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今回は、野火止用水の緑道を中心とした清掃美化活動を行っている『野火止用水美化・ピカ隊』を取材しました。
野火止用水は江戸時代(承応4(1655)年)に開削され、現在でもその姿が残っている、新座市の代表的な文化遺産の一つです。また、野火止用水沿いの緑道は市内でも人気のウォーキングコースとなっており、市では、誰もが気持ちよくウォーキングや森林浴を楽しんでいただけるよう、緑道を中心とした清掃美化活動を行う「野火止用水美化・ピカ隊事業」を平成20年にスタートしました。
『野火止用水美化・ピカ隊』は、新座市民総合大学の修了生である「新座市観光都市づくりサポーター」の有志及び「野火止用水美化・ピカ隊友の会」という市民の有志あわせて男女約30名で構成されています。
活動の様子
活動は毎月1回程度、平日の午前中に行っているほか、8月には野火止用水クリーンキャンペーンに参加するなど、精力的に清掃美化活動を行うことで、良好な景観形成を図り、観光都市づくりの推進に寄与しています。
メンバーの方にお話しを伺うと、「活動を開始した当初は、自転車や車のタイヤなど、不法投棄のようなゴミを多数引き上げるようなこともありましたが、現在では活動が地域に浸透した結果なのか、水質のきれいな場所に生息する昆虫などを野火止用水内で見られるようになるなど、随分ときれいになってきています。」とのことです。
皆さんへ伝えたいことを伺うと、「生活を潤し、新座市の発展に大いに寄与してきた野火止用水は、新座市の貴重な財産です。野火止用水をきれいに保つことは、市の歴史・資産を次の世代につなげるだけでなく、貴重な動植物の生育環境を守ることにもつながります。ウォーキングする際には、用水を流れる水だけでなく、そこに生育する貴重な生き物にも注目してみてはいかがでしょうか。」と話してくださいました。
『野火止用水美化・ピカ隊』は、主に観光都市づくりサポーターのメンバーにより構成されていますが、それ以外の方も「野火止用水美化・ピカ隊友の会」として活動に参加いただくことが可能です。
『野火止用水美化・ピカ隊』の活動に興味をお持ちの方は、観光推進課(048-477-1449)までお問合せください。
活動の様子