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いきいき健康つうしんをご覧のみなさま
こんにちは!新座市介護保険課の介護予防事業担当です!
新緑の季節。お散歩や自然が豊かな場所へ出かけた際は、なぜか思いっきり新鮮な空気を吸いたくなるものですね。
実はその行為、良いこと尽くしなのです!!
呼吸は、様々な健康法がある中でも共通して取り入れられており、意識して行えば、科学的にも健康に関係すると立証されています。
本日は私たちの毎日の生活に身近で、欠かせない呼吸について、お話します。
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本日のテーマは、「より良い呼吸で介護予防を!」です。
皆さんは、呼吸の仕方について意識したことはありますか?
普段私たちが無意識に行っている呼吸は、胸式呼吸と呼ばれる方法です。主に肋間筋といわれる肋骨の間の筋肉を動かし、素早く肺に酸素を取り込むために行われます。基礎代謝アップや血流の改善、体幹の強化など日常生活での心身を活性化させたいときに有効な呼吸法です。
それに対し、本日紹介するのは意識的に行うことで、リラックス効果が期待され、身体により多くのメリットがあるとされている腹式呼吸です。
今回は、腹式呼吸で期待できる効果や正しい腹式呼吸の方法について解説します。
腹式呼吸の特徴は、肺の他にお腹にも空気を取り込み、横隔膜という肺の下部についている筋肉を大きく動かすことです。
●便通の改善
お腹を大きくふくらますことで、お腹に圧がかかります。すると、腹筋と腸が刺激され便意をもよおすきっかけとなります。
●リラックス効果
腹式呼吸によって副交感神経を優位にします。また、睡眠の質を上げ、眠りにつきやすくする作用があります。
●ストレスの軽減
自律神経を調節し、副交感神経を優位になることで、心拍数が下がり、消化器への血液の量を増加させ、身体が整う状態へ導く作用があります。
●ダイエット
内臓や筋肉が刺激されて、血行が促進されるため、代謝が上がり、内臓脂肪の減少などに効果があるといわれています。
●免疫力の向上
副交感神経が優位になることで、体内に侵入してきた細菌やウイルスなどの病原体を攻撃する役割があるリンパ球数が増加し、自己免疫力の向上につながります。
他にも姿勢の改善や集中力の向上などに作用するといわれています。
メリットが多い腹式呼吸ですが、注意点もあります。
◆無意識に行うことが難しい
自分で時間を決めるなど意識して、始めてみましょう。
◆やりすぎに注意
腹式呼吸をやりすぎると、めまいを引き起こすリスクがあります。体調や慣れに応じて、無理のない範囲から始めましょう。
1 背筋を伸ばして、鼻からゆっくりと息を吸い込みます。
この時、丹田(おへその下)に空気を溜めていくイメージでお腹を膨らませます。
2 口からゆっくりと息を吐き出します。お腹をへこませながら、身体の中の悪いものをすべて出し切るイメージで行います。
吸うときの倍くらいの時間をかけるつもりで吐くのがポイントです。
※ 回数は1日5回くらいから始めましょう。慣れたら10~20回が基本ですが、その日の体調に合わせて、無理なく楽しみながら行いましょう。
腹式呼吸は、道具など準備する必要がないので、いますぐ誰でもできる健康法です。
さあ皆さん!市内の自然豊かな公園などに出かけ、ぜひ実践してみてください。
◆ 腹式呼吸のやり方(日本医師会ホームページ)
腹式呼吸をする際はコチラも参考にしてみてください。
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コミュニティエフエム「775ライブリーエフエム」にて放送されている番組内で、いきいき健康つうしんの内容を、月に1回、声でもお届けしています。
◆775ライブリーモーニング(生放送)
次回出演日程:5月23日(金曜日)
時間:午前9時~午前11時の放送時間内、午前10時30分以降の15~20分間出演
パーソナリティ:高安 恵 氏
出演:介護保険課職員、新座市社会福祉協議会職員
つうしんには載せきれない情報やイベントなどの情報を、楽しくお話させていただいています。
ぜひお聞きくださいね!
◆参考
775ライブリーFMで新座市の番組を放送(市ホームページ)
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季節外れの暑さとなる日も増えていますので、水分をこまめに摂り、体調に気をつけてお過ごしください。
それでは、また次回の「いきいき健康つうしん」でお会いしましょう!
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