本文
令和6年8月29日(木曜日)
午前10時から午前11時56分まで
本庁舎3階 301会議室
星野敦子委員長、坪原紳二副委員長、津川清美委員、安藤道人委員、土屋俊弘委員、村上俊之委員、坂本純子委員、堀切達也委員、古屋忠委員 全9名
並木市長、山崎副市長、金子教育長、永尾総合政策部長、増田総合政策部副部長、加藤政策課長、伊藤政策課副課長、風間政策係長、河東主査、松村主任、
齋藤教育総務部長、高橋教育総務課副課長、杉原学校教育部長、山崎教育支援課長、鈴木危機管理監、大澤危機管理室長
1 開会
2 議事
⑴ 第5次新座市総合計画の評価
ア 学校教育について
教育内容の充実について
教育活動の質の向上について
教育環境の整備・充実について
イ 災害に強いまちづくりの推進について
ウ その他の施策について
⑵ 新座市行財政改革推進実施計画の評価
ア PDCAサイクルに基づいた行政運営の推進について
イ 計画的な公共施設等の改修改築・統廃合・長寿命化等の推進について
ウ その他の取組について
⑶ その他
3 閉会
なし
・ 新任の土屋委員からの挨拶
・ 総合計画の進行管理における内部評価について、7月に開催した庁内の政策推進本部において決定したものを資料1及び資料3-1から3-6として示した。
・ 本日は、会議時間に限りがあることから、53ある施策の中から4施策を中心に御審議いただく。審査対象としては、ICT教育や施設整備等に重点的に取り組んでいることを理由として「学校教育」の3施策と、能登半島地震を受け、改めて関心が高まっている「災害に強いまちづくりの推進」を選定した。この4施策の内部評価を抜粋したものが資料2となる。
・ 本日の委員会は審議時間を確保するため、事前質問制としている。回答期限の8月16日までに提出された意見や質問の回答について、資料7として追加で配布している。
・ 審査対象の4施策については、委員の意見交換の後、それぞれの施策について、市の内部評価の妥当性についても御判断いただきたい。
・ 本委員会での意見は外部評価報告書の案として事務局でまとめ、後日、書面にて各委員に確認をしていただく。
(〇は委員長の発言を、・は委員の発言を、→は市の発言を表す。)
〇 第5次新座市総合計画の評価について、意見交換をしていく。本日は、資料7として、事前質問に対する回答を記載した資料があるため、この資料に沿って議論を行いたい。まず、学校教育に関する三つの施策について、施策ごとに追加質問や御意見などがあればお願いしたい。
〇 まず、教育内容の充実について、追加質問や意見はあるか。
・ No.1及び2について、追加質問はないが、過去に教育や福祉に携わっていたため、それに関する質問をさせていただいたものである。
〇 事前質問に対する回答は、適切に御対応いただいたように思う。特に教育相談センターは、大変一生懸命仕事をしていただき、問題を抱える子どもたちについての対応や新しい取組を進めていただいている。
・ 基本政策2に限らず全体を通して、コロナ禍から社会的に問題になっていることが、評価の資料の中で読み取れない。他の部分の評価もそうだが、不登校問題への様々な取組をされていると思うが、保護者や地域にとっても切実な問題であるので、そこが無策であるような見られ方にならないように評価シートを作成してほしい。
新座市に限らず、どこの自治体も同様に、予算や人材の問題を抱えながら様々なやり方がある中で模索が続いているところであると思う。そうした課題意識を共有できるような補足などが、評価シートの中に反映される必要があるのではないかと感じた。そういう意味で、資料7は踏み込んだ回答を頂いたが、それを評価シートに記載するよう改善していただきたい。
〇 今後の方向性について、限られたスペースではあるが、もっと具体的に実際の取組について記載した方がよい。
→ 御指摘については、事前質問の中でも同様の御意見を頂いた。評価シートのコメント欄はもっと踏み込んだ内容を記載し、分かりやすくなるよう工夫が必要であると感じている。次年度以降に対応できるようにしていきたい。
〇 教育内容の充実に係る市の内部評価の妥当性について、妥当と判断してよろしいか。
