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「聞こえないから行けなかった所へ」「要約筆記サークル飛鳥」は、耳が聞こえづらくなってしまった高齢者の方や、手話がわからない聴覚に障がいのある方などが、行きたい場所に気軽に行けるように、その場の会話やお話をリアルタイムで要約し文字通訳するボランティアを行っています。
現在会員は17人。入学式や授業参観などの学校行事、病院や趣味の講座・講演会、また、市政施行記念式典など市の行事にも多大な御協力をいただいています。さらには、十文字学園女子大学や西武台高校でも指導されており、活動の場を広げられている団体です。
「活動をしていると、たくさんの感動をもらえます」と会長の佐藤さん。今まで、耳の聞こえが悪いために出かけることを躊躇していた依頼者から、「本当にありがとう。この場に来ることが出来てうれしい。」と言ってもらえる。そうした、一つひとつの出会いが長年活動を続けられる秘訣だそうです。
要約筆記は話の内容を速く、正確に読みやすく要約することが求められ、メンバーは依頼者にきちんと情報をお伝えするため、定例会とは別に月に1回勉強会を行うなど、日々レベルアップに努めているそうです。
メンバーのほとんどがお仕事をされながら活動されており、たくさんの依頼をメンバーの中で協力しながらこなしているそうで、メンバー同士の仲がよく、取材をさせていただいた日も、笑顔が絶えず、暖かな雰囲気が印象に残りました。
「要約筆記サークル飛鳥」は随時メンバーを募集しています。年に1度講座を開いており、基礎課程32時間を受講することが必要となりますが、毎月第1・第3金曜日に福祉の里講義室にて定例会や勉強会を開いていますのでぜひ見学に来てください。興味のある方は、新座市社会福祉協議会ボランティアセンター(048-480-5705)まで問合せください。