ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 教育懇談会 > 第87回教育懇談会の概要

本文

第87回教育懇談会の概要

ページID:0179248 更新日:2026年8月4日更新 印刷ページ表示

日時

令和7年10月22日(水曜日)午前9時30分~11時

会場

大和田公民館 研修室

参加者

16名

懇談会座長

金子教育長

出席委員

小泉教育長職務代理者、宮瀧委員、児玉委員

司会進行

生田目教育総務課副課長兼総務係長

担当部課長

齋藤教育総務部長、井口教育総務部副部長兼生涯学習スポーツ課長、森山教育総務課長、工藤中央公民館長、山崎中央図書館長、川端歴史民俗資料館長

近藤学校教育部長、山崎学校教育部副部長兼教育支援課長、大内学務課長、坂根教育相談センター室長

事務局

安光教育総務課主任

1 教育委員会教育長あいさつ

 本日は御多用のところ、御参加いただき感謝申し上げる。この懇談会は皆様の声を教育行政に反映するという観点に立って、それぞれの中学校区ごとに年3回開催している。本日は第二中学校区及び第四中学校区を中心に開催する。皆様の教育に関する御意見を伺い、学校教育や社会教育に反映していきたい。教育関係に関して忌憚のない意見、要望、提言を出していただきたい。

2 新座市の教育についての説明(教育長)

 教育界は政治の世界同様、激動の時代を迎えている。

 一つは、部活動の地域展開であり、部活動を学校の教師ではなく、地域のスポーツ団体が担っていくという方向に切り替わり、新しい形でスタートしようとしている。専門的な指導者に教わることでより子どもたちの能力を発揮できることや教員の働き方改革が目的と考えている。令和7年から始まり、令和13年には地域展開が完了するタイムスケジュールとなっている。

 新座市においても、地域のスポーツクラブに複数の学校の生徒が集まる方向で進んでいる。地域展開が可能な部活動を毎年増やし、令和13年を目途にすべての部活動を地域展開する予定である。部活動の地域展開には、地域の受け皿が必要であり、公民館で活動している文化活動を始め、スポーツ活動も陸上競技場や市民総合体育館で活動している地域クラブに協力していただき、子どもたちの活動に支障のないように長い目で見ながら進めていきたいと考えている。

 もう一つは、学校のあり方の変化である。今、様々な不祥事等が起こっており、教職員への適切な指導や学校施設の整備を行っていく必要がある。トイレ等を数年前から全面改良を行い、現在は洋式のドライ方式のトイレになっている。また、気温の変化に対応するために、体育館にはエアコンを導入、プールを民間に委託し、室内で授業を行えるようにしており、全国的にかなり進んでいると言える。現在は第二中学校の長寿命化改修工事を行っている。化粧直しのような大規模改修工事ではなく、建物を100年以上使っていく工事となるため、配管や躯体そのものに手を入れる工事となっている。経費が30億ほどかかる3年間の工事であり、今年が最後の年になる。第四小学校と池田小学校の長寿命化工事が7月から開始されており、1校あたり20億ほどかかる予定である。相当な額の予算を投入して、子どもたちの教育環境を整えている状況である。また、栄公民館も長寿命化工事を行っており、全面的な改修工事となるため、しばらく休館となるがよろしくお願いする。

 ICT環境については非常に進展しており、2021年には日本一となった。AIも導入しており、新座市を視察先にする自治体も増えている。教職員のパソコンに校務システムを導入して、紙ベースではなく、デジタルベースでの校務が推進されている。

 児童生徒に最初に配布したパソコンが5年経過するため、タブレットの入替えが行われる。中学校はchromebookを使用してきたが、故障が非常に多いこと等から、今回の入替えでiPadを導入する予定である。

 そのほかに体育館の空調工事を今年は9校導入する予定である。工事期間中は学校の目的外使用ができなくなるが、ご了承いただきたい。

 皆さんの意見を頂戴して、より良い教育環境を作っていきたいと考えているため、よろしくお願いする。

3 懇談会の概要

市民

 部活動の地域展開は、教員の負担を軽減するという面では仕方のないことであるが、新座小学校トランペット鼓隊が部活動扱いのため、来年度から地域に展開すると伺った、実際に来年度どのように運営を行うのか。相談先や主体となる組織、指導者等分からないことが多いため、半年後に行われる地域展開が不安である。現在の状況と今後の展望、費用負担について、教えていただきたい。