・ 委員了承
〇 次に、教育活動の質の向上について、先程の教育内容の充実と重複するところもあると思うが、意見等があれば発言をお願いする。No.6については、No.3と同様とのことで、先程御発言いただいたが、何か追加で発言はあるか。
・ なし
〇 No.6の質問のように、達成状況がA、今後の方向性をIとしているが、KPIや施策の進捗状況の評価結果に、ずれがあることに違和感があると感じた方もいたと思う。これに関しては、先程の質疑や資料7にもあるとおり、実際には様々な取組をしており、成果も出ているとのことである。先程の指摘と同様だが、それがもう少し分かりやすく見えるようにしていただきたい。
〇 教育活動の質の向上に係る市の内部評価の妥当性について、妥当と判断してよいか。
・ 委員了承
〇 続いて、教育環境の整備・充実について、追加質問や御意見等はあるか。
・ 老朽化対策を実施した校舎数については、客観的に0%はおかしく見える。資料7の回答では、計画どおり着工し、実施したとのことだが、KPIの評価において着工した校舎数を対象とすればよいのではないか。他の委員からも質問があるように、誤解を生む表現となっている。
→ 令和5年度実績値については完了した校舎数として0校としたが、達成度の評価は事業としては順調のため、Bとした。考え方としては、目標値を長寿命化改修工事が全て完了した場合の4校としており、この目標値の考え方に合わせて完了数で記載している。表記の仕方については、所管部としても0校とするのはどうかと思ったが、この目標値に合わせた記載とした。
・ 例えば成果についての説明欄で計画的に実施したというのが分かるように表現を直した方が誤解を生まないと思う。
→ 御指摘の部分については、内部評価としても取扱いを迷ったところではあるが、着工数も令和5年度実績に含めると、目標値との整合が取れなくなるため、分かりやすく完了数を評価することとした。
確かに客観的に見て、進捗状況が分かりづらい表現となっている。KPIを今から変えることはできないが、補足として項目名のところに完了数であることを括弧書で記載することとしたい。
〇 複数の委員が指摘した点については、誤解を招かないような記載に工夫していただきたい。
・ 事務事業評価シートを見ると学校教育の施策2の実施状況は、ほとんどがBとなっている。施策3もほとんどがBとなっている。一方で施策2の施策評価シートはAになっているので、一見、矛盾しているように見える。
KPIについても、学校教育の施策領域に対し、7つ設定しているが、実際には、施策3の教育環境に関係しているKPIは老朽化対策を実施した校舎数のみになり、そのKPIの令和5年度の達成度をBとしているのに、施策としての評価はAとなっている。
事務事業のABC評価、施策の進捗状況のABC評価、KPIのABC評価、施策の達成状況のABC評価があるが、それぞれの意味を見ると、事務事業の実施状況がBであるものは計画どおりに実施ということなので、施策の進捗評価としては、A:順調となるのではないか。KPIでは、B:目標値を達成するペースの指標値となるので、施策の達成状況はAとなってしまうのではないか。それぞれの評価にずれが生じているようだが、別の理由を考慮して評価がずれているものなのか、説明をお願いしたい。
→ 事務事業評価は、各所管で評価をするところから始まったが、計画どおり推進できていた、という結果に対し、所管ごとにA評価とするかB評価とするか捉え方が異なっていた。事務局で調整し修正した上で、施策評価に落とし込んでいるが、評価の考え方の統一性については、課題として捉えている。次年度は評価基準を整理し改善したい。
〇 評価というのはKPIを設定すると数字だけの評価になりがちだが、それに対し、数字ではなく質的な現場ベースの評価を入れていこうという考え方が最近のトレンドとして強い。そうして見れば、KPIと施策ごとの現場ベースの評価がずれるのは当然のことである。なおかつ、現場ベースの進捗状況の評価の方が、質的に現状に近い評価になっているのではないかと感じている。
