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児童・生徒の登下校時を中心に見守り活動を行う、「新座市自主防犯パトロール」登録団体の中から、今回は新座市シルバー人材センターの活動を取材しました。
この見守り活動は、平成18年1月にスタートし、シルバー人材センター会員の地域貢献活動として行われており、平成22年度から市内全17小学校を対象に、9ブロック、約30にも及ぶ地区に分かれて、定点での見守りやパトロールを行っています。
見守り活動を始めた当初は、あいさつをしても返事をする児童が少なかったそうですが現在では、元気にあいさつしてくれる児童が増えたそうです。また、学校や保護者からも活動が認められはじめ、「保護者からは『ありがとうございます』と声を掛けられたり、小学校からは運動会や入学式に招待されるようになった。」と活動の成果を語るメンバーの田越さんの顔には、笑みがこぼれていました。
毎月、活動報告書を作成しているとのことで実際に見せていただいたところ、「9月:運動会の練習で疲れている様子」、「3月:体育館で卒業式の練習をしていました」、「3月:児童のあいさつもだいぶ積極的になったように思います」と、コメントが添えられており、児童の成長を見守るメンバーの温かい眼差しが伝わってくるものでした。
活動の様子
取材した下校時にも、「さようなら」と笑顔で手を振るメンバーの方々に対し、児童も元気に「さようなら!」と返す姿や、左右確認をして道路を横断する姿が見られました。
「この見守り活動が更に地域に根付いていくよう、これからも活動を頑張っていきたい。」と目標を語る同センター理事長。
また最近では、見守り活動だけでなく、同会員からなる「ひまわり班」が地域の清掃活動を行ったりと、ボランティア活動の幅を広げているそうです。
新座市自主防犯パトロールは、随時メンバーを募集しています。興味をお持ちの方は、市民安全課消防防災係(内線1328)までお問い合わせください。
平成23年6月23日 記:ボランティア・地域活動支援室