第63話　新座市地域支え合いボランティア事業の活動をご紹介します

　今回は、市民同士の支え合いに賛同する方々が、支援を必要とするご高齢の方や、障がいのある方の日常生活上のちょっとした困りごとをお手伝いする『新座市地域支え合いボランティア事業』を取材しました。お話を伺ったのは、平成25年10月から活動を行っている協力会員の方です。

　活動を始められたきっかけについて伺うと、「定年退職するまで30数年間、市内の自宅と会社との往復のみで、市民なのに新座市のことをあまり知らなかったことから、退職後、自転車で市内の再発見と探索を始め、社会福祉協議会にたどり着いたのがきっかけです。」とのことでした。

　また、活動をする上で大変なことなどを伺うと、「私は主に一人暮らしのご高齢の方のお宅の庭の清掃、除草、散水などを行っていて、毎週1回、午前中に2～3時間の作業を行っていますが、夏季の暑さ対策や熱中症予防に苦労しています。活動をするに当たっては、不注意による些細なケガや事故を起こさないように気を付けています。」とのことでした。
　続けることができる理由について伺うと、「ボランティアを依頼した方の笑顔に接すると、とてもやり甲斐を感じることができます。今後も気負わず自然体の心構えで、健康管理や老化防止のため長く活動していきたいと思っています。そのためには、食事のバランスを考えたり散歩をするなどして、体調の管理には気を付けていきたいと思います。」とのことでした。

　最後に、皆さんへ伝えたいことを伺うと、「少しでも関心や興味があれば、是非、気軽に一歩を踏み出してほしいと思います。」と話してくださいました。

　このような活動をしてくださっている方々のおかげで、市民同士の支え合いが広がり、より住みやすい「まち」になっていくということを改めて感じることができました。

　支援内容としては、外出の支援（買物の同伴、通院付添い、散歩の同行）、部屋の掃除（家具の移動、窓ふき、電球交換）、屋外における作業（庭の草取り）など、さまざまな支援があります。
　ボランティア事業の利用者の方からは、「非常に助かった。会話もできてよかった。」という声なども届いています。

　『新座市地域支え合いボランティア事業』に興味をお持ちの方は、新座市社会福祉協議会（048-480-5705）までお問合せください。