新座市には、私たちの祖先が長い歴史の歩みの中で作り、育み、そして遺産として継承してきた数多くの貴重な文化財があります。ここでは、新座の歴史や文化財について、便宜的に新座市を3つの地区に分け、文化財を紹介しています。
- 新座市の北西部にある柳瀬川の両岸に広がる町を、ここでは大和田地区として扱います。柳瀬川両岸の台地縁辺部には縄文時代から平安時代までの各遺跡があり、中世には普光明寺や「大和田郷」を記した古文書もあります。
- 新座市の南東部にある黒目川の両岸に広がる町を、ここでは片山地区として扱います。黒目川両岸の台地縁辺部には旧石器・縄文時代の遺跡があり、中世には法台寺や「片山郷」を記した古文書もあります。
- 新座市の中央部にある柳瀬川と黒目川に挟まれた台地に広がる町を、ここでは野火止地区として扱います。野火止台地の中央部では、江戸時代に至るまで人々の生活の痕跡がほとんどなく、松平信綱の新田開発によって野火止・菅沢・西堀・北野の村が開かれました。
なお、かつての大和田町の範囲に、野火止地区も含まれていますが、ここでは2つに分けて説明しています。