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認知症を正しく知りましょう

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年7月21日更新

認知症とは 

 本市における要支援・要介護認定者のうち、認知症の症状を有している方の割合は、約6割となっています(令和2年4月1日現在)。

 認知症は、加齢によるものとして見過ごされがちですが、異常なタンパク質がたまることによって、脳が萎縮したり、脳への血液が途絶えて、脳細胞が死滅する等の原因によって起こる病気です。

認知症と老化によるもの忘れのちがいとは?

 認知症によるもの忘れと老化によるもの忘れの違いは、脳の機能の低下する速さです。

 認知症の場合、短期間に急激に脳の機能が低下する傾向があり、反対に老化による機能の低下はゆるやかです。また、老化によるもの忘れは、体験や出来事の一部を忘れますが、ヒントがあれば思い出すことができるのに対し、認知症によるもの忘れは、体験や出来事の全部を忘れてしまうため、ヒントがあっても思い出すことができません。

認知症と老化によるもの忘れのちがい
認知症によるもの忘れの場合 老化によるもの忘れの場合
体験のすべてを忘れる 体験の一部を忘れる
もの忘れの自覚がない もの忘れの自覚がある
親しい人やよく行く場所がわからなくなる 親しい人やよく行く場所は忘れない
性格に変化がある 性格は変わらない
自分の今いる場所や時間がわからなくなる 自分の今いる場所や時間がわかる       

※1年前と比べて上記の「認知症によるもの忘れの場合」のような変化が見られた場合は、お近くの医療機関や高齢者相談センターへ相談してみましょう。

「自分でできる認知症の気づきチェックリスト」をやってみましょう 

 認知症は、誰にでもかかる可能性のある脳の病気で、早期発見・早期対応が大切です。早期診断により、適切な治療や対応ができます。

 そのことにより、症状が改善したり、進行を遅らせることが可能になります。また、ご本人、ご家族が今後の生活への備えをすることができます。

「ひょっとして認知症かな?」と気になり始めたら自分でチェックしてみましょう。(ご家族や身近な方がチェックすることもできます。)

※チェックリストの結果は、あくまでもおおよその目安で医学的診断に代わるものではありません。認知症の診断には医療機関での受診が必要です。

認知症チェックリスト (別ウィンドウ・PDFファイル・273KB)出典「知って安心認知症」 東京都作成パンフレット

 

 

認知症に関する取組

新座市介護予防ガイドブック(認知症ケアパス)

 認知症の方が安心して地域で暮らし続けるためには、多様な支援が必要とされます。

 認知症が疑われる際に、早期に相談先を見つけ、適切な医療・介護サービス等を受けられるようにするため、生活機能の障がいに応じた適切なサービスの流れ(認知症ケアパス)を示すとともに、認知症の情報を掲載した「新座市介護予防ガイドブック」を作成しました。

 「新座市介護予防ガイドブック」については、こちらのページからご覧ください。

いきいき  あんしん

※認知症に関することは、「あんしん生活編」に掲載しています。

 

 

認知症地域支援推進員の配置

 認知症地域支援推進員は、認知症の方ができる限り住み慣れた良い環境で暮らし続けることができるよう、連携支援や相談業務を行っています。

 地域の実情に応じて医療機関・介護サービス事業所・地域の支援機関を繋ぐ役割を担ったり、認知症の方やその家族を支援するための相談窓口となっています。

 新座市における認知症地域支援推進員は、令和5年4月1日現在、次の10か所に配置されていますので、相談のご希望等がある方はお問合せください。

場所 電話番号 担当地区
認知症地域支援推進員の配置場所(令和5年4月1日現在)
東部第一高齢者相談センター 048-480-5853 池田・道場・片山・野寺
東部第二高齢者相談センター 048-480-7808 畑中・馬場・栄・新塚
西部高齢者相談センター 048-477-1707 菅沢・あたご・本多・野火止一~四丁目
西堀・新堀高齢者相談センター 042-497-8106 西堀・新堀
南部高齢者相談センター 048-481-2162 堀ノ内・石神・栗原
北部第一高齢者相談センター 048-486-5011 東北・東
野火止五~八丁目高齢者相談センター 048-485-8936 野火止五~八丁目
北部第二高齢者相談センター 048-485-8587 大和田・北野・新座・中野
NPO法人暮らしネット・えん 048-480-4150 全域
新座市役所介護保険課介護予防係 048-424-5186 全域

 

 

認知症初期集中支援チーム事業(平成28年10月~開始) 

  認知症または、その疑いのある方やご家族のお宅を訪問して、生活上で困っていることなどを伺い、今後の対応を一緒に考えます。 

 早期に専門機関の受診・治療につなげたり、必要に応じて、かかりつけ医・介護サービス事業所等と連携をとりながら、適切な医療やケアが受けられるように支援します。

事業の対象者

 40歳以上の在宅で生活されている方のうち、下記のいずれかに該当される方

 ⑴ 認知症の診断を受けていない方

 ⑵ 継続的な医療を受けていない方

 ⑶ 介護保険サービスに結びついていない、または中断している方

 ⑷ 認知症の症状が強いため、対応に困っている方

相談窓口

 「家族が認知症で、どのように対応したらよいのか困っている…」「もしかして認知症かも…?心配だけど、どうしたらよいか分からない」というような場合には、下記相談窓口までお問合せください。