教育長

 現在、3種目の部活動について、土日に実証事業を進めている。来年度はもう少しの部活動が展開する形になると想定している。国は令和13年までに整備を進める方針を示しているため、活動場所等の問題があるが学校と協力しながら進めていく必要がある。特に土日の休みの時の部活動のあり方について地域で展開できるような方向で進めていき、現在は3つであるが、来年度は5つほど展開していきたい。また地域展開の現状やロードマップ等を誰でも見られるように共有をしていきたい。トランペット鼓隊についてはしっかりと存続できるようにしていきたいと思う。

教育支援課長

 ホームページに部活動の地域展開というリーフレットを公開させて頂いている。現在は概ねリーフレットの予定のとおり進めることができている状況である。来年度からは土日の活動については、基本的には地域に展開できるように指導者等と調整を行っているところである。今年度は剣道とバスケットボール、バドミントンの3種目について事前に実証事業を進めて、現在、その成果と課題について、整理をしながら来年度の準備を進めているところである。具体的な種目名や来年度地域展開される種目については、指導者の方と活動場所、道具等の費用について、調整を行っている。詳細についてはまだ伝えられないが、見通しとしては、今週大きな検討会議を開催する予定のため、11月初旬には大きな情報をホームページ上で公開できる予定となっている。随時ホームページを更新していくので、そちらをご覧になり、心配な点や質問についてはホームページから問合せできるように設定しているため、声を聞かせていただければと思う。

市民

 トランペット鼓隊は学校付きの活動であるため、保護者が関与しづらかった。学校側は伝統のあると言ってはいるものの、来年度からは地域に展開される状態になり、今まで保護者が関与できなかったのに急に地域に任せるというのはいかがなものか。また、子どもたちにとっても、運営主体が学校から地域に変わり、気持ちの整理がつかない子どももいるのではないか。ユニフォームの変化や中学校単位での活動が地域での活動になるのは仲間意識が軽視されていると感じる。また、学校と切り離されると演奏する場所がなくなってしまう懸念がある。そのため、地域に展開するのではなく、PTA組織付きのトランペット鼓隊にすることで学校行事に出られないかと学校と相談中である。中学校の部活動でこれからも顧問を続けたいという方がどれだけいて、どのような人たちなのか。現段階で指導者の目星はついているのか。現在部活動に入っている人は事前に地域のコミュニティに所属した方がよいのか。どこまで見通しが立っているのかお聞きしたい。

教育支援課長

 トランペット鼓隊等の文化面の活動も地域展開できるように指導者の方と打ち合わせを進めているところである。地域展開をする上で、学校との関係が完全に切り離されてしまうとは考えておらず、あくまで地域のクラブ活動として子どもたちの活動の場を確保する予定である。発表の場についてもそれぞれの地域の学校との相談になってくると思うが、そういった形で子どもたちに活躍してほしいなと思っている。伝統や現在の学校でのチーム意識、ユニフォームの愛着等の状況もあるが、メリットとして、部員の人数等の関係で成立していない部活動を立ち上げることができることや地域展開することで学校区に関わらず、子どもたちの興味のある活動に幅広く活動を行うことができると思うっている。利点と子どもたちの心の面のバランスを取りながら、子どもたち自身が選択をできるように私たちとしては進めていきたいと思っている。

 具体的な指導者の見通しは、教員も兼業という形で部活動の指導に関わりたいかどうかというアンケートを取っている。また、地域の各スポーツ団体の方や、文化の関係の方々にもお話をさせていただいて、種目ごとに確保できそうな指導者の人数の見通しが立っているが、様々な条件等を細かく詰めている状況であり、確定できているものではないので、11月上旬に公開ができればと考えて進めている。ご協力いただくことがあるかと思うが、前向きに子どもたちを応援していただいて、活動の場を広げていきたいと思っている。

