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認知症があってもなくても、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる社会を目指し、新座市では様々な取組を行っています。
認知症は年を重ねれば、誰でも発症する可能性のある脳の病気です。認知症になると何も分からなくなってしまう思われがちですが、症状や進行のスピードは人によって様々です。いずれの場合も、早期発見・早期受診が非常に重要です。超高齢化社会を迎えた日本では、いつ自分が、そして家族や友人が発症するかかわかりません。正しく理解し、備えることが大切です。
認知症によるもの忘れと老化によるもの忘れの違いは、脳の機能が低下する速さです。
認知症は短期間に急激に脳の機能が低下する傾向がありますが、老化による機能の低下はゆるやかです。また、老化によるもの忘れは、体験や出来事の一部を忘れますが、ヒントがあれば思い出すことができるのに対し、認知症によるもの忘れは、体験や出来事の全部を忘れてしまうため、ヒントがあっても思い出すことができません。
認知症によるもの忘れの場合 | 老化によるもの忘れの場合 |
---|---|
体験のすべてを忘れる | 体験の一部を忘れる |
もの忘れの自覚がない | もの忘れの自覚がある |
親しい人やよく行く場所がわからなくなる | 親しい人やよく行く場所は忘れない |
性格に変化がある | 性格は変わらない |
自分の今いる場所や時間がわからなくなる | 自分の今いる場所や時間がわかる |
※1年前と比べて「認知症によるもの忘れの場合」のような変化が見られた場合は、お近くの医療機関や高齢者相談センターへ相談してみましょう。
認知症は早期診断により、適切な治療や対応ができます。そのことにより、症状が改善したり、進行を遅らせることができる場合があります。また、ご本人やご家族が今後の生活への見通しを立てやすくなります。「もしかして…認知症かな?」と気になり始めたら自分でチェックしてみましょう。(ご家族や身近な方がチェックすることもできます。)
※チェックリストの結果は、あくまでもおおよその目安で医学的診断に代わるものではありません。認知症の診断には医療機関での受診が必要です。また、身体機能が低下している場合は、点数が高くなる可能性があります。
自分でできる認知症の気づきチェックリスト(とうきょう認知症ナビ)
認知症の方が安心して地域で暮らし続けるためには、多様な支援が必要です。
認知症が疑われる際に、早期に相談先を見つけ、適切な医療・介護サービス等を受けられるようにするため、生活機能の障がいに応じた適切なサービスの流れ(認知症ケアパス)を示すとともに、認知症の情報を掲載した「新座市介護予防ガイドブック」を作成しています。認知症について相談ができる市内の医療機関一覧も載っています。認知症について、正しく理解し、備えるために是非ご活用ください。
詳しくは、新座市介護予防ガイドブックをご覧ください。
※認知症に関することは、「あんしん生活編」に掲載しています。
一足先に認知症の診断を受けた方々が、これからをよりよく暮らしていくヒントにしてほしいと願って作られたものです。日々、悪戦苦闘しながらも、人生を楽しんでいること、様々な可能性があることを伝えてくれます。
「本人にとってのよりよい暮らしガイド~一足先に認知症になった私たちからあなたへ~」
毎年9月は国が定めた認知症月間です。市では認知症月間に合わせ、“認知症にやさしいまちづくり“を目指し、普及啓発活動を行っています。
詳しくは、オレンジピーアール2024を実施しましたをご覧ください。
高齢者相談センター(地域包括支援センター)は、高齢者の方が住みなれた地域で、自分らしい生活を続けられるように、介護・福祉・保健・医療など、様々な面で支援を行うための総合相談機関です。保健師(経験のある看護師)、社会福祉士、主任ケアマネジャーなどがそれぞれの専門分野を活かして支援を行っています。
市内には8か所の高齢者相談センターがあり、新座市から委託を受けた社会福祉法人などが運営しています。ご相談の際には、お住まいの地区を担当する高齢者相談センターに直接ご連絡ください。職員が外出することが多いため、来所による相談の際は事前にお電話いただけますとスムーズに対応できます。
