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今回は、平成24年度「あしたのまち・くらしづくり活動賞」の優秀賞を受賞されました「おばあちゃんのパソコン教室
このゆびとまれ」を取材しました。
この教室では、「のんびり、ゆっくり、ゆきつ、戻りつ、繰り返し、優しく、楽しく学ぶこと」をモットーに、野火止公民館にて月に2回、活動が行われています。現在、会員は24名で、講座をサポートされている十文字学園女子大学の角田真二(つのだしんじ)教授以外は全員女性という、とてもにぎやかな会です。
会の発足は、代表を務める柏葉さんが、パソコン初心者の数名の仲間とともに始めた勉強会がきっかけで、以来10年以上に渡り活動が続けられてきました。会に携わっている角田教授は活動を見守ってくださる存在で、講師を務めるのも、テキストの作成も全て自分たちで行い、自分たちに合ったペースで進めているそうです。
取材当日も、周囲のメンバーで教えあっている場面が多く、楽しみながら、しかし真剣に学んでいる姿がとても印象的でした。
この会には他のパソコン教室とは違う大きな特徴があります。それは、「教わるだけでなく、教える技術も身に着ける」という点です。年14回ほどの講義を修了した会員は、今度は講師としても活動に携わることとなります。今まで人前で講義や話をする機会がなかった方も、誰かに教えることで、世界観が変わったり、自信がついたりするそうです。
また、自分たちで教えあうだけでなく、毎週木曜日には西堀小学校「いきいき広場」にて、パソコン技術の習得や学習指導のお手伝いをしたり、新しいパソコン教室を開くなど、活躍の場を広げているそうです。
「メンバーがどんどん市内に出て、この活動が新座市に広まることが私の夢です」と代表の柏葉さんが笑顔で話してくださいました。
この「おばあちゃんのパソコン教室 このゆびとまれ」は、資格などは特に必要ありません。
興味のある方は、コミュニティ推進課(内線1053)まで問合せください。
平成24年9月11日 記:ボランティア・地域活動支援室