教育長

 学校の特色の一つとして、トランペット鼓隊や合唱等があるが、全ての特色を外して地域に展開する必要はないと考えている。地域展開は、現場にいる私達にとっても、実は突然の国の方針だったわけです。一つの理由は、少子化によって学校単位での集団スポーツが成立しなくなったことがある。例えば野球やサッカーといったチームスポーツは人が足りず、チームが成り立たない状況である。もう一つの理由は、スポーツが楽しむ側面とアスリートを育成する競争的な側面が混在しており、中学校の部活動は競技スポーツ化しているところにある。先生方も情熱を傾けて、全国大会出場を目標に取り組んでいた。朝や土日の練習、放課後も遅くまで練習することが、全国的に展開されていた。しかし、専門的な指導者が指導を行っているわけではなく、部活動の種目と無関係の先生が顧問となるケースが多く、必ずしも全員が部活動を経験してきたわけではない。もう一つが働き方改革である。世界で一番働いているのは日本の教員だと報道された通り、過労死に匹敵するような労働時間、月80時間を超えるような残業を行っていることが当たり前のようになってきている。そういった現状を変える国の方針もあったと思う。様々な方面で改革をする必要があったが、現場としては突然であったため、先の見えない状態で進めているところである。そのため、明確なロードマップがまだ描けてないのが現状であるが、協議体や外部団体と協議を行い、不都合が起こらないしっかりとした展開ができる環境づくりを進めていきたいと考えているところである。小学校の部活についても特色ある学校の一環として進めていくことを考えているが、来年度からは中学校の部活動同様、学校から切り離すという話だけは聞いているため、個別に学校と相談して協力していきたい。

 

市民

 子どもが美術部であったが、学校に行きにくい子どもたちの居場所としてゆるく楽しく活動をしていた。人気のある部活動については、十分な検討がされていると考えているが、文化部等、比較的ゆるく活動をしている部活動について、どのように展開されることを予定しているか。働き方改革による地域移行として、運動部については指導者が確保できると思うが、文化部の指導者が確保できず、現在の顧問が働き方改革から外され、継続的に働く必要があることになるとあまり地域展開がうまくいっていないように感じる。

教育長

 部活動のあり方として、同じ仲間たちと和やかに活動をして、趣味を生かすことが本にある。最近は熱量が入りすぎており、スポーツを楽しむという気持ちが忘れられてきているため、大切にしていきたいと考えている。

教育支援課長

 来年度は、土日の地域展開となるため、平日の部活動は文化部含めて残る。また、美術部含め他の部活動も、通常どおり部員の募集を行い、平日も徐々に地域展開を進めていくように計画している。立ち上がった部活動については、部員が卒業するまで原則残る予定であり、途中で部員が全員地域クラブに流れていき、部員が居なくなってしまった場合は部活動が自然消滅してしまうが、募集した分については卒業まで継続する見込みである。

 

市民

 地域移行する場合の問題点として、指導者等関わる方が無給であることである。指導したいが、無給になってしまうと難しいと考える方がほとんどであると思う。指導者への報酬は市や県、国の考えがあると思うが、助成はあまり期待できないと考えている。指導者の報酬について、市の助成の額や保護者負担の割合等をどのように考えているか。

教育支援課長

 指導していただくにあたって必要な指導料は現在調整中である。地域展開した後に存続できなくなることは避けたいため、指導者が継続的に指導していただけるような金額の設定が必要だと考えている。今年の実証事業や先進的に行っている地域の情報を研究しながら考えているところである。基本的には習い事のようなイメージになるため、一部負担を頂くところが生じると思う。実証事業においては国の助成を利用して、保護者の費用負担を減らしているところである。金額が確定次第、情報提供できるように準備しているため、ご了承いただきたい。

市民

 助成がずっと続くわけではない可能性があり、全額保護者負担になる可能性があるということか。

教育長

 おっしゃるとおりである。

教育長

 埼玉県では白岡市が国の助成を受けて先進的に地域展開を進めている。経費の面では国からの助成金ではとても間に合わない。今までは先生がボランティアで指導していたが、専門の指導者を雇用するとなると相応の金額が必要になる。白岡市のデータでは2500円から3000円ほどの月謝を保護者から徴収している。指導者を恒常的に確保するためにはそのくらいの金額が掛かる予定であり、国の助成の申請や市の予算の投入についても考えている。負担を軽減していきたいが、未来永劫、助成できるかはわからない。

