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第66話 座☆ビートルズの活動をご紹介します

ページID:0050299 更新日:2016年9月1日更新 印刷ページ表示

 今回は、カブトムシのナイトツアーやカブトムシの里づくりイベントを行っている『座☆ビートルズ』を取材しました。
 市では、平成18年2月に『観光都市にいざづくりアクションプラン』を策定し、観光都市づくりを推進してきました。その一つとして、市内の自然資源である雑木林などを利用してカブトムシが生息できる環境を整備していく『カブトムシの里づくり』事業が平成18年度にスタートしました。また、平成21年度からは、新座市観光都市づくりサポーターをはじめとするボランティアの皆さんが集まり、『座☆ビートルズ』が結成され、現在、男女計19名の方が活動しています。

カブトムシ1
活動の様子

 主な活動は、カブトムシ用堆肥桝の管理や堆肥桝の拡充、7月に行うカブトムシのナイトツアーの実施です。桝の大きさは様々で天候にも左右されますが、1桝当たり最大約100匹のカブトムシが育つこともあります。また、ナイトツアーでは、夜の雑木林内でクイズを交えながらカブトムシの生態観察等を行ったり、ナイトツアーの最後には、桝で育てたカブトムシを子どもたちに配布し、夏の間は御家庭で飼育を楽しんでもらいながら、その後飼育をする中で御家庭で産まれた卵や幼虫は返却してもらい、翌年の夏まで桝で大事に育てています。メンバーの方にお話しを伺うと、「ナイトツアーでは、子どもたちの笑顔が見られることや、カブトムシ等の昆虫に触れる機会が少なくなった保護者の方も、一緒になって喜んでくれることにとてもやり甲斐を感じるとともに、子どもたちに夏の思い出をつくってもらい、ふるさと意識を育んでもらうために活動しています。」とのことです。
 また、苦労する点を伺うと、「カブトムシは自然の生き物なので、イベントが開催できるよう育ってくれるかいつも心配していることです。その他に、数年に1度行う桝のメンテナンスについても、堆肥の入れ替え等、重労働になるため大変です。また、カブトムシは夏の生き物なので、活動中は熱中症やスズメバチ等に刺されないようにするなど、雑木林内での作業中の怪我等に注意が必要です。」とのことでした。

 最後に、皆さんへ伝えたいことを伺うと、「子どもたちにとって、カブトムシだけでなく生き物を育てるということは、貴重な経験になると思います。また、カブトムシを含めた昆虫が生息するためには、雑木林のような自然環境がなくてはなりません。カブトムシの飼育を通して、子どもたちにも市内に残る雑木林の大切さを理解してもらいたいと思っています。大人になっても新座への愛着とふるさと意識を持ってもらい、後世の子どもたちにも伝えて欲しいと思います。」と話してくださいました。

 『座☆ビートルズ』の活動に参加するには、市民総合大学(詳細は生涯学習スポーツ課)を修了し、観光都市づくりサポーターのメンバーになる事が必要です。
 『座☆ビートルズ』に興味をお持ちの方は、観光推進課(048-477-1449)までお問い合わせください。

カブトムシ2
活動の様子