質の評価は難しいところではあるが、この評価システムの中では、主な施策展開の進捗状況の評価を入れていることにより、現場ベースの質的な評価も入っていると思われる。
ただし、評価全体を見たときに、ずれがあるのはなぜか、最終的な施策全体の評価理由などが、客観的に理解し難い部分がある。そこで、例えば、現場ベースの質的な評価を入れている旨を最初に説明として入れるなど工夫をしてはどうか。
→ 御指摘いただいたとおり、KPIの数字だけの評価だけでなく、現場の肌感覚の評価も重要だと感じているので、評価の仕方については、前段で明らかにしていきたい。
・ 確かにKPIは設定できるものもあればできないものもある。KPIがそのまま最終評価にならないというのは承知している。一方で、KPIは、重要な代表的な指標として設定しており、評価に当たっても重視すべきであるが、現在のこのシートの記載方法だとやりにくいのではないか。
KPIは、施策領域ごとに設定しており、各施策に紐づけられていない。しかし、実際には関連する施策を紐づけることが可能ではないか。
→ 今回の評価においては、KPIを考慮した上で施策全体の評価としている。次年度の評価に当たっては、御意見を踏まえ評価シートの構成を見直したい。
〇 教育環境の整備・充実に係る市の内部評価の妥当性については、妥当と判断してよいか。
・ 委員了承
〇 他に学校教育の3施策について、御意見等はあるか。
・ 本日は、教育委員会の職員が出席されているので、評価される側の感想を伺いたい。
→ 目標を持ってKPIを設定して事業に取り組むことは重要である。学力の伸び率は県内でも上位とは言えない状況ではあるが、子どもたち一人ひとりを伸ばすことに職員は一生懸命取り組んでいるので、職員のモチベーションを上げるためにも、外部評価として応援していただきたい。
→ 御指摘・御意見を頂く中で、今回の評価では、取組などを表現しきれていないところが非常に多く、補足として説明の必要性を感じた。教育委員会の全般について、形式的な表現が多いとの指摘もあったので、ポイントを絞って、課題に対する方向性などをきちんと示していきたい。
(教育総務部及び学校教育部 退室)
〇 続いて、災害に強いまちづくりの推進について、意見交換を行う。
No.9から13まで事前質問を頂いている。No.9及び10について、意見等はあるか。
・ なし
〇 No.11について、追加で意見等はあるか。
・ 災害発生時における情報伝達については、施策の進捗状況をやや遅れていると評価されており、内容としては、資料7の回答でよいと思うが、評価シートにそれを書かなくてよいのか。防災は関心の高い分野でもあり、資料7の公開だけでよいのか。
→ 今回示している評価シートは、内部評価において決定したものであり、これをすぐに書き換えるというのは難しい。この施策に限らず、記載が足りないところがあると思うので、表記の方法については整理していきたい。
〇 No.12についてはいかがか。
・ 女性や災害弱者の視点での防災対策に関しては、施策がかなり遅れていることが分かった。防災教育については学校に任せているという状況も分かった。女性だけでなく、私の団体で受託している施設で父親のための防災対策という講演を行い、市の職員にも出席いただいたが、その中で避難所では乳幼児向けの備蓄はほとんどないので、自身で備蓄してほしい、という話があった。子育て支援をうたっている市としては、そういった点にも力を入れてほしい。
課題として、女性視点だけでなく、災害弱者についても、取組として不足しているので、そういった点を評価シートに記載してほしい。
→ 要配慮者(災害弱者と言われる方々)の備蓄品については、市として自助を行うよう普及啓発を行っている。粉ミルク等については、消費期限の関係でストックが難しいため、事業所と協定を結んでいる。液体ミルクなどもあるが、防災倉庫に入っていたものを赤ちゃんに与えるのに抵抗がある意見もある。協定により提供されるものの方が、保管状況も良く、消費期限が長いものを提供できる。それに加えて、自助をお願いしているものである。また、これらの記載については、来年度の評価の際に政策課と協議して入れていきたい。
