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人生会議(ACP)の実践者を育成する目的で、医療・介護従事者向けの実践的な研修を開催しました。
日頃、業務等で関わる方へ、人生会議(ACP)の大切さを伝える際に有効な考え方や方法、技術などを実践に近い体験を通して段階的に学び、全課程を修了した方へは修了証を発行しました。(写真1枚目)
また、受講者へは各々の業務での人生会議(ACP)の普及啓発を図ることを目的に、「新座市ACP普及啓発証」(写真2枚目)を進呈いたしました。
講 師:堀ノ内病院 地域医療センター 堀越 洋一医師
講義1:基礎編 実習「ライフライン」
講義「自己開示とフィードバック」
講義2:実践編1 ロールプレイ実習「悪い知らせを聞いたときに」
講義「心の実感と支援者の自己一致」
講義3:実践編2 意思決定支援の実習「私たちの選択」
講義「今ここで起きていること」~プロセスを意識する~
【受講者の感想】(抜粋)
講義1
・自分の人生を可視化すると振り返りがしやすい。初めての実習だったが学びが大きかった。(薬剤師)
・改めて自分の人生を振り返る機会はあまりないので貴重な時間だった。自分が何を大切に思っているか、気づくきっかけになった。(看護師)
講義2
・ロールプレイをすることで、悪い知らせを聞いた時の動揺や不安、怒りなどいろんな感情を肌で感じることが出来た。(介護職)
・ロールプレイで患者役になった時に不安感を体験でき、今、何を大事にしているか気づくことができた。ケアラー支援の在り方が学べた。(傾聴、思いを受け止める。)(介護支援専門員)
講義3
・「私」の選択は揺るがないものだと思っていたが、グループの皆様の意見を聞き。その理由に耳を傾けたら時に、自分にはない感覚や意識に気付かされた。とても新鮮なもので、他者の受け入れていることにも気づいた。素晴らしい体験をした。(医療ソーシャルワーカー)
・ 自分の考えとグループのメンバーの考えが異なる時に、お互いの意見を出し合いながら、意見がまとまっていく過程が楽しく、勉強にもなった。(介護支援専門員)