市民

 少しでも良いので、保護者の負担を減らしていただければ活動しやすいと思う。

教育長

 そういう方向で進めていきたいと思う。

 

市民

 特別支援学級が学級崩壊に近い状態である。児童が問題を起こしており、クラスメイトの保護者が相談に行ったが、現在に至るまで解決していないため、保護者へのフォロー等をしていただきたい。

教育相談センター室長

 個人情報に係る部分があるため、可能な範囲で回答する。こどもの行動によっては、学級の雰囲気が大変なことになるということはどこの学校でも起きうる問題である。各小学校に支援員を配置しており、大人の数を増やして環境を整えることや子どもの特性を理解して学校内で組織的に対応していくことを行っている。子どもの抱えている背景が影響していることもあるため、家庭との連携を深めている。家庭の支援については、生活支援課や子ども支援課と連携をしている。あまりにひどい暴力行為で学校の指導を超えて指導する必要があることについては警察との協定を結び、連携している。心配だとは思うが、学校も問題解決に向けて、進めているところであるため心配なことがございましたら校長先生や教頭先生に相談いただければと思う。

教育長

 状況を把握して対応策を考えていきたいと思う。支援員配置や学級から外して個別に指導していくことを考えている。一対一での対応が必要であれば進めていきたい。また、保護者に対するケアも進めていきたいと思う。他の子どもたちにも学習権があるため、学習が成立しないような状況が生まれているのであれば直ちに改善する必要があると考えている。出席停止という措置も法律上はあるが、そこまで至らないように改善できるように手を尽くしていきたい。

市民

 善悪の区別がついていないため、他にも問題を繰り返すことが多い。非常に困っているため、対応していただきたい。

教育長

 承知した。可能な限り学校に足を運び、対応策を学校と一緒に考えていきたいと考えているため、時間をいただきたい。

教育相談センター室長

 何度か学校で校長と話しているが、その都度対応しているものの改善が見られないと伺っている。対応を現在検討している最中であり、保護者の方や子どもにとって安心して通えるような学校づくりに力添えしていきたいと考えている。個別な内容になるため、改めて教育相談センターに来ていただいて、具体的な話を聞かせていただければと思う。

 

市民

 愛知県で導入されているラーケーションという制度を導入してほしい。文科省の調査により、小学校時代に家庭での体験活動によって自尊心の向上や精神的な回復力に影響が出るという調査結果が出ている。こどもの成長にとってはとても大切なことと思っているが、実際に家庭でスポーツ観戦や音楽鑑賞、キャンプ等の体験活動をさせることは費用の面や両親の仕事等で難しいと思う。土日での体験活動は平日に比べて料金が高く設定されていることもあるため、平日休みを設けることで費用面等での柔軟な対応ができるようになるメリットがあるため、導入していただきたい。

 また、子どもの通学路が片道30分程度かかり、夏の猛暑の中、通学で歩くということはあまりよくないと考えている。通学路の途中で休憩できるような協力店やミストの設置を検討していただきたい。

教育長

 子どもたちに体験させることは極めて大事であり、人間が成長するには五感をフルに活用することが何よりも大事といわれている。キャンプや農業体験といった汗をかいて体を動かして学んでいくといった体験的な活動は大事だと思う。新座市内の学校は学校の内外に農園を持っており、大和田小学校では作った大根を駅前で販売している。体験することは重要である。家族休暇の現状については学務課から説明する。

