第65話　新座市違反簡易公告物除却推進員の活動をご紹介します

　今回は市内に在住、在勤、在学する20歳以上の方が集まり、きれいなまちづくりのために活動を行っている『新座市違反簡易広告物除却推進員』を取材しました。
　過去には市内の至る所に無許可で看板、張り紙等が数多く設置され、まちの景観を損なうだけでなく、青少年の健全な育成等にも影響がありました。そこで、平成17年6月に『新座市違反簡易広告物除却推進員制度』を設け、市民の皆さんの力をお借りして、きれいなまちづくりを進めるために活動がスタートしました。
　現在、市内には三つの団体があり、男女計61名の方が活動を行っています。

活動の様子

　具体的な活動内容などを事務局の方に伺うと、「活動は、市内の国道、県道、市道等の公道に面する場所に設置されている、はり紙、はり札、広告旗、立看板を除却するもので、万一の事故等に対応できるよう原則として市役所が開庁している時間帯に、市で発行した身分証明書を携帯し、腕章を着用して2名以上で活動します。また、違反屋外広告物の除却は、誰でも勝手にできるわけではなく、市が実施する講習会を受講し、市長から委嘱を受けた方が、2名以上で団体を組織することで活動することができます。活動していただける団体には、講習会を開催しますので、自分たちのまちの景観と安全を守るために、皆さんも是非参加していただけたらと思います。」とのことでした。

　最後に、皆さんへ伝えたいことを伺うと、「この活動は、いたちごっこです。除却しても、週末になればまた新たに設置され、終わりが見えない活動ですが、放っておけばますます景観が悪化し、防犯上も好ましくありません。今後はメンバーを増やし、活動を活発にしていきたいです。」と話してくださいました。

　このような活動をしてくださっている方々のおかげで、まちの景観がきれいに保たれ、安全で住みやすい環境が生まれるのだということを改めて感じることができました。

　『新座市違反簡易広告物除却推進員』に興味をお持ちの方は、環境対策課生活環境係までお問い合わせください。

活動の様子