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10月15日(水曜日)に行われた、野寺小学校4年生の社会科見学で、野火止用水や平林寺をガイドしながら散策する新座市観光ボランティアガイド協会の活動を取材しました。
今年の6月に設立したばかりのフレッシュなこの協会は、現在、会員15名で組織され、新座を訪れた方に本市の歴史や文化、自然などを説明する活動を行っています。ガイドの予約は、年内は埋まっているほどの盛況ぶりです。川越市や町田市、西東京市など市外からの申し込みも多数受けています。
このように需要の高いボランティガイドですが、小学生に対するガイドは今回が初めてとのことでした。
同行した際、ガイドの皆さんは、子どもたちと歩幅を合わせ、野火止用水の源流である玉川上水の歴史や、原野だった野火止台地につくられた野火止用水は、人々の大切な生活用水として使われていたことなどを説明し、子どもたちは一生懸命メモを取っていました。
活動の様子その1
活動の様子その2
また、時間とともに子どもたちのほうから、質問を投げ掛ける様子が見受けられました。
「観光客の方には喜んで帰ってもらいたいので、『ただ散策するよりも、ガイドさんの案内があることで新座のことを楽しく知ることができてよかった。』と言われると、ガイドをしてよかったと思う。」と副会長の渡辺さんと鈴木さんはやりがいを語ってくれました。
新座市観光ボランティアガイド協会は、市民総合大学の観光都市づくり学科を修了し、観光都市づくりサポーターとして活動した後、観光ボランティアガイド養成講座を修了した方で組織されています。
「ガイドとしての技術はまだ未熟だが、ガイドをしながら更に新座の魅力を学び、多くの人に共感してもらいたい。また、観光都市づくり学科や養成講座は今後も開講されるので、一緒に活動する仲間も増えてほしい。」と会員の皆さん。
このように、新座のことを知るうちに、新座の良さや歴史をもっとみんなに伝えたいと湧き出た思いが、皆さんの原動力のようです。
「観光と食は切り離せない。新たな名物も考えて、新座の知名度を上げていきたい。」と今後の意気込みを語られたのが印象的でした。
観光ボランティアガイドに興味をお持ちの方は、観光都市づくり推進室(現観光推進課)までお気軽にお問い合わせください。
平成20年10月22日 記:ボランティア推進室 F