学務課長

 平日の休みについて、現在は家庭の都合での欠席扱いとなっている。

教育長

 1日くらいは家族と自由に過ごし、様々な体験をすることは良いと思っている。

市民

 予算はかからないので、選択肢の一つとしてぜひ参考にしていただきたい。

教育委員

 大和田小学校の校長を昔に行っており、大和田小学校で作った大根やじゃがいもを駅前で販売していたが、実は特例として認めていただいているものである。新座市内全ての学校に学校農園があり、大根等を作っているが、他の学校は給食で提供や子どもが持ち帰っている。大和田小学校だけは新座駅が近いため、新座駅の協力を頂き、駅前で販売を行っている。販売の収益金は全て福祉協議会に寄付しており、車椅子の購入費用に充てている。これらは全て児童会が主体となって行っている。素敵な活動を大和田小学校が行っており、教科ごとの勉強といった狭い意味での学力ではなく、生きる力といった広い意味での学力を向上させることが学校の存在意義の部分になると思うため、これからも様々な学校で行っていただければと思う。ラーケーションは面白い制度で良いと思う。11月14日の県民の日に休校にするかどうかということを校長会や教育委員会で検討したことがあったが、埼玉県全域で子どもを中心として様々な体験活動が無料で行われる日であり、動物園等も無料になるため、子どもたちや家庭、地域での体験活動をする日として残した。現状の制度内では県民の日等を生かしていただければと思う。

教育長

 孫がいるテネシー州では秋に4日間の秋休みがあり、家族で過ごす時間になっている。そういったゆとりがあるといいと思っている。

教育支援課長

 通学路の件について、例年暑い状況が続いており、教育委員会としても大変心配している。そこで教育委員会としては新座市の熱中症予防運動指針というものを学校に示している。学校にいる時間帯の授業に関わる活動や登下校についても明確に対策を示しており、現状では冷却物の柔軟な活用、奨励をするようにお願いしている。子どもたちの登下校の様子を見ると日傘を使っている子どもたちが当たり前になってきており、ネッククーラーや水分補給が必要な時には道路の端によって水分補給をしながら帰る子どもも多くみられるようになった。また、大和田小学校ではランドセルの重さ対策として、リュック等を認めて対策をしているところである。市内の好事例を各小・中学校で共有して柔軟に対応していきたい。登下校の途中に各施設で休憩することについては教育委員会の考えだけでは実現しないものであるため、アイディアの一つとして各地域の方や関係課と協力しながら考えていきたいと思っている。

教育長

 畑中から大和田小学校に通う子どもは2.5キロメートル程度の長い距離を移動することになる。旧川越街道の狭い歩道を通っており、大変である。途中で給水ができれば良いがローソン等で提供してもらうことは難しいと思う。

市民

 調べたところ、ローソンの社会奉仕活動といった分野はあるが、行政の内容のため、行政で対応すべきとなる可能性が高い。8月は夏休みであったが9月は大人でも厳しい暑さのため、どうにかしていただきたい。

教育長

 市長部局とも相談して、対応していきたい。

 

市民

 キュビナを使用し始めて数年たったが、実際に学力は向上したのか。

教育支援課長

 全国で導入しているAI型ドリルのキュビナについては、各家庭に協力していただいていることに感謝申し上げる。家庭でも宿題を行っている様子がみられると思う。キュビナの使い方もいくつかあり、学校の教員が問題を配信する方法やAIがそれぞれの子どもに合った問題を出してくれる機能があり、子どもたちが自分で必要と思ったところや苦手なところを自分で選んで問題を解くようなこともできる。

 学力の状況については、全国の学力学習状況調査と埼玉県の学力学習状況調査を4月と5月に行っているが、その結果を検証しているところである。授業の改善とキュビナ導入のどちらが影響しているかは判断が難しいが、新座市の学力は伸び続けている。今後もAI型ドリルを活用しながら、効率的な学習で浮いた時間に子どもたちがより主体的に自分の興味があるものについて、しっかりと学んでいけるような授業を作っていきたいと思っている。端末を見ていただければ子どもたちのキュビナの活動のデータが出てくるため、家庭でも興味を持って確認いただければと思う。

市民

 キュビナの反応がとても悪い。文字の認識能力が低く、Aと記入したがBと記入したことになってしまい、子どもたちがやる気を失ってしまう。

教育長

 キュビナの他にも同じようなシステムがあるため、キュビナをそのまま使い続けるか他のシステムに入れ替えるか検討しているが、キュビナも改良を進めており、保護者に子どもの状況を知らせるようなシステムを来年度から導入したいと言っていた。小テストの習得率のチェックができるように開発中であり、料金も下がる予定である。

 

