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市内の「妙音沢特別緑地保全地区(栄一丁目の斜面林)」において、昨年12月2日(日曜日)に、「妙音沢クリーンアップ作戦」と題した緑地内の大掃除が行われ、市民ボランティアや企業、市職員など総勢124名が参加し、不法投棄物の搬出やゴミ拾いに汗を流しました。 活動が行われた妙音沢緑地は、こんこんと豊富な湧水が流れ、サワガニなどが生息するほか、希少なカタクリやイチリンソウなどの山野草が自生するなど貴重な緑地ですが、一方で下草の繁茂やゴミの不法投棄などが問題となっています。
豊富な湧水が流れる妙音沢緑地
この貴重な自然資源を保全するため、下草刈り活動やゴミの片付け、日々の巡視活動など多くの市民のみなさんがボランティアでこの緑地の保全活動に携わっています。 今回のクリーンアップ作戦に参加した大学生の長谷川さんは、「今夏、インターンシップで市役所の仕事を体験した際に、妙音沢緑地に興味を持ったのが参加のきっかけです。思っていたよりも、様々なゴミが捨ててあって驚きましたが、これだけの自然が残されている貴重なエリアなので、市民や企業・行政が一体となって環境を守っていくという重要性を認識しました。」と頼もしく語ってくれました。
当日は、市内の造園業の方々や清涼飲料水販売業者など多くの企業からも活動にご参加をいただいたほか、ゴミ袋や飲み物のご提供をいただきました。こうした市民・企業・行政が一丸となった「妙音沢クリーンアップ作戦」は年々参加者も増加傾向にあります。 地域の貴重な自然資源をみんなで守っていこうという多くのみなさんの熱意に支えられ、妙音沢緑地は今日も訪れた方々に都会では味わえない癒しのひと時を与えてくれています。
クリーンアップ作戦活動風景
活動後は豚汁うどんに舌鼓
平成19年12月2日 記:ボランティア推進室 M