〇 災害に強いまちづくりの推進に係る内部評価の妥当性について、妥当と判断してよいか。
・ 委員了承
(危機管理室 退室)
〇 その他の施策について意見交換を行う。その他の施策についても、事前質問が提出されたものについて、御意見等はあるか。
・ No.14子ども・子育て支援の充実について、国のこども大綱の見直しに伴い、自治体のこども計画の策定や見直しが求められている。この大綱において、別紙資料のとおり、目標値が提示されており、これに基づき、市の総合計画もKPIの大幅な見直しが必要になるのではないか。現在、次期新座市子ども・子育て支援事業計画の策定に向けて検討が進んでいるが、その中でも国が示した指標が含まれるところを期待しているところである。総合計画という市の最上位の計画の中としても、KPIの見直しはイレギュラーな対応とはなるが、子どもにとっては重要なことなので、総合計画のKPIの見直しを検討していただけないか。
→ 総合計画全体で10年、前期基本計画は5年としてKPIを設定しているので、このタイミングでの見直しは考えづらいと思っている。一方で、市の子ども・子育て支援事業計画を策定中であり、その中でKPIを落とし込める部分もあると思われるので、所管部署と調整し、検討していく。
〇 No.15についてはいかがか。
・ 市の回答で理解できた。
〇 No.16の回答について、追加質問などあるか。
・ 追加質問ではないが、これまでの議論を踏まえると、やはり評価については、KPIの議論に偏ってしまうところではある。形式的でない考察を誘発できるような記載があるとよいという意図で質問をした。
〇 No.20についてはいかがか。
・ AI・DXについて、現在の取組状況を質問させてもらった。2年前は生成AIについて、ほとんど知られていなかったが、今や当たり前となっている。この分野は3か月ごとに状況が変わっている。
グローバルに状況を見るともっと早いスピードで進んでおり、個人的な見解ではあるが、独自の生成AIを日本の企業も自治体も作るべきだと感じている。生成AIではチャットGPTが有名であるが、一年前は新座市の特徴を上げてください、と質問してもハルシネーションにより嘘の回答がされていたが、現在同じ質問をすると正確に答えが返ってくる。だからといって、ハルシネーションが全くなくなることはあり得ないが、レベルが上がってきている。生成AIの活用として、市民のアンケート調査を生成AIにより短時間で分析することや、AIの活用として、金沢市では、兼六園などで点字ブロックの画像を認識して音声誘導を行う試みがある。いくつかの市町村でそういった取組が行われているので、アンテナを高くして、より活用の幅を広げるように頑張っていただきたい。特にグリーン・トランスフォーメーションやSDGsの推進とうまく結びつけると良いと思う。この分野は、アメリカ先行になっており歯がゆいので、是非、国内の取組も先進性を更に高めていただきたい。
回答いただいた内容は適格であった。状況が流動的なので、アンテナを高くして取り組んでいただきたい。
〇 重要な指摘であった。行政にAIをうまくいかしてもらう方策をできるだけ取り入れていただきたい。
他に追加の御意見等はあるか。
・ 内部評価については、担当の方でしっかり評価されていて、見たところ意見を付けるべきところはなかったように思う。大事なのは今回の意見を来年にどう反映していくかになる。
・ これまでの議論の中で全般的に感じたことは、評価方法について、当然KPIは重要な指標であると同時に、評価の説明もキーポイントになる。弊社で行っている評価では、数値的な目標を左側に示し、上段にプロセスの評価が組み合わされていて、マトリックスのようになったものを活用している。KPIについてはBであっても、評価の説明中で、プロセス的に進捗が順調であればAであることを、一つのマトリックス的に評価すると、KPIと現場の声を総じて評価ができるのではないかと感じた。
さらに、評価の説明では、具体的に記載されている良い点もあるが、数字で示してもらうと説明に説得力が増す。