詳しくは、高齢者相談センターのご案内をご覧ください。
認知症地域支援推進員は、認知症の方ができる限り住み慣れた良い環境で暮らし続けることができるよう、連携支援や相談業務を行っています。地域の実情に応じて医療機関・介護サービス事業所・地域の支援機関を繋ぐ役割を担ったり、認知症の方やその家族を支援するための相談窓口となっています。相談のご希望等がある方はお問合せください。
・NPO法人暮らし・ネットえん(048-480-4150)
・新座市役所介護保険課(048-424-5186)
認知症または、その疑いのある方やご家族のお宅を訪問して、生活上で困っていることなどを伺い、今後の対応を一緒に考えます。 早期に専門機関の受診・治療につなげたり、必要に応じて、かかりつけ医・介護サービス事業所等と連携をとりながら、適切な医療やケアが受けられるように支援します。
40歳以上の在宅で生活されている方のうち、以下のいずれかに該当される方
⑴ 認知症の診断を受けていない方
⑵ 継続的な医療を受けていない方
⑶ 介護保険サービスに結びついていない、または中断している方
⑷ 認知症の症状が強いため、対応に困っている方
「家族が認知症で、どのように対応したらよいのか困っている…」「もしかして認知症かも…?心配だけど、どうしたらよいか分からない」というような場合には、以下の相談窓口までお問合せください。
65歳以上の方の相談窓口 65歳未満の方の相談窓口
・各高齢者相談センター ・新座市保健センター(048-481-2211)
認知症の方やそのご家族、地域に暮らす住民の方々など、どなたでも参加できる集いの場所です。気軽に立ち寄れる「カフェ」のように、和やかな雰囲気の中で、おしゃべりをしたり、さまざまなつながりを育んだりすることを目的としています。また、専門の相談員がいるので、認知症に関する相談もできます。もちろん、プライバシーは守られますので、安心してご相談ください。
詳しくは、オレンジカフェ(認知症カフェ)をご覧ください。
また、オレンジカフェ(認知症カフェ)を開設する事業者を募集しています。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
地域で暮らす認知症の方やその家族と地域の方を結びつける仕組みが“チームオレンジ”です。全国各地で様々なチームができています。
詳しくは、チームオレンジをご覧ください。
認知症の方が地域で生活を続けるためには、地域の方の理解と支えが欠かせません。多くの方に「認知症サポーター」になっていただき、認知症になっても、安心して暮らせるまちを共につくっていきましょう。
受講した方には、「オレンジリング」と「埼玉県認知症サポーター証」をお渡しします。
詳しくは、認知症サポーター養成講座をご覧ください。
認知症サポーターが所属している事業所等に、市民の方に知っていただく目印となるステッカー(A4サイズのシール)を交付するものです。
詳しくは、認知症サポート事業所ステッカー交付事業をご覧ください。
認知症等によるひとり歩き高齢者に対する声かけの方法や対応の仕方について、実践を踏まえて学びます。
詳しくは、認知症高齢者見守り模擬訓練をご覧ください。
在宅介護をする家族の負担軽減を目的として、市内の介護事業所のスタッフが講師となり、適切な介護知識・技術を習得するための教室を実施しています。
介護は突然始まります。その時のために備えておきましょう。
詳しくは、家族介護教室ー在宅介護を行うあなたにーをご覧ください。
登録番号入りのステッカーを見守りが必要な方の靴のかかとや杖などに貼付することにより、認知症等によるひとり歩きにより行方不明になった高齢者の早期発見・早期保護・事故防止に役立てるものです。
詳しくは、高齢者見守りステッカーを配布事業をご覧ください。
市内に住所を有し、認知症等により見守りの必要のある高齢者等(ひとり歩き高齢者等)を介護している方に対し、ご本人の行方がわからなくなったときに、居場所を捜索するための、GPS機能を利用した位置探索機を貸し出しています。
詳しくは、位置探索機(GPS機能)を貸し出しますをご覧ください。