ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

第61話 人形劇あおむしの活動をご紹介します

ページID:0040282 更新日:2015年10月27日更新 印刷ページ表示

 今回は、福祉施設や保育園、幼稚園、放課後児童保育室等で人形劇の活動を行っている『人形劇あおむし』を取材しました。
 昭和54年に、中央公民館で行われた人形劇の講座を修了した方々でグループをつくり活動がスタート。現在10名で活動しています。

 人形劇1
活動の様子

 名前の『あおむし』の由来は、将来蝶々になるからと名付けたそうです。
 定期的な活動として、毎月野火止公民館で2~3回の練習と、年間15回程度の公演を行っています。
 「演劇や人形劇が大好きで、楽しく演じさせていただいています。それと、人形劇を観る子どもさんの反応がとってもかわいいのです。子どもさんの楽しそうな笑顔がやる気を起こさせてくれます。また、仲間と人形劇をやることが楽しいんです。ただ、良い作品を創っていくため、皆で遠慮せずに意見を言い合いながら、周りから見ると、まるで喧嘩をしているような感じで練習しています。でも、練習後はまったく気にせず、仲良くやっています。」と会員の皆さんは語っていました。

 人形劇で気を付けている点などを伺うと、「作品の本質を伝えることと、お母さんが子どもに話すような、あたたかさを大切にしたいと思っています。お話から自分たちで脚本を創ったり、人形も背景も自分たちで作ります。発砲スチロールで顔の形をつくり、紙粘土でつくった鼻、耳を付けて、その上に和紙を貼って、絵の具で目や鼻や口を描いて、髪の毛を付け、洋服を着せて、最後は命を吹き込む。音作りも自分たちでやっています。」とのことでした。

 練習を取材した野火止公民館では、2日後に公演を控え、皆さんの練習に熱が入っていました。会員の方それぞれが気になった場面で劇を止めて、ああしよう、こうしようと意見を述べ合い、皆で納得するまで修正を繰り返し、人形の服や、舞台背景の細かな部分にも目を配り修正を行う様子は、まるでプロの劇団のようでした。

 「今の子どもさんに伝えたい。ゲームやパソコンなど、部屋に閉じ籠もって遊ぶだけでなく、外に出てきて生のものに触れて欲しい。これからも長く続けて、子どもさんたちから笑顔を貰って、元気に仲間と一緒に演じていきたい。興味のある方は是非一緒に活動しましょう。」と話してくださり、会員の皆さんの素敵な笑顔を見ることができました。

 『人形劇あおむし』に興味をお持ちの方は、コミュニティ推進課までお問い合せください。

人形劇2
活動の様子