今回のテーマの教育については、小学生の親という立場でもこれまでの議論を拝聴していたが、身近なところでも不登校児や目に見えないいじめがあったりする。ダイバーシティや多様化という言葉は広がりつつあるが、社会についていけない子を抱える親や共働きにより子どもに手を掛けられない家庭もある中で、学校の役割は大きいと感じている。特に小中学生の子どものメンタルケアは大事なので、不登校児の割合などKPIで引き続き注視し、子どものケアに取り組むことに期待している。
教職員への外部講師による研修会は非常に良い。実際に自分が受けてきた教育と、子どもが持ち帰ってくる教育はあまりにも変わっている。教員も時代に合った教え方が必要なので、引き続き外部講師を招き、新しい知見を取り入れることを続けていただきたい。
・ 不登校の割合が増えているとの話があったが、不登校が必ずしも悪いのではなく、ケアをしていくことが重要であり、不登校を認めながら、多様性の中で、学習をしていけるとよい。様々な事情がある中で、家族も含めたケアが必要だと感じた。
・ 防災の取組では、自主防災会や町内会に頼り切っているように感じた。しかし、いざというときに町内会が動くのか、というと現実的に難しいのではないか。町内会の活動は、やらされている感が強い。若い人たちが自主的にまちのために何かしたい、という気持ちが出てくるような取組ができるとよい。普段の人付き合いが一番大事であり、その中でいざというときに協力ができるように、危機管理室だけで取り組むのではなく、地域活動の部署とも連携して行ってほしい。
・ No.17就学前教育の充実についての回答はあったが、就学前健診の時間で実施するというのは、保護者の方も聞く体制がとれるかというとそうでもなく、現実的には難しい。それよりは、子育てに関する講座であれば、例えば、児童センターや、児童センターに行けない家庭では保育園などで機会を設ければよいのではないか。
・ 資料の回答は学校現場で行われている内容のみを回答いただいており、それ以外にも子育てに関する講座は、子育て支援センターでも日常的に実施されており、児童センターでも子育てに関する親の会や、公民館やコミュニティセンターでも社会教育の分野で子育てに関する講座を実施している。KPIの子育てに関する講座という名称を見ると幅広いものを意味しているように見受けられるが、この評価では、学校現場における講座にフォーカスされているようだ。
〇 実情としては様々な場面で開催されており、そこにアクセスされている方もかなりいるのでないか、という指摘である。ここまでで事務局から何かあるか。
→ 頂いた御意見は担当部局と共有し、今後の取組にいかしていきたい。
審査対象とした4施策(教育内容の充実、教育活動の質の向上、教育環境の整備・充実及び災害に強いまちづくりの推進)について、施策の達成状況に係る市の内部評価は、妥当と判断した。
・ 新座市行財政改革推進実施計画については、第5次新座市総合計画前期基本計画の基本構想の推進のために、第4節行財政運営に掲げる施策の実現に向け、具体的に取り組む事項を示すために策定しており、推進体制として新座市政策評価委員会において意見を求めることとしている。
・ 本日は、特に重点取組事項として掲げる2点について、御審議いただきたい。
・ また、市の内部評価を踏まえて、1点、実施計画の修正がある。資料6のNo.9取組事項 民間委託等の推進 ア 学校給食調理業務の委託化については、当初、令和6年度に野寺小学校について新規委託を行う予定をしていたところを、定年延長等を踏まえた検討を行った結果、令和7年度に延期したことから年度別計画の表を修正したもの。これに伴い新座市行財政改革推進実施計画の取組一覧も修正する。
〇 資料7のNo.21PDCAサイクルに基づいた行政運営の推進について、追加で質問はあるか。
・ 回答の中では、市民に向けたサービスであるとか、これからEBPMを推進していくということで、庁内で検討が始まっていくという回答だと思う。先程のDX・AIの話題でも出たが、行政評価の作業においてもAIを取り入れて、文書のたたき台を作成することなどができる時代になっているので、そういった大胆な活用ができると職員の業務負担が減るとともに、客観性が担保できるようになるのではないか。