場所 電話番号 担当地区

認知症初期集中支援チーム事業相談窓口

東部第一高齢者相談センター 048-480-5853 池田・道場・片山・野寺
東部第二高齢者相談センター 048-480-7808 畑中・馬場・栄・新塚
西部高齢者相談センター 048-477-1707 菅沢・あたご・本多・野火止一~四丁目
西堀・新堀高齢者相談センター 042-497-8106 西堀・新堀
南部高齢者相談センター 048-481-2162 堀ノ内・石神・栗原
北部第一高齢者相談センター 048-486-5011 東北・東
野火止五~八丁目高齢者相談センター 048-485-8936 野火止五~八丁目
北部第二高齢者相談センター 048-485-8587 大和田・北野・新座・中野

※なお、65歳未満の方のご相談は、下記までご連絡ください。

場所 電話番号 担当地区
65歳未満の方の相談窓口
新座市保健センター 048-481-2211 新座市全域

 

 

ひとり歩き高齢者等家族支援サービス事業

 市内に住所を有し、認知症等により見守りの必要のある高齢者等(ひとり歩き高齢者等)を介護している方に対し、ご本人の行方がわからなくなったときに、居場所を捜索するための、GPS機能を利用した位置探索機を貸し出すものです。

 また、本事業には、日常生活賠償特約が付帯されています。日常生活賠償特約とは、利用者が他人にケガをさせたり他人の物を壊したりして法律上の損害賠償責任を負った場合に備える保険です。

 ※この保険への加入手続きや利用者負担はありません。

 ※保険金のお支払いには、保険会社の定める条件があります。

   GPSチラシ表 GPSチラシ裏

  新座市ひとり歩き高齢者等家族支援サービス事業チラシ (別ウィンドウ・PDFファイル・1.52MB) 

 

詳しい内容は、ひとり歩き高齢者等家族支援サービス事業のページをご覧ください。

 

 

高齢者見守りステッカー配布事業

 登録番号入りのステッカーを見守りが必要な方の靴のかかとや杖などに貼付することにより、認知症等によるひとり歩きにより行方不明になった高齢者の早期発見・早期保護・事故防止に役立てるものです。

見守りステッカーチラシ表 見守りステッカーチラシ裏

高齢者見守りステッカー配布事業チラシ (別ウィンドウ・PDFファイル・924KB)

 

詳しい内容は、高齢者見守りステッカー配布事業のページをご覧ください。

 

 

オレンジカフェ(認知症カフェ)

 認知症の方やそのご家族、地域に暮らす住民の方々など、どなたでも参加できる場所です。
気軽に立ち寄れる「カフェ」のように、和やかな雰囲気の中で、おしゃべりをしたり、さまざまなつながりを育んだりすることを目的としています。また、専門の相談員がいるので、認知症に関する相談もできます。もちろん、プライバシーは守られますので、安心してご相談ください。

カフェ7月以降

認知症カフェ7月以降スケジュール (別ウィンドウ・PDFファイル・392KB)

 

詳しい内容は、オレンジカフェのページをご覧ください。

 

オレンジカフェを開設する事業者を募集します!!

市では、オレンジカフェ(認知症カフェ)の開設を推進し、カフェを開催する事業者を募集しています。

オレンジカフェ(認知症カフェ)を開催してみませんか?

詳しくは、オレンジカフェ開設事業者募集のページをご覧ください。

 

 

認知症サポーター養成講座

  認知症の方が地域で生活を続けるためには、地域の方の理解と支えが欠かせません。多くの方に「認知症サポーター」になっていただき、認知症になっても、安心して暮らせるまちをつくっていきましょう。

ロバキャラバンマーク   

認知症サポーターキャラバンのマスコット「ロバ隊長」

「認知症サポーター」とは?

 何か特別なことをするのではなく、認知症について正しく理解し、認知症の方やご家族を温かく見守る応援者のことです。

 例えば、近所に気になる人がいればさりげなく見守る、認知症になっても友人づきあいを続けていく、まちなかで困っている人がいたら手助けすることなど、ご自身ができることを、できる範囲でおこなってください。

 大事なことは、認知症について「他人の事だから関係ない」と考えず、「自分の問題でもある」という認識を持つことです。

「認知症サポーター」になるには?

 1時間から1時間半の「認知症サポーター養成講座」を受講すれば、どなたでもサポーターになることができます。

 サポーターには、証として「オレンジリング」と「埼玉県認知症サポーター証」を差し上げます。

 「認知症サポーター養成講座」の開催については、随時広報にいざに掲載しますのでご覧ください。

 また、企業、金融機関、スーパーマーケット、マンション等、各種団体へ出向いて認知症サポーター養成講座を開催していますので、お気軽にお問合せください。 

教材

 

認知症サポーターフォローアップ講座

 新座市では、認知症サポーター養成講座の修了者を対象として、より実践的な知識や地域での活動を習得することを目的に「認知症サポーターフォローアップ講座」を実施しています。

第1回目写真  第2回目写真

 

認知症サポート事業所ステッカー交付事業

 認知症サポーターが所属している事業所等に、市民の方に知っていただく目印となるステッカー(A4サイズのシール)を交付するものです。

事業所ステッカーチラシ画像

詳しくは、認知症サポート事業所ステッカー交付事業をご覧ください。

 

認知症高齢者見守り模擬訓練

 認知症等によるひとり歩き高齢者に対する声かけの方法や対応の仕方について、実践を踏まえて学ぶことを目的とし、平成27年度から実施しているものです。

 開催については随時、広報にいざに掲載しますのでご覧ください。

訓練時の様子  訓練時の様子

 

家族介護教室

 認知症高齢者等を介護する家族の負担軽減を目的として、要介護高齢者等への適切な介護知識・技術を習得するための教室を実施します。

 令和4年度は専用の機器を使って、認知症の人が見えている世界を疑似体験していただく「認知症VR体験講座」を実施しました。

 VR体験講座 VR体験講座2

 

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