市民

 新座市の道徳教育について詳しく伺いたい。

教育支援課長

 現在、国は「考え、議論する道徳」というキーワードで道徳の改革を何年も前から進めているところである。学校の授業の雰囲気が変わってきており、今までは教科書を使ってしてはいけないことやするべき良いことを確認するような授業が多かったが、今の道徳の授業では、子どもたちが本当に行ってはいけないかどうかを考える時間を取っており、先生も子どもたちが正解を発言した際に本当にそうなのか繰り返しの発問を積極的に行っている。

 子どもたちが知識として知っていることを実際の生活や世の中に出た場面で本当に使うのか、また、使う際には本当に正しいかどうか他の考え方がないかどうかを子どもたちが常に考えながら生活ができるように授業が進んでいるのかなと思う。授業の中だけで完結するものではないため、道徳の時間以外の子どもたちの様子をしっかりと見て、先ほどお話にも出ました震災時についても子どもたちが積極的に活躍できるように今後も学校の様子を確認しながら指導を継続していきたい。

 

市民

 東北小学校で体育の幅跳びの授業中に釘が刺さる事故が起きた。砂場に伸ばしたゴムを止めるような形で、ボールペンの半分ほどのサイズの釘が両サイドに打ってあった。娘が飛んだ際に釘が飛んでしまい、上腕に刺さった。太い長い釘であり、手術で処置を行ったところ、一度骨に当たって戻っている可能性や破傷風の可能性があるためしばらく様子を見る必要があると話があった。学校から電話を頂いた際には釘が刺さったのでお迎えに来てくださいという話であったため、これほどのサイズとは思っておらず、パニックになった。

 手術後に会計が終わった際に病院の事務の方から学校からの報告と娘の状況にだいぶ開きがあり、実際の怪我の状況を見ると救急車でより大きい病院に搬送するべき状態であると言われた。当時は動揺していたため、冷静に対応ができなかったが、今考えると本当に危険な状況で、そもそもグラウンドに古い釘が埋まっていて怪我をしてしまうというニュースは時々聞くことはあったが、体育の教材としてゴムに釘を取り付けてテンションをかけていること自体、教材として適切ではないのではないか。怪我をしてからの先生の対応が少し良くなかったのではないか。そういった事故が起きた場合は緊急搬送していただきたかった。また、状況を確認した保護者は動揺して事故を起こしてしまう可能性も考えられる。他の学校でも二度と起きてほしくないため、徹底していただきたい。

教育長

 深くお詫び申し上げる。本来であれば救急車を要請して、救急搬送すべき案件だと思う。子どもの命を預かっているため、何かがあった場合は適切な処置をしなければならなく、必要があればすぐに救急車を呼び、病院に救急搬送することが鉄則であるため、校長会等を通じてしっかりと指導していきたい。また、走り幅跳びの時に目安になるようなものを張った理由を確認していきたい。

学務課長

 昨年度第三中学校の教頭をしていたが、教頭会議の場で事故の事例の共有があった。事故が起こった時の対応として、最悪の状況を想定して迅速に動くということが絶対に必要だということで、その点において今回の行動については対応に問題があったということで共有されている。再発防止のために常に複数の目で見て、最悪の状況を想定して、まずは救急車を呼ぶという対応は共有されている。授業においての安全措置という点は教育支援課になる。

市民

 担任の先生が新任の若い先生であったため、対応が不慣れであり、刺さった釘を抜こうとしていたと娘から聞いた。その後、保健室の先生から抜いてはいけないということで、抜かずに病院に行ったが、大きな事故や怪我をした際の講習等はないのか。パニックになってしてしまうと普段考えていることと違う行動をしてしまうことがあるため、適切な対応を行うために先生方で共有していただければと思う。

教育長

 承知した。応急の対策についても浸透するように進めていく。

 

