・息切れと伴いながら、徐々に呼吸障がいが進行していくものをいいます。
これらの症状にお心当たりがある場合は、医療機関を受診しましょう。
4 肺がん検診のすすめ
定期的に検診(健診)を受けましょう。
特に、喫煙をしている方、受動喫煙が考えられる方は肺がんのリスクが高いといわれています。積極的に検診(健診)を受けましょう。
5 たばこに関する相談について
保健センターは、医療機関(禁煙外来等)の案内等の情報提供を行っています。ご相談ください。
6 路上喫煙禁止について
路上喫煙とは、道路、公園その他の公共の場所(室内及びこれに準じる環境にある場所を除く。)において、「たばこを吸うこと」及び「火の付いたたばこを持つこと」をいいます。
市では、たばこの喫煙マナーの向上を図り、安全で快適な生活環境を確保することを目的として平成18年10月1日から「新座市路上喫煙の防止に関する条例」を施行しています。
7 埼玉県受動喫煙防止対策実施施設等認証制度
埼玉県では県民の受動喫煙による健康影響を防止するため、令和元年6月1日から「埼玉県受動喫煙防止対策実施施設等認証制度」を施行し、法律上の義務を上回る対策を実施する施設と、受動喫煙防止対策に積極的に取り組む区域を認証しています。
埼玉県受動喫煙防止対策実施施設等認証制度(埼玉県ホームページ)