EBPMにおいても、そういった検討がなされているとニュースで聞いているので、積極的な取組を行い、職員負担も減らし、なおかつ、細かなところの整合性も図れて、リアルな現場感を取り入れられる評価にしてPDCAサイクルを回していただけるとよい。
〇 EBPMについても研修のテーマに取り入れるなど進めているということなので、是非、取り組んでいただきたい。
・ No.23で再配置計画の策定プロセスについて質問した。先日も三軒屋公園跡地についての意見交換会に出席したが、いろいろな公共施設が老朽化により刷新を求められているのが新座市の現状であると思う。
コストが非常に大きく、資金の捻出にも苦労されているところではあると思うが、市民としては新たなものを作って、新座市の元気が感じられるように市民参加型で作り直しをしていく、という機運を高めることが、まちの愛着にもつながると思う。ふるさと納税やクラウドファンディングを活用するなど、全国の自治体を見ると資金調達にあらゆる手を尽くしている。資金調達を含めて、いろいろなアイディアを出していただきたい。
実施のプロセスを見ると今年からいろいろと始まっているとのことで、市民としてはもっと盛り上がっていくと良いと感じている。
→ 行財政改革推進実施計画の評価については、基本政策とは別で、市政全般を俯瞰する観点で行財政改革としてチェックをお願いしたものである。今回抽出した2点は、非常に重要な案件であり、1点目については、まさにこの会議の充実を図ることがキーになると思う。試行的に実施している部分もあるが、今回から本格的に審議をお願いした。今回、いろいろな御意見を頂いたので、改善に向けてしっかり取り組んでいきたい。
2点目の公共施設の改修・改築等については、これからの議論になるが、非常に市民の関心の高さを感じている。充実した公共施設の維持を行っていきたい一方で、これから人口が減っていく誰も経験したことがない社会に突入していく。当然、公共施設のボリュームを減らしていく必要があり、財政的には他の面でも逼迫していることから、この事業に充てる財源は潤沢ではないということを市民に御理解いただき、どうあるべきか検討していきたい。この2年間でプロセスのとおり進めさせていただき、また、この場でも御意見を伺いながら進めていきたい。
〇 No.24として、委員会の進め方について御意見があったが、これについて一言お願いしたい。
・ 資料の情報だけで評価するのが難しいと感じた。もう少し評価の勘所というか、何を評価してほしいのかをオンラインでの打合せなどでもよいので、事前に説明してもらえればそれを踏まえて質問と意見を出すことができると思う。資料7の中には、形式的な質問もあったが、事前の説明機会があれば、それらを回避することができ、より実質的な深い審議ができるのではないか。
・ 今の意見と同意見である。内部評価として上がったものに対して事細かに意見を付けようと思えば、無限に意見は付けられる。例えば、内部評価としても意見が分かれた部分など、どの部分を評価してほしいかを明確にしてほしい。進捗が思わしくないものがあるかと問われても、外部の立場からでは判断しづらい上に、進んでいないこと自体に問題がないこともあるだろう。もう少し整理してから次回以降できると、実りの多いものになるのではと感じた。
〇 なかなか難しいところではあるが、今後、進め方を検討していただく上で、非常に参考になる御意見である。
その他として、事務局から今後のスケジュールについて御案内する。先程の繰り返しとなるが、本日の審議の結果につきましては、外部評価報告書として事務局で案を作成し、書面のやり取りにて、委員の皆様に内容を御確認いただいて取りまとめる予定である。10月から市の次年度予算編成が始まるため、それに間に合うように外部評価報告書を市へ提出いただくので、御協力をお願いする。
次回会議については、2月から3月中の開催を予定している。開催日については、改めて日程を調整し、決定したい。
・ 特になし
・ 市長及び教育長挨拶