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第54話 「川爺」の活動をご紹介します

ページID:0034786 更新日:2014年9月30日更新 印刷ページ表示
  

 野火止用水沿いを歩いていると雑木林から抜けてくるさわやかな風と木漏れ日、用水のせせらぎや虫たちの大合唱で五感を楽しませてくれます。

 去る6月13日(金曜日)、埼玉県環境部水環境課主催の「川の再生地域交流会in野火止用水」が開催されました。このイベントの企画・運営に携わったのが、埼玉県河川環境団体連絡協議会に加盟している「川爺」です。

 今回は野火止用水沿いで清掃・保全ボランティアをしている「川爺」を取材しました。

 メンバーは11名。野火止用水の環境改善に関心が高い人達が集まり、平成24年7月に設立した会です。野火止用水の清掃活動だけでなく、水質調査なども行っており、専門的な知識を学ぶため外部講師を招き勉強会を開催したり、他市での研修会へも積極的に参加しています。

  「川の再生地域交流会in野火止用水」では、県内の川の再生に取組む団体と、野火止用水に関わる市内の様々な団体に声掛けをし、用水の見学や事例発表を通して、団体同士が交流を深められるよう細やかな気配りがされており、会員の皆さんの優しさと同時に強い団結力を感じました。

川の再生地域交流会in野火止用水

川の再生地域交流会in野火止用水

 「(野火止用水が)以前に比べるとすごくきれいになりましたね」清掃活動をしているとき、通行人の方から声をかけていただいたそうです。多くの人達が用水の美化に取組むことで野火止用水の認識が変わってきたことが嬉しいとメンバーの方は言います。しかし、それと同時に、「水は一見濁っていないように見えますが、水質検査をするとまだまだきれいではなく、将来はもっと魚や水生生物が棲めるような水にしていきたいです。」メンバーの熱い思いを感じることが出来ました。

 今後の展望を伺うと「野火止用水が、子どもたちにとって身近な場となるようにしたいです。」とのこと。

 「川爺」の皆さんは、取材中も冗談を言い合ったり、いつも笑いが絶えない楽しい団体です。交流会でも「川爺」の明るい雰囲気が全体を包み、参加者全員がリラックスしながら交流を深めていました。

 「川爺」に興味をお持ちの方は、コミュニティ推進課まで問い合せください。

川爺

川爺のみなさん