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令和5年5月25日(木)東ふれあいの家におきまして、自分が望む医療やケアについて前もって考える大切さを学ぶ「新座市快適みらい都市づくり出前講座 もしものときのために今のうちから考えよう」を開催しました。本講座は、市民の皆さんの生涯学習意欲に応え、ずっと住み続けたいまちづくりの実現を市民の皆さんと行政が共に推進することを目的として、開講しています。当日は21名の市民が受講しました。講義やゲームに熱心に参加され、主体的で活気ある講座となりました。本講座を通じて各々があらためて自分自身の思いと向き合う機会となりました。
堀越医師の講話では、自分の人生を一本の「ライフライン」として捉え、演習を通して、自分の人生を振り返りながら、その時の「出来事」や「出会い」、「ターニングポイント」などを記入していきます。これらの演習により、これまで「自分が大切にしてきたこと」に自然と気づくことができます。
また、これから先何をしたいかを記入していきます。それにより、これから先の人生「自分がどんなことを大切にしていきたいか」、「どんなことをしたいか」などを主体的に、前向きに考えることができる講義でした。
もしバナゲームは、「人生の最後にどうありたいか?」の話をするアメリカ発祥のゲームです。もしもの時にどうありたいか様々な内容のカードから自分の気持ちに近いものを3枚選びお互いに発表します。当日は、もしバナゲームを通して活発な意見交換がされていました。
≪参加者の感想≫(抜粋)
・良いカードで楽しかった。(80代男性)
・おもしろいゲームですね。(80代女性)
・大切なことが何なのか、考えられてよかった。(50代男性)
日頃、人生の最終段階を迎えられた方とも関わりを持つことがあるケマネジャー三部さんが患者さんの意思や尊厳を大切にご家族や医療スタッフ、介護スタッフが一つのチームとなって取り組んだ実際のエピソードをお話ししてくれました。
≪参加者の感想≫(抜粋)
・家に帰って、おさらいをしたい。(70代女性)
・現在は元気ですが、健康寿命を延ばせるように、人と話す、足腰の運動するを心掛けてます。大切な話、とても良かったです。(80代女性)
再び、堀越医師に登壇いただき、誰しもが迎える人生の最終段階への不安や恐れに対して、お話ししていただきました。全人的ケアの理念に沿った医療や介護を受ける選択肢があることや、人それぞれ様々な背景がある中で、最善の方法を一緒に考えていくことの大切さを学ぶことができました。
≪参加者の感想≫(抜粋)
・自分の親からは何も聞いていなかったので非常に困ってしまったと同時に、こうしてあげれば、ああしてあげればと後悔があった。今日のお話は自分の子どものためにしっかり考えていきたい。(60代女性)
・自分のこれからの人生を考える良い機会になりました。(70代女性)
・自分なりに心配していたこと、聞かせてもらって良かったです。(80代女性)
・具体的な話でよく理解できた。(80代男性)
・大切なことを教えていただきました。自分を考えてみます。(50代女性)
最後に
自分のことや親のこと、身近に相談にのってもらえる総合相談機関である高齢者相談センター(詳細はコチラ)
地域の医療機関や介護施設の情報や連携などの相談拠点である地域包括ケア支援室(詳細はコチラ)
の紹介を行いました。
快適みらい都市づくり出前講座はコチラ(生涯学習スポーツ課)