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今回は、デイサービスセンターでのふれあい演奏会の活動を行っている「二胡の会」を取材しました。
平成14年12月に畑中公民館で行われた中国二胡講座を受講した有志で、自主サークルを立ち上げ活動がスタート。現在男女14名で活動しています。
定期的な活動としては、月に2回の練習会と、毎月デイサービスセンターへの演奏会を行っています。その他に年に2回、春は公民館まつり、秋は市民まつりの「器楽の祭典」に参加し、演奏を行っています。
活動の様子
「新しい曲を覚えるのは大変だけど、覚えた後は楽しくなります。家族の介護など時間の制約がある中で、ほとんどの会員が月2回の練習に集まります。普段の独学での練習は大変だけど、会員の人柄、みんなと音色を合わせられたときの喜び、二胡という楽器の魅力によって楽しく続けられます」と代表の加藤さんや会員のみなさん。
施設での演奏会で気をつけている点などを伺うと「みなさんの良く知っている唱歌や童謡などを演奏し、音楽に合わせて歌を歌えるように選曲しています」とのこと。演奏会を取材したデイサービスセンターでは、曲に合わせてみなさん楽しそうに歌っていました。1時間の演奏会の最後には、2曲のアンコールがあり、とても盛況でした。
二胡という楽器は、二本の金属の弦を馬のしっぽの弓でこすって、ニシキヘビの皮を貼った木製の胴で共鳴させて音を出しています。楽譜は、1・2・3の数字譜です。表現力が豊かで「人の声に最も近い楽器」と言われており、とても優しい音色を奏でます。
「月1回のディサービス出張公演は『ありがとう』、『また来てね』と、元気な歌声と笑顔いっぱいの活動です。みなさんの前で演奏できて、しかも聴いていただいた方が懐かしくて涙を流されたり、お互いが感動することが出来ます」とやりがいを話してくださり、みなさんの素敵な笑顔を見ることが出来ました。
演奏会では、心を込めて演奏されている姿が印象に残っています。
「二胡の会」に興味をお持ちの方は、コミュニティ推進課までお問い合せください。
活動の様子