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いきいき健康つうしんをご覧のみなさま
こんにちは!新座市介護保険課の介護予防事業担当です!
今回は高齢者の方にも特に意識していただきたい、骨の健康についてお話しします。
「骨粗しょう症」は、骨量(骨密度)の減少や骨の質の低下により骨がもろくなり、骨折しやすくなったり、高齢者の場合は寝たきりになる最も大きな原因となっています。
わたしたちの骨量は、成長期に増加し、20歳前後にピークを迎えます。
この時期にカルシウムなど、骨をつくる栄養をしっかり摂ることはとても重要で、将来の十分な骨の強度の維持につながります。
ピークの時期を過ぎると、加齢や女性ホルモンの減少、カルシウム不足などによって骨代謝のバランスが崩れ、骨量の減少が始まります。
骨粗しょう症は、「高齢の女性に多い」と思われがちですが、偏った食生活や運動不足などが原因で、年齢や性別に関係なく誰にでも起こる可能性があります。
骨の状態を維持するためには、日常生活でのちょっとした工夫が重要です。
骨を丈夫に保つための3つのポイントをお伝えします。
骨にとって重要な栄養素は、「カルシウム」、「ビタミンD」、「ビタミンK」です。
・カルシウム:牛乳や乳製品、豆腐、ひじき、小松菜などに多く含まれます。
・ビタミンD:鮭やシイタケ、卵黄など、日光浴により体内でも生成されます。
・ビタミンK:納豆、キャベツ、小松菜などに豊富に含まれています。
これらの栄養素を意識して摂取することで、骨の健康を守ることができます。
骨に適度な負荷をかけることで、骨が強くなるといわれています。
毎日30分程度のウォーキングや軽いエクササイズがおすすめです。
また、「かかと落とし」(背すじを伸ばしてつま先立ちになり、かかとを交互にドシンと床に落とす運動)など、骨に適度な衝撃を与える運動も効果的です。
喫煙は骨に悪影響を与えるため、禁煙を心がけましょう。また、過度な飲酒を控えることでも、骨の健康を維持することができます。
骨粗しょう症の予防には、定期的な健康診断で骨の状態をチェックし、必要に応じて治療を受けることも大切です。
「善方佑美先生と学ぶ骨粗しょう症予防 骨活のすすめ~part5~」60代~編(厚生労働省 スマートライフプロジェクト)では、転倒予防のための環境調整や、骨密度の測定方法について、クイズ形式で楽しく学ぶことができます。ぜひ、チェックしてみてください。
日々の小さな積み重ねが、健康な生活へとつながります。
【参考】
健康寿命をのばそう Smart Life Project(厚生労働省)
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●775(ナナコ)ライブリーFMで情報を発信しています!●
コミュニティエフエム「775ライブリーエフエム」にて放送されている番組内で、いきいき健康つうしんの内容を、月に1回、声でもお届けしています。
◆775ライブリーモーニング(生放送)
次回出演日程:6月27日(金曜日)
時間:午前9時~午前11時の放送時間内、午前10時30分以降の15~20分間出演
パーソナリティ:高安 恵 氏
出演:介護保険課職員
イベントなどの情報を、楽しくお話しするほか、いきいき健康つうしんに載せきれなかった、骨に良い栄養素を含む食材や料理もご紹介します。
ぜひお聞きくださいね!
◆参考
775ライブリーFMで新座市の番組を放送(市ホームページ)
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暑さが続く日もありますが、体調にはくれぐれもお気をつけください。
それでは、また次回の「いきいき健康つうしん」でお会いしましょう!
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