市民

 今年6月に楽しい学校づくりという十文字大学女子大学のイベントに参加した。不登校支援をどうするかという部分がメインであったが、教育相談センターの取組や十文字学園女子大学のとことこプラスの部屋の取組や新堀小学校の新しい子どもを中心にして、子どもが自由に楽しめて先生方も一緒になって支えていく取組を学んだ。新堀小学校は新しいことを行っており、不登校が大幅に減ったとのことである。今不登校が全国的に右肩上がりに増えているが、子どもがわくわくして毎日行きたくなるような学校にしていくことや最初の学校に行くことを渋り始める段階でうまく接することで良い方向に行くと考えている。よくある例として、登校を担任が強制すると逆効果になるというケースが多いため、そういった点で新座市は不登校に対して先進的に取り組んでいると思う。次は新堀小学校の児童はSmile&チャレンジという合言葉で、笑顔でのコミュニケーションと新しいことの挑戦という意識が染みついており、最近では教頭先生の誕生日にサプライズで誕生会を行っていた。様々な取り組みを行っているため、新堀小学校のような取り組みが新座の学校全体に広がっていき、先進的で楽しい学校となり、不登校が減少していく未来があるととても良いと思う。

教育長

 先日、新堀小学校の図書室に行ったところ、ハロウィンのグッズがいっぱい埋まっていた。今の子どもたちは色々な情報に接しているため、堅苦しいだけでなく、教頭先生が着ぐるみを着てイベントに参加する等のわくわくするような学校環境をしっかり整えていければと思っている。

 

4 教育委員の感想

教育委員

 最初は部活や特別支援の話であったが、後半では暴力行為や炎天下での通学といった問題と学校教育の問題は多岐に渡ると感じた。学校の長寿命化工事がピークとなっており、高度経済成長期にできた社会資本が危ない状況になっていることに加え、人口減少により税収が減少する中でどのような優先順位で学校の安全を維持していくかは重要な課題であると思っている。2012年には笹子トンネルの天井が崩壊するという事故があった。また、近年では八潮市の道路陥没や杉並区と江戸川区の学校の校庭から1万本以上の古釘が見つかるなど、子どもたちの安全を脅かす出来事があった。今回は走り幅跳びのために打った釘であるが繰り返し注意喚起を行い、学校の安全を確保することが教育委員会の務めであると思っている。新座市教育大綱は はぐくもう ともに生きる力と 豊かな心であり、子どもたちは1日の大半を学校で過ごすため、学校の安全については引き続き現状を確認して行きたいと思う。部活や行事の問題があると思うが、まずは子どもたちが1日の大半を過ごす学校での安全について、最悪のケースを想定して、先んじて動ける教育委員会にしていきたいと思う

教育委員

 子どもたちがニコニコ、ワクワクした顔で学校に通うことがどれほど保護者にとって大切であるかが伝わってきた。大和田小学校の通学路については昔からの課題であり、特に小学校低学年の子どもは長い距離で45分ほどかかる。夏場も大変であるが、雪が降った日はより大変であり、通学路の検討は昔から行われてきているが根本的な解決は難しい。子どもたちが通学中に具合が悪くなってしまった際に、コンビニエンスストアや地域の方に助けてもらい、水を飲ませていただいたこともある。地域の方に見守られ、支えられることがあってこその大和田小学校であると思うため、今後とも皆様の力を拝借させていただきながら、子どもたちの安全な通学ができればと思っている。

 また、部活動の地域移行について、かつて第四中学校で全国大会に出場が当たり前であった吹奏楽部がある中で、ゆるく活動をしているギター部の顧問を行っていたため、文化部の地域展開の不安はとても理解できる。学校教育から一度身を引いた身として、学校が一般的には見えづらい部分があると感じる。保護者や地域にいる方としてはどのようなタイムスケジュールで、公表できないとしてもどの程度の進捗やタイムスケジュール上でどの位置にいるか、今後どこを目指していくのかが見えれば親も子どもも安心する。可能な範囲で示して、見える化をしていただきたい。平日は今の形であり、先進の市の事例として、親の負担がどの程度になるかが理解できたので、より周知していただきたい。学校は先生方も必死に頑張っているので、先生方の力を信じていただきながら、子どもたちが楽しく通える学校づくりを励んでいただければと思う。

5 あいさつ

本日は足元の悪い中、またお忙しい中御参会いただき、教育全般にわたり様々な御提言を賜りましたことを感謝申し上げる。

本日は限られた時間であるため、十分に話せないところがあったかと思うが、頂いた御意見は今後の教育行政に活かしていきたい。


教育懇談会